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196.お泊り会…下準備

誤字報告、ありがとうございます!

もっとちゃんと見直せや、俺……。

寮に帰るまでの間、マグからお風呂のことを聞いた俺は戦々恐々としていたが、途中で気になった事が出来たのでそれを確かめるべくサフィールちゃんにコッソリ話しかける。


コウスケ「サフィールちゃん……お風呂に入ることになるけど…その……」

サフィール「…?…あ、もしかして……()()ですか……?」


そう言ってサフィールちゃんは…豊満なお胸をゆさっと持ち上げる。


コウスケ「そうそう…羨望の目で見られるかもだけど…って違う違う……」

サフィール「ふふふ…♪こっち…ですよね……?」


そう言ってサフィールちゃんは…頭を隠している帽子に触れた。


…小ボケを挟む余裕があるんなら大丈夫なのかな……?


サフィール「確かに怖いです……でも、メリーさんが勇気を出していたのを見て、私も頑張ろうと思ったんです……!」

コウスケ「…そっか……うん、わかった。でも、無理はしないでね?何かあったら私に言ってね?」

サフィール「…はい……ありがとうございます……♪」


ってか、サフィールちゃんのことを現状で知ってるのは誰なんだろう?

チェルシーだけってことは無いと思いたいけど……。


そう考えて聞いてみようと思った矢先、サフィールちゃんの方から話しかけてきた。


サフィール「あの…マーガレットさん……」

コウスケ「ん?どうしたの?」

サフィール「えっと……手を握ってくれませんか……?」

コウスケ「うん?それぐらいお安い御用だけど……」

サフィール「ありがとうございます」


お礼を言うと、差し出した俺の手をきゅっ…と掴むサフィールちゃん。


サフィール「…♪」


なんだかとっても嬉しそう。

不安だから握っててほしいってことかな?

サフィールちゃんならいつでもウェルカムだからそんなのなくてもいいんだけど。


と、まぁそれはさておき…


コウスケ「ねぇサフィールちゃん。サフィールちゃんのことを知ってるのって、チェルシー以外に誰かいるの?」

サフィール「はい。ここにいる子だったらショコラさんとパメラさん、メリーさん以外は知ってますし、ハルキさんたちも知っています」

コウスケ「ってことは…新しく来たばかりのメイカさんたちだけってことかな?」

サフィール「そうなりますね」


そっか。

それならよかった。


マグ(それならサフィールちゃんも気を遣わずに楽しめそうですね!)

コウスケ(うん。メイカさんたちなら大丈夫だろうし、せっかくのお泊り会が辛いものにならなそうでよかったよ)

マグ(なんならコウスケさんの方が大変ですもんね)

コウスケ(ほんとにね……)


パメラ「あっ!?サフィールちゃんがマギーちゃんと手つないでる!」


ほら早速……


ショコラ「あっずる~い!ショコラもショコラも~!」

チェルシー「あたしも~!」

メリー「……わたしも…!」

コウスケ「待って待って……そんな腕何本も無いよ~……!」


結局じゃんけんで勝ったチェルシーがもう片方の手を握ることになった。

チェルシーはとても嬉しそうで、負けた子たちは対照的に羨ましそうにサフィールちゃんとチェルシーを見つめる。


そんな様子にマグからお言葉が飛んでくる。


マグ(……相変わらず大人気ですよねぇ…コウスケさん?)

コウスケ(そうだねぇ……つっても、女の子同士ならこれぐらいは普通じゃないの?)

マグ(違いますよ~。コウスケさんの世界だとそうなんですか?)

コウスケ(いや…全然知らない。だからこれぐらいが普通なのかなって……)

マグ(なるほど……でも違いますよ。ショコラたちとはよく遊んでましたけど、抱きついてきたり手を繋いだりはしたことあっても、こんなに毎日ベッタリだったことはありませんでしたよ?)

コウスケ(そうなの?)


意外だなぁ……。

マグ自身、インドア派だと聞いてたのに結構グイグイ来るタイプだったから、これぐらいは日常みたいなもんだと思ってた……。


マグ(そうですよ!……やっぱりコウスケさんは人気者なんですね!)


