293.来訪前夜…不安飛ばす友情とくすぐり
誤字報告ありがとうございます!
夕ご飯を食べ終え、片付けを始める俺たち。
各々食器を台所に持って行く。
その際に、台所にいるユーリさんにお礼を言っている声が聞こえてきた。
俺もそれに倣《なら》って、俺の番のときに台所にいるユーリさんに油揚げのお礼を言った。
コウスケ・マグ「(ユーリさん、ごちそうさまでした!)」
ユーリ「お粗末様でした〜。美味しかった?」
コウスケ・マグ「(はい!とっても美味しかったです!)」
ユーリ「よかった♪」
さっき食べてるときの反応を見ているだろうに、やはり聞かずにはいられないのだろう。
味の感想を聞かれたので素直に答えると、ユーリさんは、にへっ♪と嬉しそうにはにかんだ。
ユーリ「欲を言えば、ほかの食べ物と合わせてみたかったんだけどね〜」
コウスケ「いなり寿司やおうどんですか?」
ユーリ「そうそう!さっすが、よく知ってるね♪」
コウスケ「ふふん♪」
そりゃあ前世でも美味しくいただいたものですから。
コウスケ「でもいなり寿司はやろうと思えば出来たんじゃないですか?」
ユーリ「まぁね〜。でもやっぱり最初はそのまま食べたかったし、それに…」
コウスケ「それに?」
ユーリ「…正直出来上がったものを見て、それを美味しそうに食べてくれてるみんなのことを見てたら我慢できなくなっちゃって、忘れちゃった☆」
コウスケ・マグ「(あぁ〜……)」
まぁ目に見えて楽しそうだったもんなぁ……。
それに確かに、出来立ての油揚げを目の前で美味しそうに食べられたら…我慢するのは難しいだろうなぁ……。
うん、気持ちがわかる。
ユーリ「でも次はいろんなものと合わせた料理を作っちゃうよ!」
コウスケ「はい、楽しみにしてます!…あっでも、量はほどほどで」
ユーリ「え〜?でも今日の量ペロリだったでしょ〜?」
コウスケ「まぁ…そうですけど……」
人数がいるとはいえ多すぎない……?
そう思っていたあの量が、終わってみればちょうど良い…どころか…
ユーリ「私ももっと食べたかったよ〜」
1番多く食べた人がこう言いだす始末。
コウスケ(思ってたよりも軽かったのがよかったんだろうなぁ)
マグ(どんどん手が進んじゃいましたね〜)
コウスケ(下手したら俺たちもまだまだ食べてたかもしれないな……)
マグ(ありえますね〜。それぐらい美味しかったですから♪)
それもある。
まぁつまり、手が止まらなくなる要素が多かったってことだな。
じゃあ仕方ないな。
うんうん。
って、そうだ。
ほかのものといえば……。
コウスケ「ユーリさん。私も小豆を買ってあって、また今度みんなで集まったときに振る舞いたいので、そのときに準備を手伝ってもらえませんか?」
ユーリ「ん、いいよ〜♪小豆ってことは餡子でしょ?」
コウスケ「はい!おはぎにお餅にお団子にぜんざいとか〜…♪」
ユーリ「あぁいいね〜♪私餡子も好き〜♪」
コウスケ「ふふふ♪っと、そうだ。作るならお砂糖を確保しないとですかね?」
ユーリ「あっ、そうだね。でも最近お砂糖の流通量が増えたから、多分手に入れやすいんじゃないかな?」
コウスケ「そうなんですか?」
流通量が増えたって…収穫時期とか?
砂糖の収穫時期なんて知らないけど。
ユーリ「迷宮の中にトウキビの群生地が見つかったらしいよ?だからお砂糖がいっぱい作れるようになったんだけど、それでお砂糖の価値が下がっちゃって、農家さんは苦労しそうって嘆いてたっけ」
コウスケ「へぇ〜……」
トウキビの群生地ねぇ……。
まぁハルキの仕業だけど、元からあったのか甘いものが食べたいから急遽作ったのかでだいぶ印象が変わるぞ?
価値が下がったら農家さんが大変になるのは分かってるはずだから、おそらく元から作られてたんじゃないかとは思うけど……。
コウスケ「というか、そんな話をよく知ってますね」
ユーリ「クエストで知り合った農家さんがいてね。その人が教えてくれたんだ」
コウスケ「なるほど」
ユーリ「いや〜…でも、買う方としては安くてありがたいだけなんだけど、そういうお話を知っちゃうと素直に喜べないよね〜」
コウスケ「そうですねぇ」
誰かの損は誰かの得。
そんな言葉があったかどうかは知らんけど、そんな感じだよねぇ。
頑張ってほしいけど、なんとも言い難いね。
ユーリ「まぁでも、その分いっぱい買お?それで応援しよ!」
コウスケ「そうですね!」
マグ(いっそ私たちの手で品薄にしちゃえば…?)
