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異世界で少女とまったりするために頑張る  作者: レモン彗星
第4章…ウサギと姫と聖歌隊
285/437

280.翌朝…と穏やかな午後(心以外)

朝。

深夜にドタバタした後どうにか寝れたが、マグと会うことなく朝になりましたとさ。


それだけ疲れたってことかねぇ……?


体調は変わらず、「あ〜…まぁ重い感じ?」というくらいのなんとも言えない状態。


ふと隣を見ると、俺にギュッと抱きついて眠るメリーの姿が見えた。


フルールさんとメイカさんがいろいろ世話してくれてる間もずっと手を離さなかったもんなぁ。


まぁそりゃ不安になるよな。

急に股から血出てきたら。

誰だってビビるよ、うん。


だから、そんな不安を和らげるために出来るだけ一緒にいてやりたいが……。


すまねぇメリー。

トイレに行かせてくれ。


このガッチリホールドされてる状態をどうにかしたいが、下手したら起こしそうであまり動けない……。


いやまぁ起こしちゃってもいいっちゃいいんだけど、この子朝は死ぬほど弱いから (割とガチ)、最初の方やってた「一緒にトイレ」が復活しちゃうんだよね。


頭ボーッとしてるんだろうね。

そのあと落ち着いたら毎回顔を赤くして俺から逃げて人陰か物陰に隠れてこっちを見てくるんだ。


何回やっても、やっぱり逃げられるのには慣れません☆

心にちょっとダメージが来てツラぽよだぜ。


なお今回は難易度が高めです。

その要因としては、反対側のリオが同じように抱きついているからですね。


リオも不安だったんでしょうね。

まぁそりゃ不安になるよな。

急に股から (以下略)


だがそれはそれとして離してくれねぇかなぁ……。

言うてまだ我慢はできるけど…行きたいなって思ったときに行くに越したことはないじゃん?


さてどうしたものか……。


ん…そういえば俺が眠くなってウトウトしてるときにメイカさんとフルールさんが…


⚪︎○◯


メイカ「フルール、せっかくだからこれ使ってみましょ?」

フルール「ん?あぁ、おむつタイプのやつね。そういえば買ってそのままだったわね」

メイカ「私たちが履くのはちょっと抵抗が〜ってね。でもマーガレットちゃんなら履いたことあるし大丈夫だと思うの♪」

フルール「う〜ん……まぁ、何かと便利なのは間違いないし…そうね、とりあえずこれを履いてもらいましょうか」

メイカ「決まりね!それじゃあマーガレットちゃんに履かせてあげましょ〜♪ぐへへへ…♪」

フルール「……絵面がヤバいわよ……」


◯○⚪︎


ってなわけでおむつ履いてるんだった。


いや、普通のおむつとはちょっと違うらしいけど……そもそもおむつなんて前に履いたあれっきりだから違いとかそんな分からんけども……。

とにかく、女の子の日用の加工がされてるとかなんとか。


……それは…普通のおむつとしての機能も搭載されてるのだろうか……?


…いやいや…諦めるにはまだ早い……。


とにかく今はどうやってこの子らを起こさずに抜け出すかを…


と、その時。

ドアがカチャ…っと静かに開かれ、ユーリさんが入ってきた。


ユーリ「あっ、マーガレット…起こしちゃった?」

コウスケ「いえ、さっき起きたところですよ」

ユーリ「そう?よかった」


ポソポソと会話しながら部屋に入ってくるユーリさん。

扉を閉めるときもほぼ無音だったのはさすがと言えよう。


そんなユーリさんは、俺に抱きついて眠るメリーとリオを見るとクスッと笑った。


ユーリ「2人とも、いつにも増してべったりだねぇ♪」

コウスケ「あはは…まぁ夜中にちょっとありましたからねぇ……」

ユーリ「そうだね。私も凄く焦っちゃったよ」

コウスケ「ははは、お騒がせしました」

ユーリ「しましたじゃないよ〜。フルールさんとメイカさんが言ってた通りだと、あと数日はその状態なんでしょ?」

コウスケ「あ〜…そうらしいですねぇ……」

ユーリ「大変だねぇ〜……」

コウスケ「ほんとはユーリさんもそんなのんびり言える立場じゃないはずなんですけどね……」

ユーリ「だってそんなこと今までなかったんだもん……」


う〜む……まぁそりゃそうか。

自分の体のことなんて、割と知らないものだもんな。


ユーリさんはリオをチラッと見やったあと、ベッドの空きスペースにそっと腰を下ろして話を続けた。


ユーリ「コウスケが寝たあと、メイカさんとフルールさんにいろいろ教えてもらったんだけど……全然ピンとこなかったし……」

コウスケ「ふぅむ……俺も詳しいわけじゃないですから、そういうもんなんだとしか思わなかったでしょうけど…昨日聞いた感じだと、ユーリさんくらいの年齢になるまで初潮がこないのはヤバいらしいですね?」

