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バカか、俺は

作者: 秘匿栗




 歩き方が変だった。

 片足、あるいは両足が不自由なのだろうか?

片足を曲げて引きずるように歩いていた。

 トイレに通じる軽い段差がひどく辛そうに見えて手を貸そうとし、俺はふと思った。

 どう手伝えばいいかわからない。

 彼を担ぎ上げでもして五段ほどしかない階段の上まで連れて行けばいいんだろうか? あるいは肩を貸す? それなら普通に歩くに任せたほうがいいんじゃないか?

 結局彼は俺を通りすぎてしまった。



 …………バカか、俺は。



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― 新着の感想 ―
[一言] 全然失礼じゃないので大丈夫です。 ふーむ、そう言った考え方も確かにありますね。 行動を伴わない理想はただの妄言でしょうから。 思うだけでは何も変わらない。 それはきっと真実なのかもしれません…
[一言] そうですね。 秘匿栗先生の仰る通り、声をかけるのをためらうときに拒絶される恐怖と言ったものがあるのかもしれません。 コメントをした後、自分はそういう状況下であったらどんなことを考えているだろ…
[一言] 失礼いたします。 「何かお手伝いをしましょうか?」 そんな言葉をかけてみれば、以外と後は何とかなるものですが、余計なことに考えが行ってしまって結局何もできない。 そんなこと意外に多いかもしれ…
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