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短編45

【わたしの道はいばら道】

一歩一歩と進むたびに、心地悪くて、まえに歩いてった奴らに「舗装しとけよ」とイチャモンをつけて、本人も何もしないという、ロクデナシ。大丈夫、足跡を残しているから、次ここを通った人は迷わないですむだろう。しかし、私がすでに迷っているので意味はないのだけれど。




【ノーマネー招く】

あちゃちゃ、僕の父さんの会社が倒産しちゃった、いやいや駄洒落じゃなくて大真面目、ダジャレ以上に笑いを取りに行ってるんだよ、すなわち嘘なんだけれど、金は僕の命に直結してしまっているという話でね、金がなくなって極端、死んでしまうかもしれないんだ、弱っちい人間だろ。




【ラリアットカントリー①】

1、2へい。1、2へい。男はひたすら、空振りのパンチを交わした。ブオン、ブオン。空気は悲鳴し「もう殴らないでくれ」と言わんばかり、音は響いていた。1日中、絶え間なく殴られる空気。だれも彼を止めることはできない。「おい、やめとけ、空気が可哀想だ」しかし、ここに猛者がいた。





【ラリアットカントリー②】

「んだとゴラア」男はパンチングの対象を、空気から目の前の彼に切り替えた。「どうどう、そう唸るなって、トレーニングのやりすぎてカルシウム不足なんじゃないのか?」「ざっけんなゴラア」問答無用だった。空気パンツアーは、目前にいるおちゃらけ男に右ストレートを放った。ベチコーン。

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