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第一話

ノリの勢いだけの見切り発車

数年前、隣国エルード王国との戦争の際ダリウス王国は劣勢に立たされていた。


エルード王国は諸外国を手玉に取り挙兵、述べ100万の軍勢を率いダリウスへと攻めてきた。

100万の軍勢に対する兵力としてダリウス王国が用意できたのは50万の軍という心許無い戦力のみ。

しかし援軍も頼れないなか、彼らは一月の間戦線を維持し続けた。


軍規模で考えればエルード王国の大軍に勝つことはおろか維持するのも困難なはずと多くの者は考える。だがエルードとダリウスには決定的な差が存在した。



それは【異装】の差である。


異装とは契約者である者がその身に纏うことができる古代兵器に近いものとされている。事実その詳細については明らかにされてはいないため仮定の話ではあるが……


異装は4種類存在する。


一般的に多く、身体能力の強化などができる【武装】

魔力を直接操作することのできる【魔装】

精霊、化身といった上位存在の力を借りる【霊装】


基本的には武装から魔装、霊装という順に(ランク)が上がっていき、もちろん霊装であれば、身体能力の強化や魔力の直接操作などといった、下の異装の力も使える。


そして異装の中で最も(ランク)が高く、全ての技能を有し、総じて規格外。


その名は、【神装】


能力も個々で違うため全てが同じとは言えないが、共通点として言えることは―――


―――最強。



ただ、その強さゆえに扱える者がかなり限られている代物で、神装の中には意思を持つものもあるとされる。




そしてこの武装、魔装、霊装、神装を扱う者達の事を【特装騎士】と呼び、国では聖騎士などの要職に置かれたり、冒険者ではAランク以上の称号を与えられたりと、戦力として世界的に認められている。


話を戻そう。



エルードとダリウスの差は、この異装を扱える者の保有差。

100万の軍勢を用意することのできたエルード側はハッキリ言ってしまえば「舐めていた」のである。


武装を扱う一般兵ではあるが、物量で押しつぶせると思い深く考えずに行動した。

結果、魔装や霊装を扱う者が多く出張っていたダリウス軍に敗北を喫した。


それでもダリウス側の被害は尋常ではなかった。

性能や武装面などで勝っていても根本的な数不足は、やはり戦争において厳しかった。

最前線で指揮を取りつつ戦っていた最高司令官。

エラルド・バルゼア侯爵はダリウス国内における最高位騎士【十剣】と呼ばれる10人の1人で、多くの騎士からは【血華の剣聖】の二つ名がある。


曰く、その者の足元には真っ赤な華が咲く。


曰く、血に濡れた剣は薔薇の様に紅く、美しいと。


そんな事が言われるようになった頃には血華という二つ名がついてまわるようになったとか。


彼は戦中、巧みな指揮で敵を翻弄し自らも敵を討ち取っていたが一向に数が減らない敵側に困っていた。


本来、十剣は王都を守護する存在であり前線に出て戦うような存在ではない。そしてそれを彼も理解していたが敵との戦力差を考え他の十剣に任せ戦っていた。


そんな彼が見たのは最前線でたった1人で剣を振り、何十人、何百人と敵を屠っていく、嬉々とした少年の姿だった。

1000字程度で投稿していきたい

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