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狂気の使徒  作者: ひょうすい
序章 狂気の使徒
16/24

16人目 入学初日 その4



 タワー。表社会に君臨する16人の最強集団であり、序列が形成されている。1席が最も強く、16席が最も弱い。メンバーは各国から1人が選出されているため、タワーのメンバーはそれぞれ違う国の者である。また、各国の要人などがいるため、集まるのは全国連邦会議の時と緊急事態のみである。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 午後8時、ゴーンはまだ学校にいた。どうやら、新入生に関する資料の綿密な確認をしているようで、仕事に対しては実直な姿勢を見せているのだと非常に良くわかる一コマである。外を見れば暗い中庭が広がっており、ゴーンは何食わぬ顔をしてまた資料を確認し始める。

 学園に誰もいないことがわかった私は、神術を使って堂々と学園に転移する。職員室は1階正面玄関から真っ直ぐ進むと、途中に左側を見ると渡り廊下が見える。その渡り廊下を真っ直ぐ渡った突き当たりに職員室があるのだが、私はその渡り廊下のかなり職員室に寄ったところに転移した。



 (にしてもこの場所、なんか見た事あると思ったら資料室の近くじゃん)



 職員室の近くには資料室があり、転移したのは本当にここら辺。まさか渡り廊下だとは思わなかったけど、どこに何があるかがわかるのは結構大きい。なんの気兼ねもなく職員室に向かってズカズカ進み、ドアを思いっきり開ける。



 「どーも。ちょっと面貸してくんない?」


 「……何の用だ?」



 ゴーンは資料に目を通しながら私の存在に気づいくと、「面を貸す」の意味がよくわからなかったのか、とりあえず用事を聞くことにした。



 「あんたに宣戦布告をしようと思って」


 「俺を相手にか?」


 「そう。あんたの実力をしっかり目に焼き付けておきたいから」



 すると、ゴーンは資料を片手に渋々立ち上がる。溜息をつきながら私の立つ入口に向かってゆっくりと歩く。足音こそあまり鳴らないが、こっちに向かって歩いてくる時の威圧は見た目からもわかる通り、めちゃくちゃ強い。覇気ってやつかな?



 「……わかった。闘技場まで来い」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 ゴーンの後を着いていくと、この学園特有の超巨大円形型闘技場「コロシアム」の中にいた。教室で威圧を放っていた時のゴーンとは違い、戦う時に見せる独特の威圧を放っている。あの時はただ怖がらせるための威圧だったが、今放っているのは相手を吹き飛ばすような威圧。強風が飛んできているような感覚に近い。



 「ルールとかある?」


 「ない。全力でかかってこい」



 多分、ゴーンは本気を出すまでもなく私を潰せると思っているのだろう。だから最初は本気を出さない。じゃあ、私もゴーンが出してる実力と同じくらいの実力を出す。魔法は使わずに、神術も使わずに、ただただ自身の身体能力だけで、この1mくらい身長が離れている巨体のレベルの限界を引き出す。……ある程度を超えたら斧出しよるでしょ。



 「……じゃ、いきますか」



 10m程離れている距離を、(抑えてる状態での)全力疾走で一気に詰める。すると、ゴーンは走る速度にびっくりしたのか一気に戦闘態勢に入って防御姿勢へと移行する。

 地面を蹴って跳び、遠心力を駆使して回転しながらゴーンの顔面を直接足蹴りで狙う。だが流石はタワーの第5席、当たり前のように体を後ろに反らして避ける。私は回転を調節し地面に着地するが、ゴーンは私が着地した時を狙って足先で左脇腹を狙って蹴る。



 (この程度か)



 ゴーンは私を舐めているだろう。このまま行けば私は確実に攻撃を喰らう。けど、私はできるだけ攻撃を喰らいたくはない。だからこの攻撃は何としても避けないといけない。普通ならこの攻撃を避けるのはほぼ不可能であり、魔法を使ってどうにかなるかなといったところ。普通なら、ね。

 私の左脇腹につま先が当たりそうになった時、その体制のまま右に回転する。ゴーンの足裏に足が当たったが、当たった瞬間に押し上げて体制を崩す。巨体の全体重を左足にかけているため、そこさえ潰せばゴーンに有効な一撃を与えることができる。回転している最中に地面に手を付き、回転の勢いをつけたまま地面を押して足で着地する。



 (手加減しているとはいえ、このくらいなのね)



 私はゴーンが体制を崩している間に懐まで走っていくと、膝裏に向けて強烈なカーフキックを放った。そのまま回転する勢いで蹴ったため、ゴーンは完全に足をすくわれて倒れてしまう。そのまま左手の裏拳でゴーンの左脇腹を思いっきり殴り、吹き飛ばす。結界系魔法で形成された壁に叩きつけられたゴーンは、膝をついて只者ではないと抑えていた魔力を解放する。



 (今まで戦ってきた者とは何かが違う……。力出さないとまずいか……?)