あかん。なんかマグが拗ねた。


コウスケ(嫌われるよりはずっといいでしょ~?)

マグ(そうですけどぉ……!うぅ~……!)

コウスケ(も~……)


ハーレムをお願いしてきたことは思えないほど拗ねてるなぁ……。

正直そこまで思ってくれてめちゃくちゃ嬉しいが、このままってわけにはいかない。


コウスケ(お詫びに今日もしたいことしてあげるから……)

マグ(じゃあかぷかぷしましょう)

コウスケ(はや~い)


さてはこやつ……嵌めやがったな?


マグ(コウスケさんのことをかぷかぷするので、コウスケさんも私もしてください♡)

コウスケ(それが目的か)

マグ(うふふふふ♡)


可愛いが過ぎるなほんと。


コウスケ(わかったよ。…でも…ほんとにいいのかな……?)

マグ(?どういうことですか?)

コウスケ(ん~…?…また我慢できなくなるかもよ……?)

マグ(っ!!…そ、それはぁ……♡うへへへ……♡望むところと言いますかぁ♡それこそ昨日みたいに跡が残るほどでも……♡)


あぁぁぁもぉぉぉぉ……!

ほんとこの子心に悪いよぉぉぉ……!

そして禁欲するってのになんで火に油注いだんだ俺よぉぉぉ……!?


などと自爆しながらも、俺たちは寮へと到着した。


フルール「私はお風呂沸かせて来るわね」

コウスケ「はい、お願いします。あっみんな、そこで靴脱いで。この建物内は土足厳禁だよ」


風呂を沸かしに行ったフルールさんを見送り、ひとまずリビングへとやってきた俺たち。

ハルキの指示の下で家具を端っこに寄せていき、そうして出来ただだっ広いスペースに、ハルキがマジックバッグから今はもう懐かしき「お布団」を全員分取り出した。


ハルキ「ユーリさんは《ヤマト》の国の出身と聞いたのでユーリさんたちの分もご用意してみました。せっかくですから使ってみてください」

ユーリ「ありがとうございます!それで、使ってみた感想が聞きたいってことですね?」

ハルキ「はい。ですが、モーリッツさんのお店に置く予定ですので、申し訳ありませんが明日モーリッツさんのお店までご足労いただければと……」

ユーリ「構いませんよ。むしろ私でよければって感じです」

ハルキ「ありがとうございます。あと、これらは気に入ったのであればこのままプレゼントしますので」

ユーリ「えっ!?いいんですか!?」

ハルキ「はい。マーガレットちゃんの勝利祝いです」

ユーリ「やった!ありがとうございます!」


布団が勝利祝いとか聞いたことないなぁ……。

ま、ありがたいけどね。


ハルキ「そしてメイカさんはみんなで寝たいって言いそうなので……」

メイカ「よく分かったわねぇ」


みんな分かるよ。

そんな空気が全員からにじみ出た。


メイカ「でもさすがに今回はやめとくよ~。せっかくだから、子どもだけで楽しみなよ」

コウスケ・マグ「(えっ!?)」


珍しい!あのメイカさんが天使 (マグ含む)に囲まれる機会を流すなんて!?


メイカ「その楽しんでるところをこっそり眺めるから!」

コウスケ・マグ「(ですよね~)」


さすがメイカさん。

期待を裏切らない。


ララ「…こ、こほん……私からはこれ。商業ギルドで試供品で渡されたパジャマ~!」

みんな『わぁぁ!』


微妙な空気を打ち破るようにララさんがバッグから紙袋を取り出して、その中にあったパジャマをみんなに見せると、リオを除いた子ども全員が声を上げる。


リオ「…ちょっと可愛すぎませんか……?」


リオが乗り気じゃないのはそういうことらしい。

このパジャマ、なかなか可愛らしいデザインになっており、基本的にボーイッシュスタイルなリオは、これを可愛すぎると思ったようだ。


だがそこがいい。

そして説得しよう。


コウスケ「いいじゃん!お揃いだよ!」

リオ「いや…でもよぉ…俺には可愛すぎるって……」

コウスケ「リオも可愛いよ?」

リオ「んなことねぇよ……可愛いってのは、お前やモニカとかを差す言葉だろ?」

コウスケ「バッキャロイ。リオが何と言おうと、私はリオが可愛いということを絶対に曲げないからね?」

リオ「なんでそんな意志が強いんだよ!?」


コウスケ(いくぞマグ!)

