251.塩むすびとその日の夜と…翌日の鍛治ギルド
ディッグ「ん…ほぉ、美味いな」
ショコラ「もぐもぐ…美味し〜!」
メイカ「ふふふ……美少女のおててで握られたものを食べれるなんて……♪」
塩むすびの評価はなかなかの高評価。
お米に塩だけというシンプルなものだが、だからこそお米の旨味を感じやすく、俺としても大満足の品だった。
感想に1人変態が混ざっているが気にしたら負けだ。
つまり俺はもう負けている。
まぁそんなことより余ったおにぎりだ。
だがこれもあっさり解決した。
まず、23個出来たおにぎりを14人で1つずついただいた。
23ー14=9だ。
そしてマグを含めて子ども組の数はちょうど9人。
はい解決。
1つ目は俺が美味しくいただいたので、2個目はマグに交代して食べてもらった。
大変お気に召してくれたようなので、次は具材の調達を頑張ろうと思う。
ちなみにチェルシーの歪な形のおにぎりは俺とメイカさんがすぐにいただきました。
とても美味しかったです。
チェルシー「……///」
美味い美味いと食う俺たちにちょっと照れるチェルシーもごちそうさまです。
実際絶妙な塩加減で非常に美味かった。
そして2個目はもちろんマグが握ったやつをもらいました。
というか最初の段階で実はこの2つを確保しちゃった。
ごめんなさいね大人気なくて。
でも2個目食べたの握った本人なんだよね。
これは俺が食ったことになるんだろうかいやならないね。
いつかリベンジしてやる。
モニカ「お米って美味しいんですね」
ユーリ「でしょ?ヤマトだとお米が主食なんだよ〜」
チェルシー「へぇ〜。あっ、でもそれって、毎日お米を炊くところから始めてるってことですよね?」
ユーリ「そうだよ。だからちょっと早めに起きたりするかな」
チェルシー「ひぇ〜…大変だぁ……!」
ユーリ「あはは。確かに早く起きるのは大変だけど、もう慣れちゃったから。それにそれならモニカちゃんだって早いでしょ?」
モニカ「早いつもりなんですけど、でも私よりもお兄ちゃんとお姉ちゃんの方がいつも早く起きてますから……」
メイカ「いつ行ってもお客さんでいっぱいだもんね〜」
ショコラ「お料理美味しいもんね♪」
モニカ「えへへ♪ありがとう♪」
俺が密かな野望を燃やしている間に、なんだか尊い雰囲気が醸し出されていた。
なんか……ごめんなさい……。
なんとなく申し訳ない気分になった俺だった。
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その日の夜。
昨日と同じようにリオを真ん中に俺とメリーと3人で川の字を作ってベッドに入り込む。
そして寝る前のまったりトークタイムで、今日のお昼のことが話題になった。
なおメリーはすでに力尽き、穏やかな寝息を立てている。
それはともかくリオが気になるのは、やはりあの刀のことだった。
コウスケ「あ〜、凄かったよね、あの刀」
リオ「あぁ……ほんの少しの凹凸も曇りも無い完璧な剣身……アレを作った人は凄腕だよ。それに、その刀の持ち主のあの人も手入れが上手いんだろうな。ヤマトからここまでで大体1ヶ月ぐらい…その間何もしなくても武器ってのは劣化していく割と繊細なモノなのに、あの人の刀はそれが無かったからな……」
コウスケ「なるほど……作り手も持ち手も一流ってことか……」
ござる口調は伊達じゃないってことか……。
いや別に疑ってたわけでもないけど。
リオ「…オレもあんな逸品物を仕上げたいなぁ……」
コウスケ「いいねぇ。そうなったら私も知り合い全員に「この武器作った子、私の友だちなんです〜!」って自慢出来るよ」
リオ「絶対止めてやる」
まぁ知り合い全員は冗談としても、話題になってたら多分うっかり自慢しちゃうかもしれないな。
あっ。
コウスケ「そういえば、あの中の1人が刀鍛冶って言ってたね」
