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異世界で少女とまったりするために頑張る  作者: レモン彗星
第3章…鍛治コンテスト
211/435

208.商業ギルドでインタビュー…気になるあれやこれやをお互いに

試食会も終わり、お腹もこなれてきたところで午後の部の仕事へ。

先ほどまでと同じようにいろんな衣装に身を包み、無理のないポーズを取ってじっとし続ける。


「はい、マーガレットちゃん。これで今日は最後だよ!」


何着か続けた後、コーディネーターさんにそう言われた。


そうか……マグのお着替え記録会ももう終わりか……思ったより早かったなぁ……。

やっぱり楽しいことってあっという間だよねぇ……。


と、そうなると……。


「次は取材になるけど、これはそのままその服でしてね」

「あっは〜い」


取材…インタビュー…だよねぇ……。

簡単なこと…って言ってたけど、こうして目の前にくるとやっぱり緊張してくるなぁ……。


「ほらほらマーガレットちゃん。まずは最後の写生を済ませてから、ね?」

「あっそうですね…」


ふぅ…何はともあれ、まずは終わらせてからだな、うん。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「お疲れさま、マーガレットちゃん。このまますぐインタビューに移るけど大丈夫かい?」

「えっ、ここでですか?」

「うん。もうそこに取材班が来てるから、机と椅子を用意してそのままさ。少し空けるとあれこれ考えちゃいそうだから強引にさせてもらったよ、ごめんね」

「あ、あぁ…なるほど……」


それは言えてるかも……。

何聞かれるんだろう…って考え込んで疲れそう……。

というかすでにちょっと疲れた……。


そういうことなら断る理由は無い。

……普通なら……。


「…あの…私今ウサ耳と伊達メガネ付けてるんですけど…大丈夫なんですか……?」


はい、そういうことです。

今のマグさん、オシャレな服に伊達メガネを着けて、それだけならまだしもウサ耳カチューシャを身につけております。

可愛いね。


じゃなくて。

いくら可愛かろうと本当にこの格好のままでいいのだろうか?


「大丈夫大丈夫。ほら、今日取材する担当の人もいいって言ってるよ」


見ると、そこには何故か室内でハンチング帽を被った妙齢の女性が立っていて、こちらに向けて「グッジョブ!」ってやっていた。


じゃあいいか。

っておや?


「リベリアさんにテューレさん?」

「お久しぶりです、マーガレットさん」

「久しぶり、マーガレットちゃん!」

「はい、お久しぶりです」


妙齢の女性の後ろに、俺にこの依頼を持ってきた張本人たちの姿があった。

で、2人と挨拶したこのタイミングで、そこのグッジョブさんにもご挨拶をしよう。


「初めまして。マーガレットです」

「えぇ、初めまして。今日あなたの取材を担当する《モーラー》よ。よろしくね」

「はい、よろしくお願いします。それで、リベリアさんたちも取材班ということでいいんですか?」

「この子たちは見学と挨拶、そしてお礼さ」

「お礼?」

「はい。1日休んだとはいえ、それでも試合が終わってすぐにこうしてマーガレットさんが約束通り来てくださったので……」

「今日の仕事をズババーっと終わらせて、お礼を言いに行こうって先輩と話してたの!」

「なるほど〜。でもお礼だなんてそんな……私も思いっきり楽しませていただきましたし……」

「いえいえ。お話を持っていった身としては、どうしてもお礼を言いたかったのです」

「本当はマーガレットちゃんのお仕事風景も見たかったんだけどねぇ……」

「あ〜……」


(今日突然言われましたからねぇ……)

(ダンジョンマスターとはいえ、当日予約ばりの急な話で本当に大丈夫なんかなぁ……?)

(いつ来てもいいように準備していたとか?)

