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怪奇!蜘蛛女!!

クリーチャーを狩るレジスタンスの一人アリスとその相棒のJKは、ビルの廃墟が並ぶ市街地でクリーチャーとの戦闘を繰り広げていた。

この物語は遥か遠い銀河の果ての星の話。


そこに地球に似た星があった。


その星の一部、小さな島国[ジパング]から物語は始まる。



「くそっ!!JK!アイツかなり疾いぞ!!!」

頭に大きなウサギ耳を付けた青いエプロンドレス姿の金髪少女が44マグナムをぶっ放しながら叫ぶ。


その少女の姿は、まるで童話に出てくる不思議の国のアリスだ。


「やだやだ死にたくないよ!!」

JKと呼ばれたセーラー服姿の黒髪少女は、ビルの残骸に身を隠しながらマシンガンで応戦している。


「ちくしょう!これでも喰らえ!!」

ウサ耳少女の青いエプロンドレスのスカートの中から10個の手榴弾が落ちてくる。


ウサ耳少女はそれを拾い敵に向かってポイポイと投げつける。


「ア、アリス!!それ投げ過ぎ!!!」


ドカドカドカン!!

「きゃーーーー!!」

「うひょぉぉぉ!」


手榴弾の衝撃で崩れかけたビルの天井がパラパラと二人の上に落ちてくる。


「やったか!?」

アリスはそっと瓦礫の隙間から頭を覗かせ、辺りを探る


もっとも頭の大きなウサ耳のせいで辺りから丸見えだが。


「う、おぉぉ…ぐ…」

崩れた瓦礫の下から血塗れの女性が這い出してくる。

「憎い!!憎い!!お前らが憎い!!」


這い出てきた女性の下半身は蜘蛛だった。

その蜘蛛女はお尻をアリス達に向けると糸を吐き出してきた。


「まだ動けるの!?」

ジャンプローリングでその攻撃をかわすJK。


「やっぱ、女は執念深いぜ!!」

同じく、ジャンプで交わしたアリスはスカートの中から最強のハンドガン、デザートイーグルを抜き放ち、蜘蛛女の腹に2秒で全弾叩き込んだ。


「ガ!あぁぁ…憎い!!お前らの…男の…くせに…我ら女より…美しい…のが…憎…い…


1メートルはある蜘蛛女の腹から緑の血が吹き出す。


ドサッ

力尽きる蜘蛛女。


「ふぅ…さすがに死んだな」

蜘蛛女の頭を足で踏み砕くアリス。



(アリス、JK。目標の排除は完了した?)


「おう!損害0!目標クリアだぜ!」

トランシーバーもインコムも付けていないにもかかわらず、誰かと通信するアリス。


(了解。帰還して)

「あいよ!20分で戻る」


JKに目配らせを送る。

頷くJK。


シュッ!

二人は10メートル近いジャンプを繰り返し去って行った。

この話は現代日本とは全く関係ありません。

フィクションです。

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