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391.成果報告会…作戦会議

フルール「遅い」

俺たち『ご、ごめんなさい……』


遅くなったことでフルールさんに帰宅一番にお叱りを受けつつ、順次お風呂とご飯を済ませる。

そして全員の準備が整ったところで…


おじいさん「ではそろそろ、今日の成果報告とゆこう」


おじいさんの音頭で報告会が始まった。


ディッグ「そんじゃあまずは俺たちから。俺たちは今日の狩りでデュラハンやそれと同等以上のモンスターの魔石を取ってきた」

ケラン「内約としては、Bランクが26個。Aランクが7個です」

チェルシー「えぇっ!?」

パメラ「BだけじゃなくAもそんなに!?」

シエル「す、すごい……!」

サフィール「さすがはAランク冒険者の皆さんですね!」

メイカ「ふふふふふ…♪そんなに驚いてくれるとやりがいを感じるわ~♪」


子どもたちの驚きようにご満悦のメイカさん。


わかる。

この子たち嬉しい反応してくれるよね。


リオ「オレ…あ、いや、私たちは製作する装備の案を詰めていたのと、ローズさんのところでユーリさんの体のサイズを聞いてきて、あとは実際に作るだけです」

メイカ「ごめんねリオちゃん、遅くなっちゃってぇ…!」

リオ「いえいえ、取ってきてくれたのにそんな文句なんてありませんよ!」

おじいさん「ほほっ。しっかりしたお嬢さんじゃな。それと、儂がいるからと言ってそこまでかしこまらずともよいぞ?いつものように話しなさいな」

リオ「は、はい」


あぁ、おじいさんがいるから一人称変えたのか。

偉いなリオ。

俺なんか敬語使ってりゃええやろぐらいの気持ちで話してるぞ。

とても失礼。


ショコラ「それで最初はなに作るの〜?」

リオ「ん、あぁえっと、まずは無難に腕輪かなって思ってるんだけど、それと一緒に魔力糸も作りたいなって」

パメラ「えっ?同時に作るの?」

リオ「あぁ。いくつか作って、その中から良いものをいくつか選んで持っていければなって」

ショコラ「一個を選ぶんじゃないの?」

リオ「あぁそうそう。ローズさんに無理に一個にまとめなくてもいいんじゃないかって言われてハッとなってさ。マーガレットに聞いたら数は指定されてなかったって言ったから、何個か作っちゃおうって思って。もちろん持てる範囲ギリギリまでになるけどさ」

