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168.腕の立つ冒険者の方々…とお詫びと告白(天然)

(ユーリさん、元気になってよかったですねぇ)

(そうだねぇ)

(ユーリさん可愛かったですねぇ♪)

(そうだねぇ♪)

(でも結構時間経っちゃいましたねぇ……)

(そうだねぇ……)

(…怒られますかねぇ……?)

(…そうかもねぇ……)

(ですよねぇ……)


ユーリさんをショコラちゃん、パメラちゃん、メリーちゃんと一緒にめちゃめちゃ照れさせたマグは、俺の言葉を聞いて苦笑いした。


マグたちが今向かっているのは、闘技場内にある個人練習室の1つ、「32号室」だ。

前回借りた13号室を通り過ぎ、テクテクきょろきょろしているとその部屋を見つけた。


受付の人によると、この部屋にララさんの言っていた「腕の立つ冒険者」の方がもうすでに待っているとのこと。


(…上でリンゼさんと話してからそこそこ経っちゃいましたから、もしかしたら呆れて帰った…とかだったら……)

(それだとせっかく声をかけてくれたララさんの顔に泥を塗ることになるし、なによりそのララさんにお説教されるだろうね……)

(ひぇっ……)


ララさん怒ると怖いからなぁ……。

あれだ。

美人が怒ると超怖いってやつだ。


(代わるよ、マグ)

(い、いえ!私が可愛いユーリさんをもっと見たいなぁって思わなければ早く着いたわけですし、私が謝ります!)

(いや、もともとは俺の作戦だし、責任者として俺が謝るよ)

(いえ、私が!)

(いやいや俺が…)


「マグ?入らないの?」

「(っ!)」


俺とマグが揉めていると、パメラちゃんが呼びかけてきた。


「う、うん!今入るよ!」

(あっマグ!?)


マグはそう答えると、素早く扉を開けた。


「あっ!もう来ちゃった!?」

「ん…時間で言うなら、むしろ遅い方」

「(あっ……!)」


そんなマグを迎えたのは、聞き覚えのある2つの声とシルエット。


「(エストさんとシャールさん……!)」

「うん!そうだよ~!」

「ん、久しぶり」


そこにいたのは、どちらもハルキの嫁である、黒猫獣人のエストさんと白猫獣人のシャールさんだった。


「そっちの子たちは初めましてだね!エストはエストだよ!」

「シャールはシャール」

「私はユーリです。こっちの子はメリーちゃんです」

「……(ぺこり)」

「ショコラはショコラです!」

「パメラです。よろしくお願いします!」

「うん!よろしくね!」

「ん、よろしくね」


ユーリさんに続いて、ショコラちゃんとパメラちゃんも自己紹介をするとエストさんが元気に返した。

そうしてみんなの自己紹介が終わったところで、シャールさんが問いかけてくる。


「ん…少し遅かったけど、何かあった?」

「あっ…は、はい……実は……」

「私のせいなんです……」

「「?」」


首をかしげる2人に、怒られないかビクビクするマグの代わりにユーリさんがさきほどの出来事を話す。


「あ~……エストたちもよく誘われるよぉ……」

「ん…しつこいのが多い」

「お二人もですか……断ってるのにずっと付きまとってくるのって鬱陶しくて……でもこっちから手を出すのも駄目だし……」

「ん……よく分かる」

「エストもご主人様に怒られたことがあるよ……すごく見てきたから吹っ飛ばしただけなのに……」

「ご主人様はいきなり殴っちゃ駄目って言ってるから、怒られるのは当たり前」

「でもぉ……すごく嫌だったんだもん……」


「…………」


そんな話をするエストさんたちをじっと見つめるマグ。

というより、1人を凝視していて、その視界の中に他の人がいる…と言った方が正しいか。


シャールさんの身長はユーリさんよりも少し低いぐらい。

お胸にはポンっと少しふくらみがあり、腰は細く、お尻も小さめ。

白い髪の毛と同じ真っ白なネコ耳とネコ尻尾は綺麗に整えられており、少し離れていても分かるほど綺麗な毛質をしている。


そしてもう1人。

エストさんの身長もユーリさんよりも少し下…シャールさんと同じぐらいだ。

彼女の黒髪もネコ部分も、シャールさんと同じくつややかで、綺麗に整えられている。


で、そんなエストさんの体形が……


「…………(じ〜)」

「…えっと……マーガレット……?エストの体に何か付いてる……?」

「付いてます……大きな果物が……」

「えっ?」

(マグ……そういうの良くない……)

