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序章

衝動的に書き出しました。

後悔はしていない。たぶん。

まことに小さな国が、偉大な発明をしようとしている。

小さなといえば、大統一直後の秋津島ほど小さな国はなかったであろう。


産業といえば農業しかなく人材といえば三百年の間読書階級であった士大夫しかなかった。

大統一によって秋津島人ははじめて近代的な「国家」というものをもった。誰もが「国民」になった。

不慣れながら「国民」になった秋津島人たちは秋津島史上の最初の体験者として、その新鮮さに興奮した。

この痛々しいばかりの興奮がわからなければこの段階の歴史はわからない。


社会のどういう階層のどういう家の子でも、ある一定の資格を取るために必要な記憶力と根気さえあれば、博士にも大臣にも将軍にも教師にもなりえた。

この時代の明るさは、こういう楽天主義から来ている。


今から思えば実に滑稽なことに、農耕と絹の他に主要産業のないこの国家の連中が列強諸国と同じ統社会制度を持とうとした。軍隊も同様である。

財政が成り立つはずは無い。

が、ともかくも近代国家を創り上げようというのは、もともと大統一の目的であったし、

大統一後の新国民達の「少年のような希望」であった。


この物語は、その小さな国が列強における最も古い大国の一つ彼得国と対決し、どのように振る舞ったかという物語である。

主人公は、あるいはこの時代の小さな秋津島ということになるかもしれない。

ともかくも、我々は3人の人物の跡を追わねばならない。


書き出したらすぐにタイトル詐欺に・・・

苦情は謹んでお聞きします

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