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正夢  作者: 紫尾
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再会

内容は、私が一人で泣いていた公園で今度は嬉しさと驚きの入り交じった顔で笑っているというもの。



2日前の夢の内容は良かったものの、当然気分が晴れるわけもなく、しかし親に心配を掛けないようにしなければならないということは、私を悩ませた。 迷ったあげく、学校に行くふりをして、どこかで暇を潰す事にした。


平日の昼時に店に立ち寄ったり、レストランで食事を済ませたりしたのはとても新鮮だった。 「皆は…数学をしている頃だろう。」などと考えてしまったりもした。


そしてやりたいことも大体終わった私は、何故かまた私が泣いた公園へと足を運んでいた。 今は3時前。適当に座っていると、……酷いタイミングで栗源先輩が公園に入ってきた… 咄嗟に目を伏せたが、きっとバレている。 案の定、先輩は私を見つけると、歩くのを止めて、何か考え事でもしているかのようにうつむいてしまった。


きっと先輩はきた道を引き返すだろう、と思っていたのだが、予想に反して先輩はまたこちらに向けて歩き出した。 そして何故か私の隣に座った。


しばらくの沈黙。 私は話す勇気も出ないし、先輩はきっと私を嫌っているのだろうから、当たり前だ。 そろそろ耐えられなくなってきたし、いつも学校から帰っていた時間にもなりかけていたので、帰ろう、と思った時、彼は突然喋り出した。

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