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152.お風呂の楽しみ方…(非推奨)

〔マグ〕


んふふふふふ……♡

夕ご飯も食べ終えて、待ちに待ったお風呂です!


ディッグさんとケランさん、それとフルールさんは先に入って済ませていたようですが、メイカさんとメリーちゃん、そして私たちを迎えに来てくれたユーリさんはまだらしいので、今日はフルールさん以外の女性組でお風呂に入ります!


メリーちゃんがコウスケさんにべったりで、今日は帰りが遅くて心配させたのもあって、今日もコウスケさんがお風呂に入ることになった。


コウスケさんはまた「マグを差し置いて入ってしまう…」と凄く申し訳なさそうにしてましたが……うふふ♡


見学は見学で楽しみがありますからね♡

だからそんなに気にしなくても大丈夫ですよ〜。

でもお気遣いはすごく嬉しいです♪


さてさて…脱衣所にやってきたコウスケさんは、早速自分の服を脱ぎ始めましたね。


最初は私の裸をコウスケさんに見られるのが恥ずかしかったけど、今ではだいぶ慣れちゃった。


というかコウスケさんが極力鏡を見ようとしないんですよね……。

私に気を遣ってくれるのは嬉しいんですけど……その……どうせなら…じっくり見てほしい…なんて……や、やっぱり恥ずかしいからダメっ!


はぅ……!

と、とにかく、服を脱いだコウスケさんは、メリーちゃんのお洋服を脱がせ始めます。


…メリーちゃん、本当は自分で全部出来るのにコウスケさんに甘えるなんて……ずるい……。

私もコウスケさんに「あーん」してもらったり、お着替えを手伝ってもらったり…か、体を洗ってもらったり……えと……ト、トイレはさすがに恥ずかしい…かも……あぅ……♡


こほん……。

メリーちゃんもすっぽんぽんになったので、いざお風呂場へ!


…それにしても……何度見てもすごいお風呂だなぁ……。

コウスケさんも最初大きいって驚いてたし、コウスケさんたちの世界では普通、ってことは無いんだろうけど……。

もしこれが普通だったら、本当にすごい世界から来たことになるよね……。


…気になるなぁ……コウスケさんたちのいた世界……。

どんな世界なんだろう……。


この寮にある魔道具が、魔法の力無しで動いてるらしいし……。

魔法の無い世界かぁ……。

想像できないなぁ……。


そんなこんな考えていると、いつも通りメリーちゃんを洗い終えたコウスケさんが、またメイカさんとユーリさんにおねだりされて背中を洗ってあげることになったみたい。

しかもメリーちゃんは今回、湯船に向かわずにコウスケさんに抱きついて離れようとしなくなった。


まだ遅くなったことを根に持ってる……。

でも……絶対それだけじゃないよね……。


そんなメリーちゃんにコウスケさんが話しかける。


「あ~…メリーちゃん?冷えちゃうよ?」

「……(ぎゅっ)」

「もぅ……甘えん坊だねぇホント。ん~…じゃあ後ろからにしてくれる?前だと洗いづらいからさ」

「……うん」


コウスケさんがそう言うと、メリーちゃんは抱きついたままコウスケさんの背中に回っていった。


も~……コウスケさんはメリーちゃんに甘いんだから……。

優しいのは良いところですけどぉ……好きですけどぉ……!

むぅ~……!


