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異世界で少女とまったりするために頑張る  作者: レモン彗星
第3章…鍛治コンテスト
205/435

202.みんなと朝ご飯…とトランプと内緒の…

リビングが広いと言えど、子ども9人と大人5人…計14人全員が一斉に食事を取るにはテーブルと椅子が足りないので、子どもと大人で分けて食事を取ることになった。


一応ソファーや背の低いテーブルはあるのだが、そっちで食べてもらうにもそれもスペースがギリギリだし何より申し訳なさが半端ない。


だがもちろん先に食べるのも…と遠慮するいい子たち。

そんなみんなにフルールさんが「まだ起きてこないから大丈夫」と言って納得させた。


…こうなることを予見してたのかもしれないなぁ……。

あとで起こしに行こう。そしてお礼を言おう。


そういうわけで、俺たち子ども組が席につき、フルールさんとユーリさんは自分たちの分を作り始めたのだった。


コウスケ「さてと…それじゃあみんな、手を合わせて……いただきます」

みんな『いただきます!』


みんなの準備が整ったところで音頭を取る。


今日の朝食はパンとベーコンエッグ、大皿にめっちゃ入ったバイキング形式のサラダと、サフィールちゃんも手伝ったユーリさん特製スープ。


ザ・朝ご飯といったラインナップだ。


野菜から食べた方がなんかいい感じだという、凄く曖昧な記憶を頼りにサラダから食べ始めた俺は、そういえばと気になったことをリオに尋ねた。


コウスケ「ねぇリオ。来月の話って聞いてる?」

リオ「うん?来月?あ〜…あれか?鍛治コンテスト」

コウスケ「そうそう」


この前ハルキが言っていたイベント、鍛治コンテスト。

鍛冶師たちがそれぞれ自慢の品を作り、それを発表するイベントらしい。


コウスケ「リオも何か作って出るの?」

リオ「ん〜…そうしたいんだけど、オヤジがまだ早いって言っててさ……」

チェルシー「え〜?リオちゃん練習頑張ってるのに〜」

リオ「頑張ってるだけじゃダメなんだよチェルシー。オレだって出たいんだけどな……」


マグ(そっかぁ……リオの作品、見てみたかったんだけどなぁ……)

コウスケ(マグも?)

マグ(はい。友だちの頑張った証ですから)


素敵な表現だ。


コウスケ「でもまぁ無理して怪我しちゃ元も子もないし、そこはしょうがないかもねぇ……」

リオ「まぁなぁ……でも、何がいけないのかを教えてくれないんだよ……」

コウスケ「えぇ…?それじゃあ直しようがないじゃん」

リオ「だろ?」


俺の苦手なタイプだなぁ……。


ショコラ「ショコラそういうの嫌い。何が悪いのか教えないで怒鳴る人って大っ嫌い」

パメラ「私も。言いたいことがあるならはっきり言えばいいんだよ。大人なんだからさ」


手厳しいなぁ……。

まぁでも、ショコラちゃんとパメラちゃんの言うことも分かる…というか俺もそう思う。


ただ問題は俺自身がはっきりと物事を言わないタイプだということだけど……。


シエル「わかるなぁ……マスターもたまに、聞きたいことを教えてくれないで、自分で調べてみな〜って笑いながら言うことがあるのよねぇ……」


コウスケ(グリムさんのは多分……)

マグ(楽しんでるだけ…ですよね……)

コウスケ(笑って言った…てのがまたね……)


サフィール「私は…マスターがそういうのが嫌いなタイプですから……」

リオ「あぁ…ジルさんはそうだろうなぁ……」

コウスケ・マグ((「確かに……」))


リオの言葉に俺たちとチェルシーの感想が被る。


ジルさんだったら多分、「はっきり言え」って睨みながら言うんだろうなぁ……。

怖っ。


ちなみにサフィールちゃんはもう帽子を外して目の色も戻している自然体。

やはり可愛い。


チェルシー「あたしはララ姉とリンゼ姉が教えてくれるから、そういうのは無いかなぁ……」

リオ「ララさんもリンゼさんも優しいもんなぁ……」

シエル「うちのマスターとは大違いよねぇ……」

モニカ「シエルちゃん…グリムさん、悲しんじゃうよ…?」

シエル「大丈夫よモニカ。そうなったとしても絶対面白がってるだけだから」


コウスケ・マグ((あ~……やりそう……))


