デーモン
ーロドスー
ヒーラーだと舐めてた。こいつは侮っていい奴じゃねえ。どうやら本気でいかなきゃいけねぇらしい。そう、あれを使おう。暴走ギリギリまで。
「行くぜ!カナデ!」
「来い!ロドス!」
俺はデーモンの半数を潰す。
「な!?デーモンが弾けた?仲間減らして・・・・・・・。そうゆう事か。デーモン1体1体に注ぐ事が出来る魔力量が数が少ないと多く出来る・・か。けど・・・・。」
「そうだ。数より質だ。だが、その質は5倍にまで膨れ上がる。覚悟しろよ、カナデ。」
「そうか、今まで本気では無かった訳だな。魔王候補戦まで、取っておくつもりでもしていたのか?」
そう、これは対ミスズクロスを倒す為に取っておいた。まあ、半数と言ってもデーモン50匹。大群を倒せるとは・・・・・・・・。
「じゃあ、俺も隠していたもの全部出そうか。」
「は?」
ぞわりと寒気がする。何か得たいのしれない物と対ジしているかのような・・・・。いや、ここまで来たら、やるしかねぇ。
「おまえら、やっちまえ!」
何の反応も無い。後ろを見ると、50匹全ての頭が吹き飛び、赤い血が俺の全身に飛び散る。その後、甲高い音と空気を焼く熱風が肌を焼く。一体何が起きたのか理解が追い付かなかった。
「な、何が起きた?」
周囲を見ると、クワガタの様な金属で出来た物体が闘技場の周りに沢山出来ていた。全ての金属のクワガタは、赤く熱せられていた。まさか!まさか!
「闘技場で攻撃を防いでいた時、これを仕込んでいたのか?」
「闘技場の外に目を向けないように、ミスディレクションさせるのは、結構大変だったよ。」
つまり、ヘクトール達が助けに来なくても、こいつ一人で全てのデーモンを瞬殺出来たって事か・・・・。
「ふざけやがって!いや、待てよ?そうか。直ぐに使用しなかったのは連発が出来ねえからだな?」
「何故そう思う?」
「クワガタの頭みたいなのが真っ赤になっている。あれ、冷やさないと壊れるんじゃあないか?」
まあ、普通に考えて消去方で連発出来ないくらいしか思いあたらない。だが、攻略は分かった。デーモンを追加で出せば・・・・・。
ガキン!と金属と金属がぶつかり合い、火花が散る。カナデが高速で近づき、俺が大剣で迎撃する。使わせようとしないわなー。だから、ぶつかり合う前に呼び出して戦ったんだから。俺とカナデがぶつかる。が、残念だ。実は多少の時間が掛かるだけで、デーモンを呼び出せる。あいつの攻撃の火力がどのくらいなのかは知らないが、まあ、なんとかなるだろう。俺は一体に魔力を集めてデーモンを召喚する。それも最強クラスのグレーターデーモン。
空間に穴が開き、黒き角が、巨大な赤い手が、腕が飛び出て来る。そして全身が出て来る。これなら、あの火力もなんとかなるだろう。カナデが両手に持つ物によって推進力を有し高速移動してくる。そして、あの武器の横に丸い円盤がある。円盤を回すと攻撃に変わる。矢のように攻撃してくるが、大剣で防ぐ。あの穴の直線状を大剣で防ぐ事が出来ればいい。そして攻撃はデーモンに任せる。
デーモンにさっきの閃光が迸るが、魔力の壁で全て防ぐ。
「ははは、残念だったな。こいつはたおせねぇーだ・・・・・。」
「危ない!」
カナデが強引に横から押す。飛ばされた俺の鼻先に赤い壁が落ちる。いきなり落ちてきた赤い壁による風に吹き飛ばされ、態勢を空中で立て直すと、その赤い壁。デーモンの拳だった。え?制御出来ていない?
「おい!攻撃するのは!あっちうわっと!」
関係なく攻撃してくる。腕を振り回し、爆発魔法を関係なく周囲に振りまく。まずい。まだ、闘技場の中には兵士達が!
しかし、兵士達が死ぬ事は無かった。金属の天板が覆っていた。カナデの行動結果だ。




