交差と契約のダンスホール
40日目
フェデラとの約束は46日目なので時間はある。
とはいえ、魔力結晶について練習しておかなくては。
ダイニングルームで椅子に腰掛ける。
「ルティナ、黒結晶って持ってない?」
対面に座ってぼーっとしていたルティナに話しかける。
練習する以上、実物を使えれば一番だ。
「いえ。でもシラキさんなら壊せると思いますよ」
「そうか?…まあ普通の魔力結晶で練習するか」
できれば本物で練習しておきたかったが…まあ、ルティナが言うなら大丈夫か。
そう思った俺は、ルティナがみている前で手のひらに水晶を作り出す。
鶏の卵みたいな水晶に、自分の魔力を注入していく。
実は俺が魔力結晶について知ったのは最近のことで、作るのは初めてのことだった。
というのもこの魔力結晶、今は作っても入れておける魔力がない。
俺自身の日々の魔力の余剰を貯めておくのが一番だと思うのだが、俺の場合その余剰がない。
なぜなら毎日修行で魔力を使い切っているからだ。
「シラキさん、それ魔力結晶ではありますけど、シラキさんしか使えませんよ?」
「え?そうなの?」
「はい、それはシラキさんの能力にシラキさんの魔力ですから、ほとんどシラキさん専用アイテムです……というか、万人用よりも貴重だと思います」
ああ、ルティナさんが何とも言えない表情をしておられる。
でも自分専用の魔力タンクを自分で作れるというのは相当夢が広がる。
こういうのをひたすら貯めて行くのが俺の性分なのだ。
貯める魔力?言うな…。
そして一方では不安になってくる。
自分の魔力なら出し入れできるから全く心配していなかったが、ひょっとして前提から崩れた?
「ただの入れ物みたいなイメージで作るといいと思います。あと、別の誰かが使っているところをイメージするとか」
「あ、ああ」
ルティナが使っているところを思い浮かべつつ、二つめを作成。
少しだけ魔力を注入する。
「これ、私とシラキさんしか使えません」
「さいですか」
作ってはダメ、作ってはダメ、とできるまで何度も続ける。
十個ほど水晶の卵を作った辺りで、ようやくルティナが頷く。
「これなら大丈夫ですね。では、私が魔力を入れるので、分解してみて下さい」
「や、やっとか」
1個作るのも一瞬ではできないのでそれなりに時間がかかった。
ルティナが返してくれた水晶を持ち、分解する。
この水晶は、表面の辺りに魔力的な外殻があり、それが魔力の流出を阻止している。
この外殻を壊せば、魔力を保持できなくなり中身があふれ出す。
しかし、問題は結晶が体内にあること。
中身が漏れ出したら肉体に深刻な影響をもたらしかねない。
そもそも満杯に魔力が詰まった魔力結晶の外殻を壊したりした場合、まず間違いなく爆発する。
その爆発力は内包している魔力に比例し、魔力次第では大爆発もあり得る。
ああ、これでパイナップル爆弾が作れるな。
中身を出さずにに消滅させる方法は………ない。
少なくとも俺にはできない。
ならどうするか。
「中身を少しずつ移そうと思うんだけど、どう思う?」
「そうですね、やってみて下さい」
よし。
もう一つ魔力結晶を作り、俺の魔力で包み込んで道を作り、中身の魔力を少しずつ移動させる。
これも結局身体には毒だが、体内に残るよりはずっとマシなはず。
卵形の魔力結晶を手に持ちにらみつけながら、ルティナが込めた中級魔法一発分以上の魔力を移す。
ルティナに指導を受け、途中で休憩を挟みつつも、魔力結晶の中身の魔力を全て移すことに成功する。
かかった時間は休みを抜いて1時間30分。
すごく時間がかかった。
これは下手をうてば爆発する為、言ってしまえば爆発物解体作業だ。
身体に悪影響をもたらすだろうし、これ以上速くするのは難しい。
中身を移して空になった魔力結晶は、圧力をかけるように外殻を内に押しながら、少しずつ削っていく。
中身のない魔力結晶は、更にそれ自体を魔力に変換して溶かす。
魔力結晶は塵も残さずに消失した。
「はーっ」
「大丈夫そうですね」
結構疲れた。
なんと言っても集中して行う作業だ。
「普通の魔力結晶ならなんとか。時間もかかるしな」
「病気と同じで、少しずつ直していけばいいと思いますよ」
何とか練習を成功させた俺は、その後は俺専用の魔力結晶を改良することにした。
とはいえ特別何かしなくても俺専用の魔力結晶を作れるので、あまりやることは多くない。
せいぜい容量を増やしたり小さく作ったりと言った程度か。
魔力結晶が何とかなりそうなので、次の話題に移る。
「ルティナ、ダンジョンの話について」
「どうしました?」
「このダンジョンの1日辺りのマナの収入なんだが」
悲しい事実が。
「魔物が18、俺が2、ルティナが100。結果1日で120マナ」
ダンジョン内の全ての魔物と俺を会わせても収入が20マナしかないという事実。
悲しいなぁ。
そしてルティナは俺五十人分の収入をもたらしているという事実。
ルティナ様は本当にすばらしいお方。
「こんなんじゃ全然ダンジョンを発展できん…」
「うーん、まあ、確かにそうなんですけれど」
ルティナは難しい顔をする。
先日の山賊は約7000程のマナをもたらしてくれた。
とはいえ人間は魔物と違ってそんなに沢山来ない。
というか人間を殺すと最終的な地上戦力が減るんだよ!