コウスケ(あとで困るからそこまではやめとこ)
なんにせよ、ユーリさんの協力を取り付けられた。
今度集まるときが楽しみだな♪
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シエル「サフィール、そっちもうちょっとこっちじゃない?」
サフィール「ですがそれですと隙間が出来てしまいますよ?」
リオ「これをずらしゃいいんじゃないか?」
メリー「……おぉ、ぴったり」
片付けを済ませたあと、お話やら遊びやらをしていたらいつの間にかもうすぐ寝る時間。
ハルキは帰ったがチェルシーは残ったので、お泊まり会は変わらずいつものメンバーですることに。
で、今はみんなでリビングに布団を敷いている最中です。
パメラ「今日はみんなどこで寝るの?」
ショコラ「ショコラマグの隣がいい〜!」
モニカ「それはみんなそうだよ〜」
チェルシー「抜け駆け禁止だよ!」
相変わらず人気な私です。
だがしかし、俺の隣は1人は確定なんだよな。
サフィール「ほ、本当に片方は私でいいんですか?」
リオ「そりゃあ今1番不安でいっぱいなのはサフィールだしな」
シエル「そうそう。こういうときこそマーガレットでしょ?」
メリー「……ぎゅってして、すーってマグのにおいをすうとおちつくよ♪」
サフィール「ぎゅ、ぎゅってしてスーッ……///」
あれ、私ヤバいブツ扱いされてます?
いやまぁ、そんだけリラックスできるってことなんだろうけどさ。
でもサフィールちゃんにぎゅってされてスーッてされたら俺の理性マッハで減るんだけど?
安眠できないんだけど?
パメラ「シエルたちも来て!マグの隣誰にするかじゃんけんするよ!」
リオ「オレはいいや。いつも同じベッドで寝てるし」
メリー「……わたしはやる(ふんす)」
シエル「や、やるからには負けないけど、マーガレットにぎゅってしたいとかじゃないからね!」
コウスケ「何も言っとらんよ……」
シエルが未だにツンデレを発動します。
まったく慣れないねこの子は。
シエルらしくてかわいいけどね。
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チェルシー「んふ〜♪」
サフィール「く、苦しくないですか…?」
コウスケ「大丈夫大丈夫 (理性を除けば)」
はい。
というわけでじゃんけんを制したのはチェルシーでした。
よりによって理性特効持ってる子になっちゃいましたね。
やべぇ。
ただまぁ、チェルシーは俺とマグの関係性を知ってるので、マグを前面に出しておけば……。
…悪ノリして揉んで揉ませてし始めそう。
で、それより実は問題なのは……
サフィール「んしょ……」
ふにょん
サフィールちゃん。
ジャストフィットする体勢を探すのはいいけど、そのたびにちょいちょい「ワザとかな?」って感じで胸を押し付けてくるのは気のせいかしら?
なんだか、商業ギルドで着物を着るために一緒に試着室に入ったときから思ったけど、ずいぶん積極的になった気がするなぁ…サフィールちゃん……。
自分に自信を持つのは悪いことじゃないんだけどなぁ……。
俺が…頑張るしか…ないよなぁ……やっぱり……。
マグ(ふわふわに挟まれて眠るなんて……いいなぁ〜♪コウスケさんコウスケさん!ちょっとだけ!ちょ〜っとだけでいいので代わってくれませんか?)
マグはこの調子だし。
まぁでも、まだまだ寝るにはみんな元気だし、サフィールちゃんも不安感を出してないからいっか。
俺もクールタイム欲しいし。
コウスケ(ほどほどにね?)
マグ(わ〜い♪)
聞いてる?
