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~ハヤテvs舞乃・因縁の対決~

 私のいる部屋の扉が開かれた。

 そこに入ってきたのは…。

「(やっぱり来ちゃったか…ハヤテ……)」

 私が何があっても戦いたくは無いと望んでいた相手、神崎ハヤテだったわ。

 ハヤテが入ってきた事に反応して、物陰に潜んでいた私の体が私の意に反して動いた。

 私の体は、神崎ハヤテの方に持っていた拳銃型アシスタントデバイスの銃口を向けた。

 それだけならまだしも、とうとう意識していなければ私の口も自分の意志で満足に制御出来なくなってしまったのか、勝手に小さく呟いたわ。

「(アシスタントデバイス形態変更・タイプ『スナイプ』)」

 ぞっとするほど無感情な声が私の口から零れた。

 こんなの私じゃない…。

 そして、スナイパーライフル形態になったアシスタントデバイスのスコープを、私の体は覗き込むの。

 照準は勿論、神崎ハヤテよ。

(止めて!『スナイプ』のアビリティの一撃は当たったらシャレにならないから!!)

 私のアシスタントデバイスは形態によって戦術やキリングレンジ(絶対殺傷範囲)威力が変わるデバイスなの。

 その中でも『スナイプ』は一撃の威力が最も高くて、アビリティの発動に使った体力次第では、ほぼ一撃でどんな相手の防護フィールドを消し飛ばす威力を出せるわ。

 下手をすれば相手を重傷、もしくは威力を限界まで高めたら即死させるレベルまで上げる事が出来るの。

 その代わり連射はできないから近接戦闘には向いていないわ。

 敵を先に発見して、最も効率よく1人を葬り去る。それがこの形態よ。

 前に綾花とやった時に使った『ショットガン』形態は弾数が多くて面で相手を攻撃して、ノックバックしたところをすかさずまた撃つ連続技だから、どうにかすれば抜け出す事も可能だけど、この『スナイプ』は、相手に攻撃して来る事を悟らせないうちに一撃で仕留めてしまうから、そんなものは関係ないわ。

 この危険極まりないアビリティをハヤテに向かって私は放ってしまった。

「物理学アビリティ『インビジブルバレット・スナイプ』」

 数瞬後にはマッハ3を越えるスピードで放たれた能力で作った不可視の弾丸がハヤテに向かって飛んでいくわ。

 だから私はとっさに、

「ハヤテ!避けて!!」

 そうは言ったものの、マッハ3の弾丸はハヤテと100メートル程しか離れていないこの距離を駆け抜けるのは一瞬だし、当たったらただじゃ済まないだろうし、仮に防護フィールドが残ったとしても、私の洗脳を受けた体が動き、追撃して、ハヤテの命を奪うだろうって簡単に予想できる。

 終わった。

 守りたいモノを何一つ守りきれないまま私はこのまま操り人形になってしまうのか…。

 そう思った時だったわ。

「…えっ?……嘘でしょ!?…………」

 距離がたった100メートル程しか離れていない距離で放った、スナイパーライフルのマッハ3の見えない弾丸を、神崎ハヤテは余裕を持ってかわしたの。

 奈桜が以前、ハヤテの事を『人間をやめてる』と表現したけど、今のが偶然じゃないなら、いや、十中八九間違いなく偶然なんかじゃないんでしょうけど…、凄く共感出来るわ……。

 いくら私が大声を出してハヤテに警告しても、所詮、音速は340[m/s]。

 私の声が聞こえてから一瞬で判断して避けてもギリギリだったはずよ?

