アメリカ独立戦争
新大陸アメリカはイギリスの植民地でございました。
アメリカ大陸の方々が独立を求められたのでございます。
そして、アメリカ独立戦争が始まりました。
当初、フランスは戦争の行方を眺めておりました。
アメリカのサラトガでの戦いでアメリカ大陸軍が勝利したことを知ったフランス王国は、アメリカ合衆国と同盟条約を締結したのでございます。
そして、ブルボン家盟約を更新し、参戦したのでございます。
「陛下、戦争はしたくないと仰せでございましたのに……。」
「マリー、私も戦争をしたくないのだ。」
「では…!」
「アメリカが戦っているのはイギリスなのだよ。
イギリスとの戦争も経験したのがフランスであった。
イギリスに不正な裁判で火刑に処されたのがジャンヌ・ダルクである。
そういう国を相手にしているのだ。」
「陛下、それは随分昔のことではございませんか!」
「その通り。
……それが最重要ではない。
イギリスの植民地を減らすためなのだ。
植民地でなくなったアメリカと貿易を行う。
それが重要なのだ。
貿易でフランスの製品をアメリカに売ることが出来れば……
財政を助けることが出来る。」
「死ぬ兵が出て参ります。」
「分かっている。分かっておるのだ。」
「戦争をすれば国庫の費用を使います。」
「その通りだ。」
「お判りなのに……何故なのですか?」
「私一人で決めことではない。
合議の上。」
「合議……。」
「満場一致だった…。
戦争なので私だけでは決められない。
私は私に課した戦争を回避する手立てが合議……。
国王が一人で決めるようなことがあってはならないから……。」
「陛下……もう決まったことなのですね。」
「すまない。」
「いいえ。陛下……私こそ陛下の想いを無下にする言葉でございました。
お許しくださいませ。」
「マリー……許せなどと言わないで……。
傍に居てくれてありがとう。」
「陛下……。」
そのアメリカ独立戦争にフランス王国が参戦すると決まってからのことでございました。
スウェーデン貴族ハンス・アクセル・フォン・フェルセン伯爵が、フランス軍王立バヴィエール連隊に入隊なさったのでございます。
そして、ロシャンボー伯爵の副官としてアメリカ独立戦争に赴かれることになったのでございます。
当時のイギリスの名称はグレートブリテン王国ですが、分かりやすいイギリスにしました。