(もしくは断らないと予想して根回ししていたか)

(それは…ものすごい賭けですねぇ)

(だね。でもやりかねないと思うんだ)

(確かに)


「マーガレットちゃん?」

「あぁいえ、なんでも」


テューレさんに適当に誤魔化しを入れて、用意が出来たらしいテーブルへと着きモーラーさんと対面する。


(マグ)

(う〜ん…いつもコウスケさんが表なんですし、ここはコウスケさんが……)

(マグ自身のことなんだからマグが出ないと……)

(コウスケさんも私ですし、コウスケさんのままでも……)


「いいかしら?」

「(あっはい)」


結局俺が答えることになった。


「それじゃあまずは、マーガレットちゃんの好きな食べ物は何かしら?」

「お肉と甘いものです。でも他のも大体好きですよ」

「ふむふむ。なら嫌いなもの、苦手なものは?」

「ピーマンとか苦味が強いものですね」


俺自身としては生野菜全般も苦手だけどな。

マグの体だから前世みたいに拒否反応出したりするわけじゃなくてまだマシだけど。


「苦いのが苦手…と。なら酸っぱいものや辛いものは?」

「酸っぱいものもあんまり得意じゃないですけど、レモンを使ったお料理とかはさっぱりしてて好きです。辛いものも辛すぎなければ大丈夫ですよ」

「なるほどなるほど……マーガレットちゃん自身は普段お料理はするのかしら?」

「いえ、お手伝いぐらいしかしたことがないです」

「そのお手伝いっていうのは?」

「お皿を用意したり、他のものを用意している間に火の番をしたり、あとは食後のお片付けとかですね」


それもユーリさんが来てからはほとんどしなくなっちゃったしなぁ……。

一応料理自体は出来ないことはないんだけど、フルールさんとユーリさんの2人体制の時点で手伝えることがほぼ無くなってるし、何よりそこそこ広くてもキッチンはキッチンなのでそんなに人数入んないし……それもあの2人だとなおさら……。


食器とか持ってぶつかると危ないからね……。

例えぽいんぽいんのふにんふにんでも……というか、むしろそれが……ね……。


「なるほど、偉いわねぇ」

「そんなことないですよ」


自分のものは自分で片す。誰かに頼むときはちゃんと断りを入れる。

それだけだもの。


「ふふふ…じゃあ次。マーガレットちゃんの趣味は?」

「趣味…ですか……」


(マグの趣味は?)

(お花遊び…かなぁ?最近はお花じゃなくてコウスケさんと遊ぶのが大好きですけど)

(なるほどぉ)

(……)

(……)

(…意図的に反応を返さないなんて、照れてますね?コウスケさん♪)

(くっそ…バレたか……)


さりげない好き好き攻撃にまだ慣れてないんだよ……。


「あ〜…こほん……お花遊び…ですかね」

「お花遊び?」

「近くにお花畑があったので、よくそこに遊びに行ってたんです」

「そう…それは素敵ね」


とりあえず今までのマグとの会話を参考にしつつ返答した。

意図的に村にいた頃、とか抜いたのをモーラーさんは察したようで、早々に話題を変えてくれた。


「そういえばマーガレットちゃんはよくお友達や《イシオン》のメイカさん、新しく入ったユーリさんのことを撫でたり抱きしめてたりする姿が見られてるけど、もしかしてそれも趣味の1つだったりするのかしら?」

「そう…ですね。はい、確かに」

「マーガレットちゃんは人を甘やかすのが好きなの?」

「はい」

「それは何故?」

「ん〜……」


なんでかなぁ……?


「……甘えてくれるのが嬉しいから…ですかね?」

「というと?」

「ん〜…なんというか……求められてるって感じるのが嬉しい…のかな……?それと……自分の手で相手が喜んでくれてるのが嬉しくて…それにみんなの喜んでる顔も好きで、いっぱい見たいから…かも…?」

「なるほどねぇ」


(…んへへへ……♡)

(マグ?)

(…今日もいっぱい甘えますね…♡)

(…えと……お手柔らかにね……?)

(ふへへへへへ……♡)


あっこれ駄目そう。

今夜も覚悟しとかないと駄目そう。


「確かに、マーガレットちゃんに甘やかされた子はみんな幸せそうな顔をしてるって報告もあったわ」


なんちゅう報告だ……。


「マーガレットちゃんはそれだけみんなに愛されてるし、みんなを愛しているのね」

「愛しているって言われるとちょっと……///」


さすがに気恥ずかしいな……。


(コウスケさん!私もコウスケさんのこと愛してますよ!)

