281.少女回復…ほうれんそうの再確認
我、復活せり。
5日間の格闘+1日大事をとっての療養により完全復活。
しかし…あれだな……。
ツラいのはツラい…主に2日目3日目辺りがめっちゃキツかったんだけど……それはそれとして、暇だったのも地味にツラかった……。
リオとメリーが構ってくれるし、他のみんなも顔を出してくれた。
鍛治ギルドに来るときのようにお仕事や勉強道具を持って。
それをやりながらまったりお話をする、というのをリビングでしていたのだが……。
不思議なもんで、目の前で仕事をされると…凄くソワソワする。
手伝いたくなる。
自分も仕事をやりたくなる。
こんなこと前世では例えあそこで死なずとも一生思うことはなかったであろうことなのに……!
というか、俺はまだ社会に進出する前におっちんだから分からないけど、学校とかバイト先でそんな1週間近く休んだ人とかいなかったような……?
毎日のように学校に来て友だちとお喋りしてることくらいしか見てないし、学校に関しては体育の授業が週に2〜3回はあるわけだから……いや、待てよ?
そういえば見学してるときがあったような……?
…………ダメだ。
そんなん考えて見てたことなんてないからさっぱり思い出せない。
知識としてはどっかのタイミングで知ったんだろうけど、それを意識して女子を見た記憶がまるでない。
きっと恋愛してるリア充の方々はちゃんと意識してたんだろうけど、俺は関わりはすれどそんな深い関係になったことがない陰キャだからなぁ……。
そこら辺も関わってるんだろうなぁ……。
…いや、陰キャだった、だな。
今の俺にはマグという素晴らしい恋人がいるわけだし、これは俺もリア充の仲間入り……。
……誰にも聞かれず1人でかつての同胞たちにマウント取ってる時点で人間としてはダメだな…うん…間違いなく。
まぁなんにせよ、あまり意識してなかったとはいえ、今回の俺ほど休んでる人を見たことはないな。
長期休みは大体インフルエンザとかそこらの流行り病だった気がする。
……てことは、このいろいろ大変な上に月1感覚で来やがるものを我慢しながら学校まで歩いたり自転車に乗ったりして来て、時には体育の授業も参加して…なんてことをしてたってことだよな……?
……今回の俺のやつ、確か軽い方って言ってたよな?
それでもだいぶ苦しんだよ?
まさか俺よりもみんながみんな軽いなんてことはないだろうから……。
……俺……今まで女子は何かと優遇されててずるいって思ったことあったけど……今ならハッキリ言える。
男に生まれてよかった……!
ってか待てよ?
生理がいつまで続くかは知らないし怖くて聞けてないけど、熟年カップルが念願の子どもを授かった…的なニュースがあった (はずだ)し、少なくとも二十代三十代の間までとかではないはず……。
そうなると、母親だって生理が来てたタイミングはあったはず。
毎日顔合わせてんだから見てないなんてことはないだろう。
……でも覚えてねぇ〜……!
あれか?
なんか調子悪そうだな〜…とか、今日はやたらイライラしてんなぁ…とか、そう感じた日が実はそうだったのか!?
まっっったく覚えてねぇぇぇ……!
くそっ!
その知識があれば多少なりとも気が楽になるんだけどな!
俺の様子を見て不安がってたマグや他のみんなのことを支えてあげられるんだけどなぁぁ!
おのれ俺の記憶力!
いつからこんなになっちまったんだ!
あ〜!
そもそも興味がなかったから覚えてないんだよアホ〜!
当時は元気にバカやってたよ俺も〜!
バカな男子の1人でした〜!
性的な興味すら皆無だったよ!
中学からだったかな?
胸とかパンツが気になり始めたのは……。
周りの他の男子は気にならんのか……?
俺だけスケベなのか……!?って不安だったなぁ……。
うっかり口にして変な噂が立ったら嫌だったから聞いてないけど。
中学はバカと大人ぶりたい子どもの集まりだからな。
ちなみに俺は大人ぶろうとしてたバカでした。
ろくな思い出がないのであんまり思い出したくありません☆
まぁ…あれだ。
覚えてないもんはしゃあない。
今回の件でいろいろ学んだんだから、それをしっかり覚えて、今後のマグたちをちゃんと支えられるようにする。
今はそれが大事だ。うん。
この期間中はさすがのメイカさんも静かだったしな。
まったく…いつもあのくらい落ち着きがあれば撫でたり抱きしめたりするのも拒否したりはしないのに……。
……そのときは多分、純粋に恥ずかしがって断るんだろうな、俺。
まぁそれもしゃあないしゃあない。
ともかく!
