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ヒーラー奏の立位置は?前衛です!  作者: 梅花 零度
魔王選抜編
42/118

魔族領 謁見

ー奏ー


今魔王城ナウー!

え?今とナウが被ってる?気にしない気にしない。


魔王城は、魔王代理が居る所はかなり上の階らしい。お城の中はレッドカーペットが敷いてあって凄い。高級感漂う。テンション上がります!


魔王城で三人歩いているんだけれども、廊下でひそひそ声が聞こえた。


「ちょっと二人ともごめん。待って。」


「今度はどうしたのかしら?」


「他の魔王候補に挨拶しときたくて。」


いくつかある倉庫の一つ。といっても巨大な武器庫だ。さっき点検している人に確認したから間違い無い。武器庫が20も並んでるんだって。何か一つ貰えないかな?


不意に一つ武器庫を開けると、男三人で交互に男の子を殴っていた。そしてその手が止まりこちらに目を向ける。


「な?てめえ何もんだよ。」


「通りすがりの者です。さっき門の人呼んどきました。」


「は、はあ?」


もちろんはったり。


「でわ!私の役目は時間稼ぎですかねー。」


「!っ。付き合ってられるか。」


各々迂回して去っていきます。そういうルートを開けて立っているのだから、当たり前だけれど。


逃げた奴らが扉を抜けたのを確認して、ボコられた人の所迄行く。見事にボコボコ。


ヒールを掛けると直ぐ様元通り。


「な!え?傷が。この傷が一瞬で........。」


ヒール珍しいのかな?


「大丈夫ですか?」


「うん!お陰様で助かっちゃった!」


黄色い髪のショタだ。ただ、門番と同じ服装だ。

昔の輝に.......可愛さを足したらこんな感じかも。


「初めまして。諭吉奏です。」


「初めまして。レイフォード ヒースです。」


ヒース?どこかで聞いた様な.....。

すると、バタバタと足音が響く。


「レーーイ!」


一人の男の子?いや、女の子が入って来る。

そして僕の姿を見ると....。


「チェイサー!」


靴底が迫る。

これを敢えて受けよう!ガスッという音共に綺麗に顔に入る。


「な!アメルストップ!!」


「止めるなレイ!こいつが今日はあんたを苛めてるんでしょ?」


「誤解だって!彼は僕を助けてくれたのさ!」


「え?」


レイはアメルを羽交い締めにしようとする。急に力を抜いたので、その隙に腕を回してレイはアメルを完全ロック。


そのまま攻撃してたら、全く抑止力なかったよね......。




..............


「えーっと。アメルさん?」


「す、すみませんでした!」


思い切り土下座してる。止めて。恥ずかしい。


「頭上げてください!勘違いなのだから仕方ないですよ!」


まあ、半ばこうなる事を想定してたのだけれど。

べ、別に避けれ無かった訳じゃないんだからね!


「本当にすみません!奏さん。」


「ですから問題ありませんよ!逆に困ります。」


その言葉でアメルは頭を上げる。


「ヒースさんは魔王候補なのですか?」


「え?うん、そうだけど。まさか奏さんも?」


「はい。そうなんですよ。」


「な!やっぱりここで排除を.....。」


魔王候補と分かると警戒されてしまった。


「僕と組んでおきたいと?」


「場合によっては..............。」


もしかしたら一番厄介なのを協力して倒せるかも知れないから。情報なくても、チャンスは待ってくれないのだ。


「うん、その時が来たら宜しくね。」


「こちらこそ!」


握手する。するとレイはびくびくっと驚く。

??疑問に思っていると、急に

「じゃ、じゃあ僕たちはいくね!」


そう言うと、そそくさと行ってしまう。何か不味かったのか?


そう思い自分も武器庫を出る。


すると視線を感じた。


「だれ?」


声を掛けると......。


「................。」


近い柱からじーーー!っとこちらを眺める黒髪の女子がいた。同い年位だろうか?


「こんにちは。」


「..........。」


「.........。」



何の返事もない。


ど、どうしよう?と思っていると。


「......。」


「みつけた?」


今見つけたって口が動いた気がした。


「奏ー!!終わった?」


「エメリア!」


ふと、さっきの子がいた方を見ると......。


「居ない...。」


「誰かいたの?」


「うん、さっきまでね。」



不思議な人だな。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


ー奏ー


「あらー!あなたが魔王候補かしらー。」


「はい!」


何とか答える。この間延びした声の髪がクリーム色の縦ロールが魔王代理らしい。


「ああ!今年は可愛い魔王様候補が多くてー、嬉しいわー。」


特にレイフォードとか出してきたらショタコンかも。


「特にレイフォード君とか可愛いわねー!」


あ、ショタコンだ。エメリアもそうかも知れないね!お姉さんの立ち位置一番狙い易くない?


「とにかく良く来たわねー!でわ、その力試させてもらうわよー!」


「え?」


急に殺気が漏れだし、薙刀の様な物を持って急に迫って来る。


それを足で踏みつけてやった。ついでにデコピンをかましておく。


「っっ!」


急に後ろへ下がって振り回して来た。


流石魔王代理。強いね。でも。


「な!当たらない?」


全ての攻撃を余裕持って避ける。いなす。余計な力が入り、力んで居る今がチャンス。大降りの攻撃を見て一気に懐に入り相手の手を握る。


「この!は!?」


魔王代理の武器をいただきました。首もとに薙刀を突きつける。


「無刀流初めの型。飛燕。いかがでしょうか?」


「奏凄い。」


「二人で無双する積もりだったのに。立派な戦力ね。」


誉めてくれるの嬉しい。けど、ファントムさん、襲って来るの教えてくれても良いじゃない。


「ファントム!まさか教えた分けでわ無いわよねー?」


「滅相もありませんわ。実際、彼は武器を持っていないでしょ?」


「私にこの短時間で完全に勝った候補はあなたが初めてよー!」


どうやら魔王候補全員に喧嘩吹っ掛けているらしい。


さて、話してもらいましょう!魔王候補について!

謁見迄です。また一週間後に更新予定です。

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