(ありがと、俺も愛してるよマグ)

(んふ~♡)


なんとなく予想できてたので速攻で返す。

ちなみに照れてるのをいじってきたときの返事は考えていなかったので危なかった。


「ふふふ♪とても素敵な事よ。これからもあの子たちのことを大事にしてあげなさい」

「…はい♪」

(もちろんです♪)


その後も当たり障りのない質問に答えていった。

が、次の質問にはどう答えるべきか悩んだ。


「マーガレットちゃんには好きな人…付き合いたい人っているの?」

「あ~…それは……」


(どうする?さすがに俺らのことは言えないけど、好きな人がいるかどうかぐらいは答えておく?)

(う~ん…そうですね……これまでもパメラに聞かれたりして割と広まっちゃってる気がしますし、それだけ言って詳しくは内緒ってことで……)

(おっけぃ)


「…います……」

『きゃああぁぁ♡』


俺が答えると周りで聞いていた人たちが声を上げ興奮し始めた。

そのうちの何人かはハルキの方を向いているので、俺とハルキの仲がいいのは結構知れ渡っているのだろうと感じた。


「それは誰なの?」

「内緒です」

「ふ~ん?」


そう言ってモーラーさんもハルキをチラッと見やる。

疑われているな。ここはしっかり訂正しておかねば。


「ちなみにハルキさんではないですよ?」

「そうなの?」

「はい。こういう話のとき毎回出てきますけど違います」

「それなら彼とはどういう関係なの?」

「友人ですよ。あとは…親戚のお兄さん…みたいな感じかなぁ?」


よくご飯奢ってくれるし。


「ふぅん?マーガレットちゃんがこの街に来てからまだ2週間ちょっとだけど、その割にはかなり仲が良さそうだって話だけど?」

「話が合うからでしょうね。それにギルドにはララさんたちがいますから」

「…そうねぇ。3人はギルドの職員で、残りの2人も冒険者。そこに行けばみんなに出会えるから、機会があるときに会いに行って、そのときにマーガレットちゃんと話すことも多くなる…か……」


どうやらモーラーさんはまだ信じきれない様子だ。


(ふむ…しかし……)

(?)

(「3人」はララさん、リンゼさん、チェルシー。「2人」はエストさんとシャールさんだろうから、その2人を「残りの」と言ったってことは、モーラーさんはフォーマルハウトのことを知らないのかも)

(あぁ、なるほど。もしくは周りに人がいるからそう言ったか…ですね?)

(そゆこと)

(で、そういうことならそういうふうに話を合わせないと…ということですね?)

(さすがマグ。話が早いね)

(えへへ♪)


「ふぅ……分かったわ。それじゃあこれで私からの質問は終わりだけど、マーガレットちゃんは何か聞きたいことはあるかしら?」


モーラーさんが納得していないながらもそう締めくくった。


聞きたいことかぁ………あっそうだ。


「それなら…えっと、新聞あるじゃないですか」

「えぇ」

「そこに私のその日の出来事が載ってるんですけど、あれはいったいどこから見てるんですか?」

「う〜ん……それはちょっと分からないわね……彼らとは担当が違うし、私たちも新聞作成班の人たちがどうやってネタを手に入れてきてるのかよく分からないから……」

「なんか闇の組織みたいだ……」


う〜ん…こういうことはギルマスであるミュイファさんに聞いた方がよかったか。

まさか同じギルド内でもそこまでステルスしてるとは思わなかった……。


ということで見学してるミュイファさんの方を見てみると、彼女は少し得意げに話し始めた。


「彼らの中には元隠密ギルドの諜報員なんかもいてね。だから隠れるのはお手の物なのさ」

「なるほど……そりゃあ見つからないはずだ……」


元隠密ギルドの諜報員とか…プロ中のプロじゃないか……。

……なんで新聞作ってんだ……?