マグ(りょうかーい!)


コウスケ・マグ「(リオは可愛い♪リオは可愛い☆リオは可愛い♡)」

リオ「やめろっ!?わかった!着るから!もう言うな!」

コウスケ・マグ「(まだ言い足りないんだけど?)」

リオ「や・め・ろっ!」

コウスケ・マグ「(あ~い)」


コウスケ(もうちょっと言いたかったのにね~)

マグ(はい。もっとリオの照れ顔が見たかったのに~)

コウスケ(まぁお揃いにはなるしいっか~)

マグ(ですね~)


ララ「そのパジャマもあげるけど、今度感想を教えてね♪」

みんな『はい!』

ハルキ「それじゃあそろそろ僕たちは帰るよ」


おっと…もう帰るのか。

お礼言っとかないと……


コウスケ「ありがとうございました、ハルキさん!」

ハルキ「うん。それじゃあね。今日はおめでとう、マーガレットちゃん」

ララ「おめでとう、マギーちゃん。またね!」

モーリッツ「では僕もこれで……おめでとうお嬢ちゃん」

コウスケ「はい、ありがとうございます!」


ハルキ、ララさん、モーリッツさんが帰り、俺たちは布団をリビングにザーッと敷いていく。


ちなみにララさんにもらったパジャマは、それぞれ紙袋に入れられて渡されたので、部屋の隅の邪魔にならないところにまとめて置いてある。


布団を見事に並べ終えたので、俺はすかさず布団の1つに寝転がる。


あぁ~……これこれ~……♪


ショコラ「マグ?」

ユーリ「こら、マーガレット。お風呂前に寝ちゃうよ?」

コウスケ「ん~……」


ユーリさんに叱られたので、もぞもぞとどうにか体を起こす。

が、即座にあくびが出てしまった。


コウスケ「ふぁ……ぁふぅ……」

モニカ「マーガレットちゃん、もう眠たいの…?」

チェルシー「マギーちゃん、今日頑張ったもんねぇ」


そうやねん……。

俺今日ものっそ頑張りましたん……。

う~…ねっむ……。

しかしまだ眠るわけには……。


コウスケ「…ん~……かくなるうえは……誰かなんかどっかつねってぇ……」

リオ「めちゃくちゃ曖昧だなぁ……」

ユーリ「あっじゃあマッサージしてあげる!多分どこか痛いはずだから!」

コウスケ「お願いしま~す……」

ユーリ「それじゃあうつ伏せになってね~♪」

コウスケ「は~い……」


ユーリさんがマッサージしてくれるとのことなので、俺は再びうつ伏せになって待機する。


ユーリ「じゃあまずは足からね~」

コウスケ「はい……んっ…んぅ……っ!」


土踏まず辺りに痛みがぁぁ……!


ユーリ「あ~…ここかな?」

コウスケ「いっ…!ぬあぁぁ……そこぉぉ……!」

ユーリ「ここ?」

コウスケ「あだだだだ……!」

ユーリ「あ〜…やっぱり疲れてるね~」

コウスケ「うぁぁ……!そ、そこぉ……!」

ユーリ「は~い…ここだね~♪」

コウスケ「いででででで……!」


思った以上にやばげだぁぁ……!