ユーリ「うん…なんかそうみたい。その…初潮?っていうのがこないと、赤ちゃんができないらしくて……」

コウスケ「あぁ〜……」

ユーリ「でもなんでそれがこないと赤ちゃんができないんだろう……?」

コウスケ「えっ」

ユーリ「コウスケは知ってる?」


…あぁそっか……。

ユーリさん…その手の知識が皆無じゃった……。


コウスケ「あ〜…それは……」

リオ「んぅ……」


俺がなんと答えようか悩んでいると、ナイスなタイミングでリオが目覚めた。


コウスケ「おっ、リオ。おはよう」

リオ「ん…おはよぅ……」


う〜む、これはレア。

基本的にリオの方が早く起きるからな。

寝起きのリオはなかなかお目にかかれないぞ。


ユーリ「リオちゃんおはよ〜♪」

リオ「あれ…ユーリさん…?おはようございます…どうしたんですか…?こんなに朝早くに……」

ユーリ「コウ…マーガレットの様子を見にね」

リオ「マーガレットの……あっ!」


リオ、覚醒す。


リオ「そうだ、マーガレット!調子はどうだ?よく眠れたか?」

コウスケ「うん、おかげさまでね。それより、しーっ……(メリーを指さしながら)」

リオ「あっ…わ、悪い……」


幸いメリーは変わらずスヤスヤ夢の中っぽいので大丈夫そう。


さてと…上手いことユーリさんの質問を有耶無耶にできたし、リオが起きたからベッドから抜け出しやすくもなったし……。

とりあえず、トイレ行くか。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


トイレでおむつを外したときに予想以上に赤くてビビったが、特に問題はなし。


ちゃんと換えのおむつも履いた (トイレに置いてあった)ので、下半身もスッキリリセット。

…とりあえずは……。


ともかく、落ち着いたところでユーリさんとリオと共に下に降りる。

リビングに行くと、そこにはディッグさんとケランさんがいた。


ユーリ「あれ?ディッグさんにケランさん。今日はお早いですね」

ディッグ「う〜ん……やっぱ…なぁ……?」

ケラン「えぇ……あんなに大変そうだったのに、気にならないわけがないですよ……」

ユーリ「あ〜…なるほど……」


まぁ…あの現場を見て、気にせず先に寝るなんて出来るような性格してる人たちじゃないもんな……。


メイカ「そうは言っても、女の子の裸をそう簡単に見せるわけにはいかないでしょ?」

ディッグ「そりゃまぁそうなんだが……」

メイカ「こういうとき、男は程よい距離感で助けてあげる方がいいのよ」

ケラン「程よい距離感ですか……」

メイカ「まっ、それは恋人とか夫婦とかの場合ね。ウチの場合は私やフルールがいるから、身の回りのことは全部してあげられるから問題ないわ」

ケラン「えっ。それじゃあ僕たちは…」

メイカ「いつも通り過ごすだけよ。気にかけるくらいはしてほしいけど、それもほどほどにね」

ディッグ「ん〜…わかった」

ケラン「女性って大変なんですね……」

メイカ「そうよ〜?女の子は繊細なんだからね?」


そうなんだぁ……。

俺も他の子がキたときは気をつけよ。


ディッグさんとケランさんに説明を終えたメイカさんは、今度は俺に話しかけてきた。


メイカ「あぁそうだ、マーガレットちゃん」

コウスケ「はい、なんですか?」

メイカ「運動はあまり激しくないやつだけで。魔法の練習もしていいけど、体に負担のかかるような…例えば自己強化魔法とかはダメよ?」

コウスケ「はい」

メイカ「あと魔法の使いすぎもダメ。全体的に軽くにしておいてね」

コウスケ「わかりました」

メイカ「それとはいこれ、タオルケット。体を冷やすと大変だからね」

コウスケ「あ、ありがとうございます」

メイカ「あとマーガレットちゃんのご飯も体に良いものをフルールが用意してくれるからね。こういうときに食べておいた方がいいものばかりだから。逆にあんまり食べない方がいいものもあるから、それはまたあとでフルールに教えてもらって。フルールの方が詳しいから」

コウスケ「は、はい」


物凄い良くしてくれる……。

それだけ大事なことなんだな……。


マグ(う〜ん……なんというか…まじめなメイカさんって珍しいですね……)


体の本来の持ち主であるマグさんは別のこと考えてるっぽいけど……。


いやまぁ…俺もちょっと思ったけどね?