チェルシー「そういえば数のこと聞いてないかも……」

サフィール「私たちが調べた本にも特に神装具が必要とだけで、数は書いてませんでしたね……」

モニカ「言われてみれば…なかったねぇ……」


あっ、やっぱりみんな気付いてなかったのね……。


ケラン「えっ。いくつか作るもんだと思っていっぱい持ってきたんだけど……」

メイカ「そうねぇ…私もてっきり複数用意するもんだとばっかり……」

ディッグ「俺もだ」

子どもたち『……』


どうやら大人たちはバッチリ把握していたようだ。


フルール「…よかったわね。ローズと話しといて」

リオ「そうですね……」

コウスケ「だいぶ危ない勘違いに気付けてよかった……」


難易度段違いだもの……。


リオ「え〜っと…そ、それで今日はひとまず休んで、明日から万全の状態で作業に入ろうってなって、今に至ります」

フルール「そうね。良い判断だと思うわ」

シエル「リオのことだから今日から初めようとか言いそうなのにね」

リオ「うっ…そ、そんなことねーし…?」

パメラ「わかりやす〜い♪」

リオ「むぅ……」


ざっくり図星を刺されてちょっとむくれるリオ。

そんなリオの姿にサフィールちゃんは可笑しそうに笑いながらも、医療ギルドとして、そして友人としてきちんと釘を刺す。


サフィール「くすくす♪でも本当に気をつけてくださいね?リオさんはすでに一回やっちゃってるんですから」

チェルシー「そうだよ〜!ものすごい心配したんだからね?」

リオ「す、すまん……で、でもオレだってもう事故るのはこりごりだから大丈夫だよ」

メリー「……あせってはじめようとしてたのに?」

リオ「ぐふっ……」


再び図星を刺されてダメージを負うリオを庇うように、モニカちゃんが話を進めた。


モニカ「あはは…まぁまぁ、リオちゃんもそれをわかったからやめてここにいるわけだしね?それより次は私たちの番だよ」

サフィール「そうですね。とはいえ、お昼に話したことからこれと言って進展はないのですが……」

メイカ「私たちは聞いてないから、教えてくれると嬉しいな〜」

サフィール「わかりました。では確認も兼ねてもう一度お話しますね」


そう言ってサフィールちゃんは昼間に話してくれた内容をもう一度話してくれた。

その後、調べ続けてみたもののこれといって更新内容は無かったことの謝罪も付け加えた。


コウスケ「大丈夫、お昼の時点で調べるのが難しそうだって感じてたし、むしろ裏が取れて信憑性が増したようなもんだからね。二人ともありがとね」

モニカ「えへへ…どういたしまして♪」

サフィール「そう言って言っていただけるとありがたいです」

メイカ「うんうん。それに私たちにとってもいい勉強になったわ」

ケラン「とりあえず安全性がありそうでホッとしたよ」

ディッグ「あぁ。おかげで少しは息がつけそうだ。よく調べてくれたな」

モニカ・サフィール「「ありがとうございます!」」


お礼を言ってから顔を見合わせてはにかむ二人。

大変微笑ましい。

だからメイカさんが胸を押さえる気持ちもよく分かる。

でも俺はまだ耐えれるので押さえません。(謎マウント)


チェルシー「アタシたちも負けてられないよシエルちゃん!」

シエル「別に勝負じゃないでしょ……それにアタシたちだって特に進捗があるわけでもないし……」


メイカ「いいよいいよ〜♪教えて教えて」

シエル「まぁ…そうですね。アタシたちも確認を兼ねて話しますね」


そう言うシエルとチェルシーも情報共有を行う。

言っていた通り目新しい情報は無かったが、サフィールちゃんたちと同じく既存情報の信憑性を上げるものを聞くことができた。


メイカ「シエルちゃんたちもよく調べられてるわね〜!」

ディッグ「おう、大したもんだ」

チェルシー「えへ〜♪」

シエル「こ、これくらい当然です」

リオ「素直じゃないなシエル〜?」

シエル「なっ!リオには言われたくない!」

パメラ「どっちもどっち♪」

リオ・シエル「「ぐぬぬ……!」」


マグ(そこが二人の良いところ♪ですよね?)

コウスケ(その通り)


意地を張っているところがあるからこそ、甘えるときのインパクトが上がるんだ。

(判断できる時の)ツンデレはいいぞ。


で、サフィールちゃんたちやシエルたちが話したとなると、自ずと次の流れも分かる。


ショコラ「はいはーい!じゃあ次はショコラたちがお話しまーす!」

パメラ「私たちはナバロさんからいろいろ教えてもらいました!ほとんどセインディア様のことだけど……でも役には立つと思います!」

ケラン「ありがとう。それじゃあ早速教えてくれるかな?」

ショコラ・パメラ「「は〜い!」」


というわけで今度はショコラちゃんたちが話し始めた。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ショコラちゃんたちが話し終わり、ディッグさんたちに褒められてご満悦な二人を微笑ましく眺める。