ほっぺたを(気持ち的に)膨らませる私に気付かず、コウスケさんはメイカさんの背中を流し始める。


…いいなぁ……私もあんな風に優しく洗ってもらいたいなぁ……。


メイカさんの背中を流し終わり、続いてユーリさんの背中も終わらせたコウスケさん。

さすがにメリーちゃんがベッタリくっついてるから、お2人も昨日みたいに体全体を洗ってとは…


「ねぇコウスケ」

「はい」

「前は洗ってくれないの?」

「前々から思ってましたけど、メイカさんには恥じらいが無いんですか?」


…う~ん……さすがメイカさん……。

自分の欲に素直だなぁ……私も見習おう。


「大体、急いでメリーちゃんを湯船に入れないと冷えて風邪を引いてしまうかもですし…」

「じゃあメリーちゃんも一緒に洗ってくれればいいじゃない!どう?メリーちゃん!」

「……いいよ」

「やったぁ!」

「……マジか……」


メイカさんが良いとなれば当然……


「あっ…!わ、私もお願いしていいかな!?」


ユーリさんも参戦しますよねぇ~。


「…ユーリさんも……男ですよ?俺……。抵抗とか無いんですか?今更ですけど」

「えっと……特にないかな…?コウスケの洗い方、優しくて気持ちいいし」

「発言が毎度なぁ…危ないんだよなぁ…この狐さんは……!」


頭に手を当て唸るコウスケさん。


でも……こういうときは大体、少し体がポカポカする感覚が伝わってくるので…コウスケさんが照れ隠しをしているのが私にはバレバレ♡


はぁ~♡

今顔真っ赤なんだろうなぁ♡

お付き合いした経験がないって言ってたしぃ、ましてやこんなキレイな人たちとお風呂に入ることなんてなかっただろうし♡


あぁ~♡可愛い♡可愛い♡可愛い♡可愛い♡

も~ホント好きぃ♡


恋人が他の女の人の体を洗ってるなんて、普通は嫌だけど……メイカさんやユーリさんなら私も好きだし、コウスケさんの可愛いところを見せてくれるし、別にいいかな!

メリーちゃんは……羨まし…ごほんっ!


「っ!?メ、メリーちゃん?もう少し離れて……!」

「……こうしないと洗えない」

「で、でも…メリーちゃんとメイカさんにガッツリ挟まれてるんだけど…!さすがに俺までベッタリくっついて洗うのはいろいろまずいから……!」

「……なにがまずいの?」

「そ、それは……」

「そうねぇ。何がまずいの?ねぇ、コウスケぇ♪」

「メ、メイカさん……!?」

「(ニマァ〜♪)…じゃあ待ってるだけなのもアレだし、私も手伝うよ~♪メリーちゃん、隣失礼しま~す♪」

「……どうぞ♪」

「ユ、ユーリさんっ!?そんなことしたら……!」


はわぁっ!?

ちょっと考え事してる間に、コウスケさんが大変なことにっ!


わっ!わっ!すごい!ふにふにがっ!ふにふにがっ!!


「ほらコウスケ?しっかり手を動かして?」

「メ、メイカさんっ!?待って!ちょっと落ち着かせてっ!?」

「それじゃあ冷えちゃうでしょ?コウスケが言ったんじゃない。ほらほら…しっかり…丁寧に…♡」

「~~~~~っ!!?」


ふわぁぁ♡手がメイカさんのふにふににぃぃ!

すごいすごい!もにゅもにゅ形変わるっ!

やわらか~い!


私も数年後には……ふへへへへ♡


「ふぅ~♡」


ふわっ!?


「ひやぁっ!?ユーリさんっ!?」

「あはは♪やっぱり良い反応するね~♪…もっとしてあげる♡ふぅ~♡」

「にゃあぁぁ~~っ♡」


ふわぁぁ♡ゾクゾクってするぅ…♡


「……わたしも♡ふぅ~♡」

「ふぅ〜♡…昨日のつ・づ・き……しちゃおっか♡」

「まっ…待って……!駄目……!」

「も~…しっかり洗ってよぉ~。いつまでも終わらないよ?ほら…ごしごし…ごしごし…」

「そんなぁ……!…ふぅ…!ふぅ…!もう…ちょっと……!」


ユーリさんとメリーちゃんに耳をイジメられながらも、どうにかメイカさんの体も、足を残して洗い終えたコウスケさん。


はぁ……はぁ……♡

なんか頭がぼやぁ~っとするぅ……。


しかしそこにメイカさんが追い打ちをかける。


「あっそうだ。せっかくだからマッサージしてくれない?」

「…ふぇ……?」

「マッサージ♡だから……足の方は、手で直接洗いながらやってね♡」

「そ、そんな……ふぁっ…!?」

「「ふぅ~♡ふぅ~♡」」

「2人が…はぁ…くっつい…て…てぇ……むりですぅ……!」

「ダ~メ♡頑張って抜け出してね♡」

「そんなぁぁ……!」


はぁ…はぁ……♡

コウスケさんが…コウスケさんがものすごく可愛いことに……♡


「よいしょ♡」

「(っ!!????)」


ふわぁ!ふわぁ!

メイカさんのふにふにの間に私の手がぁ!


しゅ、しゅごい!しゅごい!

ふにふにに包まれてる!


「せっかくだからこっちも捕まえちゃうね♡コウスケもマーガレットちゃんも好きでしょ?コ・レ♡」

「〜〜っ!〜〜〜っ!!」


はいっ!好きですっ!


ってはぅぅっ!?メイカさんが私の両手を片手で持って、もう片方の腕でふにふにをぎゅ~するから、私の手がふにふににぎゅ~されてるぅっ!!