 それを涼しい顔をして避けるって…。

 当たらなくてホッとしたにはしたけど…。

 でも、一安心したところで私の身体は止まらない。

 次の攻撃に移るべく早速動き出してしまったわ。

「アシスタントデバイス形態変更・タイプ『アサルト』」

 私の口が次に指示したのはアサルトライフル形態だったわ。

 アサルトライフルはオールラウンドな戦闘向きで、先程の銃撃でハヤテに位置が特定されただろうからかしら、声のトーンも落とさずアシスタントデバイスの形を変えてハヤテの方にアビリティの弾丸をバラまいた。

「もうっ!いい加減止まりなさいよ、私の体!!」

 私はそのまま走っていき、銃弾を打ち続けるけど、殆ど当たってないし、当たってもあまりダメージを受けていないみたいよ。

 私はそのことに内心安堵するけど、操られた私の体は何をするか分からないから気が抜けない。

 早く、一秒でも早く体の支配権を取り戻さないと!

 私はそう考えて急いだが、ついにハヤテの顔がハッキリと見える所まで来てしまった。

 そしてこの近距離戦闘と言えばもちろん…

「アシスタントデバイス形態変更・タイプ『ショットガン』」

 そう来るでしょうね。

「ハヤテ、避けなさい!とにかく距離をとるの!!」

 そこでハヤテの声がやっと聞けたわ。

「言われなくてもッ!」

 ハヤテが移動していなくなった空間に、無数の弾丸が放たれた。

 自分でもゾッとするわ…。

 こんなのが続いてしまわないように、早く私の体を止めないと!

 そう思って私は一心に願い、呟く、

「止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ!」

 そうして願いが通じたのか、私はようやく一時的に私の体を止める事に成功したわ。

 そして、その様子を見てハヤテが言う。

「舞乃…大丈夫か?」

「…ええ。ところで確認なんだけど、ハヤテはここまで何しに来たの?」

 分かりきっていたことだけど、一応聞いて見たわ。

 どうせ、私のしたことを糾弾しに来たんでしょうけど。

 だけど、ハヤテは、

「お前を助けに来た」

 静かにそう言ったのだ。

「アンタ、まだ私のしたことを分かって…」

「分かってるさ。だがな舞乃、俺達はキッカケはどうであろうが、過ごしてきた日数が少なかろうが、俺達はもう仲間なんだ。だから、仲間が道を踏み外しそうになったら引っ張り上げて助けるのが仲間ってもんだろ?」

 言われたことは凄く嬉しく思うわ。

 でも…

「でも、助けるって言ったってどうやってよ?」

「お前に手を出した、このUNCという組織をぶっ潰す!」

「そんなの絶対無理よ!」

 そう。UNCに関わってそのまま帰れるはずなんて無いのよ。

 UNCの構成員の中には主に中国語(だと思うわ)を話している幹部を中心に、1対1でも私がかなり手こずりそうな連中だっているのよ?

 それに、北一輝の洗脳アビリティもあるから、一度捕まったら何かしらの洗脳を受けることになるわ。

 ましてや、自分達を叩き潰そうとしてやってきた相手をみすみす許すわけないじゃない。

 だから、私が何らかの罪に問われることになったとしても、私を助ける最善の手としてハヤテ達が警察に協力を依頼してここに来たのは正解で…。

「無理じゃないさ。そのために俺達は『三人で』来たんだ!」

 …。はっ?……ウソでしょう?たった三人?正気を疑うわよ?

「バカじゃないの!?」

 私は本気でハヤテの事を睨みつけたわ。

「いくらアンタが強いって言っても、経った三人でこの組織を潰すですって?流石に無理があるわよ!何?アンタ等全員命知らずだったの?」 

「いいや。そうじゃないさ。俺達なら出来るさ。なんたってチームのリーダーのピンチだからな」

「意味分かんないわよ!チームなんてアンタ達をこっちに引き込もうと私がしなくなった時点でもう用無しよ!!それにね、ハヤテ、私は助けて貰おうなんて思っちゃいないわ。私はね、ここでアンタを殺したくてウズウズしてたのよ!どうしてもここを通ってUNCを潰したいなら、私を殺してから行く事ね」

 このままハヤテと敵対して、殺し合いになって、ハヤテに殺されるのも悪くないかもしれないと思った私は、あえてハヤテに改心の意志がないように見せて、実際に今度は私の意思でハヤテと戦うことにしたわ。