普段奇行ばかりだからこの人……。


フルール「ご飯出来たわよ〜」

ユーリ「あっ、それじゃあ私、メリーちゃん起こしてきますね」

メイカ「えぇ、お願いね」


ユーリさんにお願いしながら、いつも俺が座っている席にクッションを敷いてくれるメイカさん。


その好意に甘えながら、俺は一足お先に席に着いた。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


チリンチリン


昼下がり。


フローリングより畳の方が冷えないんだっけ?どうだっけ?と考えながらメリーちゃんとリオと遊んでいたところに来客を告げる鐘の音が鳴った。


ショコラ「マグー!だいじょーぶー!?」

パメラ「ショコラ!声が大きい!」


そして誰が来たか丸わかりの声も聞こえてきた。


リオ「ん、やっぱり来たな。オレが開けてくるよ」

コウスケ「うん、お願い」


おそらく6名の子どもであろう来客を出迎えに行くリオ。


ちなみにこのリオさん。

俺がいないとリハビリが出来ないので一緒にお休みすることに。

これは多分冒険者ギルドから鍛治ギルドに伝えられるだろう。


まぁとにかくそういうわけなので一緒に遊んでいました。


そんなリオが戻ってくると、それと一緒に予想通りの面子が入ってきた。


モニカ「おじゃまします…!」

ショコラ「マグー!」

パメラ「ショコラ、あんまりうるさくしちゃダメって言ってたでしょ…!マグ、大丈夫…?」

コウスケ「ん、いらっしゃい。とりあえず大丈夫だから落ち着いて……」


まず入ってきたのは、来てそうそうに心配で堪らないという様子が物凄い伝わってくるショコラちゃんと、ショコラちゃんを嗜めながらも内心まったく穏やかじゃない様子のパメラちゃんにとりあえず大丈夫だということを伝える。


そりゃ心配だよねぇ。

パメラちゃんはどうかわかんないけど、多分ショコラちゃんは知らないからなおさら不安だったろうねぇ……。


シエル「思ったより元気そうね…よかった……」

サフィール「えぇ、ほんとに。マーガレットさんは軽い方なんですね」


シエルは俺の様子を見て安心したようだ。

サフィールちゃんは、この感じだと生理について知ってるっぽいな。

まぁ医療ギルドだから不思議じゃないか。


チェルシー「そっか〜、マギーちゃんも来たんだね〜。今夜はお祝いかな?」

モニカ「えっ、そうなの?」

ショコラ「全然良さそうじゃないけど……」

チェルシー「まぁ、今は元気ないけど、体的には成長したわけだからね。めでたいことではあるんだよ」

モニカ・ショコラ「「そっかぁ……」」


おぉ、チェルシー。

上手くまとめたねぇ。


チェルシー「アタシももう来る体だからわかるんだ〜」

パメラ「えっ?でもチェルシー、割と毎日のように会ってるよね?でもそんなところ見たことないよ?」

コウスケ「あっ、言われてみれば確かに……」

マグ(お休みの日もいつも一緒にいますもんねぇ……)

チェルシー「それはねぇ。アタシの種族ってそういうときにあんまり苦しくないんだって」

シエル「そうだったの?」

チェルシー「うん。元々そういうことに特化してるじゃないか〜って言われたよ」

リオ「へぇ〜……」

コウスケ「ここでも種族差ってあるんだなぁ……」


あぁでも、言われてみればそうか。

寿命や外見的特徴が違うのに、中身はまるっきり同じ構造ってわきゃないよなそりゃあ。


コウスケ「う〜ん…人体の神秘……」

サフィール「ふふふ♪その様子ですと、本当に大丈夫そうですね」

コウスケ「ん、まぁね。メリーがほら。種族的に血の匂いに敏感だから、それですぐに気付いてフルールさんとメイカさんを呼んで、処置してくれたからってのもあると思うよ」

サフィール「なるほど。それはなによりですね」

チェルシー「こういうときに頼れる大人がいると安心するよね〜♪」

ショコラ「えっちょっと待って!?マグ血が出たの!?」

モニカ「ほ、ほんとに大丈夫なのマーガレットちゃん…!?」


あっやべっ。

この子ら知らない感じだった……!


