21・プール、夏祭り、花火。親子で夏を満喫!
幼稚園ママによる、親睦を深める催しの「ランチ会」も無事終わって。
週末はひらりの水着を買いにでかけた。
必要なものは「水着」「水泳帽子」「バスタオル」かな。
プールバックは園指定のものが配られるそうなので買わなくていい。
ひらりが今まで着ていた水着は小さくなっていた。
どのサイズが合うか確かめるためにも、本人に試着してもらわねば。
売り場について水着を見せると、ひらりは目をキラキラさせて喜んだ。
私とひらりで水着をみていく。
「ひらり、これどうかな?」
水色のドット柄でワンピースになっている水着を見せる。
ひらりは首を横に振っていやだという顔をした。
どうやら色がお好みではないらしい。
それから2人でさんざん迷って。
結局ピンクのイチゴ柄水着に落ち着いた。
ひらりさん、イチゴ好きね?(笑)
手作り園バックもイチゴ柄だもんね。
その水着に合わせて帽子とバスタオルを選んで、幼稚園のプール準備は完了した。
ついでにひらりの夏服と帽子も買っておく。
夏休みはこれでお出かけしようね!
★幼稚園のプール
幼稚園で渡されたプールバックを持って、ひらりが幼稚園から帰ってきた。
用意しておいた水着・帽子・バスタオルをそのバッグに詰めて、また幼稚園へ持たせる。
天気の悪い日以外は毎回プールに入っているようで。
ひらりが園から戻ったらすぐに水着を洗濯して、翌朝また持たせるという日々だった。
幼稚園のプールには大きな日よけが付いているらしく、ほんわかとした日焼け具合だったので安心した。
さすがに3歳児は自分1人で日焼け止めを塗れないし。
かといって先生が子ども達全員に塗るわけにもいかないし。
プールに日よけがあるってナイスアイデアですな!
プールが始まってしばらくすると、幼稚園の授業参観の日がやってきた。
今回はプールの授業参観だそうだ。
水がかかっても大丈夫な服装、裸足になれるようにしてください、と連絡がきていた。
私は定番になったジャージーワンピースの半そでに、UVカットの夏用カーディガンを羽織り、以前から愛用しているUVカットの帽子を小脇に抱え、裸足になれるようサンダルで出かけた。
幼稚園に到着すると。
「年少さんクラスはこちら→」という看板があり、給食室の脇を通って園の建物の横にでた。
そこには園児たちのプールがあった。
(こんなところにプールがあったのかぁ。)
ずーっと、どこにプールがあるんだろうって思ってたんだ。
パーゴラのような棚が建物から張り出していて、プールに日陰を作っている。
園児用なので小ぶりなプールだけど、横にはちゃんとシャワーも付いていた。
プールサイドはそれほど広くないので、建物に入らずに靴のまま園庭を回ってプールにきているママさんもいた。
なるほど。
私もそうした方が良いかもと思い、幼稚園の玄関へ戻ってサンダルを再び履きなおし、園庭に向かった。
外からまわってプールに着くと、見たことあるママさんがいた。
ランチ会の時お隣の席だった、細貝さんだ。
今日は未就園児である下のお子さんも連れている。
「細貝さん、こんにちは!今日は下のお子さんも一緒なんですね。」
「あ、峰岸さん、こんにちは!そうなんです、今日は下の子も連れてきました。」
細貝さんのお家はお子さんが2人で、長女が美鈴ちゃん。
美鈴ちゃんの弟さんが「荘詩くん」というそうだ。
荘詩くんはママに抱かれながら、まぶしそうにプールをみていた。
「こんなところにプールがあったんですね。」
「本当に、私も今日はじめてプールの場所を知りました。」
そう言ってお互いに笑いあった。
時間になっていたようで、水着をきた子ども達がわらわらと出てきた。
ピンクのイチゴ柄水着を探すと、すぐにひらりを見つけることができた。
先生をお手本にして、園児たちが準備運動をする。
生真面目に準備運動をしてる子もいれば、プールに気を取られて気もそぞろになってる子もいて、見ていて微笑ましかった。
今日も暑い。
夏の日差しがまぶしい。
シャワーを浴びてプールに入ると、子ども達は気持ちよさそうな顔をしていた。
ビーチボールやジョウロなどのプール用遊び道具が持ち込まれると、みんなで取り合いをしつつも遊び始めた。
先生は秘密兵器と言わんばかりに、大きな水鉄砲を取り出し、子ども達に水をかけていた。
終始わきゃわきゃと、楽しそうな様子の子ども達がみれて本当に良かった。
こんな風に毎回プールに入ってるんだね。
ママさんたちもプールサイドへどうぞと言われたので、サンダルをぬいでひらりの近くへ行く。
手で水をすくって、ちょろりとひらりの肩にかけたりした。
広いプールサイドではなかったので。
他のママさんに場所を譲るべく、すぐに撤退した。
あっと言う間に時間は過ぎ、プールの授業参観は終わった。
これだけ遊んでたら元気に育つよね。
幼稚園に感謝だ!