リオ「ん?あぁ、そうだなぁ。近いうちに鍛治ギルドに顔を出すとも言ってたな」
コウスケ「せっかくだから本場の刀の作り方とかコツとか聞いてみちゃえば?」
リオ「あぁ、そりゃいいな。あっ…でもオレ…今は……」
まぁ引っかかるとは思った。
コウスケ「そうだねぇ……だからまぁ…やりたいことリストに追加しとくということでいいんじゃない?本場の声が聞けるなんてあんまり無いんだしさ」
リオ「…そうだな……あとで後悔するよりは、今のうちに聞いちゃった方がいいよな」
コウスケ「そうそう。交流を始めるといっても、往復だけで2ヶ月かかるような場所からなんだから、こっちに来れるのなんて年に3、4回ってとこだろうしね」
リオ「……そう聞くと…ずいぶん遠いところから来てくれてるんだなぁって実感するな……」
コウスケ「うん。そしてそんな遠いところにモーリッツさんの商隊が行ってくれたんだよね」
リオ「ありがたいなぁ……」
コウスケ「ほんとだねぇ……」
今度行ったらまたいっぱい買ってお礼の代わりにしよう。
まぁそんなのなくても普通に買いまくりそうだけど。
というか近いうちに多分行く。
なんてったって、お箸買うの忘れたからね。
話し込んだりなんだりしてたら時間が経っちゃってて忘れてたし、そもそもリストに載ってたかどうかすらうろ覚えだけど、また今度見に行こう。
行商の人たちに聞くのもいいな。
リオ「…なぁ…マーガレット……」
コウスケ「ん?どうしたのリオ?」
俺が箸のことを考えていると、リオがソワソワしながら遠慮気味に話しかけてきた。
リオ「えと……もし、さ……明日ヤマトの人が来たら……あの人たちの前…というか…他のお客さんとか…ギルドのみんなとかもそうなんだけど…その……その人たちの前では甘やかさないでほしいんだ……やっぱり…恥ずかしい…から……」
至極真っ当な意見だった。
コウスケ「あぁ、それはね、うん。大丈夫、分かってる。でもグラズさんにはもう見られてるから諦めてね」
リオ「うっ……だ、だよなぁ……思いっきり甘えちまったもんなぁ……しかもオレの方からガッツリと……」
リオが恥ずかしさから布団に顔を隠す。
そうだねぇ……チェルシーやショコラちゃんと同じぐらいの勢いで突っ込んできたからねぇ……。
コウスケ「明日はサフィールちゃんに怒られないようにしないとね」
リオ「うぐっ……が、がんばる……」
おう、頑張れ。
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翌日。
先日のジャンケンの結果通り、今日はパメラちゃんが俺とリオと一緒に鍛治ギルドに来てお仕事をすることに。
そしてそして、さっそくヤマトの鍛治職人さんが、刀を見せてくれたヤマト女性さんと一緒にやってきた。
刀鍛冶(ヤマト男性B)「そういうわけで、見学の許可をいただけないだろうか?」
親方さん「ふぅん……好きにしろ」
刀鍛冶「ありがたい」
ヤマト女性B「かたじけない」
グラズ「では、俺が案内しましょう」
親方さんも許可を出したので、2人はグラズさんの案内で鍛治ギルドを見学。
ある程度見て回ってから俺たちのいる事務室に帰ってきた。
少し興奮しながら。
刀鍛冶「ここは素晴らしいな!良い腕を持った者がこんなにもいるとは……!」
ヤマト女性B「うむ。武器も防具も皆一級品ばかり……出来ることなら全て買って帰りたいぐらいだ!」
グラズ「ははは、ありがとうございます。そこまで言っていただけるとは嬉しい限りですよ」
コウスケ(満足してくれたっぽいね)
マグ(ですね。ふふふ♪なんだか誇らしい気分です♪)
コウスケ(確かに。知り合いが褒められるのってなんか気分が良いよね)
しかもそれが向こうの鍛治職人さんだから余計に嬉しい。
この街の鍛治レベルが高水準ということだもの。
とても誇らしいぜ。