有望な人間ほど殺さない方が良い。
やっぱりマナ収入は人間に頼らないのが正解だと思うんだ。
「人間に頼らない打開策はないかな」
「…そうですね、そろそろいいかもしれません」
「何かあるのか?」
「はい」
俺とルティナはソリフィスに乗り、森の奥に向かって空を飛んでいた。
俺はソリフィスに跨がり、首に手を回している。
ルティナはそんな俺の胴に手を回しつつも、空高くから眺める周りの景色を楽しんでいた。
俺は洞窟内でソリフィスに乗る練習はしていたので、ある程度慣れたと思っていたのだが、実際の所そうでも無かった。
外は高すぎる。
今飛んでいる場所は上空千メートルくらいか?
実際の所は知らないが、とにかく高い。
ソリフィスは散歩気分でもそれなりに速度が出るので、風もすごい。
ルティナが風魔法で自分たちにかかる風を軽減してくれているが、普通に怖い。
いや、怖い。
ソリフィスのふさふさやルティナの身体の柔らかさに必死で集中し、恐怖を和らげている有様。
お前恥ずかしくないの?
そんなこと感じてる余裕もないわ!!
そんなこんなで地上を行くのと比べものにならない速度で移動したものの、地に降り立ってからしばらくは地に座り込んで休憩した。
降りたたったのは森の中の一部開けた丘の上で、弁当でも食べたら気持ちよさそうだ。
丘の上で俺がダウンしている間に、ルティナが準備を始める。
これから行うのは、"闘争と契魔の儀式"。
ルティナとは違う神の子が作った儀式だそうだ。
魔力で描かれる魔方陣内に魔物を呼び寄せ、倒した魔物を従える儀式。
とはいえ誰でもできるというわけでもなく、できても魔物を従えられないこともあるらしい。
他にも色々条件はあるそうだが、俺が聞いても理解できない内容だ。
それにこの儀式で戦えるのは最初に決めた1人だけ。
敵は場合によっては次々寄ってくるし、かなり危ない儀式だ。
この儀式は使えるどころか、存在を知っているのすら地上で3人だけという超レア儀式。
ちなみに儀式と魔法がどう違うのかと言われると、かかる時間とか費用とか人数とかの差らしい。
が、根本的なところでどう違うかは神のみぞ知るところ。
ルティナは軽々と儀式を発動し、魔方陣が展開される。
魔方陣は事前にかき込むのではなく、儀式を発動すると最初に展開されるのだ。
魔方陣は三層に分かれ、それぞれ6本ずつ白い光の柱が立ち上る。
内側は半径5メートル、外側は半径20メートル程の円。
柱は高さ5メートル程だ。
これもきっと並の魔法使いじゃできないんだろうなぁ。
「シラキさん、準備できましたよー」
「はーい、じゃあ、始めるか」
この儀式で集まってくる魔物は、儀式をしている場所の近くにいる魔物だ。
もしも手に負えないような魔物が出てきた場合は、ソリフィスに助けてもらう。
もちろんそうなった場合は契約できないが、助けてもらえるだけマシというもの。
さあ、儀式の始まりだ。
この儀式はまず始めに周りの魔物に自分の存在を知らせる必要がある。
「深呼吸して、自分の内側に意識を向けて下さい。自らの魂を波紋のように伝えるイメージです」
というルティナの言葉に従い、目を閉じる。