 『身体強化・強』



 『身体強化・強』は基本魔法の1つであり、文字通り身体の能力を強化する魔法である。

 ゴーンは多い魔力の1割程を使って身体をめちゃくちゃ強化する。さっきの15倍くらいの強化量でありう。さすがにそんな強化されちゃ私も素の力だけでは限界がある。私も使いますか……。



 『身体強化・強』



 私は3倍くらい強化する。まあ、元の数が大きかったら小さい倍数でも数は大きくなるからね。



 「まさか、手加減したとはいえここまでここまでやるとは思っていなかった。ここからは本気を出す」



 ゴーンは魔力を身体中に込めて『身体強化・強』の倍率を更に上げる。そして、右手を上に伸ばして魔力を込めると、どこからか斧が飛んできた。斧はゴーンの右手にしっかりと降りてきて、しっかりと掴む。いつものスタイルに入ったであろうゴーンは、さっきとは比べ物にならない程の威圧を私に向けて放つ。じゃあ私も、それ相応の対応をしなければならない。



 「タワーの力を甘く見るな」


 「じゃ、そんなあんたに格の違いっていうのを教えてあげる」


 「……は?」



 『神術「ドラゴン程度は(オーディン)怖くない(スタイル)」解放』



 オーディンから貰った神術『ドラゴン程度は(オーディン)怖くない(スタイル)』を解放して、『身体強化・強』とは比べ物にならないレベルの身体強化を行う。そこから更に『身体強化・強』をバカみたいな倍率まで上げる。

 ゴーンは魔力そのものを今、目の前で感じている。目の前にいる生徒は魔力の奔流を使って宙に浮かんでおり、1歩間違えれば全てが滅ぶのではと危惧する。それほど強大な力を目の前にして、ただ立ち尽くすしかできなかった。



 「常に弱肉強食。それはわかってると思うけど、その弱肉強食は最上種によって管理されているということを、知っておいた方がいい」


 (まさか……!!)



 すると、ゴーンは何かに気づいたのか身体強化を解除して別の魔法にすぐさま切り替えた。



 『防御壁六重層(シールド・セクタプル)



 『防御壁』は基本魔法の1つであり、頑丈な壁を魔力で構成する魔法である。

 『防御壁』を6つ重ねて展開したゴーンは、私が何か大きな技を放とうとしているとしていると思ったらしい。そこまで対策されるのなら、それを正面からぶっ壊すだけである。



 『包まれゆく世界に(リリーシング)()我希望の光放つ。(エンパイア)



 『包まれゆく世界に(リリーシング)()我希望の光放つ。(エンパイア)』は光属性攻撃系激極火力(レベル6)魔法である。狙った方向、又は広範囲に不可視光線を放つ魔法であり、範囲は魔力を込めた量の3次関数(y=x^3、x=魔力量、y=範囲)となる。

 不可視光線を放った瞬間、不可視光線が防御壁を押して、ゴーンを防御壁と結界の壁に挟まった状態に追いやった。勢いで激極火力(レベル6)魔法打っちゃったから、何かしらの感知器とかに感知されてなかったらいいんだけど……。めんどくさいかなぁ……? ま、ゴーンの方向にだけ絞ったから問題ないでしょ。



 (激極火力(レベル6)!? 押し潰される……っ!!)



 ゴーンの作る防御壁が不可視光線でどんどん壊れていく。作った防御壁が無色透明なことで、どんどん顔に汗が溜まっていき、身体中の血管が浮き出ていく様子がはっきりとわかる。声を出して瞬間的に力を引き出したが、それでもその状況は変わらない。

 全ての防御壁が壊れた瞬間、私は不可視光線を消した。消すと魔力の奔流も消えて、地に足をつけることができた。ゴーンは満身創痍のようだが、残念ながら戦いはこれからである。



 (何が起こって……)


