191.VSルーク…そしてフラグ回収
お互いに強化魔法を掛け終え、俺は次の相手の行動を待たずに続けて魔法を唱える。
「《【我が前に現れよ】、[衝撃防ぐ]【魔力の壁】。[マナウォール]!》」
「……!」
俺の前に魔力の壁が出来るのを、ルークはただジッと見つめるだけ。
(なんで動かないんでしょう……?)
(さっきの話が原因だろうね)
(さっきのって……昨日のことの話ですか?)
(そう。それでルーク少年は俺たちの力を少しだけ知った結果、俺たちのことを甘く見るのをやめた)
(…つまり、あれは様子を見ている……?)
(そうなるね。だけど、待てば待つほど、俺たちの方が有利になるのを知らないようだね!)
まだ動かないルークの前で、俺はさらに詠唱を重ねる。
「《【我が意志に応える雷[玉]】よ、[我が手より現れ出でよ]!【サンダーオーブ】!》」
「っ!」
と、そこでついにルークが動いた。
魔法を詠唱している一見隙だらけな俺に対して、攻撃を加えようと壁を迂回してくる。
だが、捉えられない速度ではない。
サンダーオーブを4つ生成した俺は、バックステップで距離を取りながら、オーブのうち2つを直接ルークに…残りの2つを両側から飛ばして援護に回して迎え撃つ。
「っ!」
片方を避けたルークの前にもう片方のオーブが迫り、ルークは盾でそれをガードした。
「がぁっ!?」
しかしそれは雷魔法には悪手。
サンダーオーブが着弾により破裂すると、込められていた魔力も共に解放された。
そして、雷は本来当たれば奇跡が起きない限り死ぬほどの衝撃を与えるもの。
威力を抑えているとはいえ、その衝撃はかなりのものだ。
「うおぉぉぉ!」
しかしルークはそれに構わず突っ込んでくる。
なので俺は追撃をかける。
「撃て!」
俺が合図すると、両側に展開させたオーブから雷が射出される。
それは真っ直ぐルークに向かい、見事に直撃する。
「ぐぅっ!…ぬぁぁぁぁ!」
「ちっ…!」
(うそ!?)
それでも突っ込んでくるルークに舌打ちしつつ、俺は先ほど展開させた《マナウォール》を俺の前に…ではなく、ルークにぶつけるコースで動かす。
「…っ!くそっ!」
これにはルークも怯み、ようやく突進を止めることができた。
その隙を突き、俺は畳み掛けるように魔法を唱える。
「《【敵を撃て】、[蒼き一筋]の【稲妻】。[サンダー]!》」
「ばぁぁぁぁっ!?」
よし、効いてる!
…効きすぎてないよな……?
「《【我が意志に応える雷[玉]】よ、[我が手より現れ出でよ]!【サンダーオーブ】》」
やりすぎてないか確認するために攻撃の手をやめつつも、俺は戦闘続行に備えてオーブをさらに用意しておく。
ついでにマナウォールを俺の前に再移動させる。
「がはっ!はぁ…はぁ…!…まだまだぁぁ…!」
「ですよね…っと!」
俺はオーブたちを2:2で左右に分けて弧を描くようにルークに接近させてからもう1つ魔法を唱え、さらに畳み掛けていく。
「《【我が手より伸びて】[敵を射抜け]【雷の蔦】![サンダーアイヴィー]!》」
真っ正面から雷の蔦を伸ばし道を塞ぐ。
そしてそのタイミングで新たに呼び出した4つのオーブ…「部隊ブラボー(仮名)」から雷撃を放ち、先ほど残ったオーブ3つ…「部隊アルファー(仮名)」のうち、雷撃を放った2つを左右の地面スレスレから高速で突撃させる。
残った1つは上空で待機。
「ぐあぁぁぁっ!!」
まず4つの雷撃が当たり、そして突撃させた2つのオーブが着弾する。
雷撃を放って耐久力が残り1なチームブラボーの4つを俺の周りに漂わせ、俺は再び様子を見る。
「げほっ!げほっ!がふっ…!くそ……!」
よかった、生きてた。
しかし……まだ威力は高いか……?
もう少し絞らないとマジで殺しかねないな……。
「はぁ…!はぁ…!」
(…満身創痍…ですね)
(うん…でもまだやる気みたいだね)
(あんな一方的に攻撃されて、まだ勝てると思ってるんでしょうか……?)
