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ヒーラー奏の立位置は?前衛です!  作者: 梅花 零度
魔王選抜編
86/118

デーモン討伐戦4

今回でデーモンに終止符を?

ー奏ー


 僕は死んだんだ。でも7回までは生き返る事が出来る。とは言ってもデーモンの爆発魔法をまともに喰らえば命はない。7回分は持っていかれてしまう。しかし、威力が減衰していたら?答えは近くにあった。風を纏った矢がデーモンの爆発魔法を減衰させていたのだ。それが誰の援護なのか?もちろんミルとエメリアだった。


 とは言っても、減衰しただけだ。一回死んでしまうが、ヒールで回復する。そう、7回死ななければヒールで回復出来てしまうのだ。とんだチートだよね。まあ、ほとんどの攻撃で死んでしまうから依然脆い防御力なのは変わってないけれど・・・・。



「奏ー!」



 エメリアの声が聞こえる。急いで飛んできたようだ。


「ミル、エメリア。助かった。けど、エメリア、屋敷のほうは?」

「ああ、皆病院のギミックで敵さんは皆逃げていったわ。念の為に風の結界を張ったから万が一も無いわ。」

「そっか。ありがとう。でもエメリア。その姿で飛ばない方がいいよ?」



 スカートが風でめくりあがってちょっと際どい。



「見えそうで見えない魔法が掛かっているから大丈夫。」

「「なにその便利なスカート」」



 っと脱線してしまった。いけない。それどころじゃない。



「まず、ミル、僕は今何故か犯罪者なんだ。それでも手伝ってくれる?」

「何言っているのよ。カナデ。一連托生でしょう?」

「そっか、ありがとう。」



「エメリア。」

「うん。」



 エメリアは元気よく返事した。意思は通じている。



「よし、行こう!」

「「おーー!」」



 急にミルがエメリアの方に向くと、何でエメリアにはそれで通じるのよ?と耳打ちしていた。そりゃあね。愛する二人は通じ合っているよね。



「うん。状況的にわかるわよね?何となく。」

「(ニマニマ)」

「ミルさんが苛めるー。エメリア慰めて!」

「今はそれどころじゃないでしょ。後で後で。」



 それ絶対に無いやつだ。一応言質はとったから甘えさせてもらおう。



****************************


 僕は闘技場に戻り、弱点が無いか観察した。すると、首に火花のような物が見えた気がした。いぶかしげに見て、首筋に乗ろうとした時にロドスが魔法で応戦している。そして絶対絶望な状況に立たされているようだ。仕方ない。恋のライバルだが、ロドスを助けよう。




 ヒールを使ってロドスを回復させる。



するとこっちに向かって爆発魔法をぶっ放してきた。それを全て避ける。



「敵は俺を無視できない。」



 ヒールとは全ての魔物からヘイトを一番良く稼ぐ事が出来る。ターゲットをこっちに完全に移る。

さーて、ロドスに一言伝えるか。



 闘技場の円形の屋根を走り抜ける。所々つぶれているが、鉄を操って足場を作成してデーモンの攻撃を回避していく。そしてしっかり声が伝わる場所で叫ぶ。



「ロドス!首の後ろを見てくれ。なにか火花の様な物が弾けている。」

「!!!?分かった!任せろ。」




 俺はそのまま円形の屋根を走る。すると自然とロドスに背を向ける。どうやらロドスはデーモンの背に飛び乗ったようだ。俺がデーモンの攻撃を躱し囮になり、ミルとエメリアが側面から攻撃を。ロドスが制御()()に回る。


