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418.川遊び…不健全女子組

フォバ「ふぅ……やはり身を清めると心も落ち着くのぅ」

シャール「ん。さっぱりする」

マグ「冷たくて気持ちいいですね〜♪」

エスト「とりゃっ!くらえー♪」

ユーリ「わっ!なんのー♪」

コウスケ「……」


美少女たちが生まれたままの姿で楽しそうに水浴びをしている…のが見えないように少し離れたところにあったちょっとした岩場に身を隠してそそくさと水洗いを進める俺。


腰には里の人が用意してくれたタオルが1枚。


里長…ヤクモさんの指示だそうで、着替えと人数分のタオルを持ってきてくれたその人 (女性)的には、大人しく裸の付き合いしちゃいなよ!と思っているそう。


ありがとうヤクモさん……。

あなたほんとに優秀ね……。


とはいえ所詮は布1枚。

ヴィーナスの集団にこれで入るのは無謀もいいとこなので、はしゃいでいたマグとユーリさんには悪いがこうしてこっそりと済ませ、さっさと…


ユーリ「それで隠れてるつもり〜?」

コウスケ「!?」

エスト「エストたちから逃げようなんて無理無理〜♪ほい確保ー!」

コウスケ「わっ!?」

ユーリ「わー♪」


背後から現れたエストさんに捕まり抱え上げられる俺と、そんな俺にぴょんっと抱きついてくるユーリさん(幼体)。


エスト「フォバ、パース!」

フォバ「はっ?」


そしてそのまま投げられる。


コウスケ「うわぁぁなんでぇぇ!?」

ユーリ「きゃあ〜♪」

フォバ「ぬおっと!」


掛け声とは裏腹に難なくキャッチするユーリさん(成体)…の姿のフォバ。


フォバ「危ないじゃろがい!」

エスト「フォバならダイジョーブダイジョーブ♪ちゃんと取れたでしょ?」

フォバ「そういうことじゃ……はぁ…まったく……」

ユーリ「楽しい〜♪もう一回やって〜!」

フォバ「やーらーん!」

ユーリ「ぶー。ねぇコウスケは?コウスケも楽しかったよね?」

コウスケ「遠慮します……」

ユーリ「ぶーぶー!」

シャール「じゃあ私がやってあげる」

ユーリ「やったー♪」


シャールさんの言葉に喜んだユーリさんは俺に抱きつくのをやめてフォバから離脱。

今度はシャールさんに飛びついた。


シャール「いくよ」

ユーリ「おー♪」

エスト「バッチこーい!」


めっちゃ嬉しそう。

…絶叫系アトラクションみたいなものなんかな……?


フォバ「元気じゃの〜……」

コウスケ「あれは普通についていけぬ……」

マグ「なら私と遊びましょ〜♪」


抱き抱えられる俺を覗き込むようにマグが顔を出す。


ついさっきまで自分が入っていた体だというのに、こうして別視点で見るというのはなんとも不思議な感じだ。


そしてめっちゃドキドキする。

毎日体型が維持できてるか鏡で確認していたから見慣れているはずなのに、今はなんとも気恥ずかしくて目を逸らしてしまう。


マグ「コ、コウスケさん……そんな意識されるとこっちまで恥ずかしくなってくるんですけど……///」

コウスケ「えっ、あっ…ご、ごめん……」

マグ「い、いえ……」

コウスケ「……///」

マグ「……///(髪いじいじ)」

フォバ「微笑ましいところ悪いがそろそろ下ろして良いか?」

コウスケ「あっ、すいません……」


フォバに抱えられたままラブコメしてしまった……。

普通に恥ずい。


下ろしてもらい恥ずかしい状態から脱却したところで改めて気付く。


やっぱり今の俺、マグより身長低いんだなと。


10歳のマグよりも低い男子となると、大体7〜8歳くらいか?

