新学期が始まって
今回初めて小説を書いて見たのですが、とても小説と呼ぶには少ない文章ですね。
あまり頭が働かず、書けなかったのですが少しずつ慣らしていって書く量をどんどん増やしていきたいと思います。暫くは文字数が少ないですが、その分続きを早く投稿したいと思っています。
二年生に進級した俺は今、今まで生きてきた中で猛烈に悩んでいる。去年同じだったクラスの子に告白しようか悩んでいるのだ。え、なんで告白するのかって。それは授業中にぼーっとしてる時にふとその女の子の顔を見ると目があって笑ってくれたりとか、一緒に帰ろうとか誘ってくれたり、更にはバレンタインの日に手作りチョコまでくれたのだ。だから俺は、この女の子と付き合えるんじゃないかと思って告白しようとしているんだが...何々、俺が告白する子の名前を教えろってか。ったく分かったよ。
その子の名前は高槻香蓮、俺のいる進学校、栄西高校で女子バスケットボール部で副部長を務めていて、勉強では常に学年トップ10に入る頭がいい子なのだ。
そんな子に告白しようと思っているのだが、もしもこれが勘違いだった場合は高槻さんと気まずい関係になってしまい、疎遠になる可能性もあると思うととてもじゃないがチキンな俺は告白できない。何よりバレンタインデーに唯一もらえるチョコがもらえなくなるのは、俺的にかなり辛いものがある。
そんなことを考えていると声をかけられた。
「あ、倉宮君。今年も同じクラスだね。よろしくね。」
「ああ、今年もよろしくね、高槻さん」
無難な返事を知って一緒に教室まで行った。ていうか今気づいたが俺と高槻さん同じクラスなのか。これはますますフラれる訳にはいかなくなってしまった。アレ?ていうか同じクラスならもっと親密度を上げれるからむしろこれはチャンスなのではフラれて気まずくなる可能性がある段階で告白をするよりもここは、もう一年告白するのを我慢して親密度告白の成功率を確実に上げていくほうがいいのでは...
よし、そうと決まれば
「おーいっ奏斗今年も同じクラスだなッ。よろしくなッ」
「うおっ、耳元で叫ぶ奴があるかよこの野郎ッ」
今俺の鼓膜を破壊しようとした、こいつは小学校の時からの付き合いで、俺の親友の阪上大智、こいつはあまり頭がいいと言うタイプではないが、勉強熱心でしっかり努力しているおかげなのか、学年順位は50位以内を常にキープしている。そして努力しているのは勉強だけではなく部活動も頑張っているのだ、大智が所属する男子テニス部は、全国レベルのレベルの高さらしいのだが、そんな中で大智は団体戦のレギュラーに選ばれてるのだ。俺はテニスのことはあまり詳しくはないのだが、大智は新人戦で全国に行ける程のレベルらしい。
「いやだってさ、奏斗、俺が読んでも反応なかったじゃん。」
「だからって耳元で叫ぶなよ。ちょっと体ゆすればいいだけだろ。」
「それもそうだな。」
「ところで、奏斗は何考えてたんだ?」
そういえば俺は何を考えてたんだっけか。
「うーん、何を考えてたのか思い出せん。お前のせいだぞ大智。」
「酷すぎる。」
そう言って顔しかめる大智。
「冗談だよ。」
そう言いながら二人でHRが始まるまで駄弁っていた。
アレ...。高槻さんに告白するの結局どうしようとしたんだっけ。
まぁ取り敢えず今年はしなくてもいいだろう。来年だ来年。
新学期始まってからの授業も終わり、大智が部活に行くまで一緒に喋って待っていた俺は、大智が着替え終わった後、じゃあなと言って玄関に来たんだがそこにはいつも先に帰ってるはずの高槻さんがいた。いつも高槻さんは授業が終わったら、友達とすぐに帰るのに...不思議に思って俺は本人に聞いてみることにした。
「高槻さん、どうしたの。誰か待ってたりするの」
すると高槻さんは
「うん、君のことを待ってたんだよ。倉宮君。」
.....え、ナニコレ勘違いしてもいいやつなのこれ。
「実は一緒に行きたいとこが会って...」