と、自慢げな俺たちを他所に、グラズさんたちの会話も盛り上がっていく。
グラズ「しかし、それを言うならあなた方が腰に下げているその刀も、かなりの業物だと俺は睨んでいるのですが?」
刀鍛冶「ははは、確かに。これらを打ったのは他の刀鍛冶だが、ここに並ぶ物に劣ることの無い業物だと自負している。某もこのような業物を生み出したいと修行を続けてはいるが、なかなかな……」
グラズ「ふむ……あの、もしよろしければ、1本打ってもらってもいいですか?俺もヤマトの鍛治技術に興味がありますので…」
刀鍛冶「むっ?それは構わないが…むしろ良いのか?道具も何もかも借り受けることになってしまうが……」
グラズ「はい。こちらは問題ありません。ただ、いつも使われているモノとは勝手が違うとは思いますが……」
刀鍛冶「あぁ、それなら問題ない。確かに勝手は違うだろうが、こちらはこちらの打ち方をするまでだ」
コウスケ・マグ((おぉ、カッコいい))
なかなか頼もしいことを言ってくれる。
これは期待しちゃうなぁ。
グラズ「それと、希望者を募って見学してもいいですか?」
刀鍛冶「某も見学させていただいたのだ。それぐらい構わないさ」
グラズ「ありがとうございます!それでは早速聞いてきますので…リオちゃん。空いてる鍛治場に案内して準備を手伝っててくれるかい?」
リオ「はい、わかりました」
おっ、見学ありですか?
それなら俺も見てみたい。
でも俺部外者なんだよなぁ……。
仕事の方は…俺が行くとなるとパメラちゃんも着いてくるだろうから……あっ、そうか。
それ以前の問題が判明した。
ヤマトのお侍さん (ヤマト女性B)の相手どうしよう。
さすがに1人でここに残すとか論外だし……。
やるとは微塵も思ってないけど、この部屋には重要書類とかもあるから万が一盗まれたら大変だし、何よりお客さんをほっとくとか普通に考えていけないこと…
ヤマト女性B「拙者もよろしいでござるか?鍛治のことはとんと分からぬが、拙者の相棒をどのように作ったのか興味があるでござる」
刀鍛冶「良いぞ。その刀ほどの業物は作れぬが、それでも良ければ見ていくといい」
ヤマト女性B「おお、かたじけない!」
解決したわ。
コウスケ「私もいいですか!」
刀鍛冶「もちろん」
パメラ「あっ、わ、私も!」
刀鍛冶「うむ、良いぞ」
コウスケ・パメラ「「わ〜い!」」
マグ(ふふっ、2人とも可愛い♪)
わぁお、ド恥ずかしいーっ!
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刀鍛冶「…これで…完成となる」
見学者たち『おぉ〜!』
完成した刀を前に、俺たちは揃って歓声をあげた。
合間合間に説明を入れてくれたり、ギャラリーが真剣に話をしているのを聞いてたりしたのだが、専門用語があったりでちんぷんかんぷんだった。
だが、一心に刀を仕上げていく様はとてもカッコよかったし、本人は謙遜しているが、出来た刀も素晴らしい出来だと思う。
まぁ素人の意見だからアテにはしないでほしいが。
ヤマト女性B「いや〜、見事な手捌きでござったな!」
コウスケ「はい」
マグ・パメラ(「そうですね」)
ヤマト女性B「言ってることはイマイチ理解出来なかったが、あの刀が素晴らしいことだけは分かるでござるぞ!」
パメラ「ハッ!」
コウスケ・マグ「(ナカーマ!)」
ヤマト女性B「おぉ!」
同志発見。
コウスケ「やっぱり専門の方じゃないとわかんないですね〜」
マグ・パメラ(「うんうん」)
ヤマト女性B「そうでござるな〜」
パメラ「でも刀作ってるところカッコよかったですね〜」
コウスケ・マグ「(うんうん)」
ヤマト女性B「うむうむ」
コウスケ「それで出来た刀もカッコいいですよね〜」
マグ(ピカピカですね〜)
パメラ「ピカピカだしね〜」
ヤマト女性B「うむ、良い刀でござる〜」
リオ「気の抜ける会話してんなぁ……」