 「さて、どこからでもかかってきていいよ」



 人差し指で「来い」と言わんばかりの仕草をすると、ゴーンはそれに応えるように斧を再び構え、私に向かって突進する。猛牛とは比較にすらならないほどの速度で近づいてくるが、ゴーンのレベルで私も戦わないと楽しくない。『ドラゴン程度は(オーディン)怖くない(スタイル)』を解除し、『身体強化・強』だけの状態にして構える。獲物がないくらいは、多少のハンデになるでしょ。

 ゴーンは斧を右手に持つと、そのまま片手で豪快に私の首に向けて振る。単調だがその威力は凄まじく、空間を軽く切り裂く程度ではある。そんな攻撃を喰らってはタダでは済まない。しゃがんで斧を避けると、ゴーンの足元はガラ空き。



 (タワー第5席の実力、どんなものなのかちゃんと確認しましょうかね)



 懐に移動しようとしたその時、ゴーンは斧を振った勢いを殺さずに、逆にその勢いのまま空中を何捻りしたかわからないほど回転する。回転した勢いを斧にもかけることでとてつもない量の遠心力を持たせる。



 『包む水は今(レグレファクト)()命の清流となる。(ロストヴィーテ)



 『包む水は今(レグレファクト)()命の清流となる。(ロストヴィーテ)』は水属性発生系共通火力(レベル0)魔法であり、込めた魔力量によって弾速、威力、大きさを自由自在に決めることができる。魔力で水弾を作っているようなものである。また、水を生成する魔法であるため、生活用の水に使われたりする例も少なくない。

 ゴーンは『包む水は今(レグレファクト)()命の清流となる。(ロストヴィーテ)』を使って斧に付与する。その斧は水属性の魔力を纏ったことにより更に魔力が込められる。その状態で思いっきり振りかぶり、私の脳天をかち割るのかと疑いたくなるほどの鬼の形相で両手で斧を振り下ろす。ゴーンも本気なのだろう。



 (殺す気でやらないと、こいつには攻撃が通らない!!)



 顔から溢れ出る殺意を、攻撃に一切の慈悲のなさを見上げた瞬間にわかった。だから私は、そんなゴーンの殺意を戦慄に変える方法を試すことにした。

 私の頭にもうそろそろ当たるといった瞬間、『身体強化・強』を施しただけの右腕を間に挟んだ。それでもゴーンは、斧を振り下ろす速度を変える気はない。恐らく、私の腕ごと頭を粉砕するのだろう。



 「うそ、だろ……」



 ただの細い腕に、今出せる全力を出した攻撃が弾き飛ばされた。その事実がゴーンの瞳に強く焼き付いた。それがゴーンにとってどれだけの屈辱であることはわからないが、全力が全く通じないという絶望感はわかる。太平洋戦争末期は日本軍で戦っていた私にとって、それほどの絶望を感じて戦慄したことはない。その戦慄が一体何を意味するのかも知ってるし、絶望が心にどのような影響を与えるのかも知っている。その上で、私は告げる。



 「こんなものなの? タワー第5席の実力って」


 「だ、黙れ……」



 ゴーンは今まで戦ってきたこと全てが否定されたような気がしたのか、タワー第5席の実力が舐められて、そしてそれが実力で完全に叩き潰されたことでただただ言い返すこともできなかった。



 「手加減した方が良かったかも」



 敢えてゴーンの発言を無視して、続けて口に出すことで、更に限界の力を引き出せるのではないかと思った。煽られてそれに乗った奴は、単調だが力は何倍も上昇する。個人的にはそう思う。



 「ま、回復すればいくらでも戦えるからさ」



 瞬きをする間もなくゴーンの目の前に跳んだ私は、顔を跳んだ勢いを使って殴り飛ばす。ゴーンは結界の壁に吹き飛ばされるが、地面に膝をついて、次に前を見た時には目の前に私がいる。恐怖感すらも覚えただろう。だから私はゴーンに、あることを聞く。ただ、それより前に聞くべきことがある。



 「この試合、私の勝ちでいい?」


 「ああ。完膚なきまでに叩きのめされたからな」



 なんと、ゴーンはあっさり負けを認めた。何かしら理由をつけると思ったが、流石タワー第5席。こんなに潔く負けるとは思いもしなかったが、1つプロセスが省略されたと思えばいいか。とりあえず、さっき聞きたかった「聞くべきこと」、聞くか。



 「ひとつ聞きたいことがあるんだけど、いい?」


 「ああ」


 「あんたに戦い方を教えた奴は誰?」



 弱かったとはいえ仮にもタワー第5席。この魔界において、限りなく強い存在であるということは間違いない。じゃあ、そんなやつを鍛えたのはいったい誰なのか。戦う前から実は気になっていたことでもあるのよね。