少しして、おじいさんが「さて…」と立ち上がったので、みんなの視線がおじいさんへと集まった。

それを確認してからおじいさんは話を始めた。


おじいさん「では、最後は儂の番じゃな。儂は今日一日作戦を考えておった。これを見とくれ」


そう言っておじいさんが取り出したのはビッシリと文字が書き詰められた紙が数枚と、この辺りの地理が描かれた大きな地図。


チェルシー「これもしかしておじいさんが描いたんですか?」

おじいさん「うむ」

ショコラ「すごーい!」

おじいさん「ほっほ、そうじゃろう?ちなみにこの辺りはメリーお嬢ちゃんにも手伝ってもらったぞ」

モニカ「メリーちゃんも上手に描けてるね!」

メリー「……ブイ♪」


可愛らしいVサインを見せるメリーにほっこりするが、それはそれとしてこの地図。

基本的に大体のことは褒めるショコラちゃんだが、実際これはかなり凄い出来だ。


この地図を今日1日で描いたのか、それとも以前からじっくり描いていたのかは分からないがどちらにせよこれをほぼ一人で作ったというのがまず凄い。


そしてこの街とユーリさんの村 (目的地と書かれているので多分そう)、その他の要所がしっかりと押さえられており、非常にわかりやすく仕上がっているのだ。


さらに言えば、どうやらしっかりきっかり縮小図となっているようで、それぞれの場所までの大まかな距離もわかるようになっている。

ほんとに凄い。


しかしおじいさんは軽く流し話を進めていく。

いつもの軽いノリが無いとは…それだけ真剣なのだろうが、少し寂しくもある…気がする。


おじいさん「さて、儂らがおる街はこれ。そして目的地である我らの里があるのがここじゃ」

メイカ「ヤマトの国の領内かしら?」

おじいさん「うむ。今は身を隠して暮らしているとはいえ、フォバ様も儂らの先祖も元はヤマトの民。そして里と交易を交わしていた数少ない商隊もヤマトの者じゃ。生活もヤマトの民たちと大差ないものと考えてよいぞ」


なるほど。

それでユーリさんはヤマト文化が故郷の味なのか。


俺が一人納得している横で、気になったことがある様子のサフィールちゃんがおじいさんに尋ねた。


サフィール「国内にあるのに独立しているのですか?それだとヤマトの国王に何か言われたりするのでは…?」

おじいさん「うむ、本来ならそうじゃろう。じゃがそれは盟約によってそうならないのじゃ」

チェルシー「盟約?」

ショコラ「めーやくって?」


何故か真っ先に俺に聞くショコラちゃん。

そこはおじいさんか、せめてフルールさんやケランさん辺りに聞いた方が確実よ?

まぁ答えるけど。


コウスケ「え〜っと、盟約っていうのは……まぁ簡単にいえば仲の良い相手との約束、みたいな?」


ただ俺も正解を知っているわけではないから曖昧になるけどね。

ごめんね。


フルール「ちょっと違う」


ちょっと違うそうです。

恥ずかし。


フルール「盟約っていうのは、普通の約束よりもより強く約束する時とかに使う言葉よ。そうねぇ……指切りげんまん3回分とかかしら?」

ショコラ「わっ、強い!」

モニカ「それは守らなきゃだね…!」

マグ(へぇ〜、そうなんだぁ……)


なるほどぉ……。

というかその後の例えもわかりやすいな。

ショコラちゃんたちには確かにそっちの方が馴染みやすいかも。

さすがフルールさん。


ディッグ「で、その盟約の内容は?」

おじいさん「簡単なことじゃ。こちらが労働力を出す見返りに、彼らからは金や食料などの物資を受け取るというものよ」

チェルシー「普通の労働契約みたいだね」

シエル「そうね」


ひっそりと子どもの口から労働契約とかそれに同意する言葉が出るということに若干戸惑った私だよ。


実に今さらなことだとは思うんだけど、やっぱ言葉にされるとちょっと違うんだよ。うん。


おじいさん「そうじゃのう。じゃが、時が経ち、代替わりをしていけば必ずどこかで綻びは出るもの。それはこの盟約にも当てはまるものでの。いつからかこの盟約は、互いの腹を探るための密偵を送るのに都合が良いものへと変わっていったのじゃ」

モニカ「お腹を探すの?」


だから何故俺に聞く。


コウスケ「ん〜とね…腹を探るっていうのは、相手の隠し事を探す…って感じ?(チラッ)」

フルール「そうね、それでいいわよ」

コウスケ「よしっ!」

モニカ「おぉ〜!」


へへっ、チョロいぜ!