少なくとも俺は平均的な身長の伸び方だったので、それ基準で考えればその辺りになるはず。


なーんでフォバはこの姿にしたのかはわからないが、ユーリさんも子どもの姿だったことから魔力の節約か、失われた子ども時代を取り戻すためか。


もし後者ならそれは成功と言えるだろう。

現にユーリさんはとても楽しそうに遊んでいる。


反対に秒で逃げる判断をした俺は罪悪感でいっぱいになるのだが。


だってしょうがないじゃない……。

覚悟を決めたとはいえ、実際に服を脱いで互いに隠すものが無くなったら普通に恥ずかしかったんだもん……。


むしろこれが普通の感情なんだから失ってなくてよかったと思うべき…


マグ「じー」

コウスケ「…?」


やや現実逃避気味な思考を巡らせていると、マグからの熱い視線を感じた。


俺は極力マグの体が視界に入らないように顔だけを見て問いかける。


コウスケ「マ、マグ?どうしたの?」

マグ「じー」

コウスケ「えっと……」


マグと目が合わない。

マグの視線が顔より若干下に向かっているからだ。


その視線の先にあるのは……


コウスケ「マグさん……?その……俺の股間をじっと見つめるのはやめていただけると……」

マグ「ハッ!す、すみません……!」


いつも、もはや言わずもがななサフィールちゃんや羽を出すために背中がバックリ開いてる服が多いチェルシーとパメラちゃん。


あと体は成長期だけど心の成長率が低すぎて、何かとガードが甘いのにショコラちゃん。


あの人懐っこさが愛されている子犬ちゃんなわけだが、まだまだ成長途上ながらも確実に大人の階段を上がっているその体は一部の人間を狂わせるのには十分。


ルークたちのような少年少女冒険者もちょいちょいいる迷宮都市で、同年代の気さくな美少女なんてそらまぁ人気なわけで。


すでに何人かの初恋奪ってるんじゃないか?

微笑ましいね。


ただし大きなお友だちども。

てめーらはダメだ。

何か怪しい真似をしたらただじゃおかないからなロリコンども。


なんてショコラちゃんと1つ違いなだけのマグと付き合っている自分(ロリコン)を棚上げしてる間に、マグが今度はチラチラとさっきと同じ場所を見てきていることに気付いた。


どうしよう……言ったほうがいいのだろうか……?

しかしいけないと思ってもついチラ見しちゃう気持ちはよくわかるしなぁ……。


それに恥ずかしいだけでマグなら別にイヤというわけでもないし……ちょっと変態チックになってしまったけど、事実なのでまぁ……。


う〜ん……しかしこうなるとやはりフォバには感謝しかない。

水浴びをしにこの川に来たとき、他のみんなが川を眺めている間にこっそりと「おっきくならない呪い」をかけてくれたのだから。


呪いってのが気になるが、あとで簡単に解呪できるらしいし何よりここで問題が起きることのほうがヤバいのでありがたく受け取った。


まぁよくよく考えたら確かに呪いと言われたほうがしっくりくる。

なんせ子作りができなくなるわけなのだから、普通ならゴリゴリのデメリットなわけで。


とにかくそんなありがたい呪いのおかげでみんながまっぱでも体を密着されても大事なところを見られても興奮やら恥ずかしさでおっきくなることはないのだ。


ただ感情はまったくのノータッチなので普通に恥ずいし煩悩も騒ぎ放題である。

ある意味生き地獄。


マグ「あ、あの……コウスケさん……」


なんて気恥ずかしさを解説で誤魔化していたところに、マグが何やら勇気を振り絞って話しかけてきた。


この状況で勇気振り絞ることとか絶対ヤバいことだとは思うが、せっかく振り絞ってくれたものを無碍にできるような俺でもない。


コウスケ「な、なんでしょ……?」

マグ「その……ちょっとだけでいいので……見せてもらってもいいですか……?」


ヒュー!

やっぱヤベェもんだったぜ!