 私が質問すると、ゴーンは何故か少し渋る。そんなに話しづらい内容かとは思ったが、話しづらい内容なんでしょう。ここまで来れば完全に趣味の話だから、話してくれなくても正直問題はない。



 「……ゼルエル様だ」


 「ゼルエル……、ねぇ……」



 ゴーンの口から出てきたのはゼルエル。過去に、私はゼルエルに練習台と称して稽古をつけていたことがある。魔力を上手く制御するまでの対戦相手だったため、桁違いの攻撃を喰らいまくっていた天使だ。恐らく、天使防御力ランキングなるものがあればダントツで1位をかっさらうだろう。そして、全天使の中でも3本の指に入る程の実力の持ち主である。そいつの弟子となればまあ、そりゃ弱いわ。

 ゴーンはゼルエルについて思い出している私を見て、何かおかしいことがあるのか疑問に思っている。それは顔に出ており、眉間に皺を寄せながら立ち上がる。



 「ゼルエルって天使のゼルエルで合ってるよね?」


 「ああ。熾天使(セラフィム)のだ」


 「そのゼルエル、私知ってるよ」



 ゴーンは私がゼルエルのことを知っていると言うと、目が飛び出そうなくらい目を開いて私を見る。天使はこの魔界において会うこと自体が奇跡とされているらしく、会っても名前を聞くほど親交を深めれることは非常に少ないらしい。



 (俺を完全に圧倒する並外れた身体能力に、自然に浮遊することができる程の魔力量、そして単独で激極火力(レベル6)を使用できるほどの魔法の扱いに長けている……)


 「……お前はいったい、なんなんだ?」



 タワー第5席さんはこんなに圧倒されることはなかったんだろう。どれだけ強くなろうとも、上には上がいるということを、今知ったのであろう。今の自分は弱すぎると。そして、それほどの領域に達した私は何者なんだと、聞いてくる。ここまでやっては正体を隠せはしない。まずまず、担任に隠すのは無理があるだろう。……でもなぁ、どこまで話せばいいんだろ。



 「終告者って知ってる? ノーツで暴れ回ってる奴」


 「ああ。アグロスの無法地帯で治安維持活動のようなことをしている奴だろう?」


 「そう、それ。それ私なのよ」


 「なるほどな……」



 私の強さに納得してもらったところだが、まだ話すことはある。この程度の情報で満足してもらってはいかん。



 「そしてね、『狂気の使徒』なのよ」



 使徒を冠する称号は、この生命界において「神が遣わした最終兵器」という意味を成すものであり、魔界全体が危機に陥った時に使徒を冠する者が現れる。と言われているらしい。あながち間違ってはいないが、なんか言われてる側は人外認定をされている気分がする。

 ゴーンは『狂気の使徒』という言葉を聞いた瞬間、全てを納得したように目を閉じて斧を地面に突き刺す。



 「なるほど。……どうりで歯が立たないわけだ」


 「これは絶対に口外しないこと。んで、この学園に入ったのも神からの依頼。何をしようが私に楯突かないこと。これだけ守ってもらえば、他の生徒と同じように接してもらって構わない。これだけは守って」


 「わかっ……、た……」



 私は虚無の世界への扉(ヴォイドフィールド)を使って家に帰る。それを見て一安心したゴーンは、その場に仰向けで寝転んだ。



 「誰が勝てんだよ……」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 家に帰ると、そこには普段はいないゼルエルがいた。



 「なんでいんの?」


 「なんとなく? ゼフュロス様が『リーレが多分お前のこと呼ぶぞ』って言ったから、ここで待ってたんです」



 まあ、あの状況では呼べなかったけど、ゴーンには師匠に会わせたかったよね。



 「そういやさ、ゴーン・ムナメスって知ってる?」


 「まあ……。タワーの第5席ですよね?」


 「あんたさ、そいつに戦い方諸々教えてたらしいじゃん」


 「え? マジですか?」


 「マジマジ」


 「覚えてないですね。タワーの第5席に稽古してたなんて、名前出せば生命界で暇することなく生きていけますよ」



 そんなことだろうと思ったよ。呼ばなくてよかった。



 「多分、あんた呼んだらゴーンの精神ぶっ壊れてたんじゃない?」


 「忘れてたことのショックで?」


 「そう」


 「私の教え子はそんなにメンタル弱くないですよ」


 「覚えてなかった癖に」


 「そこ突かないで。めちゃくちゃ痛いから」



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