シエル「はぁ……チェルシーたちが羨ましいなぁ……優しく教えてくれる人がいっぱいいて……」

リオ「な~……オレんところはそういうのが上手い人があんまいないからなぁ……」

シエル「あたしのところも…優しい人はたくさんいるんだけど、教えるとなるとねぇ……」

リオ・シエル「「はぁぁ~……」」


コウスケ(リオとシエル…随分参ってる感じだね……)

マグ(ですね……う~ん…コウスケさん……せめていっぱい甘やかしてあげてほしいです……)

コウスケ(まぁ…そのうち不満が爆発しそうだしなぁ……それぐらいならお安い御用よ)


コウスケ「まぁまぁ…リオもシエルも、今日は…あ~…そっか……私たちは休みだけど、リオたちは普通にお仕事だっけ?」

リオ「ん…いや、オフクロがゆっくりしてこいってさ。マーガレットの応援以外はずっと鍛冶台にかじりついてたから心配させちまったのかもなぁ……」

サフィール「えぇ……リオさん……きちんと適度に休憩を取らないと駄目ですよ……?」

リオ「まぁそうなんだけどさ……だーいじょうぶだって。サフィールんところの世話にはなんないように気を付けてるからさ」

サフィール「ギリギリを狙うのはやめてくださいよ……」

リオ「悪い悪い」


まったく悪びれた様子のないリオに、サフィールちゃんは心配そうな目を向けている。


モニカ・チェルシー「「リオちゃん……」」

リオ「うっ…モニカとチェルシーまで……大丈夫大丈夫…倒れたりはしてないし……」

モニカ・チェルシー「「…………(じ〜)」」

リオ「……マ、マーガレットはわかるだろ?中途半端だと落ち着かないってやつ……」

コウスケ「いやまぁわかるけど……」


そう言った瞬間モニカちゃんとチェルシーとサフィールちゃんがこちらをじっと見つめてきたので、リオから目を離さないようにして視線を逃れる。


コウスケ「あ〜……ほら、ね?とりあえず、こまめな休憩を心がけてみるところから始めてみるとか?」

リオ「ん〜…まぁそうだなぁ……が、頑張ってみるかな…うん……」

コウスケ「そうしよ……私もちょっと見直してみるから……」

モニカ・チェルシー・サフィール「「「…………(じ〜)」」」


あの3人の視線に勝てない俺たちは、そういう感じで落として話を強引に終わらす。


とはいえ…俺はマグの体だから無理しないように気を付けてるし、ララさんたちもそれは知ってるからあまり肉体労働は回してこないからなぁ……。

今さら見直すことは無いと思うけど……。


コウスケ「ま、まぁ…今日はどっちにしろお休みだし、ゆっくりしようよ。ね?」

リオ「そ、そうだな!あ~…つっても何するとか、特に思いつかないなぁ……」

メリー「……トランプ」


話題を逸らした俺たちに、メリーがやりたいことを発言する。

それに俺たちをじっと見ていた3人が見つめるのをやめて反応した。


トランプはメイカさんが持っていたものだ。

依頼場所への移動時間やら他の冒険者との賭け事やらで出番が多いから、大体の冒険者は持っているらしい。

俺たちも何回か一緒に遊ばせてもらったことがある。


モニカ「トランプかぁ……大人の人がやってるのは見たことあるけど、やったことないなぁ……」

チェルシー「そうなの?あたしはお兄ちゃんたちと遊んだことあるよ。サフィーちゃんは?」

サフィール「私も無いですね。医療ギルド内で騒ぐのは駄目ですし、カードで遊んでいる人自体をあまり見かけません」


あぁ~……まぁ、医療ギルドって病院みたいなもんだしな。遊んでるとしても、入院者と見舞いに来た人がやってるぐらいだろう。

あとは休み時間とかかな?