メイカさんに抱きつく形で手をふにふにの間にしまわれてしまい、そのせいで足が浮いてしまって本格的に身動きの取れなくなったコウスケさん。


しかしそのせいで片耳がメイカさんの頭部で隠れてしまい、ユーリさんが不満を漏らす。


「も〜、メイカさん。これじゃあお耳を責めれないじゃないですかぁ」

「ごめんなさいユーリちゃん。それじゃあユーリちゃんは足を2人の好きな()()に入れてあげて♡」

「…は〜い♡」

「〜〜っ!〜〜〜っ!」


そう言ってユーリさんは体を密着させたまま下へと降りていく。


しゅごい……!

全身がふにふにされてくすぐったいような……何か違う感覚がきてるようなぁ……!?


「ふふ…♡到着〜♪それじゃあ……えいっ♡」

「(ふわぁっ!?)」


あ、足が……!

左足が、柔らかいものに包まれてるぅ♡


「捕まえたよ〜♡…う〜ん…でもこれだと、こっちが可哀想だよねぇ……それじゃあこっちはマッサージしてあげるね♡」

「(ふぇ……?)」


ユーリさんは空いている右足を持ち、そんなことを言ってくる。


マッサージって……?


「もみもみ…もみもみ……♡」

「(あっ…!ふあぁっ!)」


ユ、ユーリしゃん……!

マッサージすごく上手ぅ……!


「えへへ♪この前フルールさんがしてたのを見てたから、どこが気持ち良いのか覚えてるんだ〜♪ほら…こことかどう?」

「(あぁ〜…!あぁ〜…!)」

「ふふふ…気持ち良さそうだね♡で・もぉ……ちゃんとメイカさんを洗わないとダメだよ〜♪さもないと……こうしちゃう!こちょこちょこちょ〜♪」

「(ふやっ!?あははははは!や、やめてぇぇっ!)」


ダメだぁ!

がっちり掴まれてて逃げられないぃ!


「うふふ…可愛いお耳……♡私もユーリちゃんたちみたいに……ふぅ〜♡」

「……ふぅ〜♡」

「ひゃあぁぁはははは!!やめ…やめてぇ!もうや…あははははは!」

(あははは!やめてぇ…許してぇ!やぁあははははは!)


しばらくくすぐられて、ようやく右足が解放されたときには力が入らずぐったりしてしまった。


はぁ……はぁ……あれ……?

なんだか……あたまの…ぼやぁ~が……すごい……ふぅ……ような……。


「はぁ…………はぁ…………」

「ほらほらぁ…早く洗わないと終わらないよ〜♡」

「はぁ…………はぁ…………」

「あれ?コウスケ?」

「はぁ……………はぁ……………」

「わぁっ!?メ、メイカさんっ!コウスケがのぼせちゃってますよ!?」

「えっ!?やばっ!からかいすぎたっ!?」

「…えっ…!?えっ…!?」

「メイカさん!私が支えているので手を放してください!早くここから出さないと!」

「え、えぇ!お願い!」


のぼせた……?

…なるほど……それでぼやぁ~ってするんだ……。


「じゃあ私はお水を…」

「メイカさんはまず体を流してください!泡だらけですよ!メリーちゃん!私は軽くマーガレットの体を流すから、先に出てお水を頼んできて!」

「……!(こくこく)」


あっ……メリーちゃん……走ったら危ないよ……。

って…ユーリさん素早い……!

さーっとお湯かけて、ささーっとお風呂場から出ちゃったよ……。


…でも滑るからってスライディングで行くのは……多分、また別の危険があるからこれっきりにしてくださいね……?

素肌でスライディングは…見たわけじゃないとはいえ、想像しただけでもちょっと……ひぇ…ってなるので……。


そうして脱衣所へ来たところで、ユーリさんがさささーっと私の体を拭いてタオルをかけてくれた……ところで、メリーちゃんとフルールさんがやってきた。


…メリーちゃん……体拭こう……?

そして服着よう……?

焦るのは分かるけど、女の子がはしたないよ……?


「はい、お水…って、今日はまたえらいことになってるわね……」

「あっ、ありがとうございますフルールさん……」

「この子の面倒は見とくから、体拭いちゃいなさい」

「はい……」


フルールさんと代わり、ユーリさんは体を拭きに行く。


「ほら…マーガレット。お水よ、飲める?」

「……みず……」

「駄目そうね……じゃあ飲ませてあげるわ。ほら…体起こすわよ」

「…はぃ……」


フルールさんに起こしてもらいお水を飲ませてもらうと、少し頭のぼんやり感が薄くなった。


「…ふぅ……ありがとうございます…フルールさん…」

「どういたしまして。入ってからそんなに時間経ってないのに、どうしたの?」

「それは……えっと……」


何があったか…と言われたら……。

…とても……すごかった……としか……。


「お待たせっ!」

「ちょっ…メイカ!ちゃんと体拭いて!」

「あっフルール!ご、ごめん……!」


そこに急いで体を洗い流してきた様子のメイカさんが勢いよく出てきてフルールさんに怒られた。


メイカさんが体を拭いている間に、フルールさんは服を着たユーリさんに訳を尋ねる……待って?

