短編15
【彼の演出劇】
そもそも明治時代と聞いても、一体全体どんな時代なのかと思いつく節は何もない。思い出すのは、明治チョコレートくらいなものだ。もしかして、あのチョコレートは明治からあったのだろうか、という疑問は置いておくべきで、今の語りは靖国神社についてだ。今日、日本の首相がその神社を参拝した。
【彼の空論劇】
新聞やテレビやマスコミ、とありとあらゆるメディアに取り上げられているようで、それもそのはずというべきか、日本の首相たる彼が訪れること自体、大問題なのだ。大きな役職の彼、もう少し立場をわきまえ慎重に行動していれば、こんなことにはならなかった、大概そう思っているときは後の祭が多い。
【彼の空論劇】
新聞やテレビやマスコミ、とありとあらゆるメディアに取り上げられているようで、それもそのはずというべきか、日本の首相たる彼が訪れること自体、大問題なのだ。大きな役職の彼、もう少し立場をわきまえ慎重に行動していれば、こんなことにはならなかった、大概そう思っているときは後の祭が多い。
【彼の悲劇】
事後報告。考察を申すと、外交関係のさらなる悪化は免れないだろう。安倍政権に移ってから、改善が見られていないどころか悪化の一途を辿っている。にもかかわらず、今回の投石は火に油を注ぐ行為だ。あえて、挑発したのなら何かしらの思惑がないと、無謀すぎる。ただのお調子者には、説教をすべきだ。