意識を集中すると、多くの人々に一辺に触っているような感覚がする。
うわ、キツい。
何がキツいって、すごく変な気持ちがする。
まっずい薬を舌の上で延々味わうような感じだろうか。
そんな中、柳のように感覚が無いものが一つある。
これはソリフィスかルティナか、あるいは他の誰かか。
「シラキさん、来ますよ!」
ぱっと目を開ける。
まだ少し酔ったような感覚が残っているが、急いで気持ちと魔力を戦闘モードに移す。
木々の間から、点々と魔物がやってくる。
最初にやってきたのはゴブリン。
この儀式ではどれだけ無茶苦茶やっても呼ばれる側に死者はでない。
何故そうなるのかは、神の奇跡で片づければいいんじゃないですかね(投げやり)。
そういうわけで遠慮無く倒して回れる。
魔法の矢でゴブリンの頭を貫いたのだが、魔方陣の外でむくりと立ち上がる。
すげぇ。
苦もなくゴブリンを倒すと、次に現れたのはコボルト。
テンプレテンプレ。瞬殺して次に移る。
ちなみにやられた魔物は全て魔方陣の外側で座ってこっちを見てる。
彼らはみてるだけでもう一度襲いかかってきたりはしない。
ただの観客だ。
そんな感じでしばらくはまばらにやってきていたのだが、15体ほど倒した辺りで団体さんが来た。
レベル1のコボルト9体
レベル2のゴブリン19体
レベル3のホブゴブリン2体
コボルトがゴブリンの使いっ走りをやることはたまにある。
今回のもそう言うのかもしれない。
何にせよ囲まれるのはよろしくないな。
あまり危機感はないが。
儀式はまだ始まって20分ほどだ。
上級魔法で一掃することはできるが、魔力は温存した方が良い。
走ってくるゴブリンの群れを止めるため、ストーンスローを放つ。
これは威力は低いが牽制だけなら単体だろうと複数だろうと効果がある。
そして動きを止めたところを強化ウインドカッター。
この魔法、魔力をそれなりに上乗せすると鬼畜兵器と化す。
ここまで魔力を込めると、透明に近い風の刃も白っぽい濁りになって見える。
ただ見えたところでヒュンヒュン飛んでくる風の刃が躱せるわけではなく、今の一撃で全体にダメージ。
3割ほどが即死、6割ほどが重傷。
残った1割、軽傷で済んだ3体が向かってくるが、強化魔法の矢で1体ずつ丁寧に狙撃。
この魔法の矢も難易度低い・コスト低い・威力低いと三拍子そろった魔法だが、これも化ける。
増幅・圧縮・発射で頭を狙えば弱い魔物は一撃だ。
そんなこんなで30体の群れも一蹴。
またも散発的にやってくる魔物を散らす。
現れたのが全員レベル4以下で、出てきたレベル4もフォックスシャーマンが3体だけという。
そんなことを思っていたらまたも団体。
レベル1のイートアント100体弱。
多い、多いよ!
イートアントは何でも食べる蟻の魔物だ。
大きさは大型犬と同じくらい。要するにデカい。
そして多い。大きい割に遅いし攻撃力も低いので弱いのだが、数だけはすごい。
そんなのが100弱。
この頃には俺も連戦でテンション上がってきていたので、自分の口元がつり上がるのを自覚した。
あの数を一掃できるような魔法は使えても消費が大きい。
とにかく前進して戦闘にファイヤーウォールを展開。
平然と抜けてくる。
あるぇー?