★幼稚園の夏祭りに参加する
幼稚園の夏休みは短かかった。
小学校だと1カ月以上あるけど、野木桜幼稚園の夏休みは3週間程度だった。
夏休みに入ってすぐに予定されていたのは、幼稚園で行われる夏祭りだ。
これまで地域の夏祭りに参加したことはあったけど、ひらりが眠くなっちゃうので早めに切り上げて帰宅していた。
なので。
こういった夏祭りに、最初から最後まで参加するのは初めてかも。
PTA役員による出店もあるそうなので、小銭を持ってきてねと幼稚園からのお便りに書いてあった。
服装は基本自由だけど、やっぱり浴衣の子が多いらしい。
先日のプール授業参観で、細貝さんに聞いてみたらそう言っていた。
細貝さんも美鈴ちゃんに何を着せるか迷って、知り合いに聞いたそうだ。
そういう訳なので、ひらりに浴衣を準備しないと。
もしかして・・・。
またイチゴ柄とか言わないよね(笑)
ひらりの年齢だとすぐ大きくなってサイズアウトするし、汚さずきれいに着るのも難しい。
しかも年に何度も着るわけじゃない。
そう考えたら、できるだけ浴衣にかかる費用を抑えたいと思った。
そこでネットショッピング!
浴衣って結構サイズに幅があるよね。
だから試着しなくてもいけると思うんだ。
色々検討した結果。
帯と浴衣をバラバラで買うより、セットで買った方がお得だと気が付いた。
しかも。
物によっては髪飾りとか、カゴバックが付いてる浴衣セットもある。
時間があるうちにいくつかピックアップしておいて、あとでひらりに選んでもらおう。
幼稚園から戻ってきたひらりに、浴衣を決めてもらうためパソコンの画面をみせる。
「ひらり、お祭り用に浴衣を買おうとおもうんだけど、どれがいい?」
そう言って順番にみせてゆく。
どれも可愛いから迷っているようだ。
最終的にひらりが選んだのは、ピンクのグラデーションがきれいな花柄だった。
イチゴ柄の浴衣が見当たらなかったので、何を選ぶかなと思ったら。
やっぱりピンクなのね(笑)
この年頃はどうもピンクが好きらしい。
園児たちの水着もピンク率が高かった。
浴衣が届いたわけでもないのに、ひらりはパソコンの前で小躍りしている。
浴衣が楽しみなのだろう。
良かったね、これを着てお祭りに行こうね!
幼稚園の夏祭り当日。
軽く夕飯を食べ、ひらりに浴衣を着せる。
兵児帯をふわっとさせ、耳の上に花の飾りを差してあげる。
ひらりは鏡に映った自分をみて大興奮だった。
人生初の浴衣。
そんなひらりに下駄まで履かせてしまうと危なそうだったので、サンダルを履かせることにした。
浴衣が歩きにくいのか、それとも大和撫子になりきってるのか、ひらりはいつのまにかおすまし顔になっていた。
会場に着くと、園庭の中央には盆踊り用のやぐらができていて、提灯まで下がっていた。
(うわ、本格的!)
