雨
梅雨だと外出する気が失せるので、
何か楽しみがないかと考えた結果、行きついた発送。
自然の中に音楽を感じている。
パラパラ降ってくる雫が奏でる音は一つの曲のようだ。
一度しか聞けないこの曲は、いま、観客は私くらいなのかもしれない。
特別な音楽を聴いている幸せが胸からこみあげてくる。
雫が植物の葉に落ちる音。
雫が窓にあたる音。
雫が地面にぶつかる音。
雨の雫が何にぶつかるのかでも違った聞こえ方がする。
それは、霧雨なのか。
それは、にわか雨なのか。
それは、雷雨なのか。
雨の規模にもよって違うのがまた興味深い。
コーヒーを片手に、私は今日の演奏を待っている。
何がしたかったのか不明。