コウスケ「う〜んと……大丈夫なのはほんとだよ。血が出たのも、それが成長するのに必要なことだからだよ」

ショコラ「えぇ〜!?そうなの!?」

シエル「ちょ、ちょっと怖いわね……」

モニカ「……!(こくこく)」


いかん。

未経験者たちが怯えてしまった。

いつか自分たちにもこういう日が来るんだと想像しちゃったんだな。


うん、まぁ…そら怖いわな、こんな説明じゃな。


というかシエルも知らない感じか。

ん…待てよ?


そもそもチェルシー以外に誰か来てる子はいるのかな?


あっでもこれ聞くのはセクハラかな……?

「君もう生理来てる?」

うん、セクハラだな。

1発通報モンだわ。

俺から聞くのはやめとこう。


リオ「なぁ。みんなはもう来たのか?オレはまだ」


わぁすげぇサクッと聞いたこの子〜。

これが心は男系女子とオレっ子女子の違いか〜。


パメラ「私はまだだけど、お母さんとか村のお姉さんとかが話してるのを聞いたことがあるからなんとなくは知ってるよ〜」

シエル「アタシも……知識だけはあるわよ?…全然詳しくはないけど……」

サフィール「私もまだですね……でも教えてもらった通りだと、体の成長に合わせて来るらしいんですけど……」

メリー「……もうすごくせいちょうしてる」

サフィール「えっと…はい……///」


…なるほど……。

ん〜、その理論でいくと、確かにマグのお胸は成長の兆しを見せてるし、チェルシーは言わずもがなだし……。

サフィールちゃんは謎だけど、ショコラちゃんも成長してるからもしかしたらそろそろかも?


まぁとりあえず、今は死んだ目をしながら自分の胸に手を当ててるパメラちゃんをどうにか救わないとだな、うん。


俺がパメラちゃんを呼び戻している間にも、お話は進んでいく。


リオ「でもユーリさんもまだらしいんだよ」

サフィール「えっ、そうなのですか?」

リオ「あぁ。それでフルールさんとメイカさんにいろいろ教えてもらってたな」

サフィール「そうですか……う〜ん……」

メリー「……なにかだめなの?」

サフィール「あっ、えっと……ユーリさんは確か15歳…もう成人されてるんでしたよね?」

コウスケ「うん。そう言ってたよ」


ウソじゃなきゃだけどね。

まぁここでサバ読んでどうすんだって話だし、サバ読むような人じゃないから間違いないだろうけど。


チェルシー「あ〜……そういえば、成人してから来るのは遅いんだっけ?」

パメラ「そうなの?」

サフィール「はい。基本的には、10歳から14歳くらいだそうです。でも、15歳を超えてから来たという人もいますし、もちろん、10歳になる前に来たという人もいました」

シエル「大体そのあたりってことね」

サフィール「はい。ですが、18歳を超えても来ない方もいまして…その方たちは…その……」

モニカ「?」

コウスケ「…赤ちゃんが出来ない?」

サフィール「はい…そう言われています……」


18歳ねぇ……。

成人向けコンテンツが解放される歳だね。

もしかしてそれを踏まえて18歳以上対象に……!?

…んなわきゃないか。


ショコラ「えぇっ!?赤ちゃんができないの!?」

モニカ「そ、そんなぁ……!」

サフィール「あっ、いえ…あくまでそう言われてるだけであって、実際のところはどうなのかまでは……」

シエル「な、なんか…やだなぁ……」

パメラ「ね……来たらきたで大変そうだけど、来なかったらこなかったで…って感じ……」

リオ「嫌な二択だなぁ……」

チェルシー「しかもどっちを選ぶとかはできないっていうね」


マグ(……女性って大変ですね……)

コウスケ(ほんとそれな……)


今日聞いたことだけでどれだけ大変なのかと。

男にはそういうの無かったからなぁ……。


うん…もしかしたら、そういうところが、男子より女子の方が大人びるのが早い要因なのかなぁ……。


う〜ん……なんか…男子なんかないか?