「はっ!?ご、ごめんなさい……!」

「えっ…うっうん……?」


マグが本格的に変態街道を歩み始めている……。

ちょっと全力で止めないといけないな。


と、まぁ…そんなマグの反応から分かる通り、エストさんの体はとても発育が良い。

お尻はボンッ。腰も太すぎず細すぎずな健康体、そしてマグの視線を奪っているお胸はドーンと大きい。


さすがに身長的にユーリさんやフルールさんほどではないが、それでも中学2~3年生辺りの平均身長ほどの体が持つには大きいだろう。


平均身長とかまったく知らんが、うろ覚えの学生時代の記憶的にその辺りじゃねぇかなって思う。多分。


そんな不釣り合いなはずのお山があるのにも関わらず、彼女の体のバランスはとても良い。


しっかし……そうなるとユーリさんの異常さがよく分かる。

最初に会った時、ユーリさんにも同じような感想を持った覚えがあるが……こうして横から比べるように見ていると、エストさんより少し上ぐらいの身長であるユーリさんのお山は、エストさんより大きいというのがよく分かるのだ……。


だというのに、そんなユーリさんも不思議と化け物のようなお胸だと認識できず、バランスの良い極上の女体にしか見えない……。

異世界って凄いな。


……あっわかった。

マグがパイニストの道進み始めたの、俺がこういう頭してっからだ。

俺のせいじゃんどうしよう。


…でもこういうことはマグにも聞こえないように心の奥底で思っているだけのはず……。

ということは……実は思考漏れてる……?

それかなり由々しき問題なんだけど。


未成年には教育上よろしくない情報とか筒抜けになる可能性あるじゃん。

もう最悪エロの方は「保健体育」っつって、真面目な授業に繋げて誤魔化すという手段があるけど……もう一つの成人向けコンテンツ……いわゆる「残酷な描写」がマグに漏れだしたら……。


…心病むぜ?


地球と違って人を簡単にコロコロしちゃうゲームなんて無いんだし……いや、闘技場があるならそういう試合とかはあるかも?

そもそも冒険者って血生臭い職業と言っても過言では…まぁ無いし……。


…それでも、親が目の前で殺されたマグに見せるべきものではない。

トラウマがあるマグにそんな思考が漏れた日にゃあ……詰む。


…出来る限り残酷な描写のあるやつは思い出さないようにしよう……。


「マーガレットは大きいお胸が羨ましいんですよ」

「っ!!?パ、パメラ!?」


なんて考えてる間にパメラちゃんにバラされてーら。


「だって階段で話してるときから、ユーリさんのお胸をじ~って見てたじゃない」

「あぅっ!?そ、それはぁ……!」


(…だから自重しなさいって言ったでしょうに……)

(だ、だってぇ……!)


「…ぷっ……あはははっ!大丈夫だよ!嫌な感じはしなかったから!」

「ん…気持ちは凄く分かる。あれは反則……シャールにもあれば、ご主人様ももっと喜んでくれると思うのに……」


いやぁ…それはどうだろう……。

そのままでいいって言いそうだけどなぁ……。


それとも実は巨乳好きなのか?

ララさんというスレンダー美女とチェルシーというロリっ子サキュバスを嫁にしてるのに?


