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愛に飢えた少女。

作者: 星川 海愛希

気づいてしまった。


私は誰にも必要とされていないことに。


飽きてしまった。

(まわり)を愛すことに。


くたびれてしまった。

私を愛してくれる者を待つことに。


きっと私はね、愛されたくて(まわり)を愛していたんだ。

でも、私が愛されることはなかった。


どうして?

私はこんなに(みんな)を愛しているのに。

こんなに多くの者に愛を捧げているのに。

どうして(みんな)、私を愛してくれないの?

愛されたい。

ずっと愛を感じていたい。

辛い…苦しい…

一人は嫌だ…

一人は寂しい…寂しいよ。


私を一人にしないで。

誰か、誰か私を愛して。


お願い誰か、私を愛して…

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