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14/17

見上げてごらん、夜の星を

私は夢にしがみついたまま、ぼんやりと目を覚ましました。

机に置いてあったマグカップが腕に当たって床に落ち、その大きな音で意識が現実に戻りました。

幸いなことにマグカップは割れていません。

飲み物も昨夜のうちに飲み終わっていたので一安心です。


レースのカーテンをくぐり抜けるそよ風。

髪を柔らかく撫でるような日溜まりが心地いい。


ちゅんちゅん、と可愛い小鳥のさえずりが私に朝を伝えます。


それでも私は、組んだ腕のなかに顔を埋めて、また目を閉じました。

眠いというわけではありません。

ほとんど思い出せないけれど、彼と会える夢が恋しかったのです。


彼はまだ若い少年の頃。

ある日、突然に亡くなりました。

体が動かなくなって、耳が遠くなって、目は霞んで、痛くて辛くて、どんなに苦しい日々だったでしょう。

その終わりだけは幸いでした。

家族みんなに看取られて、彼は静かに息を引き取りました。

私には、まるで眠ってしまっただけのように思いました。

でも彼は、確かにこの世界からいなくなってしまったのです。


朝はこうして、その頃を思い出してちょっぴり憂鬱になることがあります。

胸がくしゃっとなります。

それでも私の心は、何とか重い体を起こして、毎日を頑張って生きようと働きかけます。


でも今日はお休みの日でしょう。

どうか許してください、私の心。


と、その時。

後ろにあるベッドの上で携帯電話が鳴りました。


ああ、彼女と約束していたんだった。

私は思い出して、慌てて電話を取りました。


「おはよう!アレッタお姉ちゃん」


電話の向こうから元気な挨拶をくれたのは彼の妹、ルディアです。


「今起きたの、ごめんね」


「また無理してない?モーニングどうする?」


「まだ間に合うよね」


「休みでもきちんと支度しなきゃ駄目だよ」


「着替えたらすぐ出られるよ」


「だめですー。女性なんだから、きちんと支度してください。今日はランチにしましょう」


「でも……」


「まず、アレッタお姉ちゃんを迎えに家に行くから、支度して待ってて」


「分かった。ごめんねルディア」


「いいの!せっかくのお休みなんだからゆっくりしててね!」


ルディアは優しい言葉を残して電話を切りました。

彼女は彼にとっても、私にとっても大切な妹です。

現在も私を本当の姉のように慕って、また、支えてくれます。


彼女の生まれは、私がようやく、初めて通う学校に慣れてきた頃になります。

私が彼の家を訪ねる機会が少なくなって、彼は寂しい思いをしていました。

そんな時に彼女は生まれたのです。

それからはいつも、彼の側には彼女がいるようになりました。

私はとても安心しました。

もう、彼が寂しい思いをすることはないと。


彼は思いやりのある性格で、彼女の面倒をすすんで熱心に行っていました。

そのおかげでしょうか、妹のルディアもまた、思いやりがあって面倒見のいい子に育ちました。


今も忘れません。

彼女が立って歩いた日、言葉を話した日、一緒に遊んだ日。

彼女との思い出を振り返るたび、私の胸は愛おしい想いで溢れます。


それと同時に、胸がチクリと痛みます。

彼が亡くなった日、一番大きな声で悲しんだのは彼女でした。

私は家族ではないから、それをきっかけに、そっと自宅に帰ったことを覚えています。

それからはあんまり記憶がありませんが、呆然とくたびれているだけの私のところへ、ある日、彼女が一人で訪ねて来ました。

当時まだまだ幼かったのに、その大変な時期に、わざわざ私を心配して会いに来てくれたのです。

私は情けないな。これからはお姉ちゃんとしてしっかりしなきゃ。

そう決めてなんとか立ち直ることが出来ました。


正直言って、完全には立ち直れず、まだ心配ばかりかけているのだけれど。

それは彼女も同じで、私に見せないようにしても何となく分かっているよ。


「元気と笑顔よ。がんばれ私!」


私は部屋に散らばる小物を片付けて、顔を洗って、薄化粧して、髪を整えて、ちゃんと着替えて、そうしてきちんと支度を終えました。

携帯電話にはルディアからの、もうすぐ着くよ、というメッセージが届いていました。


改めて部屋を細かくチェックします。

ここで一人暮らしをはじめて、もう何年になるでしょう。

私は大人になると島を出て、暮らすのに不便がなくて人が穏やかな、一見どこにでもありそうでない、特別素敵なこの町へと越してきました。

自然が多く、近くには湖もあって、それなりに人気のある町です。

私はここで役所に勤めながら本を執筆しました。


タイトルは星飾りの騎士。


彼と二人で夢描いた物語です。