パメラ「あれ?ってことは強い約束をした仲なのに、お互いに秘密を探ろうとしてるってこと?どうして?」

おじいさん「それは互いに恐れを抱いたからじゃよ」

パメラ「恐れ?」

ショコラ「えぇー、なんで怖くなっちゃったの?」

サフィール「得体が知れないから……」

おじいさん「うむ、そういうことじゃ」

モニカ「サフィールちゃんすご〜い!」

ショコラ「正解だー!」

サフィール「あはは…たまたまですよ」


そう言うサフィールちゃんだが、彼女のことをよく知る身としては素直に賞賛できない。


いやショコラちゃんたちも知っているはずなんだけど…まぁまぁまぁまぁ、あの子たちはそういう子だから。

癒しだね、うん。


察しちゃったチェルシーやリオなんかはなんともいえない顔をしているけど……。


う〜む…サフィールちゃん……。

ストレス溜まってんのかな……?

ちょっとガッツリガス抜きをしてあげた方がいいか……?


なんて事情は知らないであろうおじいさんは、さすがにこの空気には気付いているようなものの、下手に触れずに話を進める方向に舵を切ってくれた。

助かる。


おじいさん「まぁそういうことで、彼らは儂ら一族のチカラを。儂らは対立による交易品の損失や余計な争いを恐れ、互いに探りを入れておるのじゃ。ただまぁ儂らの里はヤマトにも隠してあるゆえ、向こうはこちらが送った使いの者からしか探れぬがの」

ショコラ・パメラ「「ずるーい!」」

おじいさん「ほっほっほっ♪そういうものじゃよ」


楽しそう。

やっぱ良い性格してるわこのじっちゃん。


おじいさん「さて、話を戻そう。この街から儂らの里までは見ての通りかなりの距離がある」

メイカ「確かユーリちゃんはそこからここまで歩いて1ヶ月ぐらいって言ってたわよね?」

おじいさん「ふむ。確かにそれだけあれば着くが、あの子は他の村や街に寄った上での数字じゃからな。行こうと思えばもっと早いじゃろう。もちろんこれはユーリ基準で、其方たちが同じ道を行くとしたら倍はかかると思った方が良いぞ?」

メイカ「うっ…まぁユーリちゃんだものねぇ……」

ディッグ「あの嬢ちゃんスタミナがすげぇからなぁ……とはいえ、そうなると助けに行くにも一週間二週間の話じゃなくなっちまうな……まぁそりゃそうだと言われりゃそうなんだが……」

おじいさん「うむ。それなんじゃが、その辺りの理由も兼ねて、ユーリを迎えに行くメンバーはある程度絞りたいのじゃ。儂とマーガレットお嬢ちゃん…それにもう一人か二人程度に抑えたいと考えておる」


ふむ?

少数精鋭ってやつなんかな?


なんて呑気に考えている俺とは対照的に、メイカさんが血相を変えておじいさんに抗議した。


メイカ「ちょ、ちょっと待ってよ!?どうしてマーガレットちゃんが行く必要があるの?ユーリちゃんに装備を渡すだけならわざわざマーガレットちゃんを行かせなくても……」

おじいさん「いや、お嬢ちゃんは必須じゃよ。この中で唯一フォバ様の声を聞き、ユーリとも深い絆を紡ぐ彼女がいるというのは、今回の神降ろしにおいても必ず良き作用を起こすじゃろう」

メイカ「危険すぎるわ!」

おじいさん「わかっておる。もちろん儂も全力で守るつもりじゃ」

メイカ「それは当たり前よ!そうじゃなくて……」


そこでメイカさんはこちらを見た。

その顔はとても不安に駆られており、メイカさんが心配具合がよくわかるものだった。


そして、彼女が言いたいこともなんとなくわかった。


コウスケ「メイカさん。私は行きます」

メイカ「マーガレットちゃん……!わかってるの……!?外は……」

コウスケ「はい。確かに危険がいっぱいです。……翡翠龍にでも襲われればおしまいですもの」

マグ(っ…!)

