藍に訊く
雨と花びらの逃げ惑う
空に目を合わせても
他愛のない現実から逃げ惑う
僕に誰も目を合わせてはくれないのさ
小さな葉が芽生え始める
地面に手を預けても
小さなことすら始めようとしない
僕に誰も手を預けてはくれないのさ
藍 藍 藍
今日も移り行く空に映える光
愛 逢 哀
今日も浮かんで消えてく饐えた煩悩
はい、はい、はい。
今日も意味の無い話に相槌を打つだけ
こんな世界をどう過ごしたら良い?
沈んだ言葉でも哀に効く
欠点ばかり気にする必要は無いって
孕んだ矛盾すら相に聞く
思い込みが激しいだけだって
虚ろに眩んだ残滓が
失敗の後を引き摺るけれど
寧ろそのときこそ藍に訊く
応えは無いけど教えてくれるって
解き放たれた空を泳ぐ風に
吹かれた今視界は藍に染まる