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短編58

【玉や竿だけ8】

ボッキン・ピンクディストは、先祖代々受け継がれる「淫乱エネルギー」の正体を突き止めた張本人である。さらに、自らの肉体から淫乱因子を抽出し、他人に移植することも成功している。因子保有者の効能は様々で、身体に合わなければ快感神経が猛烈に急上昇し、適合すれば並みの淫乱パワーには屈しない。




【玉や竿だけ9】

現在は、年齢的には引退しているものの、毎晩飽きもせず淫乱ディスリングを楽しんでいる。早朝の淫乱ポエムディスコなんかは序の口である。淫乱ディスリングは、最高峰の淫乱キチベイが、その場で生放出の精子ナプスを戦わせる、という淫乱格闘技である。王者のボッキン・ピンクディストは嘲笑う。




【玉や竿だけ10】

淫乱キチベイとは、世界に指折りで数える程しかいない、ごく少数のアニマル淫乱因子を持つ者だ。それゆえ、並外れた淫乱エネルギーを発現しており、同じ動物バディに出逢えば、一匹残らずアヘ顔で吠えてしまう。つまり、昇天エグテイションを引き起こす力があるのだ。それでもボッキンが断トツである。





【玉や竿だけ11】

引き戸がクパアと、ご開帳なすって。駆けつけたのは、淫乱ボディマンだった。「ボッキンせんせー、ボッキンせんせー、大変だす、チューチューヒワイ号の敏感ジュセーキが、ボッキン様を超えるほどの過剰エロティシズムパワーを検知いたすたー」「ハハハ、機械の故障にしてはバカらしい」

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