「あぁ、ちゃんと普通の人もいるよ」

「あっそうなんですね」

「その人たちもかなり隠れるの上手くて、諜報員になれそうな人もいるほどなんだよ」

「普通の人いないじゃないですか」


それじゃあ全員特殊部隊じゃないすか。


「ただユーリちゃんが鋭くてすぐバレそうになるって言っててさぁ……」

「あ〜…ユーリさんは凄いですから……」


自分のことには鈍いけどね……。


「ユーリさんにも取材したかったのだけれどね……そもそもマーガレットちゃんが急に今日来るって聞いたのも驚いたし……」

「あ、あははは……すみません……」

「あぁいえ!マーガレットちゃんが来てくれたのは嬉しいの!ギルドマスターがもっと早く教えてくれればなぁって思っただけだから!」

「ざ〜んねん。私も今日急に聞いたのさ〜。だから私にも非は無いのだよ」

「えっ?そ、それじゃあ……」

「あ〜…そこは僕が……今日空いてるなら行ってみる?って誘ったので……」

「ハ、ハルキさんでしたか……すみませんマスター……」

「いいってことよ〜♪」


緩いねぇ。


「すみませんモーラーさん…やっぱり予定を入れてからの方がよかったですよね……」

「い、いえいえ!ハルキさんもマーガレットちゃんもお忙しいのは分かっておりますから大丈夫ですよ!」

「モーラ〜、あなたのギルドマスター様だって忙しいのよ〜?」

「そう言って、そこそこな頻度で遊びに来るじゃないですかマスター……」

「まぁね☆」


大変そうだなぁ…モーラーさん……。


と、そこでマグが俺に疑問を投げかけてきた。


(そもそもハルキさんは何故今日突然呼んだんでしょう…?前みたいに事前に伝えておくってことも出来たはずですよね?)

(ん〜…それは確かに……聞いてみるか)

(お願いします)


「ハルキさん」

「うん?なんだい?」

「ハルキさん、他のギルドとかには事前にララさんやリンゼさん経由で連絡を入れてたのに、なんで今日は突然決めたんですか?」

「あ〜…それは……」


何か言い淀みながらチラッとミュイファさんを見やるハルキ。

ミュイファさんはそれに首を傾げる。


「私が何かあるの?」

「う〜ん……なんとなくですけど、事前に伝えたらミュイファさんが盛大に向かえようと言い出して大変なことになるかもって思ったので……」

『あぁ〜……』

「(なるほど……)」


ハルキの言葉に商業ギルドの職員たちが頷いた。

新人なはずのテューレさんすらしみじみと頷いている。


今日あったばかりの俺たちですら納得したのだから、それもまぁ当然のことかもしれないが。


「あぁ、多分やるねぇ、私なら」


本人も認めたのでもう間違いないな。

ハルキの判断は正しかった。


「まぁそういうことで、突然の訪問ということにしたんだよ。そのせいで皆さんにはご迷惑をおかけしてしまいましたが……」

「いえ、その理由を聞いて納得しましたので大丈夫です。むしろよくぞやってくれました。もしそうなっていたら、私たちは仕事を中断させられて歓迎会の準備をやらされることになりましたから……」

「(そ、そこまでやるんですか……?)」


いくらミュイファさんといえど、さすがにそこまでは無いんじゃ……?


「いいえ。そういうことをするのがマスターなのよマーガレットちゃん」

「(えぇ……?)」


やべぇなミュイファさん……。

あれ、でも待てよ?


「えと…それでも今こうしてここにいるってことは……その……」

「ん?…あぁいえ、ここに来る前に急ぎの仕事は済ませたわ。歓迎会があったらその時間すら無くなっていたのだから、マーガレットちゃんが気に病む必要は無いわよ」

「そ、そうですか……?」

「えぇ。それに、マスターだってちゃんと仕事が出来るからマスターになっているのだから、本当にやばそうな時はちゃんと仕事を優先させてくれるわ。だから急ぎの仕事と言っても今日が〆切みたいなギリギリさでは無いから安心して」

「そ、そういうことなら……」


まぁ安心…かな……?


その後も雑談を交えつつ取材は進み、俺の商業ギルドでの初仕事は無事に終わった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ギルドの制服に着替え、もらったケモ耳も全てバッグに詰め込んだあと、見送りに来てくれた今日のお仕事でお世話になった皆さんと外に出れば、すっかり夕焼け色に染まった空が見えた。