そのきっかけは、私が図書館で本を借りて、彼の家で一緒になって読んだことでした。

色んな冒険物を読んでいるうちに刺激されたのです。

彼は空想上の生き物が書かれた本が好きでした。

いつかドラゴンになって君を背に乗せて飛びたい、なんてことも言っていました。

それから、自国の歴史について書かれた本も読みました。

その一冊に、大変興味深く、私達を冒険に駆り立てるものがありました。

それはとある古代文明について書かれたもので、はじめに神様の存在が記されていました。



神様は、多様な生き物を生み出しました。

そのなかでも自身に似せた人間に、言葉を授け、神様は彼らの祈りを受けて、言葉から世界を創造しました。


「言霊の幸わう世界」の誕生です。


創造力の豊かな時代は暮らしも豊かで、貧しいときは貧しい時代となりました。

そのある時代、人々は激しく争いはじめました。

やがて、人々は創造よりも破壊を多く祈るようになりました。

その結果、世界は一度滅んでしまいました。


神様は新しい世界を生み出して、この物語を広め、もう同じことが繰り返されないようにしました。

ところが、数千年経って、また同じことが起こりました。


それから三度目の世界、三度目の破滅の時代、神様は人間達にこれが最後の機会だとお告げになりました。

神様の命はすっかり弱っていたのです。

なぜなら、人々は言葉に命をまとわせて神様に祈っていたからです。

祈りはもうずいぶんと減っていました。

各国の王様たちが自分たちにとって都合のいいように厳しく取り締まったためです。


それでも残された僅かな時間、たくさんの人々が国に逆らってまで、特に創造力の豊かな人間を、その多くであった子供たちを供物にして祈りを捧げました。

彼らは言葉も命も全て捧げて、破滅から世界を救いました。


それから長い時の流れのなかで、この物語は伝説となり、人々も神様の存在をあまり信じなくなりました。

神様と人間との繋がりが一本の糸のようになった現在、世界は永遠ではなく限りあるものとなりました。

しかしご安心ください。

この世界は言霊の幸わう世界です。

人々は言葉の力を失ったわけではありません。

これからは世界に生きるひとりひとりが、あなた自身が、言葉を紡ぎ現実にして世界を創ってゆくのです。



「アレッタお姉ちゃん!」


「きゃあ!」


すっかり本を読むことに没頭して、ルディアが訪ねてきたことに全く気が付きませんでした。

彼女は机で本を読む私の肩を掴んで、わざと脅かしたようでした。


「もう。普通に声かけてよ」


「ごめんね。それにしてもその本、好きだね」


「ルディア!人生はロマンで出来ているのよ!」


「うんうん。なんとなーく分かるよ」


「この遺跡の彫刻を見て。人は星と会話してたの、星は生きているのよ」


「科学的にそれは……」


私はムッとしました。

いくらルディアでも、ロマンを否定することは許しません。


「もう怒らないでよ。何度も言うけどさ、否定するわけじゃないの」


「本当に?」


私は訝しげに彼女を問い詰めます。


「本当かな?」


「そんなことより、ランチどこでするの」


彼女は上手に話題を逸らしました。

私もこれ以上は追及するつもりはなかったので、この町にある飲食店を順々に思い浮かべました。

候補の基準となるのは、まず彼女の好みです。

彼女は何でも好き。

次にお店の雰囲気。

彼女は特に気にしない。

最後に値段。

私がご馳走するから構わない。


「ベーグルにしましょう」


結局、私の好物に決まりました。

彼女もそれでいいようです。

私たちはさっそく、一階にある、ベーグルが名物のカフェへ向かうことにしました。

一応の断り、ベーグルが好きだからこの部屋を選んだわけではありません。

この町が静かでいいといっても、やはり人の活気というものが恋しかったのです。


廊下を抜けて階段を降りて、外に改めて出てみると、それなりの活気がありました。

カフェテラスでは子供から大人まで、様々な年齢の人たちが各々、ベーグルを食べたりドリンクを飲みながら楽しくお喋りをしていました。


「席が空いているかしら」


こういう時のルディアは頼もしいものです。

カフェテラスをグルッと一望して、あっという間に店内へと飛び込んで席を確保しました。

声には出さずに大きく手を降って私を呼んでいます。


「せーふ!」


「ありがとう。ルディア」


「得意だからね。これからも任せてよ」


ルディアは得意気にそう言って、上機嫌でメニューをめくります。

何度も通ったお店なのに、無邪気に目移りしています。


「ゆっくり決めるといいよ」


「アレッタお姉ちゃんは決まっているの」


私は即答します。


「コーンチーズ、シナモン、サーモンサラダのトルティーヤ」


「またそれかあ。参考にならないよ」


