表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神社の2匹の稲荷  作者: 軍鶏
3/3

黒髪の女の子

死んだな、そう確信した。

いや、そう思った、感じただけかもしれない。

"梓弓"という名前の女の子は俺らを守って死んだ、それを理解してくれない黒髪の女の子に殺されてしまうのか。

そう考えていたらもう俺らは焼かれていた。

「熱...!?嘘だ...熱くない...!?」

熱い、と感じたのは2、3秒で不思議なことに熱くない。それに火傷もない。

俺は熱くもない火の中に突っ立っていた。

「お前死んだよ?」

黒い髪の女の子がそう、口を開いた。

女の子が言っている事がわからなかった。

「私はお前達を殺す。そういった、抵抗はしなかったお前らは焼け死んだのさ。」


そうか...俺は焼け死んだのか、だから火の中に突っ立っていても痛みを感じなかったのか。やっとわかった。


「小狐共、お前私と一緒に来い」

あ?なんだこいつ。殺しておいてそりゃあない。上から目線だし。精々名前だけ名乗らせておこう。そうしたら地元の輩にどういう奴か聞けるだろう。

「は?お前が名乗ってからついて行くよ」

黒い髪の女の子はムッとした顔をしながら名乗ってくれた。

「私は火鳥。私の名を聞いたことがないなんて馬鹿なヤツ」

あ...こいつヤバいやつ、なんかヤバいと村で話の話題になっていた奴だ。

「へぇー...」

「ほれ、名乗ったぞ、さっさと行くぞ。」

え?俺名乗んなくてもいいの...?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