シエル「あたしはあるわよ。マスターが強すぎてねぇ……ギルドのみんなで「打倒マスター!」っていっぱい練習してるわ」

サフィール「あ~…グリムさん強そうですものねぇ……」

リオ「大人げ無さそうだよなぁ……」

シエル「そうなの!大人げないのよマスターは!」


サフィールちゃんとリオの評価に声を荒げるシエル。


コウスケ(またなんかやったんだろうな……)

マグ(グリムさんですもんね……)


あの人しっかりしてるけど基本的に面白そうな方に行くからな。

そしてまたシエルが反応良いからなぁ……。


そんなグリムさんを知らないショコラちゃんがシエルに尋ねる。


ショコラ「ねぇ、シエルのマスターさんって意地悪なの?」

シエル「そうなのよ!いっつもからかってくるし、あたしのおやつ勝手に食べるし、やたらと子ども扱いしてくるしっ!自分の方が子どもっぽいのにぃ!」

ショコラ「そ、そうなんだ……」


うがーっ!と不満をぶちまけるシエルに、ショコラちゃんは「やっちゃった?」という困り顔で相槌を打つ。

そんな荒ぶるシエルを治めようと、今度はパメラちゃんが質問した。


パメラ「で、でもさ!それでもマスターなんだし、どこかいいところがあるんでしょ?」

シエル「むぅ…そりゃまぁ一応…《賢王》なんて言われてるぐらいだし……いろんなことを知ってて、調合とか魔法のこととかは詳しいし、そのときだけは真面目に教えてくれて……ちょっと…ちょっとだけ…頼れるけどぉ……」

ショコラ・パメラ「「《賢王》?」」

シエル「うん。マスターはね、世界一の頭脳を持つって言われるほど頭がいいの。だからいつの間にか《賢王》って呼ばれるようになったんだって」

ショコラ・パメラ「「へぇ~!」」


コウスケ(…落ち着いたね)

マグ(落ち着きましたね)