PTA役員による出店は、「かき氷」「水風船」「くじ引き」「ジュース」「スーパーボールすくい」「光る腕輪」があった。
ひらりは早くも水風船を欲しがっている。
その後は光る腕輪を買いに行き、次にくじ引きをした。
かき氷を食べた後、スーパーボールもすくった。
私ものどが渇いたのでジュースを買い…。
って、結局。
全部のお店を制覇してしまった !
( *´艸`)エヘヘ
「もうすぐ盆踊りをしますので、園児さんはやぐらのまわりに並んでください」というアナウンスが流れた。
やぐらのまわりを囲んでクラスごとに並ぶようだ。
ひらりをクラスの場所に連れて行くと、ばったり増山さんに会った。
増山さんも風華ちゃんを連れてきたようだ。
子ども達を先生に預け、私と増山さんは園庭の端へ下がる。
盆踊りが始まった。
子ども達はこの日のために練習していたようで、楽しそうに踊り始めた。
(ひらりが家で踊ってたのはこれかぁ。)
ここでやっと。
ひらりが家で踊っていたのが盆踊りだったと、私は理解した。
増山さんと一緒にカメラを構えながら、やぐらの周りを踊りながらまわる娘たちを追いかける。
「結構、本格的なお祭りなんですね!」
「そうでしょ?気合入ってるよね!」
増山さんも楽しんでるようだった。
盆踊りが終わったら、幼稚園の夏祭りは終了。
そこで園児たちにアイスが配られた。
半分に折ってポキンとする、あの氷アイス。
それの折ってないやつを1人1本もらった。
ひらりと私で半分こ、増山さんと風華ちゃんで半分こ。
4人でアイスを食べながら、人ごみに揉まれつつゆっくりとお祭り会場を後にした。
とってもたのしいお祭りだった。
★花火をしよう!
幼稚園の夏休みもそろそろ終わりに差し掛かった頃。
近くのスーパーで買い物をしていたら、花火が目に留まった。
なんとお子様花火セットが30%OFFになっていたのだ。
ひらりと花火。
きっと喜ぶだろうな。
そう思って花火を買い物カゴに入れた。
レジに着くと、そこに増山さんが並んでいた。
「増山さん、こんにちは!偶然ですね。」
「あらこんにちは!毎日あっついね、夏バテしてない?」
「今年は夏バテしないように頑張ってますよ!そういえば、増山さん。風華ちゃん花火好きですか?今30%OFFになってましたよ。」
それを聞いて増山さんは驚いた顔をした。
そしてにっこりとしながら、私に買い物かごの中身を見せてくれた。
なんと、増山さんも同じ花火をカゴに入れていた!
(お互い考えることは同じですね!フフフ・・・)
私と増山さんは目を合わせて「ですよね」顔でにやりとした。
その日の夜、さっそく花火をすることにした。
夫が帰ってきたので食事をして。
家族3人で外に出る。
花火の煙や音で苦情が来ないように、家の前で花火はしないことにした。
バケツを持って近くの公園にいく。
ろうそくに火をつけて、花火スタート!
ひらりは人生初めての手持ち花火だ。
どんな反応をするかな?
ひらりと一緒に花火を持つ。
花火に火がついて「シュッ!」となった瞬間、ひらりがびくっとした。
それでも、光る火花を見たら嬉しそうに声をあげた。
「ひゃぁ~!」
ひらりは花火を気に入ったらしい。
何度か一緒に花火をやっていたら、今度は自分1人で火をつけると言い出した。
・・・え、大丈夫?
仕方がないので、ひらりに任せてみた。
すると。
・・・・ん?
・・・・おい?
なかなか火が付かないなと思ったら。
ひらりは花火を逆に持っていて、持ち手に火を付けようとしていた!
おいおい(笑)
その後、何度教えてもひらりは花火を逆に持つ。
もしかしてヒラヒラしてるところは飾りで、火を付けちゃいけないみたいに思ってるの?
思いもよらない3歳児の行動に爆笑した。
星がきれいな夏の夜。
私たち家族はあーだこーだ言いながら花火を満喫した。