そんなのを乗り越えて元気になったわけだし、今まで休んだ分を取り返してお釣りが出るくらい頑張るぞ!
…………。
そういえば…リンゼさんは一回休んだときがあったけど、ララさんが休んだ日ってあったっけ……?
ララさんはハーフエルフだし、人間と同じ周期とは限らないからなんとも言えないけど……。
とはいえ、それを俺が聞くのはさすがに……。
チェルシーから間接的に聞く…ってのも、なんか…余計ヤバい人感が出るし……。
う〜ん…親しき中にも礼儀あり。
これだな。
それにリンゼさんやハルキがそんな無茶を許すわけないしな。
多分大丈夫だろう。
…大丈夫だよな?
え、え〜っとまぁなんにせよ頑張ろ!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そう決意した矢先の白兎亭で…
コウスケ「えっ!?モニカちゃんが……?」
アリシア「うん…来ちゃったみたいで……」
なんと、俺が復活したその日に来るという謎連鎖が発動した様子。
もしかして触発されたとか?
そんなんあるのかわからんけども……。
アリシア「幸い、そこまで重くはないんだけどね。しばらくはゆっくりしてもらうつもりだよ」
コウスケ「なるほど……」
とりあえず、あまり重くはないようで安心した。
軽い (らしい)もので苦しんだ身としては、重いものがどれほどのものなのか恐ろしくてしょうがないからな……。
俺がホッとしている隣で、サフィールちゃんが手をあげてアリシアさんに質問をした。
サフィール「あの、お見舞いをするのは……?」
アリシア「うん、大丈夫。むしろこっちからお願いしたいくらいだよ♪」
パメラ「やった♪」
ショコラ「それじゃあお見舞いしに行こ〜♪」
アリシア「あぁ待って待って。先にお昼済ませちゃいなよ。モニカの看病中にお腹が鳴っちゃうよ?」
ショコラ「はわ!?それは恥ずかしい……!」
アリシア「ふふ♪そうでしょ?それじゃあ注文が決まったら教えてね♪」
みんな『は〜い!』
そう言ってお店の業務に戻るアリシアさんを見送り、俺たちは本来の用件である食事を済ませるべくメニューを眺めた。
チェルシー「何にする?」
ショコラ「早くモニカのお見舞いに行きたいから、パクパクって食べられるやつがいいな〜!」
リオ「気持ちはわかるけど、ちゃんと味わって食べないと作ってくれてる人に失礼だぞ?」
ショコラ「うっ……た、確かに……」
パメラ「それじゃあ、急ぐけど、ちゃんと味わうのは?」
リオ「それならいいんじゃないか?」
ショコラ「そっか!」
シエル「う〜ん……とはいえ、やっぱり悩むわよねぇ……」
コウスケ「どれも美味しいからね」
サフィール「はい。ですが、私はこのランチセットにしようと決めてましたので♪」
シエル「う〜…!アタシも決めようとは思うんだけど……」
チェルシー「決められないよね〜♪」
シエル「うん……それに、こうしてメニューを見てると……」
パメラ「目移りするよねぇ」
シエル「そうなのよぉ!」
コウスケ「わかるわ〜」
みんな『(うんうん)』
とはいえ、出来るだけ早く…という意思は忘れずにいたため、つい頼んじゃういつものやつにしたり、他人の注文を聞いて自分もそれを頼んだり、目を瞑って指を置いたものに決めたりと、出来る限りの時短をした俺たちは、いつもよりは早めに注文を済ませられた。
まぁほぼ誤差の範疇ではあるが、気持ち的には良しなのでオッケーということで。
料理を待つ間、俺たちはモニカちゃんのことを話し始めた。
チェルシー「まさか次にモニカちゃんが来るとは思わなかったな〜」
サフィール「モニカさん大丈夫でしょうか……」
リオ「怯えてたもんなぁ……マーガレットがこうして元気になったのを昨日見てるわけだから、それで少しは気が楽になってればいいんだけどな……」
シエル「そうね。う〜…でもやっぱり怖いわね……」
ショコラ「うん……あんなに苦しそうなら、ショコラ赤ちゃん産めなくてもいいよぉ……」
パメラ「怖いのはわかるけど、あんまりそういうこと言うのはよくないよ?」
サフィール「そうですよ。子どもが欲しくても作れない人もいるんですから」
ショコラ「あぅ…ごめんなさい……」
マグ(そうなんですか?)
コウスケ(あ〜…確かにそういう人はいるって聞くねぇ……)
マグ(どうにもならないんですか……?)