多分聞いてないマグは、2人の背中にどうにか手を回して抱き寄せた。
代わってから行動が早い。
欲望に忠実すぎる。
チェルシー「くすっ♪マギーちゃんったら〜♪」
サフィール「マ、マーガレットさん……///」
多分チェルシーは気付いたな。
チェルシー「くすっ♪マギーちゃん甘えんぼさんかな〜?」
サフィール「そ、それでしたら…えと……も、もっとぎゅっとしましょうか……///」
チェルシー「しようしよう〜♪ぎゅ〜♪」
サフィール「ぎゅ、ぎゅ〜……///」
マグ「ふわわ…♪」
2人にさらにぎゅっとされて夢心地な声を出すマグ。
わぁー楽しそうだなー。(思考放棄)
と、そんなことをしていたらいつもならショコラちゃんたちが羨ましがって2人の後ろからさらに抱きつくという抱きつき連鎖が発生して、中央にいる俺はもれなく潰れるのだが、今回はちょっと違うようで……
パメラ「……(ムスーッ)」
マグ「パ、パメラ……?」
メリー「……(ぷく〜)」
マグ「メリーも……?どうしたの……?」
なんだかご立腹なパメラちゃんとメリーがマグの上に跨ってきたのだ。
理由は多分…火を見るより明らかな気もするけど……。
パメラ「……胸だけが全部じゃないもん……!」
マグ「へっ?」
パメラ「おっきいのが大好きなマグなんてこうしてやるもん!」
メリー「……こうしてやるもん」
マグ「えっ…ふぁっ!?あはっ…あははははは!や、やめてぇ…!あははは…!」
パメラちゃんとメリーによるくすぐり連携!
サフィールちゃんとチェルシーにぎゅっと挟まれて動けないマグには効果がバツグンだ!
チェルシー「も〜♪マギーちゃんはもう少し隠さないとだよ〜?じゃないとこうなるし〜……ふぅ〜♪」
マグ「ひにゃぁ!?」
チェルシー「こうやってイタズラされちゃうんだよ♡」
あっ、チェルシーが小悪魔状態に。
これはもう助からないゾ☆
マグ(こ、こうしゅけしゃんたしゅけてぇぇ…!)
コウスケ(じごーじどく♡)
マグ(ふぇぇぇ…!)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
マグ「ぜぇ……ぜぇ……」
パメラ・メリー「「♪〜」」
くすぐり地獄により息も絶え絶えになったマグと、そんなマグに嬉しそうにひっつくパメラちゃんとメリー。
仕留めた獲物に居座る所業。
なかなかドSです。
チェルシー「マギーちゃん汗かいちゃってるね〜。ぺたぺたになっちゃうよ?」
マグ「だ…はぁ…だれの…はぁ……」
誰のせいだと申しております。
自分も参加しといてこの言い草は酷い。
チェルシーもかなりのドSガールだな。
あっ、知ってたわ。
サフィール「ご、ごめんなさいマーガレットさん……」
マグ「サ…ぜぇ……サフィー…ふぃ……ちゃは悪くない…はぁ…から……」
サフィールちゃんは悪くないと申しております。
まぁサフィールちゃんは拘束だけでくすぐりは参加してないもんね。
同罪っちゃ同罪ではあるけどね。
リオ「とりあえず、汗を流してきたらどうだ?」
モニカ「うん、そのままだと風邪引いちゃうよ…?」
マグ「うん…そーする……」
ある程度落ち着いてきたところで、リオたちに勧められてシャワーを浴びに起き上がるマグ。
パジャマも着替えないとかな〜。
でもみんなとお揃いのパジャマだから出来れば着ていたい……。
う〜ん……。
リ○ッシュかファ○リーズが欲しいなぁ……。
脱衣所にたどり着いたマグは服を脱ぎ始める。
そして俺への攻撃も始まる。
マグ(コウスケさんが助けてくれなかった……)
コウスケ(助けるったってなぁ……)
マグ(私はただふにふにに包まれたかっただけなのに……)
コウスケ(それ自体はいいんだけど……やっぱりパメラちゃんがいる前ではやめないとじゃないか?)
マグ(うぅ……それじゃあサフィールちゃんやチェルシーのふにふにをふにふに出来ないじゃないですかぁ……!)
コウスケ(……どうにか我慢できない?)
マグ(目の前にあるのに触れないなんて生殺しですぅ!)