 そこにはもう、洗脳を受けて、とうとう思想にまで影響がでてこうなったのか、私の心から願った事なのか分からなかった…。

 私はハヤテに向かって言ったの。

「私を助け出したい?そんなこと望んじゃいないわ。最初に見たときからアンタの事気にくわなかったのよ!こっちも本気で行くから、アンタも本気で来ないと死ぬわよ?」

「お前と戦う事は、俺の本望じゃないんだが…仕方ないのか……」

 ハヤテはそう言うと、私に対して初めて彼のプレート、化学アビリティを象徴する黄色の色をしたプレートを東京理科高校のブレザーの制服の懐から取り出した。

 私もプレートがセットされた拳銃型アシスタントデバイスを構える。

 そこで暫し沈黙が流れた。 ここから先はハヤテとの本気の殺し合いを演じなければならない。

 いや、実力差からいって本気で殺すつもりでかからないと、私はあっさり気絶させられるだけで終わらせられるわ。

 そんな緊張感が漂うの中、

「ガァン!」

 どこかで金属が落ちたような音がして、それが戦闘開始の合図になった。

「アシスタントデバイス形態変更・タイプ『ハンドガン』」

 私は取りあえずハヤテと距離を取るためにアシスタントデバイスを、一番威力は小さいが、取り回しやすい近接戦闘専用形態『ハンドガン』タイプにして、ハヤテに向かって乱射した。

 ハヤテの防御からして牽制の意味にしかなっていないだろうが、距離を取るにはちょうど良いわ。

 その間にハヤテは避けるだけで、能力を使う様子を見せなかった。

 そして私が少し離れた時、

「アシスタントデバイス形態変更・タイプ『マシンガン』」

 連射に重点を置いた『マシンガン』タイプにアシスタントデバイスを変え、銃弾をバラ撒いたわ。

 ここでハヤテが動いた。

「化学アビリティ『アイアンシールド』」

 ハヤテは目の前に鉄の盾を作り出して、私の攻撃を全て防いだわ。

「まだまだいくわよ!アシスタントデバイス形態変更タイプ『スナイプ』」

 そして、

「弾け飛べ!『インビジブルバレット・スナイプ』!」

 私は『スナイプ』モードの弾丸を躊躇無くハヤテの作り出した盾に向かって飛ばした。

 そして、ズガーン!という音をたてて盾が破壊された。

 だけどハヤテは、とっさに盾の後ろから逃げ出したようで、破壊された盾の金属片や、私の能力の銃弾には当たらなかったわ。

 (流石ハヤテ。やっぱり届かない!)

 次はハヤテが攻撃してくるだろう事も考えて、形態をまた変える。

「アシスタントデバイス形態変更・タイプ『アサルト』」

 そしてハヤテのいた方向へアシスタントデバイスを向けたが、

「いない!?」

 しまった、見失った!と私が思ったとき、

「こっちだ」

 とハヤテの声がして、振り返る前に銃弾を声のした方向に向けて撃ってから振り返った。

 そこにはまるで微塵も防護フィールドが削れていないハヤテの姿があった。

 私はそこに銃弾を撃ちまくったわ。

 それに対して神崎ハヤテは防御を取らなかった。それどころか腕を組んだまま突っ立っていただけだった

 だけど、

「当たらない?」

 ハヤテに当たったハズの弾丸が、なぜかハヤテの体に傷を付けないまま通り過ぎて行ったの。

 どうしてだろう?

 そう思った時、私は少しだけ甘い臭いを感じて、そこで分かった。

「しまった!幻覚を見せられてる!!」

 コレは化学アビリティは割と得意にしている技で、催眠効果のあるクロロホルムなどの薬品を合成してその効率を部分的に高めて、相手を幻術にかける高度なアビリティ、『ゴーストヴィジョン』。

 まんまと引っかかってしまったけど、今更嘆いてもしょうがないわ。

 このアビリティの厄介な所は、ハヤテの位置が分からなくなるから、いつ攻撃がくるのか分からないし、全体技以外では標準が付けられないから、私みたいに精密射撃をするようなアビリティ持ちじゃ不利って事ね。

 私がマズいと思って、いつ攻撃が来るのか分からないから備えていると、

「…?……攻撃してこない?」

 ハヤテからの攻撃が一向に来なかった。

 やがて『ゴーストヴィジョン』が解けてハヤテを探すと、私の目の前で無抵抗に手を広げていたわ。

 ハヤテは、言った。

「舞乃、お前の気が済むなら、俺で良いなら撃て。俺がお前のしていた事が分からなかったのも事実だし、もっと速く気づいていたなら、俺なら簡単に解決出来たのも事実だ」

 ハヤテは、何を言いたいの?