コウスケ(不妊治療って言葉も聞いたことはあるから、絶対に無理…ってわけではないと思う……よく知らないから分からないけど……)
マグ(そうなんですね……でも、望みがあるならよかったです…♪)
コウスケ(うん、そうだね)
こっちだと魔法があるから、それの使いようによってはどうにかなる…とか、何か無いのかな?
う〜ん……不妊治療の仕組みを理解してれば、こっちでも魔法やそういう道具を製作して…って対応が出来たかもしれないって考えると、しっかり勉強しとけばなぁ…って思うな……。
……学生時代に、不妊治療についての授業を聞いた覚えがこれっぽっちもないな……。
ま、まぁ、まだ無いと決まったわけじゃないしな!うん!
というかよく知りもしないやつがあんまり出しゃばるのもな。
良かれと思って…ってなったら迷惑だから気を付けないと……。
リオ「まぁでも怖いものは怖いよな……」
サフィール「それは…はい……」
パメラ「毎日マグのお見舞いに行ったけど…見てるだけでもね……」
ショコラ「うん……」
チェルシー「ショコラちゃんとパメラちゃんなら教会のみんなが協力してくれるよ。教会のシスターさんたちももちろん経験者なんだから」
ショコラ「あっそっか」
パメラ「村のみんなもいるしね」
リオ「オレは…今ならフルールさんたちがいるから、来るなら今のうちがいいな……」
コウスケ「そうだね。安心感が凄かったよ」
コウスケ(マグもいるしね♪)
マグ(えへへ♪)
シエル「いいなぁ……ウチだと誰がいたかなぁ……」
パメラ「グリムさんは?」
シエル「え〜?どうだろ……」
リオ「さすがのグリムさんも、大変なときに悪ふざけなんてしないだろ……多分」
シエル「そうだといいけどね……」
グリムさん……。
いざというときは頼れる大人、から、いざというときも揶揄ってきそうな大人になってますよ……。
日頃の行いを改めてください……。
店員さん「お待たせしました。こちらランチセットのサラダになります」
サフィール「あっ、はい、ありがとうございます」
店員さん「はい。それではもう少々お待ちください」
サラダを置いて去っていく店員さん。
コウスケ「ぼちぼち来る感じだね」
リオ「だな。んじゃあ先に食べさせてもらうぞ」
コウスケ「うん」
リオ「それじゃ、いただきます」
パメラ・シエル・サフィール『いただきます』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
他の料理も続々と運ばれ、みんなで美味しくいただいたところで現在休憩中。
いつもならデザートも頼んであるところだが、今回は早めにモニカちゃんに会いたいから泣く泣く見送った。
みんな。
注文し終わるまでデザートの誘惑に抗えた俺たちは偉いと思う。
そのあともちょっと引きずったけど、どうにか我慢しきったのはほんと偉いと思う。
さて、そんな偉い子な俺たちはお腹が落ち着いたところでお会計を済ませ、アリシアさんのところへ。
コウスケ「アリシアさん。ごちそうさまでした」
みんな『ごちそうさまでした!』
アリシア「ん、終わったの?」
コウスケ「はい。お会計までバッチリです」
アリシア「ふふっ、さすがね。それじゃあ上がって上がって。一応言っとくけど、静かにね♪」
みんな『は〜い』
良いお返事をしたところでお家に上がらせてもらい、モニカちゃんの部屋へ。
部屋の前に着くと、アリシアさんが扉をノックした。
アリシア「モニカ〜。お友だちが来たわよ〜」
モニカ「あっ、は〜い…どうぞ〜…」
若干元気が無く感じるモニカちゃんの返事を聞き、扉を開けるアリシアさんに続いて俺たちも入る。
モニカちゃんは上半身を起こした状態でベッドに入っていた。
コウスケ「やっほ、モニカちゃん」
チェルシー「お見舞いに来たよ〜♪」
モニカ「ありがと〜…♪」
シエル「あんまり元気じゃなさそうね……」
パメラ「無理しないでね……?横になってていいからね……?」
モニカ「大丈夫…それにさっきご飯を食べたところだから、まだ横になるのはね……」
ショコラ「食べてすぐに寝たら牛になっちゃうもんね」
モニカ「そうそう…だから大丈夫だよ…」
パメラ「う〜…わかった……」
コウスケ(とりあえず会話する元気はあるね)
マグ(ですね。まぁ、まだ初日ですもんね)
そうだね、2日目3日目は地獄だったね……。