何故虫が火を無視するのか、訴訟も辞さない。
仕方ない、次は右手に初級応用風魔法"ガスト"、左手に初級応用の炎魔法"フレイムスロー"をそれぞれ放つ。
"ガスト"は突風を起こす魔法で、ちょっとした竜巻も作れる。
それに火炎放射である"フレイムスロー"。
両の手を合わせて放たれたそれは炎の竜巻だ。
これならフレイムピラーと違い広範囲に拡散させることができる。
炎の奔流が巻き起こり、ファイヤーウォールを巻き込み辺りが真っ赤に染まる。
ほとばしる熱で光がゆがみ、溶鉱炉の様な現状にフッと気がつく。
あっ、山火事……。
気付いたところで時すでに遅く、終わった頃には焼けた蟻の死体だけが残っていた。
森は燃えてはいなかった。
炎が全て魔方陣の外殻で遮断されていたのだ。
ああ、良かった!大惨事になるかと思ったわ!
さて、気を取り直して。ここまで使った魔法は初級約40発、応用3発。
俺の魔力の8割ほどを消費している。
身体は加護のおかげか未だに体力が続いているが、魔力が無い。
そこで取り出したるは俺専用魔力結晶。
この魔力結晶は俺の魔力を保存しておけるわけだが、実は大して入っていない。
入っているのは今日練習のために作った十数個の魔力結晶を分解した分だ。
とりあえず上級魔法2発分の魔力が溜まっているので、8割ほど抜き取る。
ここで使い切らない辺り性格が出ると思うが、何かとリソースは取っておく性分なのだ。
要するに貧乏性。
これで魔力を何割か回復。
次に現れたのは、リザードマンの群れ。
えっ。
リザードマンはレベル4の魔物であり、それが7体ほどでやってきた。
ヤバいかも…?
少なくともランクCの冒険者が単体で勝てる相手じゃない。
とにかくまずは観察する。
見た目は身長1メートル90センチほどの二足歩行のトカゲだ。
装備はまちまちだが、鎧を着ているのが3、盾を持ってるのが2。
剣が5、戟が2で武器は全員所持している。
リザードマンは魔法を使わないが、白兵戦能力は高い。
とはいえ魔法防御力はそれほど高くないので相性は悪くない。
「ルティナ、これでラストにしてくれ!」
「了解!」
リザードマン達はまちまちに走ってくる。
幸いフォーメーションを組む気は無いらしい。
一発軽く魔法弾を撃ってみようとしてから思いとどまる。
どうせ盾で受けるだろうし、無駄な消費にしかならないと思ったからだ。
リザードマンは確か湿地に好んで住む魔物。
爬虫類みたいなものだし、ならば炎が効くかもしれない。
右手に炎、左手に風の魔法を準備し、接近する。
そして蟻を焼き尽くした攻撃を放つ。
「ブレイズサイクロンッ!」
もちろん今適当に名付けた。
ガストとフレイムスローの合体技だ。
風に乗った炎の奔流がリザードマンを飲み込む。
突風と炎の壁に阻まれ、脱出には時間がかかるだろう。
この炎の中では息もできまい。
突っ込んでくるか、横に抜けるか。
魔法の放射が終わると共に白い柱の陰に隠れ、魔法が効果を現した場所の境をにらみつける。
盾を構え、正面から突き抜けてきた一体に、間髪を入れずに魔法弾を撃ち込む。
不意を打たれたらしく盾で守ることもできず、直撃したリザードマンは再び炎の中へと吹き飛ばされる。
それと同時、右から三体、左から二体飛び出してくる。
左の方に魔法弾を撃ち込み、全力で後退。
魔法弾はしっかりと命中し、残りのリザードマンは四体。
鎧と盾は一体ずつだ。
遅くはないが、次の魔法を撃つ準備をする時間は稼げた。
ウインドカッターを収束して放つ。
襲いかかる大量の風の刃を盾持ちは盾で防ぎ、残りは剣と戟で風の刃を切っている。
かっこいい…もとい、すごいな!