「あら、好きなものを食べればいいじゃない」


「じゃあ、今日はトマトパスタかな」


さっそく店員を呼んで、注文を取ってもらいました。


「ドリンクにチョコラテをお願いします」


注文を終えると、ルディアが嫌なものを見るように私を見ていることに気が付きました。

なんとなく、私も同じ顔をしてそれに対抗してみました。


「やめてよその顔!」


彼女は笑ってくれました。


「先に変な顔をしたのはそっちよ」


「だって、アレッタお姉ちゃんの食べ合わせが変なんだもん」


「そうかしら」


私は今まで特に変だと思ったことはありませんでした。

好きなときに好きなものを食べる、それを主義として貫いてきました。

生きているからこそ自由なのです。


「ルディア、また悪い夢を見たの?」


ここで私は、ルディアがどこか眠たそうなのに気が付きました。

また、悪い夢を見たようです。

彼女は兄を失ってから夢をほとんど見なくなりました。

たまに見るのは、暗いところに閉じ込められて苦しい思いをする悪い夢でした。

彼女はまだそれにうなされているようです。


「まあね。いい加減にしてほしいよ」


ルディアは手のひらで口元を隠して小さくアクビをひとつしました。

私は話題を切り替えることにしました。


「ルディア、大学の方はどう?」


「頭良くないから大変」


「そんなことないでしょう」


「アレッタお姉ちゃんみたいにさ、本なんて書ける気がしないよ」


「本を書かなくても、勉強を頑張れば、役立つことは沢山あるんじゃない」


「だよね。私、これでも前向きなんだよ」


「あら、そうなの」


「ただ夢がないのよー」


ルディアはかなり悩んでいるようです。

私は昔、よく彼の手を握ってはこんなことを言いました。


一緒に夢を追いかけよう。

二人ならきっと苦しくないよ。


私はいつか彼女が夢を見つけ日。

彼女の手を握ってこの言葉を伝えようと決めています。


「焦らなくても大丈夫。いつか必ず素敵な夢が見つかるよ」


「ありがとう。そう言うアレッタお姉ちゃんはもう本を書かないの」


私は彼との夢物語、星飾りの騎士、その一冊だけを出版してそれっきり。

もう一年以上なにも書いていません。


「もういいのよ。書きたいものは書いたから」


「あれ、主人公はお兄ちゃんでヒロインはお姉ちゃんでしょう」


ルディアはニヤニヤしながら遠慮なく真っ直ぐにきいてきました。

私は恥ずかしくなって、ふいに目線を外しました。


「やっぱりね。昔から気付いてたよ、お兄ちゃんの書いたメモが残ってたし」


「え!ノートを持っているのは私よ」


「メモだよ、メモ」


「そんなの残ってたんだ……ああー……」


私は頭を抱えて困りました。

もうとんでもなく恥ずかしくなって、そのまま顔を伏せようとしたら、目の前に突然ベーグルが現れました。


「わ、びっくりした」


「しっかりしてよ」


目の前にある焼きたてベーグルを見ると、恥ずかしさなんてどこかへ消えていきました。

そこで私は、素直に打ち明けることにしました。


「私は気持ちの整理のために本を書いたの」


「先に食べていいよ」


「じゃあ、頂きます」


私は大好物を後の楽しみにするタイプです。

なので初めにサーモンサラダのトルティーヤを一口。

瑞々しいサラダと油の乗った肉厚のサーモン、それと調和する甘酸っぱいソースがたまりません。


「それで、気持ちの整理は出来たの?」


「まあね。私の気持ち、クレイドに届いていたら嬉しいんだけれど」


「どんな気持ち?」


「辛いこともあったけれど楽しかったね。私は頑張ってるよ。そんな気持ち」


「そっか」


ルディアは切ない顔をしてしょんぼりしていました。


「私はまだモヤッとするの」


「ルディア、それは私もよ」


「駄目だよね。亡くなってもう十年は経ったのに」


「何が駄目なの。私たちはきちんと前に進めている、そう思わない」


「思うよ。でも引っ掛かることがあるの、これがよく分かんないんだけど」


「実は私ね。ほとんど覚えていないけれど、夢の中でクレイドに思いを打ち明けたの。そしたら、少しスッキリした」


「最近、お兄ちゃんと旅をする夢を見るって言ってたね」


「ずっと本を書いていたから、思い出してその夢を見ただけよ」


「でも会って、思いを打ち明けられたなら羨ましいよ。私、もし会えたら何を言おうかな」


私はルディアの口へシナモンベーグルを差し出しました。


「甘いもの食べて元気だそう!」


「トマトパスタきたんですけど」


「あら」


「ふふっ、元気出たよ。ありがとう。大好きなお姉ちゃん」


彼女に急にそんなことを言われて、私は嬉しくてたまりませんでした。

カフェラテを飲んでその気持ちを誤魔化しました。


それから私たちは他愛もない会話を続けて、楽しいランチタイムを過ごしました。