(少なくともルーク自身はそう思ってるらしいね)
それにルークは決して弱くない。
最初の突撃…俺はあのとき強化を4段階のうちの「2」にしていた。
その段階で捉えることはできたが、実際かなりギリギリだった。
だからルークがまた突っ込んでくるようなら、強化を「3」に引き上げて対処することも考えている。
それにアルファー4つのオーブの攻撃を喰らってなお進み続けるあの根性……。
マナウォールをぶつけにいかなければ、あのままルークは俺に肉薄し、一撃与えに来ていただろう。
そして俺はそれを避けられないだろう。
近づかれたら今度は俺が一方的にやられるかもしれない。
強化具合で言えばルークの方が上なのだ。
さらに言えば、あれだけ打ち込んだというのにも関わらず、この闘技場にかけられているという、「瀕死になったら即座に回復が掛かる結界」の効果も発動した様子はない。
つまり、見た目以上に体力が残っていると考えた方がいい。
だから気を抜いてはいけない。
たった一つのミスで、マグの体に危険を与えることになるのだから。
「《【脅威防ぐ】[白の盾]。【囲み現れ我が意に答えよ】![タフネスカバー]》!」
念には念を入れて2つの小さな盾を作っておく。
「はぁ…!…うおぉぉぉっ!」
それと同時に、ルークは身体にさらに魔力を注ぎ込んでいった。
俺も合わせて強化を「3」に上げる。
さて……どう出る……?
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〔モニカ〕
みんな『…………』
チェルシー「すっご〜い……!」
今目にした光景に何も言えない私たちの中で、チェルシーちゃんだけがそう口にした。
すごい…確かにすごい……。
でも…まさか……
モニカ「こんなに一方的になるなんて……」
リオ「あぁ……マーガレットが危なかったのは、最初の突撃のときだけ……そのあとルークはもう動くこともできなくなってる……」
リオちゃんの言葉通り、マーガレットちゃんは最初のルークくんの攻撃を迎え撃ったあとは、たまに攻撃をやめて何かを確認してから再度攻撃を始める…というのを繰り返した。
多分…殺しちゃってないかを確認してるんだと思う……。
ダニエル「えげつねぇなぁ…お嬢……」
グリム「だね。威力、攻撃速度ともに最高クラスの雷魔法をマーガレットくんは見事に使いこなしている。あのボールも、弾こうが防ごうがぶつかれば破裂してダメージを受ける仕様になってるね。それを防ぐには避けるしかない…けど、避けても後ろから雷撃が飛んでくる…か………ダニエル、君はあの浮かんでいるボールから出てくる雷撃を全て避けられるかい?」
ダニエル「…出来ないことはないな。あれはお嬢が攻撃指示を出してるようだし、要はお嬢が認識出来ない速さで動けばいいだけだ」
グリム「では、それが出来る人は君を合わせて何人いる?」
ダニエル「………5人ってとこだな……ただ、万全な状態のアレを完璧に避けられるのはココだけだろうが……」
後ろではダニエルさんとグリムさんがマーガレットちゃんの魔法の球についてお話してる。
あれを避けられるのはココさんだけ…って……。
それってココさん以外、マーガレットちゃんに勝てないってことなんじゃ……?
メリー「……でもマグはまだ本気じゃない」
みんな『…………』
メリーちゃんの言葉にみんな黙ってしまう。
確かに…マーガレットちゃんはまだまだ余裕たっぷりな感じ……。
対してルークくんはもうボロボロ……。
シエル「…これもうマーガレットの圧勝じゃない……?」
同じことを考えていたらしいシエルちゃんがぽつりと呟いた。
私ももうマーガレットちゃんが負ける姿は想像出来なかった。
でもそれは、ディッグさんの言葉で否定された。
ディッグ「いや、嬢ちゃんも結構ギリギリだ」
リオ「えっ?でも見てる限りだと一方的に攻撃してるようにしか見えませんけど……」
リオちゃんの疑問に私たち子どもがみんな頷く。
ディッグ「確かに一方的だ。だが、最初の突撃……嬢ちゃんはあのオーブで防ぎきれず、仕方なく壁を向かわせた。もしあれも防がれて接近戦に持ち込まれた場合、一方的にやられてたのは嬢ちゃんの方だ」
メイカ「えぇ……残念だけど、マーガレットちゃんよりもあのルークって子の方が身体能力は上よ。むしろ、お互いに強化魔法を使ってそれが分かってしまったのは痛いわね……」
ケラン「そうですね……これでルークくんは、「近づけば勝ち」と考えて、降参することはまずなくなったでしょう……」
子ども組『…………』
ディッグさんたちベテラン冒険者さんの意見に、私たちは唖然とする。
パメラ「で、でも…!このままいけば勝てます…よね……?」
ユーリ「このままいければね……でも多分難しいよ」
パメラ「ど、どうしてですか……?」
ユーリ「ルークくんは弱っている……でもそのせいでマーガレットはもっと威力を抑えると思う。そうしないと本当にトドメを刺しかねないから」
子ども組『っ……』
トドメ……マーガレットちゃんがルークくんを……!