ないな……。

もしそうだとしても、ハルキはちゃんと愛してあげてるはずだ。

そうじゃないとこの2人もこんなに慕っていないはずだし、なにより凄く嫌だ。

どつきたくなる。


「マグはちゃんとあると思うなぁ……ほら」

「ひゃんっ!?」


とかなんとか考えてる間に、マグが後ろからパメラちゃんに襲われたの巻。


「ショコラだってちょっとあるし…私よりも持ってるのに……そんなことを言う子はこうだっ!」

「ふにゃぁっ!?や、やめっ…うぅんっ!パメラぁ…!」

「うぅ~…!思ったよりあるぅ……!それどころか村にいたころよりも大きくなってない……!?」

「村で…んんっ!さ、触ったのなんて…はぁ……!もうずっと前の話でしょぉ…!そりゃあ成長するよぉ…!」

「私はまったく変わらなかったもぉんっ!」

「ひゃぁぁ!」


…うわぁ…女の子同士のスキンシップって激しいんだなぁ……。


っていうか、ふわふわっと筆の毛先で撫でられてるような感覚がして凄くソワソワする……。

これより激しいのを今やられてるんだなぁ…マグ。

というかいつもやられてるんだなぁ……俺……。


「パメラ!ダメだよ、ユーリさんたちいるんだよ!?」

「うぅぅ〜……!そういうショコラが1番育ってるぅ〜…!!」

「ちょっ!パメラっ…ふあっ!?」


マグのお胸を揉みしだいていたパメラちゃんは、止めに入ったショコラちゃんにターゲットを移した。


「はぁ……!はぁ……!」


魔の手から逃れたマグはその場にペタンと座り込んでしまった。


(…マグ…大丈夫……?)

(ふぇ……大丈夫…じゃ…ないでしゅ……)

(だよね……代わる……?)

(ふぅ……ふぅ……でも…今代わったら、コウスケさんも疲れちゃうかも……)

(少なくとも心の疲れは無いから大丈夫だよ)


理性はまたエグい削られ方したけどね。


(…じゃあ……お願いします……)

(はいよ〜、任された)


マグと交代して少しふらつきながら立ち上がった俺は、とりあえず目の前で繰り広げられている争いを止めることにする。


「あ〜…パメラ、落ち着いて?傍から見たら変態さんだよ?」

「うぅぅ…!それはやだぁ……!」

「でしょ?だったら一回深呼吸~。吸って~…はいて~……」

「すぅ~…はぁ~……すぅ~……はぁ~………」

「落ち着いた?」

「うん…ごめんね、マグぅ……」

「いいよ。ちゃんとそっちにも言ってあげたらね」


そう言って指した先には、パメラちゃんから解放されて、息を荒げてへたり込んでいるショコラちゃんがいる。


「はぁ……はぁ……」

「あっ…!ショ、ショコラもごめん~!」

「だ…だいじょーぶ……はぁ……!はぁ……!」


まったく大丈夫に見えない。

かくいう俺も、体がちょっと(だる)い……。

なんで練習前にこんなに疲れるのか……。


「はぁぁ……すみませんエストさん…シャールさん…お待たせしました……」

「ううん、全然。みんな仲良しなんだね♪」

「ん、良いこと」

「あはは……」


それはそうなんだが、時と場合によると思う。


「こほん……それじゃあそろそろ練習を始めましょう。エストさんたちはララさんに頼まれて来てくださったんですよね?」

「うん!ララ姉に「手伝ってほしい」って頼まれたの!」

「ん…チェルシーをいじめたやつを成敗するお手伝い」

「ということは、何か良いトレーニング法を持ってきてくださったんですか?」

「うっ!そ、それがぁ……」


俺の問いかけにエストさんが目を逸らし、代わりにシャールさんが答えてくれた。


「ん…実はまだ思いついてない……」

「あらら……」


リンゼさんも「悩んでる」って言ってたし、それはまぁ想定内ではある。


「でしたら…少し私の相手になってもらえませんか?実はまだ対人戦闘の経験が無くて……」

「!うん、それならいいよ!」

「ん、経験は大事」

「ではお願いします!」


よしよし。

いつもディッグさんと練習してたけど、体力づくりと構えとか立ち回りなんかの基礎の基礎しかできてないから、ぶっつけ本番でルークと向き合うのはちと怖かったんだ。


今から殴りかかってくる相手に、怯えて立ち竦んじゃうんじゃないかって。


そういう恐怖を乗り越えとかないと、戦闘なんてできないからな。

この機会に体験しておこう。


「言ってくれたら私も手伝ったのに~……」

「うっ……ごめんなさいユーリさん……」


位置に着こうと移動する俺に、ユーリさんが抗議してきた。


「いつか頼もうと思ってたんですけど、なかなか機会が無くて……」

「むぅ~……まぁ朝はディッグさんと練習してるし、お仕事もあるしね……でもちょっと寂しいな~……」

「うっ……ごめんなさい……」


昨日あんまりベタベタしないでって頼んじゃった手前、今までのように彼女を甘やかすのはどうなんだろうと考えてしまい、なにかお詫びしたいけど何をすればいいのか分からなくなってしまう。


(…コウスケさん)

(ん…どうしたのマグ……?)