コウスケ「ナ、ナニヲデショウカ……?」


とはいえワンチャン勘違いの線もなくなくないかもしれないことに賭けてとぼけてみる。


マグ「そ…ソレを……」


そう言って指差したのは…はい予想通りでしたチクショウ。


コウスケ「え〜っと…マグさんや……これは…その……勘弁していただけると……」

マグ「で、でも…私の体…全部知ってます…よね……?」

コウスケ「ぐふっ……!」


あーダメですこれは負け確です。


マグ「それに今のコウスケさんは子どもの姿で、元のコウスケさんの体ではないんですし……ほ、本物……?を見せるわけではないですし……」

コウスケ「そ、そうは言ってもぉ……!」

マグ「ほ、ほんとにちょっとだけ……先っぽだけでいいんです!」

コウスケ「先っぽだけでもヤバいからぁ……!」

フォバ「あ〜……マーガレット…」

ユーリ「なになにー?何してるの〜?」


フォバが助けてくれそうだったところでタイミング悪くユーリさんたちが帰ってきた。


い、いやでもこれはチャンスかもしれない。

こんな顔を赤らめて頼んでくるような事なのだ。

それを馬鹿正直に他の人にバラすとは…


マグ「えと……コ、コウスケさんの…そ、そこの…アレ…を…見せてくれないかなってお願いしてました……」

ユーリ「へぇっ!?」


おバカーーーっ!


エスト「…?あぁ!おちむぐぅ」

シャール「エスト。ダメ」


シャールさんナイスカット。


ユーリ「えっ、えっ、で、でもでもそこはほら…だって……お、男の人の大事なやつでしょ……?そ、そんな見せてってお願いしたって……」

マグ「で、でもですよ?私たちはこうして包み隠さず見られてるわけですし……だ、だったらコウスケさんのだって見せてもらわないと不公平じゃないですか……?」

ユーリ「そ、そうかな……?そうかも……?」


あかん、敵増えそう。


助けてフォバ!

このままだと俺いろいろ大事なものを失いそう!


フォバ「ま、まぁ待てお主ら。詳しくは知らぬが、お主らが見られた経緯と今の状況ではまったく違うのじゃろ?コウスケにも覚悟の準備が必要じゃて、あまり情に訴えかけるのはかわいそうじゃぞ?」

ユーリ「そ、そうだよね!大事なとこ…じゃなくて事だし!」

マグ「う〜ん……それもそうですね」


ホッ……助かった……。

流れ的に覚悟が出来たら見せることになるんだろうけど……まぁ…いずれね、いずれ……。


エスト「そっかぁ。そういえばご主人も最初の方は恥ずかしがってたね。ごめんねコウスケ」

コウスケ「だ、大丈夫です……大丈夫なのであまりハルキの裏事情とか暴露しないであげてください……同じ男としてちょっと居た堪れないので……」

シャール「ん。そんなぽろぽろ言ってるのがバレたら"おあずけ"される」

エスト「えっ!?お、"おあずけ"はやだよぅ!」

シャール「大丈夫。喋らなければバレない」

エスト「そ、そっか、そうだよね……」

シャール「でもエストが"おあずけ"されてる間は他のみんなのチャンスが増える」

エスト「えっ……?……あっ!?ま、まさか……!?」

シャール「ふふふ……もしかしたら今回の分のご褒美もエストの分まで貰えるかも♪」

エスト「シャ、シャールぅ……?白兎亭のパンケーキって好きだったよね……?」

シャール「ん。ステーキとアイスもね」

エスト「んぐぐ……わかったよぅ……」

シャール「ん、楽しみが増えた♪」


シャールさん……(したた)かだわ……。


まぁともかく…


コウスケ「ありがとうフォバ……」

フォバ「うむ……しかしあまり詳しいわけではないが、こういうのは普通男女逆だったりせんか……?」

コウスケ「う、う〜ん……」


今じゃセクハラヒロインなんてのも結構メジャーになってきたと思う(主観)けど、それは俺の世界での話であって、こっちじゃそんなでもないんかな?


それかフォバとのジェネレーションギャップとか?