みんな『…!』


みんなが息を呑む音が聞こえた。

そしてマグの声にならない悲鳴が聞こえた。


本当は相談すべきなのだろう。

でも、大丈夫だ。

今回はユーリさんを助けに行くのが目的だ。

ヤツに会いに行くわけじゃない。


コウスケ「それでも私はユーリさんに会いたい。もしもを恐れてチャンスを逃したら…それこそ一生後悔する」


マグ(コウスケさん……)

コウスケ(マグ…ごめん。勝手に決めて。でも…)

マグ(いえ。わかっています。たしかに翡翠龍は怖いです。名前を出すだけでも……それでも、私も同じです。ユーリさんに会いたい…!もしコウスケさんが私を気遣ってくれたとしても、私がそう言って必ず迎えに行くでしょう)

コウスケ(くすっ♪カッコいいじゃん?)

マグ(ふふん♪)


コウスケ「だから」

マグ(私たちは)

コウスケ・マグ「(ユーリさんを迎えに行きます!)」

メイカ「マーガレットちゃん……」

ショコラ「マグ……」

チェルシー「マギーちゃん……」


みんなが俺たちのことを心配そうに見つめてくる。

しかしすぐに意志が固いことを悟ったようだ。


メイカ「わかったわ。でもそれならせめて私たちよりも強い人をお供に選んで!」

コウスケ・マグ「(えっ?)」

ディッグ「何?てっきり俺たちの中から選ぶもんだと思ってたんだが……」


俺もそう思ってたのだが、どうやら吹っ切れたメイカさんの意見は違うようだ。


メイカ「ダメよ。私たちはもう三人で一組。チームでの動きが染みつき過ぎてるわ。今さら一人抜けた動きをしようとしたら必ず穴が開いてしまうわ」

ケラン「それは…確かにそうですが……」

ディッグ「けどよぉ……いきなり俺たちよりも強いやつなんて、当てがあるのか?」

フルール「ココがいければいいのだけど、残念だけどあの子はこの街から離れられないわよ?」

メイカ「わかってるわ。でも、それくらいじゃないと安心できないの!なんならそれでもまだまだ不安なんだからね!」

コウスケ「う〜ん……」

マグ(メイカさんたちより強い人……)


メイカさんの心配もよくわかるが、このメイカさんたちよりも強くて、しかもいわゆる隠れ里に行くわけだから秘密なんかもしっかり守れる信頼出来る人じゃないといけないわけで……。

そうなるとある程度親しい人がいいんだけど、ココさんは今言ったように今回は頼れないし……う〜ん……。


誰かいないかと必死でギルドで仲良くなった人たちを思い出していく俺たち。

そこでチェルシーが閃いたようで、大きな声を出してポンっと手のひらを叩いた。


チェルシー「そうだ!」

シエル「えっ!?まさか誰かいるの!?」

チェルシー「うん!メイカさん!メイカさんたちよりも強いかどうかはわからないけど、少なくともユーリさんと同じくらい強い人なら知ってるよ!」

メイカ「えっ、そうなの!?ユーリちゃんは私たちの誰よりも動けてたから、あの子と張り合えるなら十分よ!」

ショコラ「おぉー!それで誰なの誰なの!」

パメラ「教えてー!」


みんなの期待が集まる中、チェルシーは得意げに人差し指を立て、


チェルシー「アタシの頼れるお姉ちゃんたちだよ♪」


と自信満々に言って鮮やかなウインクを決めた。

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