発覚
「」を使っちゃいましたm(_ _)m
「あんた…学校行ってないんだって?」
母の言葉が一瞬理解できなかった。どうして知っているの? 何も言えずに黙ってしまった。 母は無言を肯定と思ったらしい。話を続けた。
母が言うには、昨日の7時半頃に担任から電話があったらしい。本当は昨日私に言うつもりだったようだが、その頃私は眠っていた。 反応がなかったので諦め、私が起床した時を狙って話を持ちかけてきた。
母の説教は 「今日は学校行きなさい。」 と言ってようやく終わった。母の話は遅刻ギリギリまで続いた。
学校に行くのは大体一週間振り。皆は既に登校しているらしく、前まで一緒に登校していた人たちは見当たらない。 悲しくもないが。
校内に入る。一部の人は私に気付いたが、無視が命じられているのだろう。すぐに目をそらした。
教室に入っても似た感じだった。ただ、山井が睨んでいた。無視した。
担任はさすがにスルーしてくれない。入ってくるなり質問攻め。これも無視した。 諦めてホームルームを始めたが、多分今日の休み時間は潰れたも同然だ。
休み時間、担任は母と似たような質問ばかりしてきた。それでも無視を徹底した。 怒鳴り出すかと思ったが、また諦めた。 これでは仮に言ったとしても何も起こらないだろう。 担任に対しても冷たい感情しか残らなかった。
家に帰るとまた母の質問攻め。「担任に連絡をとってもいいか」とまで言ってきた。本当は連絡する気なんてないだろうが、今無視したら本当に連絡をされそうだ。 一応頷いておいた。
また次の日も母が言うので学校に行った。説教がなかった分早くなったので、数十人とすれ違った。幸いにもクラスメートは見当たらなかった。