ユーリ「そこを突かれたら危ないかもね……」
パメラ「そんな……」
ユーリ「でもそれはマーガレットもわかってるはず……ここからどう動くかを考えてると思う。だから…信じて」
子ども組『…………』
……そうだ……信じてあげないと……。
大丈夫…マーガレットちゃんならきっと…
ジル「動いたぞ」
みんな『!』
ジルさんの言葉でマーガレットちゃんに視線を戻す。
ルーク「はぁ…!…うおぉぉぉっ!」
そこではルークくんが大きな声を出して立ち上がっていた。
サフィール「魔力を足したんですね……あれではマーガレットさんも強化を強める必要があります……」
サフィールちゃんの言う通り、マーガレットちゃんも静かに魔力を高めている。
そして…ルークくんが動いた。
ルーク「うおぉぉぉぉ!!」
ルークくんはさっきよりも速くマーガレットちゃんに走っていく。
それをマーガレットちゃんはさっき雷撃を放った4つの球と浮かばせていたもう1つから、もう1度雷撃を放って迎え撃った。
その雷撃は全部当たった。
でも…
ルーク「ぐぅぅ…!るぁぁぁぁぁ!!」
マグ「ちっ…!」
ルークくんは止まらず、そのままマーガレットちゃんの前にある透明な壁に突っ込んでいった。
マーガレットちゃんは舌打ちしたあと魔法を唱え始める。
マグ「《【奴を撃て】、[蒼き一筋]の【稲妻】![サンダー]!》」
再び唱えたサンダーもルークくんに直撃。
しかし…
ルーク「がぁぁ……!ぐう…うぅあぁぁぁ!!」
マグ「マジか!?」
それでも突撃をやめないルークくんに、さすがのマーガレットちゃんも驚きの声を上げた。
そのままルークくんは壁に斬りかかる。
ガッ!
剣は壁にめり込み、少しずつ下へ下へと壁を切っていく。
マグ「《【我が意志に応える雷[玉]】よ、[我が手より現れ出でよ]。【サンダーオーブ】》」
そんなルークくんに対して、マーガレットちゃんはまた雷の球を呼び出して壁の横から回して攻撃をする。
残っていた球も含めて、5つの雷がルークくんに当たった。
ルーク「……!!」
だけどルークくんはまだ離れない。
空に浮いていた球は消えて、残った4つの球が再び攻撃を加える。
ルーク「ーーー!!」
それでもなお、ルークくんは倒れない。
マーガレットちゃんはさっき呼び出していた2つの白い盾をルークくんを挟み込むようにして広げ、片方を盾で防いだルークくんに、もう片方の盾が脇腹にぶつかった。
ルーク「ぐふっ!?」
これには耐えきれず、ルークくんの攻撃が終わった…と思ったとき…
ルーク「…ぅぅうううぁぁぁああああ!!!」
みんな『!?』
ルークくんは大声を上げてぶつかった盾を掴むと、魔力の壁に叩きつけた。
そして壁にめり込んだ剣を進ませ、ついに魔力の壁を破壊して、マーガレットちゃんに飛びかかった。
マーガレットちゃんはそれを見越していたようで、先に魔力を高めながら後ろに下がって魔法を唱え始めていた。
マグ「《【鮮やかなりし雷】の[魔桜]よ。【かの者】を美しき世界へと誘いたまえ![雷桜吹雪]!》」
マーガレットちゃんがルークくんに杖を向けて唱え終わると、マーガレットちゃんの足元がバチバチキラキラし始めた。
それは突っ込んできたルークくんの少し手前に集まり、そして…
ルーク「ぐおぉぉぉぉ!?」
ルークくんを包み込むように竜巻を起こした。
会場『おぉぉぉ!!』
その光景に闘技場中から歓声が上がる。
何故なら…
モニカ「…キレイ……!」
それは…とてもキレイだったから。
チェルシー「すご〜い……!」
シエル「これも雷なの……?」
リオ「こりゃあ絶景だなぁ……!」
バチバチとピンク色の雷が弾ける竜巻はとてもキレイで、周りのみんなもそれに見惚れていた。
と、同じくこの光景に興奮を覚えたユーリさんの声が聞こえてきた。
ユーリ「わぁぁ!これ、桜吹雪!?凄い凄い!」
モニカ「さくらふぶき?」
って、なんだろう?
ユーリ「私の国…ヤマトの国にはね?桜っていう木に生る花があるんだけど、それと似たような花びらがあの竜巻を作ってるの!」
モニカ「へぇ〜…って、花びらですか!?」
私は驚いて竜巻をまじまじと見つめる。
他の子も同じように身を乗り出して竜巻をジッと観察し始めた。
けど……
モニカ「………わかる……?」
リオ「わからん……ショコラは……?」
ショコラ「わかんないけど……何かキラキラしたものがいっぱいあるのは見える……」
ユーリ「うん。そのキラキラしたものが多分花びら。マーガレットはそれで竜巻を作ったんだね」
むむむむむ……?
