探索
前回の話の説明ですが、主人公は正夢という極めてイレギュラーなものをかなりのペースで見てきた為に、タイムスリップと結論付けても大して驚いていないのです
時間の経過が早いですがスルースキルに期待しますm(_ _)m
当たり前だが、 2007年の私が2011年の私に替わっている なんていう思考回路のイカれた人は(今は)いない。 他人と替わっている訳ではないので、バレる心配は要らないだろう。 医師が書いてくれた文字にによると、後数週間で退院出来るそうだ。
入院してようやく2週間が経った。 そろそろ暇になってくる。 すると医師がやって来た。 聴力が快復したので普通に会話できる。 「予想より早く治ったから、もう明日にでも退院できるよ」 とのこと。普通は嬉しい言葉だが、素直に喜べない。 またアレに戻るのか……
翌日、無事に退院した。 今は10月2日。 火曜日だが今週は学校を休める。 出来ればその間に元に戻りたいが…
家に帰ってきた。 随分懐かしい。 まずは部屋を色々物色してみることにした。手掛かりは無さそうだが、何もしないでいるよりはいいはずだ。
などと考えていると、日記を見つけた。 数年間からもう焼かれたか封印しているか定かでない。 せっかくなので読んでみた。
内容は今でも赤面必至物だった。 そのくせ全く何もなかった。 今すぐ破り捨てたくなる衝動を抑えつつ、もう大体は見て回ったので、外に出てみた。 平日だが、そんなものにかまってなどいれない。 あの公園に行ってみることにした。 昼間なので時間はある。 最近嫌なことの起きた場所に行ってみよう。
公園に着いた。 子連れの親が数組いるぐらいで、かなり侘しい。幸いにも、誰もこちらには目もくれず、話に没頭している。
…数時間かけたが、ヒントがないのが辛い。何も見つからなかった。家に帰るとしよう。 子連れの親もいなくなっていた。
そして約1週間が経った。健康面は万全だが、精神的に辛くなる。既に3年行った中学なのだから。 その事を親に言ったら間違いなくまた病院送りだ。学校は休めるだろうが、そのために後何日いるか分からない過去の評価を下げたくない。 表向きは元気に振る舞い登校した。