荒ぶるシエルはパメラちゃんによって鎮められた。


シエル「でもそれならあたしが怒るようなことしないはずだから、結局うわさはうわさなのよ。実際は意地悪な大人なんだから」


それでもグリムさんの評価は辛辣だった。


…まぁ…自業自得だわなぁ……。


と、そんなこんなしていたら全員食べ終えたので、一旦話を切りあげてご挨拶。


コウスケ「ごちそうさまでした」

みんな『ごちそうさまでした!』


食べ終わった食器を各々キッチンに持っていく…のだが、いっぺんに行ったらさすがに混雑して危ないので順番で片していく。

まずはモニカちゃん、リオ、シエルが向かう。


フルール「終わったの?もっとゆっくりでもよかったのに」

リオ「いえ、十分ゆっくり食べさせてもらいましたので」

モニカ「フルールさん、ユーリさん…!すごく美味しかったです…!」

ユーリ「そう?よかった〜♪あっ、洗い物はこっちでやっとくよ」

リオ「いえいえ!これぐらいオレたちがやりますよ!」

シエル「そうですよ!自分の分は自分でしますから!」

フルール「そう?まぁ…そういうことなら、私たちも食べさせてもらおうかしら?」

モニカ「はい…!ごゆっくりどうぞ…!」

ユーリ「あはは♪モニカちゃん、お店にいるときみたいだね!」

モニカ「えへへ…♪」


なんだかしっかりした会話が聞こえる。


と、そこでフルールさんとユーリさんがこちらにやってきた。


フルール「それじゃあ、お言葉に甘えて食べさせてもらうわね」

ユーリ「お皿洗いはお願いね?」

みんな『は~い!』


みなさんいいお返事で。

ほんと良い子たちだよ。


モニカ「終わったよ~…!」

コウスケ「はいよ~。んじゃ、お先失礼」

チェルシー「どうぞどうぞ~」


ほどなくして戻ってきたモニカちゃんたちと交代で、俺とメリー、パメラちゃんがチェルシーに送られて食器を片付けに行く。


パメラ「マグ、メリーちゃん。私からいい?」

コウスケ「いいよ」

メリー「……うん(こくり)」


パメラちゃんが最初に洗い始め、俺たちは食器を置いて待機する。


パメラ「終わったよ~」

メリー「……マグ、次わたしでいい?」

コウスケ「どうぞ~」


というわけでメリーが洗い始める。


ちなみにこのキッチン。実は調理場が2つある。

高いところと低いところ、低いところは子ども用…というだけではなく、ドワーフなどの背の低い種族の人でも台座無しで使えるようにという心遣いだ。


俺たちでも一応高い方を使えなくはないが、無理は食器破壊の元になるので大人しく低い方を使う。


メリー「……終わった」

コウスケ「は~い」


そんなわけで俺も低い方で洗う。

ちゃちゃっと終わらせて、待っててくれた2人に声をかけようとすると、パメラちゃんがススス…っと俺にすり寄ってきた。


…なんか嫌な予感がする……。


コウスケ「え~と……どうしたの?」

パメラ「ねぇマグぅ……ショコラばっかりずるいと思うの」

コウスケ「ずるい…とは……?」

パメラ「私もマグをぺろぺろしたいな~♪」

コウスケ「えっ……」

メリー「…!」


パメラちゃんの言葉にメリーも驚いた……が、何か…期待した目を…こちらにチラチラっと寄こしてきてる……。


これはまずい流れだよな……どうにかなだめよう……。


コウスケ「あ~…パメラ?」

パメラ「ずるいも~ん!ショコラだけずるいずるいずるいずるい~!」


あっ駄目だこれなだめらんねぇや。


パメラ「ねぇ~…マグぅ〜……いいでしょ~?(すりすり)」

コウスケ「あぅぅ……!」


俺に抱きついて胸にほっぺすりすりは可愛さと気恥ずかしさがやばいからやめてぇぇ……!


うぅ…どうしよう……。

さっきフルールさんにたしなめられたけど、禁止されたわけじゃないからなぁ……。

あっでも…あんまり甘やかしすぎないように…とも言われてるし、ここは心を鬼にして……


パメラ「マグぅ〜……(すりすり)」

メリー「……(チラチラ)」


……駄目だっ!

こんな愛らしいお願いも、ソワソワこっちを窺ってるメリーちゃんにもお叱りという名の爆弾を投下するなんて俺には出来ないっ!!


コウスケ「……静かにね……?」

パメラ「っ!…うん♪」

メリー「あっ……」

コウスケ「メリーも静かにならいいよ……?」

メリー「!……♪」


うぅ…くそ……良い笑顔で…………可愛いなぁ……。


とか思っていたが、パメラちゃんが想定外の要求をしてきて現実に戻される。


パメラ「じゃあお腹舐めちゃうね?」

コウスケ「えっ…お、お腹……!?」


何故お腹……!?


パメラ「ダメ……?」

コウスケ「さ、さすがに恥ずかしいよ……」

パメラ「大丈夫だよ。昨日いっぱい舐めたでしょ?」

コウスケ「そうだけどぉ……」


あれはみんなでわちゃついてたときのノリと言うか……今みたいにこっそりと…ってときにお腹とか舐めるのはなんかちょっと…いけないことをしてるって感じが強いというか……


メリー「……じゃあわたしは噛んだとこ」

コウスケ「メリーったらマイペース…」

パメラ「ぺろ~ん」

コウスケ「ねぇ聞いて?」


まったく話を聞いてない2人に苦言を呈しつつ、俺は少し屈み、メリーが首筋に顔を寄せやすいようにする。

その間にパメラちゃんが俺の服をめくりお腹を露出させた。


コウスケ「…ねぇ……めくりすぎじゃない……?」

パメラ「ダメ……?」

コウスケ「…まぁいいけど……」

パメラ「やった♪」


駄目だわぁ…フルールさん……。

俺この子らに心を鬼にするとか出来そうに無いですわぁ……。


パメラ「ぺろ…」

コウスケ「っ!?」

パメラ「あはは、ピクってした〜♪」


そりゃ予告無しでいきなり舐められたらそうなるわ!


コウスケ「ちょっ…パメラ…」

パメラ「大丈夫大丈夫♪」

コウスケ「大丈夫じゃな…」

メリー「ん……♡」

コウスケ「…っ」


今度はメリーがステルスアタックを敢行してきて、俺の抗議は中断させられた。


もう!メリーまで!


メリー「ぺろぺろ……♡」

パメラ「んふふ…♪ぺろ…れろ…♪」

コウスケ「っ〜〜〜〜!!」


うぐぅ……また生殺し……。

マグに危うく襲いかかりかけたのに、その上にまだまだこんな……!

うぅぅ……!


コウスケ「ふ、2人とも……あんまり遅いとショコラたち来ちゃうから……!」

パメラ「んぅ〜?…ん…そうだねぇ……まぁ満足したしいっかな〜♪メリーちゃんは?」

メリー「ぺろぺろ……んふ…まんぞく…♪」

パメラ「そっか♪」


よかった〜……!


コウスケ「じゃ、じゃあ戻ろっか」

パメラ「うん♪」

メリー「……こくり」


やれやれ……どうにか被害を最小限で抑えれたな……。


マグ(大丈夫ですかコウスケさん?)

コウスケ(どうにかね〜……)

マグ(じゃあ今日もいっぱいぺろぺろしてちゅーしていいですか?)