**********************

ー????-


 闘技場を遠目に見る親子が居た。


「おかーさん。デーモンさんが暴れてる。」

「うんそうね。」



 普通はもっと慌てふためくべきだと思うのだが。それもそのはず。何故なら仕掛けたのは・・・。



「お母さん、上手くいったね。」

「偉いわー。願わくば・・・・・。」




「「魔王候補の抹殺が出来ればいいのだけれどー。」」




 不適に親子は笑う。そう、この親子は普通じゃない。



「あ、お母さん、この前厄災の獣追跡していたお姉ちゃんだ!」

「あらあら、怖がらせてしまってごめんなさいって謝ってくれた娘ね。あの時は本当に死ぬかと思ったわー。」

「魔王の国は竜人族をお友達にしたのかな?」

「それはないんじゃないかしら?一人しか戦いにきていなし・・・。」


 魔王の国とは別の国の諜報員だという事が分かる。


「えへへ、おかーさん。あの人たち、デーモンさんの首の霊線に気が付いたみたいだよ?遅かったね。」

「まあ、所詮その程度ってことでしょう。」



 これは・・・・。魔法代理様に報告しなければ・・・。




「「あら、逃げてしまうの?」」


 その親子から声を掛けられる。気が付いたら意識が遠のく。




ー諜報員が一人戻らなくなった。







****************************


ー奏ー


 僕はデーモンの意識がこちらに向く様にエメリアとミルにヒールを使う。そのヒールでHPとMPを回復する。と言ってもゲームの様にはいかない。疲労は軽減は出来ても完全には抜けない。それを回復できるヒールを使う事は出来るのだが、それを回復するヒールは魔力の練り方が魔力の回復のヒールとは違う。ミルもエメリアもまだまだ疲労で動けなくなるという事はなく、魔力が回復する毎に全力で消費していく。逃げながらのヒールな為、そこまで連発は出来ない。



 くっ、僕はデーモンの横なぎの攻撃を屈んで避けると、自分に『神速』のエンチャントを行う。これで移動を行った際に移動速度と移動距離が大幅に上がる。正直敵が巨大過ぎるため、このエンチャントが無いと正直厳しい。


 デーモンの攻撃を分かりやすくするために、闘技場の中心に立つデーモンの周りを走る。が、デーモンもバカではない。先回りした攻撃は当然飛んでくる。アビリティーで金属を操作し、攻撃を緩和する。



「しまった!」



 闘技場の屋根が崩れ落ちる。その耐久性の低下で屋根を踏み抜いてしまった。偶々横なぎの攻撃を回避出来たから良かったものの、チョップや屋根を壊しての握りつぶしてくる攻撃ではなくてよかった。


「ってやっぱり来るよねー。」



 握りこぶしを叩きこんできた。




が。すっと拳が目の前で引く。



 ロドスが制御やったか?足を屋根から抜き、ロドスが居るであろう首後ろにまで回るとそこにいた。足を投げ出してハアハア息を切らしているようだ。どうやら成功のようだ。



「ふー。助かった。」

「やったね!奏ー。」

「やるわね。カナデ。因みにカナデは貧乳派だよね?」

「何が因みになの?」



 エメリアのねぎらいは分かるけど、ミルの因みには分からない。さーて。



「逃げますか?」

「「逃げる?」」



 急にデーモンが爆炎魔法を放つ。それを咄嗟にエメリアが風魔法で押し返す。



「ちょ、ちょっと!デーモンの制御できたんじゃないの?」



 ミルが焦って叫ぶが、ロドスは結構遠くに居る。




「なんかロドス喋っているねー。まさかの収音の魔法だったりするのかな?まあ、おおよそ、反逆者を殺すのが使命とかだろう。」

「え?せっかく助けてあげたのに・・・・・・。」

「うん、だからエメリアは逃げてくれ。だって。」

「あいつも巨乳派かー?」

「「さっきからミルは何の話しているの?」」



 謎のミルさんは放っておけばいい。さて・・・・。



「制御出来ているなら、真正面から戦わなくてもいい。魔王城に潜ればあのデーモンは解体するしかない。」

「確かに。あれが魔王城に入ったら大変な事になるもんね。」



 という事でさっさと魔王城に・・・・・。





後ろから誰かに抱き着かれる。振り向くと・・・・・。司がいた。




「奏捕まえた。まーた厄介事を抱えてー。」

「司?」

「司ちゃんがなんでここに?」

「この赤髪だれ?」



それぞれの反応を見て司はサプライズ成功という顔をする。



「逃げて無かったんだ。」

「え?来てたの気が付いてたの?」

「そりゃあねー。輝も来てるなら・・・・。」

「あちゃー、ばれてたんだ。」



 まあ、司と輝がここに居るってことは・・・・・。



「グオオおオオー」


 デーモンが咆哮する。が・・・・・閃光が走り、デーモンが真っ二つになる。ロドスは急いでデーモンから飛び降りる。


「よう。久しぶりだな。諸悪の根源め()。」


 金髪のイケメン勇者、輝がそこに立っていた。

次回は王都に向かいますが。難敵が。

後、他国の二人組の女の子の方ですが、何かいい名前がないか募集します。募集期間は2~3週間位を目安にします。

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