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ヒーラー奏の立位置は?前衛です!  作者: 梅花 零度
異世界転移
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南さんの暴走

ー南ー


私南はつかちゃん先輩を慕っております。


学校に入って、お友達を作ろうとしたのですが、何故か男子ばかりお友達が出来たのです。それが不満なのか女の子の友達があまり居なかったのです。


近所の不良高校から来たらしい子の彼氏が私の事を可愛いと言ったらしく、目をつけられてしまいました。


入学して1ヶ月で苛めの対象になった私は不登校になりかけました。


 そこでつかちゃん先輩が助けて下さいました。しかも、その後普通司先輩が苛めのターゲットになるような気がして怯えていたのですが、そんなことにはならなかったのです。


 だから、私の中ではつかちゃん先輩はおっちょこちょいで少し抜けている所も有るけど、私の大切なおねえさまなのです。




※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※




前言撤回。ちょっと抜けているのでは、なく、飛んでもなく抜けているのでした。


私は皆と別れた後、最近仲良くなったみっちゃんと私の部屋に行きました。


部屋の鍵を私が持っていたので、みっちゃんが部屋の前で待ってました。


「あ、ごめーん!待った?」


「ううん!今いま来たとこ!」


 うう...お姉様と話してたとはいえ、待たせた上に気を使わせてしまったらしいのです。

失態です!


「ご、ごめーん!直ぐ開けるから!」


 古いホテルのような場所ですが、鍵は漫画で出てくるような鍵ですね。まあ、趣もあっていいのですけれど。ガチャガチャ!鍵を開けて中に二人入った後、さて寝る準備を...。そう思って居たのだけれど。

バタバタと足音が聞こえた。


何事かとみっちゃんと廊下を見ると、雫先輩が真っ青な顔をして走って来ました!



「た、大変なの!司が気持ちくて奏くんが狼なの!!」


「え?え?」



みっちゃんは理解していません!



「ど、どこの部屋ですか?」


「に、205号室!」


「わ、分かりました!セット持って直ぐつかちゃん先輩を助けに行きます!やはり本性出しましたね!かなでーーー!」








急いで私はピッキングセットを持って先輩達の部屋へ行きました。


そっとドアに耳を当ててみると....。




「うう、あ!そこ!もっと!」


「ん?ここ?ここが良いの?」


「ん!そこが良い!...痛い!っけど気持ち..良い!」




つかちゃん先輩と奏の声を聞いて頭から火が吹き出そうです!


手早くピッキングをします。ガチャガチャカチッという音で扉を開けようとすると...。


 カチャッという音共に扉が閉まってしまいました。

まさか!輝先輩?まさかの輝先輩迄敵に!同じ部屋ですし、当たり前ですよね?


ハアハアと息切れする声が後ろから声が聞こえました。


「ど、どう?」


「どうやら侵入を輝先輩が妨害しているようですね!もしやつかちゃん先輩との様子をビデオ撮影なんてしているのかも!」


「あわわわわ!」


「こうなったら強硬突破よ!」






そして私たちはロープを準備して屋上に着きました。そして。



「そいやー!」



そのロープを本に、先輩達の部屋の窓にたどり着き、壁を蹴って窓を蹴破ります!


「はーー!おねーーさまーー!」


 窓ガラスで傷付く事も厭わず突撃した積もりが、ガパッと窓が開きました!そのまま輝先輩がいたのでドロップキックを決めると、お姉様に向き直りました。が.....。


「つかちゃん先輩大丈夫で........!?」


そこにはパジャマを来たお姉様と、お姉様の足をマッサージしている奏先輩がいました。




「何やってるの?南ちゃん?」


「えっといきなり男子の部屋に突撃って。ああ、南さんもマッサージ受けてく?」




まっさーじ?マッサージ?


「し、雫先輩、これは...。」


ゲラゲラと輝先輩が笑い転げる声が響きました。


この後、私と輝先輩は司先輩にしこたま怒られました.........。あ、でも、お姉様のパジャマ姿!良い!

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