どうにかならんだろうかこの子……。
とはいえ…気持ち、分かっちゃうんだよなぁ……俺……。
日頃生殺しだからな……(フッ)。
それで溜まるものを、フルールさんにやり方やら見張りやら何やら手伝ってもらってどうにかしてるわけだし……。
どうにかできてなかったら今ごろ大変なことをしでかしてたかもしれないよな……。
ほんっとにありがとうございますフルールさん……。
フルールさんへの日頃の感謝をまた新たにしつつ、ササっとシャワーを浴びてさっぱりしたマグと交代。
さっぱりはしたけどくすぐられすぎてクタクタになってしまったようだ。
まぁ仕方ない。
さて、さっぱりしたてのマグの体を拭きつつ俺は考える。
汗かいたパジャマどうしよう、と。
さっき先送りにした問題に早くも直面したわけだが、マグがシャワーを浴びている間に一応プランを練ってみた。
ただちょっと加減が難しそうなのでやるべきかどうか悩むのだ。
まず水で浸します。
それを魔法で全力で乾かします。
以上。
その乾かす手段がなぁ……。
火は…下手したら燃えるかもしれないって恐怖がな……。
太陽みたいに上から…だと、スプリンクラー(型の魔道具)が発動しそうだし、それに壁や床が焦げ付く可能性が……。
ってかそもそもの話、そんな急速に乾かすのが無理あるんだよなぁ……。
う〜ん…じゃあ洗わない……?
でもそれはなぁ……。
やっぱりファ○とか欲しいよな。
あればこう、重点的にシュッシュするだけだし。
……。
これ汗かいた部分だけ濡らして乾かしてってすればいいんじゃね?
ってか…燃えないくらいのぬる火で乾かしゃいんじゃね?
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モニカ「あっ、マーガレットちゃんおかえり…!」
シエル「あれ?パジャマ変えたの?」
コウスケ「ふっふっふ〜♪変えてないんだなこれが♪」
リオ「確かに柄は変わってないけど……なんか全体的にパリッとしてないか?」
みんなの元に戻ると、早速シエルとリオがパジャマに気付いた。
確かに今着ているパジャマはまるでおろしたてみたいにパリッとしている。
そう。成功したのだ。
しかもアイロンまで掛けるおまけ付き。
なのでパジャマが暖かくて心地いい。
下着にパジャマズボンだけ履いてアイロンした甲斐があったってもんだ。
下手したら風邪引くからもうやらん。
と、そんな俺のパジャマをショコラちゃんが触りにきた。
ショコラ「わっ!ぽかぽかしてる〜!」
コウスケ「そうでしょうそうでしょう♪」
ショコラ「ぎゅ〜♪あったか〜い♪」
コウスケ「でしょでしょ〜♪(なでなで)」
ショコラちゃんが思わず抱きつく暖かさ。
いや、ショコラちゃんもあったかいな?
これが子ども体温というやつか……それとも実は眠いのか……。
パメラ「マ、マグ〜…私もいい…?」
メリー「……わたしも……」
それに続いてパメラちゃんとメリーがおずおずと手を上げた。
多分さっきのことを負い目に感じてるのだろう。
だが俺はマグの自業自得ということで納得しているのでまったく問題ない。
コウスケ「うん、いいよぉ。おいで?」
パメラ・メリー「「っ!(パァァ)」」
咲き誇る眩しい笑顔。
何度見ても飽きることはないな。
コウスケ「ほら、チェルシーも。ね?」
チェルシー「いいの?」
コウスケ「いいよ〜♪それとも…仇討ちがお望み?」
チェルシー「い、いや!大丈夫!……えっと…そういうことなら……」
俺がニヤニヤしながら手をわきわき動かして脅してみると、チェルシーは断りながらも遠慮がちにこちらに寄ってきた。
コウスケ「ほ〜れ、他のみんなもおいでおいで〜♪干したてのお布団のようなもんだぞ〜?」
リオ「うっ…そ、それは……!」
モニカ「絶対に気持ちがいいのだ……!」
シエル「うぅぅ……!飛び込んでぎゅーでぽかぽか〜なんて絶対にしないんだからね!(ふらふら〜)」
サフィール「向かっちゃってますよシエルさん……(ふらふら〜)」
俺の誘惑に揺れるリオとモニカちゃん。
口では強気(?)なことを言いつつも体は正直なシエルと、それにツッコミを入れながら同じようにふらふら寄ってくるサフィールちゃん。
これにて、子ども組全滅。
コウスケ「じゃあとりあえず座ろっか♪」
ショコラ「うん♪」
パメラ「は〜い♪」
そうして、布団の中央に陣取り、とりあえずずっとくっついて離れないショコラちゃんを撫で回す。
ショコラ「んひひひひひ♪」
パメラ「マグ〜、私も私も〜!」