……う〜ん…ダメだぁ……やっぱりわからない……。
でも……
モニカ「…キレイだね……」
ユーリ「うん。とてもキレイ……!…懐かしいなぁ……」
ユーリさんがピンク色の竜巻を見ながら、何かを思い出すように遠い目をしている。
……これを見て「懐かしい」って……ヤマトってどんな国なんだろう……?
チェルシー「…って、そうだ!ルークは!?」
モニカ「えっ…?あっそっか…!」
チェルシーちゃんの言葉でようやく私はあの中にルークくんがいることを思い出した。
だけどどんなに目を凝らして見ても、ルークくんの姿を見ることは出来ない。
そのとき、マーガレットちゃんが杖を振った。
すると竜巻は消え、中からボロボロのルークくんが出てきた。
ルーク「はぁっ…はぁっ…はぁっ…はぁっ…!」
ルークくんは膝立ちの状態で息を荒げている。
チェルシー「…これは…マギーちゃんの勝ち…だよね……?」
シエル「うん……だってもう、ルークはボロボロだもの。これ以上やったって同じよ!」
メリー「……マグの勝ち……!」
チェルシーちゃんの言葉に、シエルちゃんとメリーちゃんが同意する。
そこにさらにショコラちゃんとパメラちゃんも加わる。
パメラ「やった!マグすごい!」
ショコラ「うん!さっきの竜巻もキレイだったし、他の魔法もかっこよかったし!これはもうマグの圧勝だよ!」
リオ「…いや…なんかルークの様子が変じゃねぇか……?」
子ども組『えっ?』
リオちゃんの言葉に、大喜びしていたみんながルークくんのことを見る。
リオちゃんの言う通り、さっきからルークくんの様子がおかしい……。
サフィール「…ダメージは深刻です……ですが…あの様子を見た感じだと、ただそれだけでは無いように思えます……」
モニカ「ど、どういうことサフィールちゃん……?」
医療ギルドでお手伝いをしていて、そういうことには詳しいサフィールちゃんに私は尋ねた。
それに答えてくれたのはジルさんだった。
ジル「ルークってガキ…少しまずいかもしれん」
モニカ「ま、まずいって……?」
…ま、まさか……
モニカ「…ルークくん…死んじゃうんですか……?」
ジル「いや…今のところそれはない。だが…」
ジルさんが続きを説明してくれようとしたそのとき。
ルーク「うぅぅぅ……!」
リオ以外の子ども組『ひっ…!?』
リオ「な、なんだ……!?」
ユーリ「……!」
私たちは聞こえてきた唸り声のようなものに驚いて試合へと目を戻す。
そこで私たちは…
ルーク「うぅぅぅ……!ぐぅぅるぁぁぁぁぁっ!!」
雄叫びを上げてどこか不自然に立ち上がるルークくんの姿を見た。
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〔コウスケ〕
ルークの雄叫びにより、ビリビリと空気が振動しているように感じる。
その当人は先ほどまでの構えを取っておらず、まるでかかって来いとばかりに両腕をダランとさせて俺を見据えている。
その姿はとても不気味で…どこかルークとは別人のようだと感じた。
(…コウスケさん……何か嫌な予感がします……)
(んだね……ここは1つ慎重に……)
マグと様子を窺っていると、ルークの目が変わっていることを確認した。
その目は濁っているように見えて……
「…っ!」
(コウスケさん!?)
ゾクリ…という感覚が来ると同時に俺は咄嗟に盾の一つと杖で防御姿勢を取った。
そしてそれは、俺の野生の感が働いた結果なのだとすぐにわかった。
何故なら…ルークがすぐそばに来ていたからだ。
(…えっ…?)
マグの間の抜けた声と、盾の砕かれる音…ミシミシと木製の杖から嫌な音が出るのがやけにハッキリと聞こえた。
その次の瞬間には、俺は吹っ飛ばされていた。
「…っ!…くっ…そ…!」
靴が地面を滑る音と感覚が伝わってくる。
どうにか倒れ込むことは避けれた俺は、殴ったあとの状態で固まっているルークを見る。
(ひっ!?)
そのルークの姿にマグが悲鳴をあげる。
俺も正直同じ気分だ。
ルークは…盾を振り切った状態でこちらを黙って見つめていた。
その目は先ほどまでの生意気少年の目ではなく……完全に、獲物を狩る獣の目をしていた。
今後、キャラが多すぎてわちゃわちゃしているところはこういった感じで、いけそうなところは削減…という感じでいこうかなと思います。
…自分でも「あれ?これ誰だっけ?」って一瞬なったので……。
さて、次回の更新は8/14(土)の予定です。
大方の予想通り暴走した感じのルーク少年…これをコウスケはどう相手取るのか。
お楽しみに!




