1年は12か月間。 そして、俺は数十年間生きてきた。 俺はそんな中でどれだけの恋をしてきたのだろうか?
正直、自己満みたいなものですかね?
読んでもつまんないですし、読む意味はありません。
それは小学生の時、 最初に好きになった君。
俺は初恋なんてこともわからずに、必死に君に会いに教室まで行った。
だけど、その想いは通じずに―――。
2番目に好きになった君。
それはさっきの1番目の君を見に行った時に、偶然見つけてしまって。
だけど、2番目の君を好きになるには少し早かったのかな?
最初に好きになった1番目の君と心が揺らいでしまって―――。
それは中学生の時、 3番目に好きになった君。
部活が一緒で、時々視界に入る表情が無性に可愛くて。
“好き”とかじゃなく、最初は“気になる存在”だったんだ。
だけど、いつしかそんな感覚が変わっていって―――。
4番目に好きになった君。
これは1番目と2番目の君と同じことかな?
3番目の君から心移りしてしまって―――。
だけど、そろそろ俺も気付くんだ。
『この想いは誰にも届かない』
そんな言葉が脳裏に張り付いて、さらに俺を“恋の道”へと誘うのだ。
5番目に好きになった君。
だけど、その時、3番目と4番目の君がまだ好きで。
でも、思うんだ。 君が一番可愛いって。
だけど、それは顔の話。
性格はおもっきしB型で自己中。
だけど、それから少しして学年が変わると、新たに好きな子を見つけるんだ。
6番目に好きになった君。
顔は6番目の君と違って、別に可愛いわけじゃない。
性格に言えば、可愛いことは可愛い。
だけど、少しだけニキビが酷くってね。
だけど、君が放つ笑顔は確かに俺の心を射抜いていたよ。
けれど、俺は、それから中学を卒業して、高校生になるんだ。
そして、いつかのどこかの場所で、俺は5番目の君に出逢う。
卒業してもなお大好きだったから、『逢えるなら告白しよう』と思っていた。
だけど、君と目があって心臓が高鳴って何も言えずに終わってしまった。
今君に逢えるのなら、多分言うだろうね。 「好きでした」って―――――。
それから、5番目の君に逢うことができないってわかって、全ての君を忘れかけた頃、
俺は高校で新たに好きな子を見つけてしまう。
それは、具体的に君の何がよくて好きになったのかはわからない。
だけど、俺は確かに君に惹かれたよ。
可愛いし、優しいし、面白いし。
それが7番目の君という存在で―――。
だけどね、それとほぼ同時に・・・
だから、7.5番目の君としておこうか?
俺は7.5番目の君の悲しげな表情に惚れた。
それは、君には好きな人がいるのに、その好きな人は全然そのことに気が付いてくれない。
だけど、その好きな人は、面白おかしく君のことを弄るんだ。
それからしばらくして、俺もクラスに馴染んでいき、ある子と仲良くなるんだ。
それから、少しずつ君とその友達を含めた3人と仲良くなって、いつしか友達みたくなった。
だけど、その子達をあまり好きになることはなく、すぐに7.5番目の君に心は戻った。
でも、7.5番目の君に対する好きな人の扱いは変わってなくって、
それが、やけに虚しく感じて、君を護ってやりたいと思ったんだ。
だけど、俺と7.5番目の君とは、その後ほとんど出会わなくなった。
会ったとしても、廊下ですれ違うくらい。
学年が変わるということはそういうことで、
せっかく仲良くなった3人とも会話が無くなった。
だから、振り返って気が付くんだ。
ああ、俺は3人の君達のことも好きだったんだね・・・ということに。
だけど、理系に進んだ俺はそこで新たに好きな子を見つける。
これは8番目の君―――。
でも、さっき話した3人のことを忘れないで欲しい。
さっき振り返って気付いたように、大好きにはならなくても少しは好きだったんだから。
とにかく、そんな風に理系の道に入った俺。
8番目の君は、はっきり言えば可愛くなんてない。
だけど、話していると《自然に笑顔になる》ような子だった。
楽しかったよ、 8番目の君と話ができて―――。
でも、君とはクラスでほとんど目が合うことはなかった。
会うのはクラスに4人しかいない女子のうちの、他の3人のうちの1人。
その子とは、数多く目があってね。
周波数って言うのか、なんだか以心伝心してるみたいで、向こうも気があるんじゃないかと思ったよ。
だけど、どちらとも全く進展はなし。
ふっ!臆病にもほどがあるよね。
だけど、ほどなくして事件は起きるんだ。
それは、高校3年の時、
クラスのある嫌われ者が、[学校内の女子に片っ端から告白する]という事件が起きた。
その刃は8番目の君にも、よく目があっていた君にも向けられた。
好きです→いえ(笑)・・・ そんなことがあったよね。
俺はクラスの噂でというか、その事件の真偽を友達が聞くところを目撃して、吹き出してしまったよ。
俺も嫌われ者が嫌いだったからね。
大っ嫌いだったんだ。 何回も口喧嘩したし、ほんと・・・ね!
だけど、そんなことはどうでもいいんだ。
俺は君に告白できなかった。
俺が好きになった子にも、 俺を好きになってくれていたかもしれない子にも。
ふふ!俺はそんなダサい生き物なんだよ。
そして、嫌われ者は告白した。
それだけが、この世に残る事実なんだよ?