メリー「……わたしもなでなで…」
チェルシー「アタシはあとで……わっ!ほんとだ…ぽかぽかしてる〜!」
シエル「あっこれ……ずっと触ってられる……」
わかる。
触り心地いいよね、これ。
リオ「オレらのと同じ生地だよな?ここまで変わるもんなのか」
サフィール「もしかして“あいろん“ですか?」
コウスケ「そうだよ。知ってるの?」
サフィール「はい。医療ギルドにもありますから」
コウスケ「あぁそっか。シーツとかピチッとさせるのに便利だもんね」
サフィール「はい」
モニカ「ねぇねぇ、あいろんってなに?」
コウスケ「布を乾かしたりピシッとさせたり出来る魔道具だよ」
サフィール「衣服やシーツなどに撫でるように使うと、シワがなくなってピシッとなるんです」
モニカ「へぇ〜!」
あんまりやりすぎると焦げたりするから気を付けないとだけど、実際便利だよなぁ。
制服とかパリッとさせるとカッコいいし。
リオ「ん?でもこれから寝るんだから、ピチッとさせてもすぐにシワが出来るんじゃないか?」
パメラ「あっそうだね。もしかしてシワが出来にくくなったりもするの?」
コウスケ「いや、単純に忘れてた」
リオ・パメラ「「ガクッ」」
調子に乗ってアイロンかけたはいいものの、寝たらすぐにシワが出来るし、なんなら今みんなに触らせたせいで若干シワになっている。
コウスケ「まぁ…わたしゃ満足だよ」
リオ「マーガレットがそれでいいならいいけどな……」
ならオッケーですね!
さて、話もひと段落したところで、ある程度みんな触れたっぽいしそろそろ寝よう。
コウスケ「んじゃまぁとりあえず、明日も早いしそろそろ明かり消すよ〜?」
みんな『は〜い』
各自自分の布団に移動したのを確認してから明かりを消す。
そして自分の布団に潜り込むと、両隣からススッと密着された。
チェルシー「えへへ♪マギーちゃん♪」
サフィール「マーガレットさん…♪」
テンション上がってて忘れていた理性の危機を思い出した瞬間である。
ヤバたん。
と、思ったが…サフィールちゃんが何やら少し暗い顔をしている。
コウスケ「サフィールちゃん?」
サフィール「あの…マーガレットさん……」
コウスケ「うん?」
サフィール「…手を…握ってもらってもいいですか……?」
あぁ、なるほど。
不安になっちゃったのか。
寝ようとしてるときっていろいろ考えちゃうよね。
コウスケ「ん、いいよ。はい」
サフィール「…えへへ…♪ありがとうございます…♪」
俺が手を差し出しながら了承すると、サフィールちゃんは嬉しそうにはにかんでその手を握った。
う〜ん、恋人繋ぎ。
手をにぎにぎしてくるのが少しこそばゆいけど、悪い気はさらさらしない…むしろ嬉しい。
チェルシー「大丈夫だよサフィーちゃん。マギーちゃんがいるし、アタシたちだっているんだから♪」
シエル「そうそう。何かあっても絶対助けてあげるからね♪」
ショコラ「だから大丈夫だよ!(ぎゅ〜)」
サフィール「みなさん……ありがとうございます…!」
他の布団からも励ましの言葉が、ショコラちゃんに至っては隣なのを利用してサフィールちゃんに後ろから抱きついている。
うむ、完璧な包囲網だ。
コウスケ「さっ、寝よ?寝不足で疲れちゃったら元も子もないからね」
サフィール「はい。おやすみなさい、みなさん」
コウスケ「うん、おやすみ」
パメラ「おやすみ〜」
メリー「……おやすみなさい」
みんなでおやすみを言い合って、俺たちは布団に潜る。
そして眠るまでの間、俺の手はずっとサフィールちゃんとチェルシーと繋がっていた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
マグ「なんて、良い雰囲気で終わらせませんよコウスケさん!」
コウスケ「なんで!?」
マグ「くすぐりから助けてくれなかったからです!」
コウスケ「あれはマグの自業自得でしょ〜?それにその分良い思いもしたじゃん」
マグ「それはまぁ確かに……ですが!それはそれ!これはこれです!」
コウスケ「全てを流す魔法の言葉!」
マグ「コウスケさん覚悟ぉー!」
コウスケ「ぎゃあぁぁぁ!?」
煩悩に勝ったのに、パートナーの理不尽な怒り(?)を買ってしまった俺は結局ゆっくりできなかった。
これで明日からサフィールちゃん守るなんてことが出来るんだろうか……?
くすぐられたのは不安がってた子じゃないというね。
まぁそれはそれとして聖歌隊が来る!
来週!
なのでお待ちくださいね!
ではでは!