鍛治の勉強してないからね。
しょうがないね。
リオ「と、オレも話聞いてくるわ」
コウスケ「うん、いってらっしゃい」
なんてやってる間に鍛治士たちと刀鍛冶さんが鍛治に関してのお話を始めた。
断片的に会話が聞こえるが、もちろん何を言ってるのかさっぱりわかりません。
戻って仕事をするかどうかを悩んだが、お客さんの相手をしながらリオを待つことにした。
コウスケ「そういえば、お姉さんは迷宮には潜るんですか?」
ヤマト女性B「む?うぅむ…興味はあるのでござるが……」
コウスケ・マグ・パメラ「(「ござるが?」)」
ヤマト女性B「今回の目的は行商が主でござるから、命の危険のある迷宮に入るのは禁止されているのでござる……」
コウスケ・マグ・パメラ「(「あら〜……」)」
まぁ情報は大事だからなぁ……。
万が一でも可能性は潰しておきたいんだろうな。
ヤマト女性B「うぅ〜…!試したい……!拙者の腕がどこまで通用するのか……!」
武人だなぁ。
ヤマト女性B「この刀に斬れぬものがあるのかどうか……!」
物騒だなぁ……。
パメラ「は、はいはい!今さらなんですけど、お姉さんのお名前を教えてもらってもいいですか!」
物騒なことを言い出したので、パメラちゃんが違う話題を提供した。
そういえば聞いてなかったな。
と、そうだ。
相手に名前を聞くときはまず自分から。
コウスケ「あっ、私はマーガレットって言います」
パメラ「私はパメラです!」
ヤマト女性B「ふむ、良き名でござるな。拙者は《カエデ》と申す」
ほほう、カエデさんか。
パメラ「へぇ〜。カエデさんも素敵なお名前ですね!」
カエデ「ははは、そう言ってもらうのは嬉しいが、少しこそばゆいでござるなぁ///」
この子は真っ正面から満面の笑みで人を褒められる、俺の世界では絶滅危惧種な超ド級の良い子なんです。
ちなみにマグとメリー、ショコラちゃんとチェルシーにモニカちゃんとサフィールちゃんもそうです。
俺とリオとシエルは照れるのでちょっと難しいですね。
まぁ心の中で説明しても意味ないんですがね。
パメラ「あのあの、カエデさんは好きな人とかいますか?」
カエデ「へっ!?」
あっ。
パメラちゃんの恋愛好きが発動した。
しかし俺もちょっと気になるので放置しよう。
カエデ「す、好きな人…とは…」
パメラ「もちろん恋愛対象です!(ふんす)」
カエデ「うぇぇぇ……!?そ、そんなこと考えたことがなかった故、なんとも……」
パメラ「えぇ〜!」
ふむ……なんというか、イメージ通りって感じかな。
なんとなく武道に全力って感じはしてたから。
コウスケ「ん…失礼ですが、そもそもおいくつか聞いてもいいですか?」
カエデ「じゅ…16でござる……」
コウスケ「ほうほう」
マグ(へぇ〜、お若いですねぇ。もうちょっとお姉さんな感じがするんですけど……)
コウスケ(同感。20くらいだと思ってたよ)
それはパメラちゃんも思っていたようで、こんなことを言った。
パメラ「そうなんですか?とても落ち着いてたから、もう少し上だと思ってました」
カエデ「あぁ、それはよく言われるでござるな。ふふふ、大人らしく見られるのは少し嬉しいでござる♪」
コウスケ・マグ((あっ、今の可愛い))
なんか、大人に憧れる女の子って感じだった。
少し照れながらなのもグッドです。
パメラ「でも、それならなおさら良い人とかいると思ったんですけど……」
カエデ「うっ……拙者もいずれは…とは考えているのでござるが、今はそれよりも熱の入っていることがあるでござるから……」
パメラ「何に熱中してるんですか?」
カエデ「うむ。先ほども言ったが、今まで鍛えた自分の腕を試したい…という欲求が強く、この街に来るまでの道中で遭遇した魔物と戦い、さらにそれが強くなってしまったのでござる」
なるほど。