でもね、 そんな俺、
そんな状況下の中で、別の6人に心を寄せていたんだ。
それは全て3年の時、2人は隣のクラスの女の子。
2人ともタイプは違うけれど、それぞれとても可愛くて。
そのうちの1人は運動部の女の子。 もう1人はマネージャーをやっていたんだっけな?
あんまし詳しく知らないけれど、俺はそんな2人を好きになった。
そして、残りの4人のうちの1人は補習の時に出逢った子。
そして、残りの3人のうちの2人は後輩で、学際の時に一緒に作業をした子だった。
でもね、どれも話すことなんてなかった。
いいや、正確に言えば学際の子とは話したが、何の発展にもならなかった。
本当、ただの世間会話なだけ―――。
何も進展がなくって笑えるくらいだよ!
そして、最後の1人である9番目の君。
これは、俺の中の天使ともいえる存在。
9番目の君には意外とガチで惚れていて、今も尚、君に会いたいままでいる。
そんな君との出逢いはとある行きつけの喫茶店。
そんな喫茶店でバイトをしている君は、なんだか気品のある可愛さで。
大好きだったさ。 君の顔も、君の髪も香りもその全てが、、、
だけど、俺は君に―――――。
それからしばらくして、君はバイトをしなくなった。
たまたま、逢えなかっただけかもしれない。
だけど、確実に君に会うことはなくなった。
だけどある日、 君はふとバイトに戻ってくるのである。
俺は思ったさ、 「やっぱり、君のことが好きだ」とね―――。
だけど、それから君の友達も働くようになり、その子も可愛かった。
実に可愛かった。
9番目の君に比べれば劣るけれども、10番目の君も可愛かった。
だからね、 ちょっとだけ手を伸ばしてみようとするんだ。
だけど、その手は絶対に君達には届かない。
可愛すぎて可愛すぎて、自ら手が引っ込んでいくから。
そうだね、 さっきも言ったように、俺は臆病だから―――。
だから、この気持ちも片思いのままでいる。
大好きだったけど、大好きだけれど、何も進展しないままの恋。
それが無意味に俺の心を苦しめるんだ―――。
そんなことを終えて、俺は大学に入学する。
高校の友達もいて、なんだか高校の延長線上の大学で、とても進学したとは思えなかったよ。
だけど、そこで見る女の子は失礼な話、どれも可愛くって、とても新鮮に感じたんだ。
だから、あの子も・この子も・その子も・どの子も?俺の興味を引くのである。
その中で数人、特に俺を惹きつける女の子と話す機会があったんだ。
まずは、大学で知り合った初めての君。
そうだね、 今までの繋がりだと11番目の君となるのかな?
とにかく、11番目の君はなんだか悲しそうだった。
この寂しさは、7.5番目の君とは違う悲しさで、寂しそうでもあった。
だから、護りたい! そんなことを思うのである。
だけど、少しだけ、 ほんの少しだけ遠い11番目の君の俺の距離。
だけど、不思議と目だけは合うんだ。
だから、ついつい思ってしまう。
君は俺に惚れているのではないか? とね―――。
だけど、そんな筈はない。
もし、そうだったしても11番目の君を俺は幸せにはできない。
それからも時々目が合うけれど、俺の覚悟は無様に散って―――。
それから、数人の子を好きになった。
まぁ、入学当初から目を付けていた子ではあるんだけど・・・。
そして、問題は12番目の君である。
その子とは、ある授業で同じになって話す機会が来るのである。
そして、12番目の君に言われるのである。
「同小だよね?」 と―――。
俺は不覚にも、「え?おなしょう?」「マジで?」「おなしょうって、同じ小学校ってことで・・・?」「え?」「いたっけ?」と聞くのである。
あーぁ! この恋も終わったね。
そう思うのである、 馬鹿な俺は―――。
だが、俺はそう思うが、どうしても想いが離れない。
朝起きれば、12番目の君が俺の頭の中をぐるぐるとかき混わすし、
夜寝れば、夢の中で12番目の君が俺の周りを駆け回っているし・・・。
この気持ちがはち切れそうなくらい君が好きだ。
大好きとか、そんな話じゃない。
いつも12番目の君の事しか頭にないんだ。
何をしていても、結局は12番目の君に繋がる。
街の景色を見れば、12番目の君と歩けたならば―――
他の女の子を見れば、12番目の君はどんな顔をしていたっけ―――
何かをすれば、隣に12番目の君がいたのなら―――そんなことを思うばかり。
大好きなんだ、 12番目の君の全てが。
だけど、12番目の君にはいくつかの欠点がある。
俺はそこを嫌いになればいいのだ。
だけど、絶対に嫌いにはなれない。
12番目の君は、他が良過ぎるから。
だって、無限から2を引いても、100を引いても、無限は無限だろう?
いくつかの嫌いなところを探したって、無限の可能性を秘めている12番目の君には敵わない。
君は、俺にとっての悪魔なのである―――。
だから、俺を誘惑しようとする12番目の悪魔と、9番目の天使が喧嘩をするんだ。
俺はどちらにも混ざることはない、 なぜなら優柔不断だから。
時として、9番目の友達である10番目の君が・・・
9番目の天使の友達である、10番目の天使が俺を9番目の天使と一緒にどこかに導こうとする。
それは恋の道か、 はたまた茨の道か?
俺はどっちにも転ぶことなく、フラフラと我が道を行くのである。
そう、俺は落ち武者みたいな、ただの人間。
することなすこと全てが駄目な、ダメ人間。
だけど、俺は今日も恋をして生きていくのだ―――――。
最後まで読んじゃった人、 お疲れ様です。
意味なかったでしょう(笑)