(今まで通りでいいんじゃないですか?)

(えっ?)


心読まれた?


(ユーリさんも昨日のことは反省しているんですし、どう接したらいいか分からなくなっているかもしれませんよ?)


…確かに…昨日からユーリさんは今までのようにくっついてこなくなった。

表情や態度はいつも通りなんだけど…どこか距離があるというか……そうさせたのは俺なんだけど……。


(だからコウスケさんの方から、こういうことはしていいよ~っていうのを教えてあげれば、ユーリさんもその範囲内で甘えてくれるんじゃないかなって)

(なるほど……)


そういえばエッチなイタズラをやめてくれって言っただけで、どこら辺までがそうなるのかを伝えてないし考えてもなかった。


これは駄目!…というのを伝えないと、これはいいのかあれは駄目なのかと考えてしまい、そういうのを聞こうにも相手によっては聞きずらいこともある。


今回は俺がやらかしたので、ユーリさんはそういう話題を振っていいのかどうかも図りかねてるのかもしれない。

完全に俺の落ち度だ。


(…ありがと、マグ。ユーリさんと話してくるよ)

(はい。いってらっしゃい♪)


俺はマグとの会話を終えて再びユーリさんの目を見る。


「…?どうしたの?」

「…ユーリさん。少しお話いいですか?」

「えっ?うん…いいけど……」


ユーリさんはチラッと位置についているエストさんに視線を向ける。


これから練習相手になってくれるんだった。


「すみませんエストさん。少し時間をもらっていいですか?」

「うん?いいよ~」

「ん…その間にこっちも話してるから、ゆっくりでいい」

「ありがとうございます」


…シャールさんにはもしかしたら、大事な話だって気付かれたかな……?

もしそうだったら、気を遣ってくれて本当に感謝しかない。


「それじゃあユーリさん…こっちに……」

「う、うん……」

「「?」」


ショコラちゃんとパメラちゃんは俺を不思議そうに見つめるが、こっちに寄って来ることはなかった。


2人にも気を遣わせちゃったかな……。

ちゃんとお礼を言わないとね。


部屋の端っこのベンチに並んで腰かけ、俺は話を始める。


「その…昨日のことなんですけど……」

「っ!う、うん……」


ユーリさんもすぐに分かったのだろう。体をビクッとさせた。


「その……昨日いろいろ言ったとは思うんですけど……」

「うん……」

「えと……あれは、その……エッチなイタズラだけやめてほしい…って言いたかっただけでして……」

「……」

「だから…その……い、今まで通り…頭を撫でるとか……手を繋ぐとかみたいなのはいいと言いますか……」

「!」

「えっと…つまり…その……か、軽く甘えるぐらいだったら別にいいというか……えと……」


あかん……!

恥ずかしすぎて死にそう……!


こういうおねだりとかいつもされる側で、したことはあんまり無いからすっごく恥ずかしい……!

恥ずかしすぎて目を見れない……!


「マーガレット……」

「っ!」


恥ずか死にそうな俺の手、ユーリさんの手が添えられた。


「えと……本当にいいの……?」

「はい……」

「無理してない……?」

「してません……」

「でも……あなたは優しいから…私のためにそういうことを言ってるんじゃないかなって……」

「…そんなことないです」


まだ遠慮がちなユーリさん。


…素直になれ…俺……。

多少の恥ずかしさより、ユーリさんの方が大事だろう……!


「おれ……」

(あっ)


えっ…あっ、あぶね。


「私は……」

「…うん」


俺は添えられたユーリさんの手をぎゅっと握り、彼女の目を見て、しっかりと伝えた。


「ユーリさんと離れたくないです」

(ふわぁ……!)

「…………ふぇっ…!?」


ボッ、と顔を赤くするユーリさん。

しかしすでにいっぱいいっぱいな俺は、その変化に気を留める余裕が無く、そのまま言葉を続ける。


「…昨日今日…ユーリさんはちゃんとオ…私にそういうことをしなくなりましたけど……その……今までみたいに甘えてくれなくもなって……それが…寂しくて……」

「そ、そそそ、そう、そう…なんだ…!ふーん…!」

「だから……えっと……凄く勝手なことを言ってるのは分かってるんですけど……」

「う、うん……!」

「…また…甘えてくれませんか……?」

「~~~~っ!!」


ユーリさんは耳をこれでもかとピーンと上に伸ばし、顔を真っ赤にして口をパクパク。


…やっぱり都合良すぎだったかな……?


