表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ヒーラー奏の立位置は?前衛です!  作者: 梅花 零度
傾城と魔王
112/118

戦闘狂

前回のホワイトボードの件から戦争に発展するお話です。

ーカナデー


 僕は家に帰るとそこにはだれもいなかった。そして部屋を見て回ると争った後がない為泥棒や強盗でもなく、ただ皆が指し示してどこかへ行ったのだろう。


 そんな時、ホワイトボードを見た。





・(奏の)失踪状況


①夕方日が沈む前に攫われた(。魔王城は出ている。)


②方角からハイド帝国


③(司ちゃんの友達)『ハナジャナイユリ(コセンセイ』)という人物が犯人の可能性


④ハナジャナイユリ(コセンセイじゃない方が十二騎士で)諜報している。


⑤ハイド帝国に行って(奏を)無理やり連れて行けば最悪戦争になる。







・■■■■■■失踪状況


①夕方日が沈む前に攫われた(■■■■■■■■)


②方角からハイド帝国


③(■■■■■■■■■■■■■■)『ハナジャナイユリ(■■■■■■■■■■)という人物が犯人の可能性


④ハナジャナイユリ(■■■■■■■■■■■■■■■■■■)諜報している。


⑤ハイド帝国に行って(■■)無理やり連れて行けば最悪戦争になる。








 一部文字が読めない場所があった。しかしそれで分かった事が一つある。ハナジャナイユリという人物が帝国の者で、誰かが攫われた可能性があるという事だ。そしてお守りを見ると、エメリアのお守りがハイド帝国の方向を指し示していた。つまり導かれる答えは一つ。




「エメリアがハイド帝国のハナジャナイユリという人物に攫われた。こうしてはいられない。直ぐ助けなきゃ!」




 僕はすぐさまロドスとフェリドさんに連絡しに動くのだった。




***************************************



ーミーリャー



 はー、急に生理が来てトイレに籠ってしまいました。まだ結婚式等をヘクトールと上げていないから、まだ子作りとかはしていないのです。それよりも、ご主人様が帰ってきたら報告しないと。そう思うのですが、まだ帰ってきていないようですね。物音がした気がしたのですが、気のせいかもしれません。さて、皆さまが帰ってきたらお腹が空くでしょうから、温めたら直ぐ出来るものを用意しておきましょう。出来ればブイヨンのような煮込み料理もいいかもしれませんね。



***************************************

ー奏ー



「おう、カナデ。そんなに慌ててどうした。」




 はげつるぴっかのロドスの所に来ると事情を話した。どうやら騎士団を鍛えていたらしく、汗だくの状態だった。




「何!?エメリアちゃんが攫われた?」


「可能性があるっていう話だよー。犯人は帝国のハナジャナイユリという人物らしい。」




 僕は説明したらロドスは真っ赤になって騎士団の方へ向かう。



「おい、おめーら。帝国が喧嘩売りにきたんだとよ。いつでも出撃出来るようにしておけー。これが本当なら帝国ぶっ潰す。」



 あっれー?なんかきな臭い事に・・・・。まさか・・・。まさかね・・・。戦争とかないよ・・・ね。




「じゃ、じゃあ、僕はフェリドさんの所に行ってみるけど、ロドス、くれぐれも早まった行動はしないでね?」


「んじゃー!てめーら!戦争だーーー!」


「「おおおーーーーー!」」



「早まるな―!!!」





 なんとかロドスを説得して僕はフェリドさんとレイ君の所に行く。



「あのー!フェリドさんとレイ君いますか?」


 屋敷に着くと、双子の執事が対応してくれる。そして中に通してくれたので、レイ君とフェリドさんに会う事が出来た。



「フェリドさん。レイ君いきなりごめんね!」


「カナデならいつでも歓迎さ。」


「カナデ、そんなに慌ててどうしたんだい?ふむふむ」



 レイ君とフェリドさんが心配した面持ちでこちらんを伺う。焦らしても意味がないので要件を伝える

因みにレイ君には心を読まれる為説明は必要ないが、フェリドさんはまだ心を読むスキルを使いこなせずに四苦八苦しているので、説明をする。ロドスにもお願いしたが、心の中の記憶を読んでもらう事であのホワイトボードの内容を伝える。



「なるほど・・・。これはもしかしたら不味いかもしれないね。」



 レイ君は微妙そうな顔をする。それはそうだろう戦争なんてしたくない。




「戦争した時のこっちの損は30%を上回るだろう。何かいい作戦がないものか」


「それならこれは?」


「いや、それだとこういう行動で潰される。だから余計に被害が・・・。」


「こっちの洞窟は?」


「それも、魔王の能力のギミックで潰されて終わりだ。これはどうしても正面突破で僕たちが帝国魔王を潰す以外なさそうだなー。」




 急になんの話をしだしたかと思う。いやいやいや、分かっているけれども、少し呆けてしまった。まさか戦争前提の話とか・・・・・。





「ちょ、ちょっと待って!何で戦争する貞なの?」


「「舐められてるだろ(でしょ)これは。」」




 あれ?僕がおかしいの?これは飛んでも無い事になったのかもしれない。今更思うのだった。


書き方が分からなかった為、ホワイトボードの内容をこのように表現しました。もっといい方法があればご教授いただければ幸いです。お読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