男子って辛いわ〜エピソードなんかないか?


何かと「男の子でしょ!」って言われるとか?

男女の体力の差がうんぬんかんぬん言って持久走とかでノルマが重いところとか?


…正直、上のやつの怠慢なだけな気がしてきた……。


個人それぞれに合ったことを…とまでは言わないけど、せめて融通は効かせろよって思う。


「暑いのはみんな同じ!」とか言って毎年何人熱中症で倒れてるんだよなぁ?

暑いのは同じでも個人の体力には差があるんだってことをどうして理解してくれないのか。


単に面倒なだけなんだろうな。

まぁ…仕事だしな。

手の抜けるところは抜かないとやってらんないんだろうな。


それで迷惑被る方としてはたまったモンじゃないけどな。


ショコラ「マグ?大丈夫?」

コウスケ「えっ」

ショコラ「なんかすごく疲れてる感じがしてたよ?ここにこう…キュってシワが出てた」


そう言ってショコラちゃんが指したのは自分の眉間。

つまり、俺の眉間にシワが寄っていたと言っているのだ。


いかん……。

ちょっと昔を思い出すとすぐこれだからな……。

ふぅ〜…落ち着け落ち着け……。


パメラ「大丈夫…?やっぱりツラい…?」

コウスケ「いや……あ〜……」


この子たちは俺が生理でツラいんだと思っているのか……。

ほんとはただ黒歴史発掘しただけなんだけど、そんなこと言うわけにはいかないから、とりあえず乗っかっておこう。


……で、せっかくだからちょっと甘えちゃお。


コウスケ「…ちょっと?」

パメラ「ど、どうしたらいいかな…?」

シエル「なんでもするわよ…?だから遠慮なく言って…?」

サフィール「私たちでも力になれるはずですから……」


あっ凄い。

罪悪感が凄い。

やめときゃよかった。


でも今さらやっぱり大丈夫なんて言おうもんなら、はちゃめちゃ心配掛ける+力になれないのかな…ってしょんぼりするのダブルコンボ決めちゃうから、ここはもう行くしかない……!


コウスケ「え〜っと……それじゃあ…ちょっと…撫でてほしい…かな?」

ショコラ「なでなで?いいよ〜」

モニカ「どこがいいかな…?」

コウスケ「えっ」


なんで?とか聞かないの?

ちゃんと考えたのに……。


めっちゃ良い子やん。

あっ、知ってたわ。


おかげで罪悪感がまた膨らんだわ。

これも予想できた未来だろおバカ。


コウスケ「えっと……頭…とか……」

シエル「こう?(なでなで)」

コウスケ「あっ、うん……」

リオ「あとは?」

コウスケ「あ〜とはぁ…………お、お腹……?」

サフィール「この辺でしょうか……(さすさす)」

チェルシー「もう少し下かも(なでなで)」

コウスケ「…………///」


罪悪感も相まってめっちゃくちゃ恥ずかしい……。


ショコラ「マグ。他にもなでなでしてほしいところがあったら言ってね?」

リオ「あぁ、遠慮すんなよ」

メリー「……まかせて(ふんす)」


あまりにも申し訳ないのでもうやめてほしい……。

でも今さら言えないそんなこと……!


コウスケ「…じゃあ…背中もちょっと……」

メリー「……こう?(さすさす)」

コウスケ「ありがとう……」


そうしてしばらくの間、俺は罪悪感と戦いながら彼女たちに撫でてもらった。


心にダメージは負ったものの、体の怠さはまったく感じなかった。


凄いね、なでなでって。

引き続き生理ネタ。

知識はやはりネットから。


自分で体験したわけではないのがやはり大きいですねぇ……。

その時の痛みを体験できるマシンが…あれ。

あれは陣痛だっけ?


でも陣痛も女性特有の痛みですよね……。

何かとダメージ多いな…女性……。


……男性は…あそこを強く打ったときの痛みがヤバい…とか……?

あれの恐怖と常に隣り合わせで生活している…っていうのは、張り合えません…よね……?


弱点特攻の強さがよくわかるんですけどね……。


うん、まぁ、それはさておき。

もうちょっとだけ、マーガレット生理編は続きます。


…大丈夫です。

ちゃんと章タイトルも回収しますから……。


ともかくまた来週。

ではでは

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