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ヒーラー奏の立位置は?前衛です!  作者: 梅花 零度
魔王選抜編
74/118

獣魔闘技大会4

引き続きです。

ー奏ー


決勝はあの鎧の男に決まった。


巨人VSドラゴンの戦いは見ものだったけれど、あのドラゴンは相当強かった。巨人の魔物はゆっくり、強力な攻撃を繰り出すのに対し、ドラゴンは魔法の鎖で巨人を縛り上げ、ブレスで蹂躙するという方法で勝った。



3位決定戦は白銀の貴公子と巨人(僕が両方ヒールで治した)だが、巨人の攻撃は全然三匹の狼に当たらず、巨人は攻撃を受け続けて倒れる。



そして決勝戦。



「シャム。ここまで来たら優勝しようか。」


「にゃー。(当たり前であーる)」


すると、会場から帰って来た竜使いが入って来る。取り敢えず休憩のようだ。少し、会話してみるか。



「こんにちは!」


「・・・・・・・・。」


不愛想にこちらを見る。構わず続けよう。


「準決勝凄かったですね!」


「まだ気が付いていなかったのか?」


「・・・・・・・・・・・・・・・。」



その仮面の下には・・・・・。知っているけれど、知らない男がいた。

気合を入れて決勝戦に出る。会場は凄い歓声であふれかえっていた。


片や呪いによって圧倒し、片や最強の種族であり、魔法とブレスで圧倒する。

ドラゴン達は4匹全てA級。特にリーダー格はSに近いという解説がロドスからあった。




『さあ、今大会も大詰めです。決勝戦先ず入場してきたのは、最強の呪いのプロフェッショナルにして、数々の優勝候補を倒し、檀上に上がるはダークホース、カナデー!ユキチ―!とシャムール!』



 わー!と歓声。思えば注目されるの嫌い。シャムが注目されるという思いが今まで強かったけれど、自分の名前を呼ばれるのはやっぱり恥ずかしい。



『対して、前年度チャンピョンである彼は、竜使いの称号を得て、4体のドラゴンで臨んでおります。テイムの魔法は1体増えるほどに難易度が増えるのですが、それを4体。さてどういった勝負になるのでしょうか?それぞれ意気込みをお願いいたします。先ずはカナデ選手。』


「はい。シャムは強いですが、前年度チャンピョンにどこまで通用するか分かりません。胸を借りるつもりです。宜しくお願いいたします。」



『はい!それでは竜使いのシャインさん。どうでしょう?』


「・・・・・・。厄災の獣は強い。どこまで戦えるか分からない。が、必ず勝つ!」




観客に人気なのか分からないけれど、周囲が沸き立つ。特に女性の声が多い。かっこいいとか、クールとか、可愛いとか・・・。僕もイケメソに生まれたかった。相手の顔はほぼ仮面の下だけれど。



『それでは両者ともカナデ選手のヒールを受け、万全の状態です。カナデ選手も魔力封じの腕輪を付けた所でーーーー!お待ちかねのレディー!φ!』



ファイトがφに聞こえたのは無視しようか。明らかに司会者腕を丸くしてφの字作っていたけど無視しようか!この司会者突っ込みどころ多すぎ!



龍使いはドラゴン4体が空を飛んで闘技場上空を旋回する。それに対しシャムは毛並みを逆立てて、威嚇していた。


「シャー!(ドラゴンを狩れるとは光栄であーる!)」



 一匹が鎖の魔法でシャムを拘束しようとする。鎖はシャムに絡むが、シャムが触った鎖は方向転換してドラゴンの方に向かう。呪い魔法”縛鎖”をハッキングしたようだ。


ドラゴンに向かった鎖はすぐさま消える。ドラゴン自体には呪いは全く無効のようだ。


 シャムも威力が弱いが、射程の長い呪いを放っているのが探知のスキルで分かる。が、ドラゴンには完全に無効らしい。これでは、さっきの狼に使った呪い耐性を下げる方法は出来ないだろう。

 ドラゴンが上空に居る限り、シャムは何も出来ない。ドラゴンはブレスで攻撃してくる。一方的な蹂躙かと思われた。しかし・・・・・。



「にゃ!にゃおおおおおおおおん!(舐めるな!猫も空を飛ぶ時代なのであーる!)」


「いや、狼の遠吠えみたいな鳴き声だして、どっかの言葉パクって来ないで!」



 油断も隙もありゃしない。

でも、シャムはどうやら、風魔法を利用して、空中を蹴ってドラゴンが居る上空までやって来る。

4体の内の一体に近づく。赤いリーダー格のドラゴンだ。そのまま長い首を狙うが、足の爪で牽制される。因みに他のドラゴンはフレンドリーファイアーが怖くてブレスを打てない。


シャムは集まって来たドラゴンをチラっとみると、リーダー格のドラゴンの爪の攻撃を受け流し、上手く他のドラゴンの所まで飛ばされる。そして爪で一閃。


一体の首を切り裂いて地上に落とす。また、その時、落下するドラゴンを足場に次のドラゴンに向かう。流石に首は警戒されているのか、中々急所は狙えないらしいけれども、シャムは確実に爪だけでダメージを蓄積する。

リーダー格を重点的に攻撃していたのに、他の2体は地に落ちて、戦闘不能。1対1となった。


シャムは風の足場を利用して動いているけれど、ドラゴンの翼が起こす風で中々体勢が取りづらい。やっぱり上空はドラゴンの領域。一方的に攻撃される。フレンドリーファイアーの恐れも無くなり、炎のブレスも飛び交う。


一旦地上に降りようとシャムはするが、それを許してくれる程、敵のドラゴンも甘くない。


「ニャー!(鬱陶しい!)」


「があああああああああああ!」



ドラゴンも相当うるさい咆哮を挙げる。思わず耳を塞ぐ。

シャムは耳が相当良いらしく、かなりきつそうだ。一時的に動けなくなったシャムをブレスが襲う。

 しかし、シャムは風魔法で何とか受け止め、体が動けるようになった瞬間にいなす。その瞬間を狙っていたとでも言うようにドラゴンが爪で追撃をしてくる。いやらしい立ち回りだ。


 シャムは地面に叩きつけられる。結果的に大ダメージを受けたが、地上に降りれた。


しかし、シャムはボロボロ。動けは出来そうだけれど、そんなに長時間は動けなさそう。

ドラゴンはまた上空に逃げる。上空では敵わない。かといって地上に居てはじり貧。しかも後残り体力もなさそう。


どうすれば・・・・。



 その時、急にシャムに異変が起きた。紫色の体毛が急に黒く染まる。




やっと80pt行きました。皆さまありがとうございます!

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