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鈍色の空  作者: ryotan
1/2

1話

自分の初めての作品で、初投稿となります。

ヘタクソな文章、甘々な世界設定、ありえない描写等たくさんあると思いますが、どうぞ読んでやってください。

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  プロローグ

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少年は走っていた。

死から逃れるためだ。

両手でAK47を、背中にRPG-7を持ち、走る。

時折砂塵の混じった風が吹き荒れ、視界を塞ぐ。


ここは中東の某国。

2011年初頭に始まった戦闘は2040年現在においても留まるところを知らず、中東全土にまで戦火が広がっていた。

さらに、これは金になると世界中からPMC(民間軍事会社)が戦力を投入しており、もはや収集のつかない状況に突入していた。


砂塵の中から高さ10M、幅3Mほどの人型の機械が姿を現す。

Hscm(Human-type self-propelled combat machine)と呼ばれ、PMCがこぞって開発を進めている人型自走戦闘機械だ。

7、62mm弾では歯が立たず、時にはRPGの直撃にも耐えるタングステン合金やチタン合金を主とした複合装甲に、M134やM61、M197を搭載。

肩に搭載されるオプション兵装にはロシア製9K115対戦車ロケット4基やハイドラ70ロケット4基を搭載できるなど拡張性が高く、また、一部では試験的にレールガンなどの兵装も確認されている。

この機体は最悪なことに対人用兵装のようで、M134バルカン4基と7,62mm汎用機関銃が搭載されているというところまで確認したところで少年は小さく舌打ちをし、そのままそろそろと後退していく。と同時に持っていたAKを落としてしまう。ジャキッという金属音が鳴り、音に気付いたHscmが建物を回り込んで来る。

少年を視界に捉えたHscmのM134が火を噴こうと銃身を回転させ始める。

少年は目を瞑り、死の嵐が自分を蹂躙するのを待った。

しかしすぐそばで鳴った轟音は一発。

恐る恐る目を恐る恐る目を開けた少年が見たのは、胸のあたりに大穴があいて膝をつき動かなくなったHscmと物干し竿のようなものを担いだ一人の兵士だった。

少年は兵士を、まるで神を見るような視線で見つめていた。



==========

   5年後

==========



突如爆発音がして仲間に叩き起こされる。どうやら寝てしまっていたらしい。

相棒であるダネル NTW-20/14.5対物ライフルをひっつかみ、宿舎を出る。

ダネル NTW-20/14.5の特徴は個人武装用ライフルとしては最大級の弾薬を使用することだろう。20mmx82弾薬は、第二次世界大戦においてドイツのモーゼル社が開発した航空機関砲「MG 151/20」用の弾薬として開発され、大戦後もフランスのマニューリン社が生産を継続している。同じく使用弾薬である14.5mmx114弾も旧ワルシャワ条約機構で対空・対軽装甲車用重機関銃として開発されたKPV 重機関銃用の弾薬として採用されていたものだ。また、DShK38重機関銃用の弾薬である12.7mmx108(M33)弾を使用可能とするコンバージョンキットも存在する。

構造はボルトアクション方式を採用しており、右側面のボルト・ハンドルを手動で回転させ、ロックおよび解除を行うことができる。箱型弾倉を採用し、弾倉内には3発の弾薬を収めることができ、暴発を防ぐため反動で弾丸がずれないよう弾丸のリムで支えるための切り込みが設置され、また3発分装填してもバネの余裕ができる構造で、機関部の左側面に水平に装着する。

ストックは内部にスプリングと2つの大型油圧式サスペンションからなるショック・アブソーバーを組み込んである。これらの銃構造により、上述の弾薬から発生する強烈な反動を軽減することができる。

この銃はHscmの装甲を貫通させるため、威力と弾速のバランスを取った14.5×114mmモデルだ。

訓練のあと、そのまま寝ていたのが幸いだった。

装備や予備弾薬はメンテしたままなので最高のコンディションだ。

スコープ倍率は4倍。バイポッドを開き、小型コンテナに載せる。Hscmが50mほど先に見えた。

発射。

ッドンッ!という大地を揺るがす轟音とともに14.5×114mmの弾丸が1000m/sで銃口から飛び出し、胸部の自動管制装置を粉々にした。

ボルトハンドルを引き、次弾を装填。

発射。

またしても轟音が轟いて、2機目を破壊した。

次の瞬間隣から爆音が響き、上空を飛んでいた軽装甲ドローンを爆散させた。

隣を見ると、バレットM82A2を構え、大きく仰角をとった中年の兵士がニヤリと笑った。

こちらもニヤリと笑い返した瞬間突然コンテナが吹き飛んだ。

ダネル NTW-20/14.5が手からもぎ取られ、自分も数m転がった。

2m先にダネル NTW-20/14.5が転がっているのが見え、無我夢中で拾い、大型コンテナの後ろに隠れる。

バレットの持ち主はバレットとともにコンテナの下敷きになったようだ。

コンテナの横からダネル NTW-20/14.5を構え、Hscmに向けてトリガーを引くが、スコープがずれたか銃身が曲がったか、弾があらぬ方向へ飛んでいく。

ダネル NTW-20/14.5を背中に背負い、走りだそうとしたところで、コンテナの中身だったのか、砕けた木箱から覗く金属の輝きが目に入った。

PTRD1941対戦車ライフル。

第二次大戦中に開発されたライフルで、使用する弾は14.5×114mm。

つまりこのダネル NTW-20/14.5と同じ。

奇しくも少年を救った銃だった。

この銃には後付けされたのかアイアンサイトの上にスコープマウントがついていて、スコープが搭載されていた。

無我夢中で銃を拾い、弾丸を装填する。

コンテナの後ろから出た瞬間、Hscmのメインカメラと目が合った。

そのままPTRDを胸部に突き付け、轟音とともに吹き飛ばした。

インカムから、敵本拠地を確認した。直ちに強襲するため強襲揚陸艦001、002、003に分乗せよ。

と繰り返し流れている。

戦闘を切り上げ、港へ向かうことにした。

ここまで読んでいただき、誠にありがとうございました。

まだまだ続きますが、何分多忙なため気が向いたらの投稿となります。

これからもお付き合いのほど宜しくお願い致します。

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