アリシア「それじゃあアタシは下に行くけど、何かあったら呼んでね」
コウスケ「はい、わかりました」
アリシア「モニカのことよろしくね♪」
みんな『は〜い』
パタン
アリシアさんが部屋を出たところでさっそくお話を始める子どもたち。
サフィール「モニカさん、体調はいかがですか?」
モニカ「う〜ん…ちょっと重い感じかなぁ……?」
ショコラ「マグと同じ感じかな?」
サフィール「そうですね。であれば、恐らくモニカさんも5日くらいで落ち着くと思います」
モニカ「5日かぁ……長いなぁ……」
コウスケ「あはは…まぁ、そう感じるよねぇ……」
シエル「やっぱりツラい?」
コウスケ「まぁね。でもみんながお見舞いに来てくれたし、メリーやリオがずっと付き添ってくれたから、寂しくはなかったよ」
モニカ「いいなぁ……お兄ちゃんもお姉ちゃんもお仕事があるから、あんまり一緒にいられないんだよね……」
パメラ「それは寂しいね……」
モニカ「でも仕方ないよ……それに、その分お姉ちゃんがちょくちょく様子を見に来てくれるから……」
リオ「様子を見に来てくれるのならまだいいか……忙しすぎて来れなかったら大変だもんな」
コウスケ「そうだねぇ……出来ることならフルールさんを派遣してあげたいところだけど……」
モニカ「あはは…♪それは頼もしいけど、フルールさんに悪いよ〜…」
シエル「どこに泊まるかの問題もあるしねぇ」
リオ「やっぱアリシアさんところじゃないか?」
ショコラ「えっ?一緒に寝るんじゃないの?」
チェルシー「あっそっか。それが1番いいね♪」
パメラ「それ以前にフルールさんお外苦手でしょ!」
コウスケ「う〜ん、残念」
フルールさんいれば大体解決したも同然なんだけどなぁ……。
コウスケ「あぁでも、メイカさんも頼りになったから、メイカさん呼ぶのもありだな」
ショコラ「えっ?」
パメラ「あのメイカさんが?」
辛辣ぅ。
まぁ日頃の行いだね。
リオ「あぁ。凄く落ち着いてて大人って感じだったな」
ショコラ・パメラ「「へぇ〜……」」
チェルシー「いつも元気いっぱいだもんね〜」
シエル「なにかとマーガレットに抱きついてるわよね……あの人……」
パメラ「まぁその気持ちはわかるけどね〜」
ショコラ「ね〜♪」
でしょうね。
君らも隙あらばくっつくもんね。
もちろん他の子たちもね。
ほら、みんな「あ〜…まぁねぇ…」って顔してるし。
……ん……。
1人、ちょっとソワソワしてる子がいるな?
コウスケ「モニカちゃん」
モニカ「っ!う、うん…なぁに?マーガレットちゃん…」
前のモニカちゃん食べて宣言事件から、ちょっと距離を取っていたモニカちゃん。
でもみんなが俺に甘えてるときとかは便乗して一緒に甘えてきたりするので、多分1対1で話すと思い出しちゃって恥ずかしい的な感じなんだと俺は読んでいる。
だが、そんな気はしても、やっぱり避けられるのは寂しい!
というわけで、せっかくの機会なのでここでモニカちゃんを1対1でガッツリ甘やかそうと思ったのだ。
今なら弱ってるから受け入れてくれやすいだろうし……くくく。
1度甘えてしまえば、以前のように隙あらば擦り寄ってくるようになるはずだ。
それにまぁ……体験したからわかるけど、こういうときに甘えられる人がいると思うと気持ちが楽になるからな。
俺にとってのマグやメリー、リオのように、モニカちゃんにも俺、そしてみんなが心の支えになってくれればいいな。
なので…
コウスケ「甘やかしていい?」
モニカ「ふぇっ…!?」
ストレートに、変な言葉遊びはせずに聞いた。
それに対してモニカちゃんはお耳をぴょこぴょこさせながら「え〜っと…う〜んと…///」と悩んでいる。
あの耳の動きは…
マグ(喜んでますね)
コウスケ(だね)
モニカちゃんと出会って1月以上。
彼女だけでなくショコラちゃんやパメラちゃん、ユーリさんの感情までも、耳や尻尾の動きから読み取れるようになってきた私です。
まぁこの子らが分かりやすいってのもあるんだけど。
それはさておき、モニカちゃんははちゃめちゃ迷った末、答えを決めたようだ。
モニカ「えと……マ、マーガレットちゃん……」
コウスケ「うん、なぁに?」
モニカ「その…………お、おねがいします…///」
コウスケ「…♪うん、いいよ♪」
計画通り。
ふふふ…モニカちゃんの気が変わらないうちにガンガン行かせてもらうぜ……!