ユーリ「眠気飛んだ?」

コウスケ「飛びましたぁぁ……!」

ユーリ「じゃあちょっとずつ上行くね~♪」


そう言ってユーリさんはふくらはぎ…太ももとマッサージを続けてくれる。

そしてそっちの方は痛みはなく、心地よい感覚が流れてきた。


コウスケ「おぉぉ……いい……♪」

ユーリ「気持ちいい?」

コウスケ「はいぃ……♪」

ユーリ「ふふふ…よかった♪でもこのままだとまた寝ちゃいそうだねぇ」


確かに……気持ちよくてまた眠くなって……


ユーリ「じゃあ反対の足に移るね」

コウスケ「え?」

ユーリ「はい♪」

コウスケ「~~っ!?」


いっっったっ!!?


ユーリ「あ~…やっぱりこっちも効くんだねぇ……」

コウスケ「いだだだだ……!ユーリさん……!や、優しくぅ……!」

ユーリ「それじゃあまた寝ちゃうよぉ?」

コウスケ「ぐっ……それは……!」


そうだけどもぉ……!

さっきの気持ちいいのとの落差がぁ……!


ユーリ「あっでも、また上に上にってマッサージ続けたら眠くなっちゃいそうだねぇ」

コウスケ「んんっ!はぁ……はぁ……それは…確かに……」

チェルシー「あっ!はいはいっユーリさん!」

ユーリ「ん?どうしたのチェルシーちゃん?」

チェルシー「あたしがマギーちゃんの太ももマッサージするぅ!」


えっ?


ユーリ「あっいいねぇ!じゃあおねが~い!」

チェルシー「は~い!」

コウスケ「へっ!?ちょっ!チェルシー!?」

チェルシー「えへへ~♪マーガレットちゃん?気持ちよくしてあげるからね~♪」


それはマッサージとしてだよね?そうだよね?

今さりげなく舌でペロッと唇舐めたのは気合を入れたからだよね!?

俺になんかするからじゃないよね!?


ショコラ「あっずるい!ショコラもする!」

パメラ「私も手伝います!」

ユーリ「いいよ〜♪じゃあショコラちゃんは右腕、パメラちゃんは左腕ね♪」

ショコラ・パメラ「「は〜い♪」」


あっこれいつものだ。

まぁこれはさすがに予想内よ。


ユーリ「モニカちゃんたちもやる?」

モニカ「えっ?」

シエル「で、でもぉ……」


ユーリさんの言葉にモニカちゃんとシエルが少し遠慮がちにこちらを見やる。


うん……ごめんだけど、すでに3人に体を揉まれる定めだから、これ以上はちょっとやめてほしいかな。

主に俺の精神的に。


ユーリ「場所なら変わるよ〜?」

モニカ「…そ、それなら……」

シエル「やろうかな……」


おっとぉ?

いやでもさすがに2人は……


ユーリ「マグの腰を左右から揉めば2人でできるんじゃないかな?」

モニカ「あっ…なるほど…!」


ユーリさん?

なんて言っちゃってくれちゃってんの?


シエル「それじゃあ…モニカはどっちに行く?」

モニカ「う〜ん…どっちも同じだと思うよ…?」

シエル「…それもそうね」


そうだね!

どっちにしても俺にかかる負荷が凄いね!


モニカ「えっと…マーガレットちゃん……いいかな…?」


ここで聞くのモニカちゃん?