コウスケ(…………)


それされると多分マジで冗談抜きで理性が空っぽになると思うのだけど。

ケモノになっちゃうかもなのだけど。


コウスケ(……お手柔らかにね……?)


魅力的すぎて断れないわけで。


マグ(えへ〜♡)


こんな嬉しそうな声も聞きたかったわけで。

今日も多分天国(じごく)を味わうことが決まりましたとさ。


コウスケ「ただいま〜………って、どうしたの?」


いろいろ諦めながらみんなの元に戻ったのだが、何やらみんながそわそわしていた。

…フルールさんは呆れたような顔をしている……。


はは〜ん……?


コウスケ「…聞こえてた……?」

みんな『…………(こくり)』


…………普通に恥ずかしいんじゃが?


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


シエル「そういえば、トランプって言ったって、何人かやったこと無いんでしょ?何するの?」


なんてことをシエルに言われ、今さらながら「そういやそうじゃん」と思う俺氏であった。


ちなみにあのあと予想通りというかなんというか。

ショコラちゃんとチェルシーにもぺろぺろされました。


パメラ「ショコラずる〜い!さっきしてたでしょ〜!」

ショコラ「覚えてないも〜ん♪」


とかなんとか言って、便乗したチェルシーと一緒にぺろってきました。


しかもそれをご飯が終わるごろを狙ってきたようにタイミング良く降りてきたメイカさんたちに見られました。

めっちゃ興奮してました。


それら諸々(もろもろ)で疲れたのでマグと交代しました。


なので今めっちゃリラックスしてます。

はぁやれやれ……。


マグ「そうだね……やっぱり分かりやすいのはババ抜きとか?」

リオ「七並べとか?」

チェルシー「ポーカー…はさすがに難しいね」


そうさなぁ……ポーカーは難しいから、やっぱりまずは簡単なのからがいいと思うな。


(俺もババ抜きか七並べが良いと思うな)

(ですよね。やることは単純ですから)


マグ「じゃあ簡単なババ抜きと七並べにしよ?」

シエル「わかったわ」

メイカ「あっそれなら、私たち食べ終わったから机使っていいよ~?」

ケラン「いや、机だと手札が見えてしまいますよ?」

メイカ「あっそっか……」


ケランさんの言う通り、4人とかなら問題ないだろうが、9人もいて机でやると絶対見えると思う。


コウスケ(そこの低い机とソファーのほうがまだ見えづらいんじゃないかな?)

マグ(ですね。そっちにしましょう)


マグがそのことをみんなに伝えて大移動。

ソファーは詰めればギリギリ5人は入るだろうが、それだとこっちでやる意味が無くなるので3人だけ。

相談の結果、家主であるマグとメリー、そして強制参加じゃんけんに勝ったリオが座ることになった。


強制参加の理由は「リオちゃんはいっつも遠慮するから!」と、チェルシーが言ったからだ。


そんなこんなでとりあえずババ抜きをすることに。

トランプは子どもの手には少し大きいので、半分にしてチェルシーに渡す。


ちゃっちゃっとシャッフルしたのち、9つの分けてカードを置く。

チェルシーが配り終え、次はマグが同じように配る。


これで9人分の手札の分配が終わった。


モニカ「1人6枚ぐらい…って感じかな…?」

ショコラ「少ないねぇ……」

チェルシー「次は5人と4人のグループに分かれてやろっか」

リオ「そうだな。とりあえず今はこれで始めようぜ」


モニカちゃんの言葉にショコラちゃんが呟き、チェルシーとリオが改善案を出した。


まぁ何はともあれ、第一回ババ抜き大会の幕が切って降ろされた。


コウスケ(頑張れマグ~!)

マグ(はい!勝ったらいっぱい褒めてくださいね?)

コウスケ(めちゃんこ褒め倒してあげよう)

マグ(むふ~!)


まぁ勝たなくても当然甘やかすけどね。

次回の更新は9/16(木)の予定です!

次回もお楽しみに〜!



※パメラ、メリーのぺろぺろタイム後の波線の後のすぐの文章に軽く付け足しました。


↑それをちょっと直しました。

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― 新着の感想 ―
[一言] 今回は子供と大人の認識の違いって奴が解る話ですけど、急いで成長しなくても良いと言うか、寧ろ緩やかな成長の方が望ましいですし、疑問や不満は生まれても精々道を示す位が丁度良いでしょう。 親方達大…
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