「あの…」

「う、うんっ!いいよっ!むしろいいのっ!?」

「えっ…あっはい……」

「ほ、ほんとに!?ホントのホントにっ!?」

「は、はい……ホントのホントにいいですよ……?」

「そ…そっか……!そっかぁ……!」


俺の懸念は外れのようだ。

ユーリさんは嬉しそうに耳をピコピコさせながらふにゃん、と微笑む。


「(っ!)」


その笑顔に俺たちはドキッとした。


ユ、ユーリさんの笑顔は好きだけど、今のは今まででドキッとした……!


「えへへ…♪じゃあ…また甘えちゃうね?」

「は、はい……!あっあっでも……!」

「エッチなのはダメ、でしょ?」


ユーリさんの言葉にコクコクと頷く。

それに彼女はふふっと微笑む。


「それじゃあ早速…と言いたいところだけど……」

「(?)」


ユーリさんが顔を向けた方を俺も見ると……


『…………!』

「(あっ……)」


他のみんながこちらを見つめていた。


ま、まさか聞かれてた……!?


「あはは…ほ、ほら!練習するんでしょ?」

「あっ…は、はいそうですそうでした!戻りましょ!」

「うん、戻ろっ!」


俺たちは慌てて言葉をまくしたてながらみんなのところへと戻る。


「マ、マグ……」

「ななな何?パメラ?」

「…良いもの見せてくれてありがとう……!」

「パメラ?」


良いものてあーた。


「な、なんかすごかった……!」

「ショコラ…大丈夫……?」


なんか顔赤くない?


「だ、大丈夫……!でも…マグ……」

「うん?」

「なんだかユーリさんに告白してるみたいだったよ……?」

「へっ?」


告白……?

まぁ告白と言えば告白ではあるけど……。


(ショコラの言う通りですよコウスケさん!)

(マ、マグ……?)

(「離れたくない」だなんて…私もユーリさんと離れたくないですけど、でもでも、さっきのコウスケさんの言い方…まるで愛の告白みたいでキュンってしましたっ!)

(愛の…告…白……!?)


そこで俺はさっきユーリさんに言ったことを思い出した。


。○○


「ユーリさんと離れたくないです」


「…また…甘えてくれませんか……?」(上目遣い)


○〇。


「あ……あ…あぁぁ……!?」


めっちゃこっぱずかしいこと言ってるぅぅぅ!!?


「すごくドキドキしたよ~……!パメラがこういうの好きなの、ちょっとわかるかも……」

「でしょでしょ!マグ、すっっごく可愛かったし!」

「うん!なんだかすごく可愛かった!」

「も、もう言わないでぇぇ!」


ショコラちゃんとパメラちゃんに可愛い可愛い言われて羞恥心が臨界突破した俺。

結局練習を始めたのは、さらに後になってからだった。


(私もあんな情熱的なこと言われたいな~♡)

(うぅぅ…!勘弁してぇ……!)

小説の紹介文を書き直し、少しだけ短くなりました。

それと「ダンジョン」タグを外しました。


紹介文は、小説検索で自分のが出たときに、まわりの人のものよりも圧倒的に長くなっていたので、読みづらかったので書き直しました。

「ダンジョン」タグは、「迷宮都市」と言う割にはマーガレットたちはダンジョンに潜らず、あんまりダンジョン感が無いので外しました。


…一応闘技場やフードコートなどはダンジョン内ですし、そもそも街自体がダンジョンではあるのですが、その割には影が薄い気がするので外してみました。

もしかしたらまた付け直すかもしれません……。


では…次回の更新は6/6(日)の予定です。


次回もお楽しみに。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 確かに仲直りの言葉じゃ無いですな!ww [一言] ん〜コウスケさんの意見にも納得出来る物は在るんですが、何となく違う様な気もします。 だってマグさん、自然とフニフニな誘惑に誘われてる感があ…
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