なんせ500年あるわけだし。


ただまぁ確かにそういうのは男側がやるものってイメージもわかる。


つまり、なんとも言えないってことだな。


マグ「コウスケさん……」

コウスケ「ん、マグ?」


そんな俺におずおずとマグが話しかけてきた。


マグ「ごめんなさいコウスケさん……こうしてコウスケさんと一緒にユーリさんたちと遊べるのが楽しくてはしゃぎすぎちゃいました……」

コウスケ「あぁいや…楽しんでるのは良いことだよ」


言い分もわからないでもないし……。


コウスケ「でもマグはどうしてそんなに…えーと…コレを見たかったの?」

マグ「えっと……コウスケさんだけ私の体を全部知ってるのは不公平だっていうのもあるんですけど……」


うぅ……良心が痛む……。


マグ「その……ひ、引かないでくださいね……?」

コウスケ「えっ、うん……」

マグ「…た、ただちょっと気になっただけと言いますか……見てみたいな〜って思っただけで……それでやっぱり見るならコウスケさんのがいいな〜…なんて……」

コウスケ「な、なるほどぉ……」


どうしよう……。

理由はどうあれ俺を1番に頼ってくれるのは凄い嬉しいぞ……。


他にそういう相手がいないだけ…とも思うけど……。


いやでももし俺に言うのが恥ずかしいとか幻滅されるとか考えて他の誰か…ディッグさんとかケランさんとかにお願いなんてしたら……


マグ「ひ、引きました…か……?」

コウスケ「鬱になりそう……」

マグ「えぇっ!?そ、そんなに!?」


あっ、やべやべ。


コウスケ「違う違う……もし引かれるかなって思って他の誰かに相談してたらって考えたら鬱りかけただけだよ……」

マグ「あっ、そ、そういう……って、いやいや!他の人になんて言えるわけないじゃないですかぁ!」

コウスケ「そうか……そうだよね……よかった……」

マグ「もー!コウスケさんの心配性ー!」

コウスケ「ごめんよぅ……」

マグ「ぷーん!」


ぷんすか怒るマグに謝るも可愛い声でそっぽを向かれてしまった。


う、う〜む……どうしたら許してくれるだろうか……。


シャール「ん、コウスケ」

コウスケ「シャールさん……?」

シャール「良い仲直り方法がある」

コウスケ「えっ、ほんとですか!」

シャール「ん。しかも今だからできる特別なもの」

コウスケ「おぉ!」


それは期待が持てる!


コウスケ「そ、それはいったい……?」

シャール「ん、簡単なこと。抱きしめてキスしてあげればいい」

コウスケ「なるほど、抱きしめてキス……」


とても恋人らしい甘い解決方法だ。

そっかぁ……


コウスケ「キ、キスですか……」

シャール「ん。夢の中?で、イチャイチャしてるんだろうけど、現実世界でしてあげるのも大事。それにほら」


シャールさんが目線を追いかけると…


マグ「……(チラ…チラ…)」


先ほどの膨れっ面はどこへやら、顔を赤く染めてチラチラとこちらの様子を窺う、わかりやすいマグの姿があった。


マグ「ハッ!ぷーん!」


ハッ!て言った……。


シャール「ね?効果抜群」

コウスケ「それは確かに……」


でも…ここでするのか……?

ユーリさんたちが見てる前で?

それも恥ずかしいんじゃが?


シャール「恥ずかしがってる場合じゃない。あれもダメこれもダメなんて言い続けてたら何もお願いされなくなるよ?」

コウスケ「ぐぬぅ……」


それも確かにそう。

この人に言ってもどうせ反対されるしなぁ…とか思う始めるからな。

ソースは俺。

この担任口だけなんだよなぁ…とか思ったらもう挨拶程度しかしなくなったからな。


だから現実味があってとても怖い。

マグに頼られなくなったら俺は何を支えに生きていけばいいんだ?


