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【詩集】射してくる夜明けの光

【詩】くろいかわうそ

作者: につき

窓にもたれて、

くろいかわうそは

夕陽の街を見ている。


さっき

くろいかわうそは、

飛行機から

降りてきたところだ。


北極圏から

カッパドキアへ、

兵馬俑を見て、

エアーズロックへ登り、

南極大陸で釣りを

してきた。


帰ったら、

巣の中で眠っていた

子どもたちは

目ざめて、

お土産話を

食べ始める。


きらきらとした

瞳をもっと輝かせて、

もぐもぐと

ひげをひくひくさせて。


子どもたちは

食事がすむと、

もう眠たそうだ。


くろいかわうそも、

しっかりと休息を

とっておく。


今度の旅は、

ずいぶんと

長くなるから。


月の裏側から、

木星の眼を回って、

土星の輪っかへの旅だ。


帰ってきたら、

みんなすっかり

おとなになっているだろう。

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