ちなみに報酬として金貨1枚と迷宮都市の商業ギルドに属しているどの服飾店でも使える割引券…さらに、今回の仕事で身につけた服やアクセサリーの一部を貰った。


もちろん貰いすぎだと抗議した。が…


「いいのいいの♪試食会と取材の分も込みだし、それ以上にこっちは儲けさせてもらってるからさ♪それにその服たちも、マーガレットちゃんに着られるなら本望さ♪」


とのこと。

なんも隠そうとしないその感じ…嫌いじゃないぞ。


ちなみに洋服は10着ほど貰ったが、これでも厳選されたものたちらしい。

これ厳選しなかったら何着になってたんだか……。


とまぁそんなこんなで、時計を確認すれば冒険者ギルドに戻って少しぐらいでメイカさんたちが帰ってきそうな時間になっていた。


「良い時計だね〜それ♪」

「(わっ!?)」


時間を確認する俺にミュイファさんが後ろから抱きついて聞いてきた。

何故か俺のお腹を撫でながら。


「それって確かハルキくんからの贈り物でしょ?」

「は、はい……」

「凄く上等なものだね〜♪さっすが、「発明家」でもあるハルキくんだよ♪」

「そ、そうなんですね………あ、あの…ミュイファさん……?」

「ん〜?なぁに?」

「な、なんでお腹撫で回すんですか……?」

「撫でたくなったから♪」

「(えぇぇ……?)」


いやまぁ確かに…マグのお腹はもちもちぷにぷにで触り心地が良くて、それが太ってるわけではなくて健康的な柔らかさというか、あれだけ鍛えたのに腹筋付かなかった生粋のもちぷにボディだから触りたくなるのは分かるけど……。


……あれ?不思議じゃなくなってしまった。


「いやでも…やっぱり…くすぐったいのでやめて…ください……」

「う〜ん……もう少し〜♪」

「んゆっ…!?」

「マーガレットちゃんのお腹すべすべ〜♪若いね〜♪」

「んにゅ……ミュ、ミュイファさんだって…十分若いじゃ…にゃっ…!……ないですか……」

「そう?ありがと♪」


だが撫でるのはやめない。

超くすぐったい……!


「マスター…マーガレットさんが困ってますから……」

「そうですよ……それにこれから今日のことをまとめないとなんですから……マスターが1番楽しみにしてたでしょうに……」

「だって〜……」

「「だってじゃありません!」」


リベリアさんとモーラーさんがミュイファさんにピシャリと言い放ち、二人がかりで俺からミュイファさんを引き剥がす。


「ごめんなさいマーガレットさん……」

「い、いえ…ありがとうございます…リベリアさん、モーラーさん……」

「いえ…ウチのマスターがほんとごめんなさいね……」


そんなミュイファさんたちの横でテューレさんが何やらソワソワしているのが見えた。


「テューレさん?どうしたんですか?」

「あっ…えっとね?そのぉ……お腹じゃなくていいから、私も触りたいなぁ…って……」

「あ〜……」


さすがはマグの魅惑の柔肌……大人気だな。


「ん〜…まぁ……ほっぺたならいいですよ?」

「ほんと?やったぁありがとう!」

「でもちょっとだけですよ?」

「うん!じゃあ失礼して……えへへ…ぷにぷに〜♪」


ご満足いただけたようで何よりです。


「……マ、マーガレットさん……あの……」

「…リベリアさんも触りますか?」

「いいんですか!?ぜひ!」

「どうぞどうぞ」

「ありがとうございます!……もちもち……♪」


ご満足いただけたようで何よりでございます。


「…………えっと…マーガレットちゃん……」

「はい、モーラーさんどうしましたか?」

「…わ、私もいいかしら……?」

「あっはい、どうぞ。空いてからでよろしければ」

「え、えぇ!ありがとう!」

「あっずるい!私もほっぺた触る!」

「あ、あの!あ、あたしもいいかな!?」

「私も〜!」

「順番でお願いします!」


大人気すぎるぜ、マグ。


「ハルキちゃん♡ワタシたちも熱いスキンシップ♡しましょう♡」

「け、結構です!」

「まぁまぁ遠慮しないで〜♡」

「遠慮とかじゃなくてですね!?」


ははは、仲良いなハルキ。

次回の更新は10/4の予定です。


用事がとりあえずは終わったので、執筆…進めたいと思います!


……でも友人に勧められた某人気カードゲームのアプリ版と、お絵描きアプリに今度はズブブブっとハマって……。


……ははは。

お楽しみに!

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― 新着の感想 ―
[一言] 私は最近、ビルダーズ2か農園系統のゲームしてます。 忙しいから中々出来ませんが、あれば同人ゲームもダウンロードしてプレイしてますね 誰もがハルキさんとのカップリングを想像するけど、何…
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