コウスケ「…いいよ」

モニカ「えへ…♪」


そんなの断れないんだよなぁ。

ずるいよなぁ。

可愛いよなぁ。


モニカ「じゃあ…マッサージするね…?」

コウスケ「うん…お願い」

シエル「良いところがあったら教えてよね?」

コウスケ「うん…わかった」

ショコラ「じゃあショコラたちも始めよっか」

パメラ「そだね。マグ、私たちにも気持ちいいところ教えてね?」

コウスケ「りょうか〜い」


…ロリっ娘4人に上半身をマッサージしてもらうって……。


…まだ上半身だからセーフだな。

なんならユーリさんとチェルシーがマッサージしてる下半身…というか足だけど。

そっちの方が危ない雰囲気あるからな。

あの2人アダルティだからな。


コウスケ「あ〜…シエルぅ…そこぉ……」

シエル「ここ?」

コウスケ「そ〜……」

モニカ「マーガレットちゃん、こっちは…?」

コウスケ「ふぁぁぁ…いいよぉモニカちゃぁん……!」

モニカ「えへへ…♪やったぁ…♪」

コウスケ「んっ…!ショコラぁ…そこもっとぉ……!」

ショコラ「ん…ここだね……モミモミ……」

コウスケ「あぁぁぁ……いいわぁ……」

パメラ「マグ、おじいさんみたいだね……」

コウスケ「まだそんな歳じゃない……あっ…パメラぁ…」

パメラ「ん?ここがいいの?」

コウスケ「そうそう……!」

パメラ「は〜い♪」


少女たちの強すぎず少し弱いくらいの力がちょうど良く俺のツボを刺激してくれる。


あぁ〜……これはいいわぁ……。


俺がマッサージを気持ちよく受けていると、メリーがユーリさんに話しかけるのが聞こえた。


メリー「……ユーリぃ…」

ユーリ「うん?どうしたのメリーちゃん?」

メリー「……わたしもしたい…なにかない……?」

ユーリ「う〜ん…そうだねぇ……」

メイカ「あっじゃあメリーちゃんはマーガレットちゃんの体を洗ってあげなよ!多分マーガレットちゃんはみんなの体を洗うことになるから!」


ちょっとメイカさん?

そんなこと大声で言ったら…


ショコラ「あっそうだね!じゃあマグに洗ってもらお〜っと♪」

パメラ「だね。マグは今日はお世話係さんだもんね♪」

モニカ「い、いいのかな…?」

シエル「ま、まぁいいんじゃないの?自分でもお世話係だって言ったんだし……」

リオ「オレは自分でやるから大丈夫だぞ〜」

サフィール「では、私はマーガレットさんを洗う側にいきますね」


ほらぁ……!

マグ大好き友だちーズがアップを始めましたよ〜!


別に嫌なんじゃないけど……やっぱり精神衛生上よろしくないからなぁ……!

出来ればもう諦めたメイカさんとかユーリさんとかと一緒の方がまだマシだよ……!

ほんとにマシってだけだけどね!


と、そこでモニカちゃんがもっともな質問を投げかけた。


モニカ「あっ…で、でもメイカさん…!私たちみんなで入れるんですか…?」

メイカ「うん、大丈夫!ここのお風呂は広いんだから!なんなら私たちが一緒に入っても大丈夫なぐらいよ!」

モニカ「そんなに……!?」


う〜ん、そうだねぇ……。

まぁ子ども9人は余裕だなぁ。

そこに大人3人ぐらい入ってもまだいけるだろうし……。


……みんな一緒に……?


それは…かなりまずいのではないか……?

マグと話し合ったとはいえ、やはりここは多少我慢をしてもらってでも……。


…俺が我慢すればみんな幸せじゃね?…とか正論が浮かぶ自分が憎い……!


いや、せめてメイカさんたちだけでも……!

ふにふに要因だけでも減らさねば……!

さすればあとはいつものお兄さんムーブで乗り越えられ…


コウスケ「あっ…!んにゃっ!?」

ショコラ「あはは!「んにゃっ!」だって!」

パメラ「マグったら、ネコさんみたいだね~♪」


しかしその言葉はモニカちゃんとシエルの背中マッサージによって阻まれ、それをショコラちゃんとパメラちゃんにからかわれてしまう。


うぅ……俺はこの子たちに対してなんて無力なんだろうか……。


モニカ「マーガレットちゃん…大丈夫…?」

コウスケ「うん…大丈夫……気持ちいいよモニカちゃん」

モニカ「よかったぁ…!じゃあ続けちゃうね…!」

コウスケ「うん…ありがとう……」


でもね…モニカちゃん……。

俺の心は大問題だよ……?


