第一話「泥棒」
僕は小説を書いたことは無いです。
だから意味が分かりにくい、かもしれません。
でも、僕なんかより苦しんでいる、子供は居るんです。
せめて少しでも子供の気持ちを分かってあげてください。
家族だから話さないで分かる、なんてことはありえないんです。
超能力じゃ無いんだから。
上を見上げると四つの角がある、一番見慣れた景色、それがこの四つの角……僕の部屋だ
もう長いこと家族や親戚以外と会話をしていない。
まぁあんまり外に出ないから、当たり前なんだけど。
急に話を変えるが、僕は今、ある病気を抱えている。
パニック症候群…まぁ僕の症状はまだ軽い方だが、他には不眠症、などだ。
今から始まる物語は僕が、こうなるまでの話だ。
………………………
オギャ〜オギャ〜
純白の壁に囲まれ、僕は生まれた。
話は一気に飛ぶが、幼稚園の頃かな、とある夜に、父親がリビングで、何かを探っているのを見た。
次の日の朝、姉が母に財布のお金が無くなってると言っていた。
母は父にお金が無くなった事を話すと、父は僕を睨み付けて
「ちょっと洋祐!こっちで正座しなさい」
まだ小さい僕は意味も分からずに父の前に正座した。
すると父は僕にビンタした。
お金を盗んだのは僕だと言うのだ
僕はその時に、盗んでないのに、ビンタされるなら、盗んでビンタされた方がいいと思った。
それから盗み癖がついてしまった。
思った通り、盗んでも、あの時と怒られかたは同じだった。
父は僕を泥棒と言ったが、盗み癖が付いたのは、貴方の嘘のせいですよ。
盗み癖は17の今ものこっている。