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第419話『サバイバルバトル〜決闘の後〜』

お待たせしました。

第419話の執筆が完了しました。

宜しくお願い致します。


※誤字ってたので修正しました。

※改稿しました。

 シャイとの一騎打ちは終わった。結果は俺の勝利。


 参加費として下げられたレベルも返却され、さらに報酬として、このイベント期間中レベルが5上がり、これで少しでも有利に進められるようになった。


 シャイはそのまま意識を失った為、必然的に棄権となった。


 これで残りは7人。


 一方でこのイベントに参加していたもう一組、わかなさんとセカンド・効率野郎だが、結果はセカンド・バカ野郎の勝利。超不本意だが、効率バカ野郎のレベルが5上がって、わかなさんは以降レベルを5下げられたままの状態で戦うことを強いられた。これで少なくともわかなさんは今後、セカンド・イケメン嫌味野郎とタイマンをして勝つことは絶望的だ。誰かと組んで二人がかりで倒すしかないだろう。


 俺でよければ協力しよう。ボッコボコにしてやるよ。


 まあ、今の俺ならセカンド・効率厨も倒せる……かもしれない。


 これは過信じゃない。そう言えるだけの記憶(ちから)が俺の頭の中にある。


 使える魔法の種類も爆発的に増えたし、あらゆる状況下に置かれても負ける気がしない。


 俺が本気出せば、参加者ほぼ全員無双できる可能性すらある。


 ――が、それじゃダメなんだよな。


 この大会の主な目的は俺に戦闘を経験させて記憶を解放することだが、他のみんなにも強くなってもらう必要がある。


 俺達が将来敵対するのはゼウスだ。しかし、ゼウスには部下がいる。プロメテウスやウラヌス、ヘラ、クロノスといった強さの底が見えない奴らが控えている。


 さすがに今の俺では一人でそんな奴らを相手にするのは戦力的に無理がある。


 だから、こちらも戦力を集めて、一人一人強化する必要がある。


 この大会はその機会の1つだ。お互いに戦い、競い合うことで強くなっていく。それをノルン様は狙っているのだろう。


 ――おっしゃる通りです――


 どこかから声がした。言うまでもないが性悪女神のノルン様だ。


『聞いてたんですか』


 ――ええ全部聞いていましたよ。あなたが私を性悪とか言ってたのもね――


 声に圧を感じる……。そこに居ないのに殺気がぶっ刺さる。


『何の事ですか?』


 ――しらばっくれてんじゃねえですわよ? いくらてめえが勇者の記憶(ちから)を手にしたとしても、神である()()には勝ち目はないのですよ? 分かってるんですか?――


 相変わらず言葉遣い悪いな。だが言っている事は理解できる。俺一人強くなったところでゼウスにもノルン様にも勝てないと。


『分かってますよ。だからみんなの力が必要なんですよね?』


 ――分かっているようで何よりです。この変態野郎――


『何で急に罵倒するんですか?』


 ――あなたがなんか急に冷静に話しててムカつくからです。そんな奴は私という正義の名の元に粛清(ばとう)されてしまえばいいのですわ――


『それってあなたの感想ですよn――』


 ――ちょっとお前黙れですわよ。そんな論破したがりのクソガ……子供みたいな反論していい気になってんじゃねえですわよ――


 声に憤怒が混じっている。ノルン様の顔に怒りマークが浮かんでいるのが目に浮かぶ。


『そろそろ俺は下に降ります』


 ――おい話は終わってねえですわよ――


『俺はしばらく本気は出しません。あなたの目論見通り、ここにいる全員に経験を積ませてから暴れます』


 そう言い残し、俺は空の足場というイベント限定ステージをあとにした。


 下に降りる時はノルン様の力を借りて、ゆっくりと元のフィールドに戻るのだが、俺は魔法を使って自力で降りた。セカンド・クソ野郎も同じように降りたらしいが興味がない。


『さて』


 偽物の大地に降り立って早々、


『ディーンさん!』


 ルカちゃんと出会った。


『ルカちゃん』


 特に疲労しているわけでもなく、傷ひとつついてない所を見ると、どうやらまだ誰とも戦っていないようだ。


『イベントの結果聞きました。凄いです! さすがディーンさん!』


 イベントの結果は他の参加者にも通知が届くシステムなのか。戦闘中に届いたら邪魔そうだな。


『ありがとう。相手もなかなか強くて勝てるか怪しかったけど、何とか勝てたよ』


 もし“ダストの記憶”が解放されなかったら勝てなかったかもしれない。そう考えると戦いにも運要素ってあるんだなって思った。


『あの、ディーンさん』


『ん?』


『同盟組みませんか?』


 やっぱりそれが本題か。本来なら俺も敵であるはずなのに、さっきからあまりにも殺気が無さすぎる。


 俺も同盟を組むのなら、ルカちゃんかあおいちゃんと決めていた。が、どちらかを選ばなければならないんだよな……。あおいちゃんには申し訳ないけど、俺はルカちゃんと組むとしようか。


『分かった。ルカちゃんと組むよ』


『ありがとうございます! そうと決まれば、()()()()()()()()()()()()()()()()()


『ん? なんであおいちゃんに?』


 わざわざあおいちゃんに、僕たち同盟組みましたって言いに行くことに何の意味があるんだ?


『あ、ごめんなさい、肝心な事を言い忘れてました。実はディーンさんに会う前にあおいさんからある提案を受けまして』


『提案?』


『はい、それがですね――』


第419話を見て下さり、ありがとうございます。

皆様がこの話を見て楽しめたのなら幸いです(^^)

次回も宜しくお願い致します。

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