とはいえそのような芸当は拡散していれば持ったかもしれないが、収束して撃ったため刃の数が多い。
すぐに受けきれなくなり、身体を切り刻まれる。
盾持ち以外の三体がここでリタイア。
ぼろぼろになった盾を持っている最後の1体に指を向ける。
少しの間静寂に包まれ、お互いに見つめ合う。
動いた。
リザードマンが、盾を構えたまま突進してくる。
俺は迫るリザードマンに向け、さらなる魔力を込めた魔法弾を放った。
直撃。
大きな音と共にリザードマンは魔法弾に押され、足の踏ん張りも効かずかなりの勢いで吹き飛ばされる。
そのまま光の柱に激突し、倒れ伏した。
間髪を入れずに魔法の矢で追撃。
頭を破壊した。
油断なく構えたまま、周りを見わたす。
今まで倒してきたモンスター達は、全て魔方陣の外でじっとしていた。
リザードマン七体もそこにいる。
「ルティナ、終わりにできるか?」
「終わりにしまーす!」
ルティナの陽気な声の後、光の柱が高いところから無くなっていく。
すると外周に座っていた魔物達が、次々と消えていく。
ダンジョンに送られたのだ。
ふぅ。
やっと終わったか。
しかしすごい儀式だな、これ。
上半身と下半身が泣き別れしたり、丸焦げになった魔物がみんな無傷で座っていた。
どういう理屈なのか知らないが、起こっているのは死んだ魔物が生き返っているようにしか見えない。
さすが神の子が作った儀式。
俺じゃできないだろうから、できそうにないから絶対できないに格上げされたぞ。
「シラキさん、今回全部魔法で倒しましたよね?」
「ん、言われてみれば、一度も剣使わなかったな」
「次からは剣や弓も使いましょう。魔力の節約になります」
「ですよね。つい、楽な方いっちゃって。……というか、ちょっと怖いんだよな」
俺の近接戦が弱い理由。
怖いというのも多少は関係しているだろう。
大体、剣の届く距離で打ち合い、相手に勝つというのが難しい。
「確かにシラキさんは近接戦、動きが悪いです。でも幸いここなら相手も選べますし、少しずつ慣れていきましょう」
「ん…了解」
そうだな、これまではずっとルティナが相手だった。
いろいろな相手と戦えば良くなるかもしれない。
帰りもソリフィスに乗って帰る。
少々疲れたので、ソリフィスの背に乗った体重を預け、軽く寝ていた。
こいつ行きはあんなに怖がってたのに帰りはこれだよ。
いや、眠さで怖さを紛らわせようとしていたところあるから。
ダンジョンまで帰り着いたら、中枢に移動して戦果を確認。
レベル1:コボルト6体、ハウンドウルフ6体、イートアント87体
レベル2:ゴブリン26体、食人花8体、ニードルビー8体
レベル3:ホブゴブリン2体、ゴブリンシャーマン1体、グリズリー3体
レベル4:リザードマン7体、フォックスシャーマン3体
全部で157体。
とりあえずイートアントの数がすごい。
こいつは弱い・多いの代表だとは聞いていたが、これほどとはね。
どうせならクイーンアントも召喚しておくか。
食人花は全長2メートル程の食虫植物じみた魔物。
この中ではリザードマンが有望だな、というか最高レベルだが。
そして増えた魔物によって増えるマナ収入は一日辺り3。
少ない、といば少ないが、今までの120を考えると何とも。
魔物だけなら18が21になって戦力的には増えてるのが分かる。
…まあいい。
どうせ一階は広すぎて普通に歩いてもなかなか魔物と出会えないような状況だ。
あの儀式は実戦訓練にもなるし、積極的に行っていこう。
40日目終了
シラキ・ヒュノージェ(愛原白木)
総合B-攻撃C- 防御C- 魔力量B 魔法攻撃B- 魔法防御C+ すばやさC+ スタミナC スキルC+
スキル
ユニークスキル「結晶支配」
ユニークスキル「 」
ダンジョン
保有マナ
31,935
ダンジョンの全魔物
ボス:ソリフィス(ヒポグリフ)
迷宮植物:
ヒカリゴケ4400、ヒカリダケ550、魔草440
グループ(能力順):
グリフォン4
シルバーウルフ1、ウルフソーサラー5、ハウンドウルフ20
フォックスシャーマン10、ハウンドフォックス10
リザードマン7
ホブゴブリン2、ゴブリンシャーマン1、ゴブリン26
クイーンビー1、ニードルビー18
イートアント87
ゴブリン30
フォックスシャーマン3
グリズリー3
食人花8
ハウンドウルフ6
コボルト6
野良、その他:
ゴブリン29、ホブゴブリン3、コボルト18、コボルトロード1、ハウンドウルフ28、食人花11、インプ5、グリズリー1
一階層
洞窟・迷宮
二階層
更地
三階層
更地
四階層
更地
五階層
コア、個室2、ダイニングキッチン、大浴場、保存庫