カエデ「それに……実は親から見合いを勧められていて…そのせいで多少億劫になってしまっているところもあるのでござる」
コウスケ「あらら」
パメラ「お見合いですか」
カエデ「左様。もう大人なのだから優秀な子孫を残せだの、嫁に行って身を固めろだのと……はぁ……」
コウスケ「あ〜…そらダメですね……」
パメラ「うん……そういうことは好きな人とするから楽しいのであって、そうじゃない人としても…ねぇ……?」
マグ(なんで勝手に決めるんですかね?自分の幸せは自分で決めさせてほしいですよ)
かつて婚約が決められていたマグさん、ご立腹です。
コウスケ「ま、まぁ…お見合いから始まる恋愛もありますからね。男性に慣れさせる目的も含めてそういうのを狙ってるのかもしれませんよ?」
カエデ「それはまぁ……今までの相手も決して悪い…とは言わないでござるが……」
パメラ「あっ、そうなんですか?」
カエデ「うむ。ただ…特に良くもなく……」
コウスケ・マグ・パメラ「(「あぁ〜……」)」
1番つまらないやつだ。
まぁイライラしっぱなしの生活よりかはそりゃマシだけどね。
カエデ「だからその手の話は苦手なのでござる…申し訳ない……」
パメラ「いえいえそんな…私の方こそ、よく知りもしないのに踏み込んだことを聞いちゃってごめんなさい……」
カエデ「いやいや、知らないのは当然のことでござるから、其方が悪いだなんてことは……」
パメラ「でもでも…」
無限ループ入ったなこれ。
止めとこう。
コウスケ「はいはい、そこまでですよ〜。どっちも悪くないっていうならそれでいいじゃないですか」
パメラ「そ、そうだけどぉ……」
カエデ「うぅむ……」
真面目だねぇ。
コウスケ「それにどっちももう謝ったんだし、この話はそれでおしまいってことでもいいんじゃない?」
パメラ「う、う〜ん……」
カエデ「…そうでござるな。パメラ殿。せっかくのこの機会…互いに謝ってばかりではもったいないでござる。どうせならば、楽しい話をしたいのでござるが、いかがでござるか?」
パメラ「それは……はい。私も楽しいお話をしたいです。なので…えっと…このお話は……」
カエデ「うむ。終わりでござるな」
パメラ「…はい!」
はい、仲直り。
ケンカではなかったけどね。
マグ(う〜ん……相変わらずお話の持って行き方がお上手ですねぇ)
コウスケ(ね。なんでこんな上手くなったんだろうね)
マグ(ふふふ♪でも結構すぐに慌てるところもありますよね♪)
コウスケ(んっ……ま、まぁうん…確かに……)
マグ(そういうところ、可愛いですよ♡)
コウスケ(っ〜〜〜〜!)
……マグもマグで、人を褒めることに関しての話の仕方がめちゃくちゃ上手いと思うよ……。
言ったらカウンター褒め殺しをされかねないから言わないけど。
マグ(もちろん、お話が上手でケンカとかを止められるコウスケさんもカッコよくて好きですよ♡)
結局言われたんじゃが。
パメラ「そうだ!私の友だちのお家がご飯屋さんなんですけど、そこのお料理がとっても美味しいんですよ♪」
カエデ「ほう、それは気になるでござるな!ん…もしや、昨日共にいた子どもたちの…」
パメラ「はい!兎人族の子で、その子のお兄さんとお姉さんがやってるお店なんですよ〜」
カエデ「兎人族…あぁ、あの子でござるか。ふむ、それでそのお店はどこに?」
パメラ「ここからだと…」
パメラちゃんとカエデさんが楽しそうにお話をしてるのを聞きながら、俺はマグに褒められてニヤケそうになる顔を取り繕うことに集中する羽目になったのだった。
刀の打ち方は分からないし調べたサイトからほぼほぼ引いてきたみたいな内容になりそうなのでカットさせていただきました。
まぁ…気になる人はこのお話読む前に自分で調べてるし(想像)いいでしょう。きっと。
そんなわけでまた来週。
近いうちにSSなんかも出せたらいいなと思っております。
ではでは〜




