短編48
【ラリアットカントリー⑪】
「ホワタタタタ、ペーチペチ」次の瞬間、風船ガムが膨れ上がり、おちゃらけマンの体を包んでしまった。割れずに、みるみる覆われていく。彼女は舌を出し、あっかんべーと馬鹿にした。それより、おちゃらけマンは鳥肌を立てた。なぜなら、彼女のベロがメタリックに光っていたからだ。「おまえは」
【ラリアットカントリー⑫】
おちゃらけマンが質問を交わす前に、おちゃらけマンは絶命した。火薬をバラ撒き、マッチで火をつけ、殺しと火葬を同時にやってのけたのだ。死体を処理しなくていいから、一石二鳥である。「よくも空気パンツアーをやりやがってコノコノ」ぼうぼうと火は燃えている。しかし彼女はモロともしていなかった。
【怒涛の守り】
それを言うなら、怒涛の攻撃じゃないですか。言葉、間違えてますよ。攻撃もされないで、守りまくるって、どうみても変でしょ。危機感持ちすぎですって、あなたが考えてるほど世の中は物騒ではありませんよ。見てください、私はピンピンしているでしょ。「事が起こってからでは遅いんだ」
【2分の1】
簡単な話、2本のホモがぶら下がっててだな。「うげえ、想像したら吐き気が・・・」ん、ああ打ち間違えてた。ホモじゃなくて、ヒモな。話の途中でゲロさないでくれよ。で、片方を引っ張ると当たりな訳。片方を引っ張ると外れな訳。50%の賭け事なんだけれど、やってみたいと思うかい。




