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あとがき

 これで脇役影野の異世界譚は完結です。応援ありがとうございました。


 正直予想外の高評価をいただき感謝の念が絶えません。


 本作のテーマとして主人公が最強でもチートでも無い脇役というのがあります。


 若干チート染みてしまった所はありますがそれでもしっかり考えて行動する人ならこれぐらいはセーフかなと


 脇役云々に関しては歴史で語られる事が無いというのを主眼にしました。そのため2大チートとの絡みは最小限に、名を残すことになりそうな敵を倒す事は無いようにしています。


 [悪魔]との戦いにおいても所詮は各地で同時期に発生した魔物襲撃の1つで倒したのは佐藤ということもあり影野の名前は歴史書に載りません。そもそも目撃者がいません。


 便利グッズも仲間内にしか販売しないせいでそれで名を残す事もありません。


 しかしそれでも幸せな結末を迎えられたと思います。



 ここから脇役の裏話を1つ。


 実は元々の予定では神田は女性側の影野の理解者という設定でヒロインではありませんでした。男性側は佐藤です。しかし感想等から感じる神田の人気の高さに驚き、ヒロインに昇格させました。


 本来の予定ではヒロインは本編未登場の小さな村に住むクウォータ―エルフの薬師見習いである少女でした。


 大まかな流れとしては


異世界に来てから半年後、森で少女を助ける。その際自作の薬を使ってしまい弟子入りされる。


調合技術やレシピを教えつつ徐々に心を通わせる。


魔王出現に伴い魔物の群れが少女の村を襲撃。


何度か撃破するが徐々に疲弊。眷族率いる群れに襲われる。


影野は少女を守るため禁薬を使用し群れと単独で戦闘。


しかし力及ばず敗れ、村に一部の敵侵入、自身も命の危機に。


明山率いる援軍によって危機一髪村共々救われる。


村人たちが明山たちに礼を言い、片足を失った影野のことを気にする様子も見せない。


影野は自分の弟子である少女もそうだろうと思いスタディルに転移しようとしたところを少女に見つかり抱きつかれる。


少女は眼の前でかっこよく自分を救ってくれた明山の仲間より影野を取り自分の想いを告げる。


2人は結ばれ平和に暮らす。


 と言った感じです。こっちの方が良かったという人もいるかもしれませんが本編の結末が正史と言う事で。




 さて、最後に物語後の影野たちの話ですが


影野&神田

スタディルを拠点にし、時々ギルドで依頼を受けつつのんびり暮らす。佐藤やフェリたちに薬を売ったりもする。子供は男1、女2の計3人で幸せな人生を送る。


佐藤&ティナ

優秀な冒険者として名をはせ、各地を渡り歩く。時折影野夫妻のもとを訪れては薬を買い昔話に盛り上がったりする。子供は男1、女1の計2人。龍と同等の寿命を得た事で一番長生き。影野たちの子孫とも交流を持つ。最終的に最強に。


フェリ&リタ&ルディ

スタディルでそれぞれ家庭を持つに至る。しかしその後も神田たちとの交友は健在で時折一緒に依頼を受けに行くことも。神田、ティナとはママ友に。


明山&黒川(2大チート)

大学卒業後両親に別れを告げ再び異世界ゲーティルへ。2人が願い事で得たのは1度限りの往復権でした。ゲーティルに戻って来てからはそれぞれ恋仲になった姫様のいる国を治めるために必死で勉強。良き国王になる。2人が在位の間に両国の仲はとても良いものに。


 大体こんな感じでしょうか。ここまで読んで下さった皆様、御愛読ありがとうございました。


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