その恐怖と比べればいっときの恥など些細な問題だ。


コウスケ「マグ」

マグ「……!(ビクッ)」


俺が名前を呼ぶとマグはドキーンといった感じで体を震わせた。


そしてさっきまでよりもさらにあからさまにソワソワし始めた。


それがとても愛らしく、これからやろうとしていることも相まって俺の心を強く突き動かし、作戦とか関係なしに本能でマグを抱きしめた。


今の俺はマグより少し身長が低いので、マグの顔を若干見上げる形になりちょっと新鮮な気持ちである。


マグ「ふぉぉ……コ、コウスケさん……!……ハッ…!ななななんですか?わわ、私まだ怒ってるんですけどー?」

フォバ「なんという棒読み……」


必死に取り繕っているのも可愛いですね。


コウスケ「ごめんねマグ。俺はどうにも臆病で…それで傷つけてちゃ世話ないよね」

マグ「そんな全然いい…いやいやいやいや!そ、そうですよぉ!なんとかしましょー!」

ユーリ「もう負けそう……」

シャール「ん」

コウスケ「うん。でもなかなか難しそうだから……その……」


なんか主導権を得て落ち着いてきたのか、急に恥ずかしくなってきた……!


エスト「そこで詰まっちゃダメだよー!」

フォバ「いや、マーガレットを見よ。自分より幼くなった姿も相まってとても庇護欲を掻き立てられておる顔をしておるぞ」

シャール「ん、策士」

ユーリ「コウスケ可愛い……!」


外野うるさいなぁ!


コウスケ「えと……だから……」

マグ「だ、だから……?」

コウスケ「…さ、支えてくれると…嬉しいなぁ…って……思います……///」

マグ「っ〜〜〜〜♡コウスケさん!」

コウスケ「えっんむぅっ!?」


感極まったマグに呼ばれて顔を上げたらガッツリキスされました。


エスト「あっ、襲われた」

フォバ「あやつから行くんじゃなかったんか?」

シャール「ん、マーガレットの方が先に限界になったみたい」

ユーリ「はわわわわ……!?あ、あんなぶちゅーって……!」

エスト「じゅるる〜ってもなってるよ」

フォバ「あの歳であんな舌を絡めた濃厚な接吻が出来るとは…あやつら普段からどんだけ愛し合っとるのじゃ?」

シャール「ん。素晴らしい」

ユーリ「わぁ…わぁ……!(顔を手で覆っているが、指の間からこちらを凝視している)」


いやほんとに外野うるさいな!?


しかしツッコミをするための口は今マグによって塞がれており、抱きしめていたはずがいつの間にやらガッチリ抱きしめられているので離れるのもままならない。


しかも不意打ちでガッツリ深いのをずっとしているので体内の酸素が薄くなり頭がポーッとして何も考えられなくなってきた。


と、そこでようやくマグが口を離した。


マグ「はぁ…はぁ……♡コウスケさん……♡」

コウスケ「マ、マグぅ……♡」

シャール「これどっちがメス?」

フォバ「雌って言うな」

エスト「えっ、マーガレットでしょ?」

シャール「ん…そうだけどそうじゃない」

エスト「???」

ユーリ「わぁぁ……よ、よだれが橋みたいに……!しゅ、しゅごい……!」

マグ「コウスケさん…もう一度……って……」

フォバ・エスト・シャール「「「あっ」」」

ユーリ「……へっ……?」

コウスケ「……?」


みんなが黙って一点を見つめるので俺も(なら)ってそちらを見る。


そこには密着したことで緩んだのか、腰から川に落ちていたタオルと、それによって晒された俺のソレだった。


コウスケ「…………」


火照った体が急速に冷えていく。

それでいてさっきとは別の意味で頭が真っ白になる。


マグ「こ、こここ、これ、これコウスケしゃんの……おおお……!」

フォバ「いかんいかんそれ以上はやめとけ」

ユーリ「ちょっと可愛いかも……」

シャール「あっ」

コウスケ「……きゅぅ……」


ユーリさんのひと言にトドメを刺され、ちっぽけな自尊心と共に俺は川へ沈んだ。


マグ「コウスケさぁぁぁん!?」

シャール「ユーリ。男の人のアレは可愛いって言ったら傷ついちゃう」

ユーリ「そ、そうなの?」

フォバ「うむ。プライドやら何やらがどうにかなって最終的には死ぬ」

ユーリ「そうなの!?」

エスト「エストもご主人に言っちゃったことあるなぁ……まぁその後は凶悪に…」

シャール「ん、ストップ」


顔を青くしたマグに抱き抱えられながら、俺はぼんやりと「今日下ネタ多くね?」なんて考えながら遠くを見ていた。

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