表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幼馴染は聖女らしい。  作者: PARO
2章(後編) どうやら俺も俗物らしい。
57/77

56話 何を言ってるんだ。

なんとか更新。読んでーー!

「…何故、そのような事に?」

「うーんとな。帝国側から提示された条件を巡って、王国内の権力者の中で話し合いがあったんだ。当然私も参加した。そこで色々と問題になってな…。どうやらお前と聖女は切っても切れない『契約』で結ばれてるそうじゃ無いか。それに、大聖堂側も君の『血』が欲しいと言ってきた。しかし、主神アストレアの『選定者』だ。王家も喉から手が出るほどに欲しい。…両者は一触即発の雰囲気となったが、そこに名案を投じた奴がいた」

「学園長先生ですね、わかります」

「そういうことだ。『だったら二人とも嫁に行かせればいい』とな。最初は反対の声も上がったが、これ以上の策がないと言う事で、これに決定したそうだ」


全く、本人たちの意思も考えて欲しいものだ。と、クラムは苦心した。


「女性陣は納得したのですか?厳密に法が制定されているわけでも、教義で禁止されている訳でもありませんが、重婚は基本的にタブーな筈」

「重婚を聖王国全体に普及させようとする一派があってな。最近その勢力が増大してきたのだ。曰く、『コソコソ女を囲っていないで、堂々と手を出そうじゃないか』だそうだ」

「完全なエロオヤジじゃないですか」

「いや?先導しているのは美男子ばかりだ。楽園思考が強いのだろうな」

「はぁ…。それで、彼女たちは納得したのですか?」

「あぁ、2人共な。二つ返事だったよ。『他は認めないが、姉妹だったら話は別』らしい」

「…セレシアがそんな事を」


これには驚いた。尤も最初にセレシアが反発するものだとばかり考えていたが。


「姉妹仲は素晴らしく良いようだ。…あぁ、この間は魔法で記憶を共有して、姿形を調整して入れ替わりなんてこともしていたな。私以外は全員、聖王すら気づいていなかったが」

「…会長と話しているつもりでも、実はセレシアと話していたと言うことですか。恐ろしい」

「ハハッ、それはそうだろうな。それで、回答は?」


そして、答えを言う時間になった。クラムは少し息を整えーー


「はい、そうですね…。王女殿下の方はなしで」


きっぱりと、事態をややこしくする宣言をした。


「やはりそう来たか。…そうだな、これは『命令』だ、と言ったら?」

「拒否します」

「拒めば聖女との結婚もなしだと言ったら?」

「それも拒否します」

「国家への反逆罪で逮捕する、と言ったら?」

「罪状の在処を否定します」


ここで、エルフレアの雰囲気が変わった。


「そうか…では、君の上司として、聖王の命に背く痴れ者を処断する、と言ったら?」


瞬間、エルフレアから膨大なオーラが噴出する。それは物理的な衝撃波を生み、辺りを強く振動させた。


「貴方を倒して、聖王を倒す。そしてセレシアを帝国に持ち帰りましょうか。…戦争がしたいのならばどうぞ。貴方が俺に言ったように、全て俺一人で返り討ちにして差し上げましょう」

「ほう、よく言った、若造」


負けじとクラムが、神気を解放。二つのオーラの境界は球体から平面に変わり、今ここに戦いの火蓋がーー!!


「おい、やるなら他所でやれ。ここの設備を壊すな」


ーー 切られると思った束の間、必殺の魔法銃を双方に向け二人の動きを封じたヘイロウが、『仕切り直せ』と制止した。


次回、バトる回。

主人公の頑固さ、ここに極まれり。

親父とは違うと言っているクラム君ですが、『誰に何を言われようが、ここぞと言う時には自分の意思を曲げない』と言う父親の性格をきっちりと受け継いでいるようです。


さぁ次回、どっちが勝つのかな?…わかってるとか言わないで!まだ書いてないんだからわかるわけないじゃない!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