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「日常の不協和音」  作者: Harumin


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3/30

「配慮の欠如」

今朝はなんとなく、頭もカラダが重い。

ああ、体調不良で仕事休むっていうわけにもいかず…

家を出た。


あ〜今日は穏やかに過ごしたいところだが、

そう願った矢先に、現実はあっけなく裏切ってくるのですよ


エレベーター前


「そうそう、あの人があんなこと言って、課長を怒らせちゃって」

「え よく言ったね〜 」「でさ〜・・・・・・」

 

ガヤガヤと響く声。

話題としてはよくある職場の世間話。

仲を深めるための“雑談”なんでしょうよ


でもね……。

周りに人がいるとか、誰かが聞いてるとか、少しは気にしなさいよ

狭い箱の中、逃げ場のない空気。

これが——「配慮の欠如」ってやつだな。


私はどんな顔をして、聞いていないフリをすればいいんだろう。

このタイミングの悪さに、朝からもうぐったり…


***

さてと、気を取り直して仕事に集中……。

って…そう思った矢先、今度は背後から声が聞こえてきた。


3〜4人のグループか、  何やらコソコソ話している。

その笑い声に、ふと不安がよぎる。

——私のこと、話してる?


被害妄想だと分かっていても、なんか気になってしまう。

誰のことなんだ?なんのことだ?

自分の気質、もう少し鈍感だったら楽なのに。

ああ、疲れる……少し離席しよう。


***

「蘭も意外と、なんでも察知しちゃうからね…」

「意外ってどういう意味?」

「まあまあ…私も、そういう時はすぐ、離席するかな…」

「やっぱり、咲もそうなんだ〜」

「だって、聞こえてしまったことで、自分が色々考えて

 モヤモヤしたくないじゃない、」

「そうなんだよ……癪に障るよね」


確かにそうだ、嫌だな〜って思ってる時点で、振り回されている訳だし、

”気にしない。” って、自分に言い聞かせるしかない・・・


それでも、何も気にしない人たちが羨ましい。

本当に聞こえていないのか、それとも気にしていないだけなのか——。

私は少しだけ、その鈍感さに救われたいと思った。




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