「実際、お前の思考も読もうと思えば読めたし、俺の能力をフルに使えばこうはならなかったはずだ。だけど、こうなってしまって、そしてお前が敵になっても俺にはお前を傷つける事は出来ないみたいだ。お前の勝ちだよ。これからお前の進む道に何度も現れて妨げるかもしれない俺は目障りで邪魔だろう?だから、撃てよ…。お前に殺されるのなら文句はないから……」

 ハヤテは、私に向かってそう言ったわ。

 それは私がなりたかった立場だったのに、私の力が無いばっかりにまるっきり逆になってしまった。

 私はハヤテに銃口を向ける。

 そして指先をトリガーにかけて…、

「…出来ないわよ……」

 私は引き金を引く事は出来なかった…。

 確かに洗脳が掛かって、体は一生懸命引き金を引こうとしていたんだけど、私の心からの想いがそれを制していた。

 そして、私はアシスタントデバイスの銃口を下ろした。

「ねぇ、どうして私に対して命まで懸けられるの?」

「さぁ?どうしてだろうな。それは多分、お前が俺を撃とうとしないのと同じ理由だと思うぜ?」

 私がハヤテを撃てない理由…。

 利用価値があるから。

 UNCに出来れば引き込みたい人員だから。

 普通に戦ったら勝てないから。

 雰囲気があの人に似ているから。

 友達だから。

 仲間だから。

 なんて、どれも本当の理由なんかじゃないんだと直感的に分かるわ。

 答えはもっとこう、はっきりしている気がする。

 私達が出会って一週間しか経っていないけど、それに、私は北一輝の洗脳アビリティを受けて普通じゃなかった状態だったけど、私は知ってるのよ?

 私の妹がいなくなったってアンタに言ったあの日の夜、アンタが私の妹を必死に探してくれてたって事を。

 そして、それに加えて私がいなくなって、私を助け出しに必死になってここまで来てくれたってことを。

 じゃなきゃ、私に撃たれそうになったさっきの状況で、あんなに穏やかで安心したような表情は出来ないでしょ?

 って、自意識過剰かしら?

 でも、そんなこんながあって、出会って一週間だけど、私にとってアンタはあの人よりも…。

「ハヤテ、気が変わったわ。私の意識が完全に乗っ取られる前にアンタにトドメをさしてあげる。私が私で無くなるなる前にアンタに勝ったっていう最後の思い出を頂戴?」

「分かった。好きなときに撃てよ」

 即答するのね…。コレだからコイツは……。

「ハヤテ、目を閉じなさい!」

 私の言葉に従って、ハヤテは目を閉じた。

 それを確認した私は、ハヤテの方に歩み寄っていき、囁く。

「ハヤテ、……大好き!」

 そうして私は少し背伸びをしながらハヤテと唇を重ねた。

 恥ずかしかったけど、私の感覚が凍りついてしまう前に伝えたかった一言と、それに準じる最後の思い出を作る事が出来たわ。

 これで悔いはないかな?

