テイム
遅くなりすみませんでした。パソコンが・・・・・・・・、壊れてしまって・・・。
ーパルテノンー
今も兵士達が出入りして報告してくれているわー。報告は聞いていると、心苦しいけど都合のいい物ばかり流れてくる。そしてまた一人入って来たわー。
「魔王代理様、報告します。現在ユキチカナデは闘技場にて閉じ込める事に成功しました。時期に兵士達が取り押さえてれるでしょう。」
「そう言ってまだ取り押さえたという報告は来てないのよね。」
「はい、警備兵第一兵士長からは時期にと・・・。どうやら抵抗しているとの事です。」
「ロドスは?」
「現場に急行しているとの事です。」
内心でしょうね・・・と思ったわー。最初人族の国を、それもアマリリス公国を襲ったのは、カナデを抹殺する為。でも、ファントムから報告を受けてみると、どうやら魔王候補でもあると・・・。魔王候補を秘密裏に始末するのは面倒なのよねー。そこで、魔王城まで来てもらって、腕試しと称して殺してしまおうと思ったのだけれど、あっさり無力化されてしまったわー。
なんとか魔王にさせてはいけないと手を打とうとしたけれど、あっさり回避していくから、びっくりしたわー。まあ、前魔王の手助けもあってなんとか罪人には出来たから、結果オーライだけれどもー。
ふと、何かすごく強いオーラを放つ者が近づいてくる。直ぐにその扉が開く。現大公であるユズルねー。同じ魔王候補として戦い、2位だった男で、異世界に戻るから魔王代理は譲るっていって私に押し付けていったのに・・・。今でも思い出すわー。ユズルだけに譲るってどうでもいい冗談をかまして消えたことも。軽薄な男なのよねー。今さら何の用かしらー。でも何故かしら。すっごく嫌な予感がするのだけれどー。
ユズルは入ってくると、私の前に仁王立ちするわー。多分今でも戦闘で敵わないんじゃないかしらー。
「奏を犯罪者に何故した?」
「あら、久々に会って挨拶も無しかしらー。」
「答えろパル。あれでも可愛い息子なんだ。」
「え!?」
え!!?悪い予感が的中してしまった。大公に限っては法律の適用が少し変わるわー。この国のほぼトップという事で、未遂の犯罪は特に重い罰則は課せられないのよー。カナデは運良く魔王候補として存在してしまっているけれど、基本はよそ者という認識が正しいのよねー。魔王候補戦は善悪の判断が出来るかも見る指標となっているのよー。つまり、この国に有害な者を元の爵位まで落とす事が出来るのよー。つまり、カナデはこの方法を使用する事で一般人、もう少し言えば移民という事になるわ。因みに魔族の紋章を授けたのは、ここの法を適用させる為でもあったのだけれど・・・・・。
でもカナデが大公の位だとしたら・・・・・。
「ふーーー。仕方ないわねー。ユズル。聞いて頂戴。カナデは抹殺しなければならないの。」
「どうしてそうなる・・・。」
「実はねー。」
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ーエメリアー
た、大変!私とミルとヘクトールさん、ミーさんは混乱していた。だってシャムってテイマーがどうのなんて知らなかったもの。茫然と闘技場で見ていてシャムが凄いという興奮から一変、私は血が冷たくなったような感じがしたわ。
「な、なあ、お嬢。シャムってテイマーされて無かったのか?」
「て、テイマーって何なの?」
「それについて私が説明する。」
ヘクトールさんの質問に質問を返すと、ミルが教えてくれたわ。
「魔獣と契約する魔法の事で、契約者の意思に反する事を出来なくする魔法の事。つまり、契約者本人が法律を守る意識があれば魔獣も従うの。だから法律でテイムの魔法を使って魔獣のテイマーになることを義務付けられているの。」
「つまり、は魔獣をテイムしてない事は・・・・制御できない可能性があるって事?」
「そう。つまり殺人未遂、でもシャムの場合S級魔獣らしいから、最悪国家反逆未遂になるかな。因にみ魔王候補っていう爵位は危うい爵位で、犯罪を起こすと元の爵位に戻るの。カナデは他所から来たって聞いたから、他の爵位は持っていないだろうし・・・・・・・。」
「つまりは、一般人として国家転覆未遂?」
「罪名でいうと、国家反逆罪に当たるわね。これで伯爵以上の爵位を持っていれば別だったんだけれど・・・・。」
国家反逆罪。それって・・・・・。ミルの説明だと、奏の立場って相当不味いんじゃあ・・・。
説明を聞いていたヘクトールさんはどこかへ行こうとする。
「ちょ、ちょっと、ヘクトールさん、どこ行くの?」
「ああ、家に戻る。全員避難させておいた方がいい。」
「避難?」
何から避難するんだろう?それよりも奏が大変なんだから・・・・。
「待ちなさい、ヘクトール。あなたじゃ間に合わない。私とミーさんと一緒にカナデを助けましょ?保護はエメリアの方が適任よ。」
「・・・・。分かった。お嬢がそういうなら、それが正解なんだろう。」
「ええ、わたくしも異存はございませんわ。」
「エメリア、保護を頼めるかしら?家の皆を安全な場所に。家の皆をカナデが保護しているのは周知の事。王国兵が人質に使わないとも考えられなくもない。多分カナデは保護してる皆の事をとても気にすると思うわ。それだけで安心するだろうし・・・・・。それとこの中で一番早く動けるエメリアが適任なのよ!」
「!!分かったわ!それじゃあ行ってくる!」
取り敢えずわたしはさっと翼をだして闘技場観客席から飛び去る。なんだかんだミルは頭が回るようね。急がなくっちゃ。
急いで翼を必死に動かして飛ぶ。
隠れるなら・・・・あそこ位しか思い付かないわ。
次回はいつになるか分かりません。おそらく1週間以内には出来るかと思います。