コウスケ「それじゃあ、そのままね…」
モニカ「う、うん……!」
ベッドに座るモニカちゃんの隣になるベッドのフチに腰掛け、俺はモニカちゃんの頭を優しく撫で始めた。
コウスケ「1人で頑張ったね、偉いよ。今は私たちがいるからね♪」
モニカ「ふぁぁ……♪」
白兎亭は割と早い時間から開いてるのもあって、もしかしたら午前中はあんまりアリシアさんたちと話せてないんじゃないか、1人でベッドの中にいたんじゃないかと思っての言葉のチョイス。
これが当たってるんだか当たってないんだかは分からんが、モニカちゃんは俺のなでなでに気持ちよさそうな声をあげ、耳もぴこぴこさせて喜んでいる。
それに気を良くした俺は、さらにサービスを敢行することに。
コウスケ「ほら、ぎゅ〜♪」
モニカ「あっ…えへ…あったかい…♪」
これにも喜んでいただけたようだ。
まぁ…ほぼほぼ毎日やってたもんね。
モニカちゃんがちょっと避け始めたあとでもなんだかんだやってたもんね。
毎回耳ぴこぴこさせて喜んでたもんね。
だが今回はモニカちゃんがメイン。
モニカちゃんを甘やかしたくてしてる甘やかしだ。
今まで避けていたそれを、しかも俺の方から提案されてやってもらう。
それがとても嬉しいのだろう。
モニカちゃんはみんなに便乗して甘えてたときよりも顔をふにゃふにゃにして喜んでいる。
コウスケ・マグ((あぁ〜…可愛いぃ〜…♪))
それを見て俺とマグも喜び顔が思わずニヤける。
久しぶりにしっかり求められたのが、思っていたよりも嬉しかったようだ。
う〜ん…これは……。
もっと甘やかすしかないな!
コウスケ「ふふふ〜♪モニカちゃんもぎゅーってしていいんだよ〜♪」
モニカ「うん…♪ぎゅっ……えへ…♪」
コウスケ・マグ((んんんん可愛いっ!!))
あかんな〜。
俺が耐えられんな〜これは。
でもやめられない止まらな〜い♪
ショコラ「いいなぁ……」
パメラ「モニカは最近1人でマグに甘えてなかったから、なおさら嬉しいんだろうねぇ」
シエル「でもあれ、マーガレットの方もすごく嬉しそうじゃない?」
サフィール「実は寂しかったんでしょうねぇ」
チェルシー「でもいいなぁ……マギーちゃんがあんなに喜んでくれるなら、アタシもしばらく遠慮してみようかな?」
リオ「でもそれだと、マーガレット寂しがらせるってことだぞ?」
チェルシー「うぅぅぅ…それはやだなぁ……」
パメラ「そもそも我慢できるの?」
チェルシー「でき…る……よ?」
シエル「ダメそう」
リオ「うん」
チェルシー「ぐぬぬ……でもみんなも同じでしょ〜!」
シエル「それは…まぁ……」
リオ「うん……」
パメラ「私は元から我慢しないも〜ん♪」
ショコラ「ショコラも〜♪」
サフィール「出来ないってことですね……」
リオ「まぁ知ってた」
なんか好き勝手話してるが、とりあえず我慢しないでいてくれる結論に至ってくれて安心した。
その後、しばらくモニカちゃんを甘やかし倒したあと、折を見計らって甘えに来た他のみんなも甘やかし、あっという間に夕方になってしまった。
そのときになって俺たちは、仕事してねぇということに気が付き焦ったが、結局帰り際にみんなでララさんに謝ろうということにして、ギリギリまでモニカちゃんと一緒にいた。
あとにララさんに、「そういうことなら仕方ないけど、連絡は欲しかったなぁ」と言われた。
ほうれんそう。
忘れてた。
治った(でいいのかな?)ところで次はモニカちゃん…ですね。
このまま全員分やるかどうか悩んでますが、ぶっちゃけ内容としてはほぼ同じなんよな……。
女性の大変さを教えるための小説…というわけではないので、ある程度短縮するかと思われます。
ご了承ください。
…いったい誰に向けての配慮なんだ……。
と、それと、誤字報告ありがとうございます!
漢字が違う…というのが多かったですね……。
これは予測変換が悪いと思うの。(もちろん確認しないのも悪い)
責任転嫁したところで今宵はここまで。
また来週ですね。
ではでは〜