ユーリさん下着着けてないの?ウソでしょ?


踊り子さんの服は確かに下着着けたら見えちゃうけど、普通の服着てる時も着けないの?

それとも寝る格好だから着けてないの?

どっちなの?


「……またなの?」

「「は、はい……すみません……」」

「私昨日も一昨日も怒ったわよね……?」

「「は、はい……怒られました……」」


そんなことを考えている間に、ユーリさんから事情を聴いたフルールさんがお説教をし始めた。


そうだね……一昨日はギルドで私とユーリさんが、昨日はお家でメイカさんが怒られたね……。

…どっちも被害者はコウスケさんだね。


というかメイカさんに服着せてあげて……。

下着姿は風邪引いちゃうよ……。


…メイカさんとユーリさんの恰好……足せばちょうどいいのに……。


「はぁ~……コウスケ……あなたが優しいのは知っているけど、ガツンと言うときは言わないと……あなたもマーガレットの体も大変な目に遭うんだから……」

「……マグもどちらかと言えば加害者(そっち)側なんですよね……」


うっ…!


「……あなた本当に苦労してるわね……」

「ははは…はは……」


コ、コウスケさん……!

ほんと…ほんとごめんなさい……!


「メリーも、コウスケが甘いからって調子に乗りすぎるとこうなるのよ。少しは遠慮しなさい」

「…………(こくり)」


あっ…メリーちゃんが……すごくしょんぼりしちゃった……。


「マーガレットもよ。コウスケがピンチの時は、ちゃんと助けてあげなさい。聞こえてるんでしょ?」

(は、はい!ごめんなさい……!)


わ、私も怒られた……。


うぅ……確かにコウスケさんが危ないときは私がしっかりしないとなのに…一緒になってコウスケさんをイジメちゃダメだよね……。

反省しないと……。


……でもコウスケさん…可愛かったなぁ……♡


…ちょっとだけなら……♡


「…っ!?」

「コウスケどうしたの?」

「いえ…今何かゾクっとしたような……」

「もしかして冷えてきちゃった?」

「……マーガレット、反省してないわね?」

「えっ」


ぎくぅっ!?


(…マグ……?)

(…………)

(マ〜グ……?)

(な、なななんでしょうか……?)

「フルールさん当たりです」

「ほらね」


あれぇっ!?なんでバレたのっ!?


(ってそうじゃなくて!そ、その…コウスケさんの可愛いところ見たいなぁってときに…ちょっと…ちょっとだけ……なら……許してくれるかなぁ〜って……)

(……マグ……)

(は、はい……)

(…今夜覚悟しとけよ?)

(ふぇっ!?ちょっ…コ、コウスケさんっ!?待って!反省してます!ちゃんと反省してますからぁ!?)


まずいまずいまずいまずいっ!

このままだとコウスケさんに「おしおき」されちゃう……!


おしおき…コウスケさんのおしおき……!

昨日ユーリさんたちに楽しそうに笑いながらやってたあれを私に……?


そ、それはまずいぃ……!

あんな…あんな甘い声で(ささや)かれながら全身を撫でられたりくすぐられたりしたら……!


ごくり……♡


…私も…昨日のユーリさんたちみたいに、いっぱい声出しちゃうのかな……?

それを全部聞かれちゃうのかな……?


そ、そのうえ……もしも昨日みたいな激しいキスをされたら……♡


はぁ……はぁ……♡

い、いいかも……♡


「あなたはまだ洗ってないんでしょ?どうするの?もう一度入り直す?」

「う〜ん……みんな湯船に浸かってないうえに、ユーリさんも体を洗えてませんからねぇ……出来ればそうしたいです」

「あなたがいいのなら良いけど……また同じようなことされたら遠慮なく叩きなさいよ?」

「はい。わかりました」


私が「おしおき」のことを考えている間に、コウスケさんたちはお風呂に入り直すことにしたようだ。


それはいいけど……「遠慮なく叩け」って……。

そんなことコウスケさんに出来るんだろうか……。


メイカさんにはなんだかやれそうな気はするけど……ユーリさんとメリーちゃんにそんなことするとは思えないなぁ……。


そのあと、みんなで入り直したけど、結局何事も無くまったりとくつろいで終わった。


その間も、私の頭は今夜のことでいっぱいだった。


「おしおき」……ごくり……♡

最近タイトル被ってないか心配になってきた作者です。

どっかで絶対被ってる気がする。


まぁそれはともかく、次回は4/19(月)に更新する予定です。


それではお楽しみに〜!

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