表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
正夢  作者: 紫尾
6/17

発覚

「」を使っちゃいましたm(_ _)m


「あんた…学校行ってないんだって?」


母の言葉が一瞬理解できなかった。どうして知っているの? 何も言えずに黙ってしまった。 母は無言を肯定と思ったらしい。話を続けた。

母が言うには、昨日の7時半頃に担任から電話があったらしい。本当は昨日私に言うつもりだったようだが、その頃私は眠っていた。 反応がなかったので諦め、私が起床した時を狙って話を持ちかけてきた。


母の説教は 「今日は学校行きなさい。」 と言ってようやく終わった。母の話は遅刻ギリギリまで続いた。


学校に行くのは大体一週間振り。皆は既に登校しているらしく、前まで一緒に登校していた人たちは見当たらない。 悲しくもないが。


校内に入る。一部の人は私に気付いたが、無視が命じられているのだろう。すぐに目をそらした。

教室に入っても似た感じだった。ただ、山井が睨んでいた。無視した。


担任はさすがにスルーしてくれない。入ってくるなり質問攻め。これも無視した。 諦めてホームルームを始めたが、多分今日の休み時間は潰れたも同然だ。


休み時間、担任は母と似たような質問ばかりしてきた。それでも無視を徹底した。 怒鳴り出すかと思ったが、また諦めた。 これでは仮に言ったとしても何も起こらないだろう。 担任に対しても冷たい感情しか残らなかった。


家に帰るとまた母の質問攻め。「担任に連絡をとってもいいか」とまで言ってきた。本当は連絡する気なんてないだろうが、今無視したら本当に連絡をされそうだ。 一応頷いておいた。


また次の日も母が言うので学校に行った。説教がなかった分早くなったので、数十人とすれ違った。幸いにもクラスメートは見当たらなかった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