Epilogue ――エピローグ――
あの不思議な女の子リアに会った二日後、月曜日に悠希はいつも通り、学校へ向かった。
教室へ入ると、すでに来ていた友達に声をかけた。
「はよ」
「ん、今日はちょっと早めだな、珍しいこって」
「いや、今日は話したいことがあってさ」
後ろの席が空いている。悠希は席の主が来るまで、と座った。
「何だぁ? また猫の話か?」
「違うよ。一昨日、殺し屋の女の子に会ったんだよ。目の前で戦闘は始めるわですごかったんだ」
「オレはお前の妄想に付き合えるほど暇じゃねぇぞ」
「嘘じゃねぇよ、ほんとだよ。オレだって信じがたかったけどさ」
相手は信じられないというふうに、手をピラピラと振った。
「わかったよ、信じるよ。その前に、いい医者を紹介してやる」
「信じてねぇじゃねぇか!」
朝のホームルームが始まった。
かったるいなぁ、と思っていると先生から思わぬ朗報が伝えられる。
「今日は転校生を紹介するぞ~。外国からの留学生でな、日本は初めてだそうだ。入りなさい」
ガララッ
その転校生は堂々たる歩きで教団へ乗り、自己紹介をする。
「リア・フェイナーヴ。日本へはつい先日、来たばかりだ。よろしく」
忘れもしない顔だった。そして、その顔は悠希に向けて微笑んだ、ような気がする。
(どうなるんだろうな、俺の人生………)
最後のこの話だけ視点が違います。
分かりにくかったと思いますが、ストーリー上、こうするしかなかったので、ご勘弁ください。
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この話の続きは思いついたら書きます。
多分、思いつかないでしょうが。
要望が多ければ無理矢理にでも絞りたいと思います。