「アレッタお姉ちゃん、今日泊まるね」


「うん。明日も休みだから構わないよ」


夜はもっと楽しくなりそうです。

私はウキウキした気持ちで、ルディアと並んでのんびりと散歩をはじめました。

そんな時でもやっぱり、共通する話題として彼が度々出てくるのでした。


「アレッタお姉ちゃん、お兄ちゃんに友達を増やそうとしてたくさん友達を連れてきたことあったよね」


「誕生日パーティーの日は楽しかったけど大変な騒ぎだったね」


「アレッタお姉ちゃんがドジばっかりするから」


「ああー……そうでした」


「でもおかげさまで、お兄ちゃんには泣いてくれる優しい友達がたくさん出来たよ」


「あなたは、クレイドのために一人でお使いに出たことがあったね」


「覚えてる!けどなんだっけ、そうだペンを買いに行ったんだ」


「それで、迷子になったよね」


「で、アレッタお姉ちゃんが私を偶然見つけて。そのまま、はじめてお姉ちゃんの家に泊まったんだよね」


「それも楽しかった!」


「あ、私お姉ちゃんの作るバナナマフィン食べたい!」


私は子供の頃からバナナマフィンを焼くのが得意でした。

彼を元気付けるために、たくさん焼いてよく持っていきました。

彼はとても美味しそうに食べてくれて、その隣でルディアがおかわりをせがむのでした。


「材料がないから買って帰りましょう」


「ディナーも決めなきゃね」


「何が食べたい?」


「んーと、そうだね。ベーグルかな!」


ルディアの冗談につい笑ってしまいました。

彼女は昔からこうして、ちょこちょこおどけては私達を何度も笑わせてくれました。


「そう、私たちが笑顔でいられたのはあなたがいたからなのね」


ルディアは不思議そうに首をかしげました。

だんだんと気分が良くなってきた私は彼女の手を取って歩を速めました。


「さあ、行こう」


「昔、そうやってお兄ちゃんをよく外に連れ出したよね」


出会った時からそうでした。

私は無邪気に彼を外へと連れ出してたくさん遊びました。

病気が怖かったけれど、元気でいることが大事だと明るく振る舞いました。

彼が突然、咳き込んだり動けなくなった時は不安になったけれど、それでも冷静に彼を支えました。

私に何か出来ることはないか、と想いを熱く燃やして色々と試してみたりして、そのひとつがバナナマフィンになります。

彼が歩くのに苦労するようになってからは側に寄り添うことに努めました。

辛い時は楽しい空想をたくさん語り合いました。

寝たきりになってからは、必ず乗り越えよう、と強い意思で訴えて勇気付けました。

最後まで、最後まで私は諦めなかったつもりです。

少しでも彼の力になれていたらいいな。


「私、この湖好きだよ!天気もよくて気持ちいいね!」


ルディアは美しい湖と麗らかな陽気にすっかり調子を取り戻したようでした。 

私は木陰に腰かけて、行き交う人たちの、それぞれの営みを気ままに想像しました。

あの家族はこれからどう生きていくのだろうか。

あの男の人は普段、どんなお仕事をしているのだろうか。

あの女の人には恋人がいるのだろうか。


みんなそれぞれにそれぞれの人生がある。


私はいつもそれを再確認して、自分の人生を振り返ります。

そしてどう生きていこうか、ではなく、どう生きたいか、その願いを数えるのです。


「アレッタお姉ちゃんはここで本を書いてたんだよね」


私の隣に腰かけ、空を見上げてルディアは言います。

その顔は空に負けず晴れ晴れとしています。


「私もここで勉強しようかな」


「あら、いいんじゃない」


「いっそ寮を出てここにテントを用意して住んじゃおうかな!」


「いいと思うよ」


「え?」


「ん?」


「さすがに冗談だよ。もーお姉ちゃんてば変わらないなー」


私にはよく分からないけれど、周りの人たちが言うには、私にはどうも変なところがあるようです。

たとえば、さっきの食べ合わせのような。


「ねえルディア。ここは、夜は星が綺麗なのよ」


私も見上げて、ふと思い出して言いました。


「前に写真を送ってくれたね。なら今夜見ようよ」


「でも、夜は危ないから」


「大丈夫。私、気は強い方なの」


彼女は胸を張って自慢気です。

その目からは彼女の本気が伝わりました。


「それでも心配だから、家で見ようね」


「えー、まあ仕方ないか」


私は仕事の帰り、疲れた心を癒すために、ここでよく星を眺めます。

満天の星たちがささやかな幸せを祈ってくれているようで、私の心で幸せが瞬く気がするのです。


「ルディア」


私はそっと彼女を抱き寄せました。


「私は幸せ」


「私もだよ。アレッタお姉ちゃん」

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