 ハヤテは、最初一瞬だけ驚いたのか体が「ピクッ!」と動いたけど、すぐに力を抜き、受け入れてくれた。

 これが私のファーストキスだった。

 暫しの時間が経って、私はようやくハヤテから離れ、唇を離したわ。

 そしてハヤテが、

「舞乃。お前は俺のこと嫌いじゃ無かったのか?」

 と聞いてきた。

 だから、私は本心を伝える事にした。

「バカね。あんなの嘘に決まってるでしょ?本当はアンタに私を殺して欲しかったのよ。そのためのブラフ。だけど、出来なかったみたいだし、せめてこれくらいしておきたかったの!」

 私は言ってる内に顔が熱くなっていくのが分かった。

「だけど、舞乃。お前のいつも言ってる『あの人』は…」

「『あの人』も勿論好きだけど、それは尊敬の意味合いが強いわ。だけど、必死に私を助けようとしてくれるハヤテの方がもっと好きよ」

 自意識の喪失間際に言うのも遅い気がするけど…。

「だから、私の事は忘れて、アンタは私のことは忘れて…」

 その時、私の体は淡く白い光に包まれたわ。

 北一輝の洗脳アビリティが私の体と意識を乗っ取る為の最終段階に、とうとう入ったのかしら?と思って、時間も残っていないみたいだから、私はハヤテに最後の言葉を言う。

「ハヤテ、今までありがとう。大好きだった!」

 そして、光がとうとう強く発光した。

「サヨウナラ」

 その声はハヤテに届いたかどうか分からない。

 ハヤテの、

「舞乃!」

 と言う声が最後に聞こえたわ。

 私は泣きそうになったけど、心はスッキリと晴れ晴れした気持ちだったわ。

 より強くなって、眩しいくらいに光った白い光が、次の瞬間はじけた。

「舞乃…」

 目の前には私の名前を呟きながらハヤテが涙を流しているのを知覚出来たわ。

 意識もハッキリしている。

 コレが洗脳が終わった状態なのかし………。

 えっ?私の意識がある?

 試しに手足を動かしてみる。

 私の手足はさっきまでの方が自由に動かせなかったとハッキリと言えるレベルで動く。

 試しに声も出してみる。

「あの…ハヤテ?……」

 強く意識しなくてもバッチリ喋れる。

 ???

「舞乃?自意識があるのか?」

 ハヤテがそう言った。

 私にはこれ以上無いって言うくらい自意識を保っているわ。

 コレって、つまり…。

「えっと…。なんか、洗脳が解けたみたい……」

「…」

「……」

「…………」

「……………」

 そんな沈黙の後、私達は二人で声を揃えて叫んだ!

「「し、締まらねぇ~~~っ!」」

 洗脳アビリティが解けたのは嬉しいけど、なんとなくあんな思わせぶりな事を言った手前、全然締まらなかったわ。

 私はハヤテの方を見た。

 同じくハヤテも私の方を見て、

「ぷっ…」

 どちらともなく吹き出して、

「「アハハハッ!」」

 2人で笑い会ったわ。

 状況的にはそんな場合じゃ無いんだろうけど、今はとにかく洗脳が解けた喜びと、客観的に見た私達のさっきまでのやり取りの滑稽さから笑いたかった。

 北一輝の洗脳アビリティは、こんな風に途中で解けるのを見たことがない。

 それが解けたのよ。

 と言うことは…。

 私はハヤテと笑い合いながら思った。

(世の中、どんなに科学が魔法みたいな力を手に入れても、科学では説明できないこと、科学の力を越えるような事ってあるんだ。この世界は科学が全てなんじゃ無いんだ)

 そんな、以前は当たり前かもしれなかったけど、科学が万能過ぎて、今の時代に生きる人間がつい見落としがちな事を私はしみじみと思った。


 一週間ぶりです。

 お待たせしまして申し訳ありません。

 リアルが忙し過ぎです。

 体が2つ欲しいと仰られる先生方の気持ちが分かりました…。



~予告~

 この章が後1・2話続きますが、それが終わったら今度は2章『ケミカルチェンジ・before story』として、ハヤテがなぜ、(まぁネタバレになりますが、読者の皆様は全員お気づきでしょう…)NSTの創始者になれたのか、なぜこんなチートなのかを、高校の参考書バリの科学知識をキチンと詰め込んだ参考書型ノベルとして、異世界召喚モノを書こうと思っています。

 ご期待…にそぐえるように今以上に頑張ります。



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