フルール「あなたたち~、お風呂沸いたわよ~……ってあら。マッサージ?」

ショコラ「あっフルールさん!そうだよ~!ショコラたちがマグにマッサージしてあげてるの!」

パメラ「ユーリさんが私たちに譲ってくれたんです♪」

フルール「そう…それはよかったわね」


よろしくない。

あんまりよろしくないよフルールさん。

マッサージは気持ちいいけど心には劇薬なんですよフルールさん。

この子らわざわざ足の上に乗ったり腕を自分の膝に乗せたりしてマッサージするから、実はかなり理性に悪いんですよフルールさん。


子ども特有のぷにぷにお肌がヤバいんですよ。

この感触…毎日触れているのにまったく慣れないんですよ。

心がまったく成長しないんですよ。

低成長率(1ピン、2ピン)な私…そう、コウスケです。


と、声に出さずに抗議していると、それが聞こえたわけでは無いだろうにフルールさんは俺を追い詰める提案をした。


フルール「それならディッグたちに先に入ってもらって、もう少しマッサージを続ける?」

コウスケ「えっ」


俺としては早く風呂に入って、もはや避けようのないこのあとの洗いっこをさっさと終わらせて心からゆっくりしたいんだけど……!?

マッサージの延長とか、確かに気持ちよくて疲れは取れるけど、精神が摩耗するんだが……!?


ほんとこういうとき女の子(マグ)の体でよかったと思うよ……。

だって男だと……ほら……アレが……ね……?


半成人式済ませたあたりの女の子たちにそれを気取られる心配が一切無いのは良いことだよほんと……。

それだけでも心にちょっとだけ余裕ができるもの。


…まぁ…女の子(マグ)の体だからこそこういう事態に襲われてるんだけどもね……。

そしてそもそも俺の性癖が問題というね……。

改める気は微塵も無いが。


ディッグ「ほんとにいいのか?」

パメラ「はい。私たちは多分長くなりますから……」

ディッグ「そうかい。んじゃあ先に入らせてもらうぜ」


あっ!?

考えてる間に話が終わってる!?


待ってパメラちゃん!

先がいい!俺先がいいな!


ショコラ「いってらっしゃ~い!」


行っちゃったぁぁぁぁ!!?


ショコラ「それじゃあマグのマッサージを続けよ~!」

パメラ「うん!」

シエル「じゃあモニカ。あたしたちも続けましょ」


待って待って待って待って?

もう十分じゃない?

もう十分揉んでいただいたと思うよ?


モニカ「あっ…えっと…シエルちゃん……私たちもちょっとお休みしよ…?」

シエル「えっ?」


モニカちゃん!

いいよ!そのままお休みしなよ!


モニカ「だからその間、ね…?」

シエル「ん…あぁ…なるほどね。わかったわ」


えっ?なに……あっ……。


メリー「……」

サフィール「あっ…いえ、お構いなく……」


シエルが向いた先、そこにはじ~っとこちらを見つめるメリーと、口ではあぁ言いつつもソワソワチラチラこちらを見るサフィールちゃんがいた。


あぁ…これは………まだ休めそうにないかも……。


メリー「……サフィールはそっち」

サフィール「えっ?い、いいんでしょうか……?」

メリー「……うん。一緒にマグをもみもみしよ?」

サフィール「…はい。頑張ります!」


頑張らないでー……。

まぁどんなに見直してもダメなときはダメなんですけどね。

あっ誤字の話です。


前回のお話どころか、最初の方のお話にもまだ誤字があったという……。


…日本語って難しいのね……。


悲しみに暮れる中、次回更新の予定。

次回は8/29(日)の更新予定です。


次回は…次回こそはお風呂回…だったかな?


もう自分の記憶力が怪しすぎて……。

でもめんどくさがりでそこそこのギャンブラー魂を持ってるものだから確認なんてしないの、私。


だから誤字るんだろというね。


はい、とにかく次回もお楽しみに〜!

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― 新着の感想 ―
[一言] 幼女のマッサージ、気持ちいいかい?コウスケさんや 逃げようも無い状況にさせられちゃいましたね(苦笑) まぁそれだけ疲れてたのでしょうけど、無茶と無理は禁物ですぞ?
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